次の手順では、Sun Cluster 定足数サーバー ソフトウェアを起動および停止する方法を説明します。
デフォルトでは、次の手順は、定足数サーバー構成ファイル /etc/scqsd/scqsd.conf の内容を カスタマイズしていない場合の、1 つのデフォルト定足数サーバー を起動および停止します。デフォルトの定足数サーバーはポート 9000 上にバインドされ、定足数情報には /var/scqsd ディレクトリを使用します。
定足数サーバー起動ファイルのカスタマイズの詳細については、「同一ホスト上での複数の定足数サーバーの構成」を参照してください。
Sun Cluster 定足数サーバー ソフトウェアを起動するホスト上でスーパーユーザーになります。
ソフトウェアを起動するには、clquorumserver start コマンドを使用します。
# /usr/cluster/bin/clquorumserver start quorumserver |
定足数サーバーを識別します。定足数サーバーが待機するポート番号を使用できます。構成ファイルでインスタンス名を指定した場合は、代わりにその名前を使用できます。
1 台の定足数サーバーを起動するには、インスタンス名とポート番号のいずれかを指定します。複数の定足数サーバーを構成している場合、すべての定足数サーバーを起動するには、 + オペランドを使用します。
次の例では、構成されているすべての定足数サーバーを起動します。
# /usr/cluster/bin/clquorumserver start + |
次の例では、ポート番号 2000 で待機している定足数サーバーを起動します。
# /usr/cluster/bin/clquorumserver start 2000 |
Sun Cluster 定足数サーバー ソフトウェアを停止するホスト上でスーパーユーザーになります。
ソフトウェアを停止するには、clquorumserver stop コマンドを使用します。
# /usr/cluster/bin/clquorumserver stop quorumserver |
定足数サーバーを識別します。定足数サーバーが待機するポート番号を使用できます。構成ファイルでインスタンス名を指定した場合は、代わりにその名前を使用できます。
1 台の定足数サーバーを停止するには、インスタンス名とポート番号のいずれかを指定します。複数の定足数サーバーを構成している場合、すべての定足数サーバーを停止するには、 + オペランドを使用します。
次の例では、構成されているすべての定足数サーバーを停止します。
# /usr/cluster/bin/clquorumserver stop + |
次の例では、ポート番号 2000 で待機している定足数サーバーを停止します。
# /usr/cluster/bin/clquorumserver stop 2000 |