STARTCOMMON キーワードと ENDCOMMON キーワードの間にあるすべてのキーワード/値ペアは、印刷ページの一般的なプロパティを定義するためのものです。以下の説明では、キーワードの有効な値を「/」で区切ります。
「0」は印刷をポートレートモードで行うことを、「1」は印刷をランドスケープモードで行うことをそれぞれ示します。
論理ページ当たりの行数
行あたりの文字数 (単一カラム文字)
物理ページ当たりの論理ページ数
ヘディングのフォントポイントサイズ (デシポイント単位)
本体のフォントポイントサイズ (デシポイント単位)
現在の .xpr ファイルが作成されているインチ当たりドット数スケール
この y 座標では、ページまたは論理ページにおけるテキスト印刷の境界 (カラム) を設定します。この境界は、テキスト印刷が正しい領域内で行なわれているかどうかを確認するための追加のチェックとして使用されます。この境界は Complex Text Layout や EUC の印刷に必要です。対応するフォントから得られる文字の高さ情報が正しいとは限らないからです。
物理ページの最初の論理ページで実際のテキスト印刷が行なわれるデシポイント x/y ポイント
1 は、ヘディングのページ番号の前に「Page」文字列を付加する必要があることを示します。
0 は、ページ番号だけを表示することを示します。
「font string 1」から「font string n」は X Logical Font Description です。キーワード EXTRAHDNGFONT と、コンマで区切ったフォント名リストを分離するトークンは " です。スペースやタブではありません。これらのフォントは、ヘディングの印刷時に、組み込まれているフォントよりも優先して使用されます。通常、EXTRABODYFONT は、 /usr/openwin/server/etc/XpConfig/C/print/models/<model name>/fonts ディレクトリに設定されているプリンタ常駐フォントを割り当てるために使用されます。
fonts.dir ファイルには、プリンタ常駐フォントの XLFD が含まれています。
通常、フォントは .xpr ファイルに次のように指定されています。
"-monotype-Gill Sans-Regular-r-normal- -*-%d-*-*-p-0-iso8859-2"
「%d」(存在する場合) は、 mp(1) によって、.xpr ファイルに指定されているヘディングフォントのポイントサイズで置き換えられます。x 解像度と y 解像度は * で指定され、平均幅のフィールドは 0 に設定されています。これは、可能な限りスケーラブルなフォントを選択することを示します。特定のフォント名を指定することもできます。
これらのフォントがページ本体の印刷に使用されることを除けば、EXTRAHDNGFONT と同じです。
ページに適用する x 座標変位を指定します。ページの内容は、この変位分だけ x 方向にシフトされます。この値は +ve でも -ve でもかまいません。
内容が y 方向にシフトされることを除けば、x 変位と同じです。
これらのキーワードは、プリンタのマージン幅が標準的でないためにページの内容をシフトしたいときに有効です。