Solaris オペレーティングシステムのプロビジョニング処理のシーケンスがわからない。
対処方法:Solaris のシーケンスは次のようになります。
ターゲットホスト用に JET サーバーまたは Solaris ブートおよびインストールサーバーが用意されます。
OS プロビジョニングサーバー上の DHCP が、ターゲットホストに対して設定されます。
ターゲットホストが再起動され、DHCP を使用してネットワーク経由でブートします。
ターゲットホストは DHCP 検出パケットをブロードキャストします。
OS プロビジョニングサーバー上の DHCP サーバーが DHCP オファーを送信します。
ターゲットホストは DHCP 要求パケットをブロードキャストします。
OS プロビジョニングサーバー上の DHCP サーバー が DHCP ACK を送信します。
ターゲットは TFTP プロトコルを使用して、JET サーバーからブートカーネルを取得します。
ターゲットは、NFS 経由で JET サーバーからファイルを取得することで、OS をインストールします。
Solaris イメージをインポートしている間にプランがタイムアウトする。
対処方法:マスターサーバーでプランのデフォルトのタイムアウトを設定します。次の手順を実行します。
次の構成ファイルを編集します。
/opt/SUNWn1sps/N1_Service_Provisioning_System_5.2/server/config/config.properties |
次のプロパティーを設定します。
pe.nonPlanExecNativeTimeout=12000 pe.defaultPlanTimeout=12000
マスターサーバーを再起動します。
# cr_server stop # cr_server start |
Solaris イメージをインポートしている間にプランが失敗する。
対処方法:この問題を分析するには、次の手順に従います。
プランの stdout および stderr メッセージをチェックします。
メディアを保持するのに十分なディスク容量があることを確認します。
変数の値をチェックします。すべてのパスが正しく完全であることを確認します。
x86 システムでの Solaris 10 1/06 OS のプロビジョニングで、インストールに失敗する。
対処方法:ブートおよびインストールサーバーに /tftpboot/I86PC.Solaris_10–1 フォルダが存在することを確認します。このフォルダが存在しない場合は、フォルダを作成し、ターゲットホストへのプロビジョニングをやり直します。
問題:ヘッドレスターゲットホストへの Solaris OS のプロビジョニングで、インストールが対話形式になり、kdmconfig ユーティリティーが起動される。
対処方法:プロビジョニングプランから SUNWxwssu および SUNWxwscf パッケージを削除します。Solaris OS プロビジョニングプロファイル内の profile_del_packages_base_config 変数の値を SUNWxwssu SUNWxwscf に設定します。