定足数サーバーについての構成情報を表示することができます。このコマンドは、定足数サーバーを定足数デバイスとして構成しているすべてのクラスタごとに、対応するクラスタ名、クラスタ ID、予約鍵のリスト、および登録鍵のリストを表示します。
定足数サーバーの情報を表示するホスト上でスーパーユーザーになります。
スーパーユーザー以外のユーザーには、solaris.cluster.read RBAC (Role-Based Access Control) の承認が必要です。RBAC 権限プロファイルの詳細については、rbac(5) のマニュアルページを参照してください。
clquorumserver コマンドを使用することで、定足数サーバーの構成情報を表示します。
# /usr/cluster/bin/clquorumserver show quorumserver |
1 つまたは複数の定足数サーバーを識別します。インスタンス名またはポート番号で定足数サーバーを指定できます。すべての定足数サーバーの構成情報を表示するには、+ オペランドを使用します。
次の例では、ポート 9000 を使用する定足数サーバーの構成情報を表示します。次のコマンドは、定足数デバイスとして構成されている定足数サーバーを持つすべてのあらゆるクラスタの情報を表示します。この情報にはクラスタの名前と ID、およびデバイスの予約鍵と登録鍵のリストが含まれます。
次の例では、クラスタ bastille の ID が 1、2、3、および 4 であるノードが、定足数サーバー上に鍵を登録しています。また、ノード 4 は定足数デバイスの予約を所有しているため、その鍵は予約リストに表示されます。
# /usr/cluster/bin/clquorumserver show 9000 === Quorum Server on port 9000 === --- Cluster bastille (id 0x439A2EFB) Reservation --- Node ID: 4 Reservation key: 0x439a2efb00000004 --- Cluster bastille (id 0x439A2EFB) Registrations --- Node ID: 1 Registration key: 0x439a2efb00000001 Node ID: 2 Registration key: 0x439a2efb00000002 Node ID: 3 Registration key: 0x439a2efb00000003 Node ID: 4 Registration key: 0x439a2efb00000004 |
次の例では、3 つの定足数サーバー qs1、qs2、および qs3 の構成情報を表示します。
# /usr/cluster/bin/clquorumserver show qs1 qs2 qs3 |
次の例では、動作しているすべての定足数サーバーの構成情報を表示します。
# /usr/cluster/bin/clquorumserver show + |