Sun Cluster のシステム管理 (Solaris OS 版)

Procedure定足数デバイスを修復する

この作業は、動作が不正な定足数デバイスを交換する場合に行なってください。

この手順では、長形式の Sun Cluster コマンドを使用して説明します。多くのコマンドには短縮形もあります。コマンド名の形式の長短を除き、コマンドは同一です。コマンドのリストとその短形式については、付録 A 「Sun Cluster オブジェクト指向コマンド」を参照してください。

  1. 定足数デバイスとして交換するディスクデバイスを削除します。


    注 –

    削除するデバイスが最後の定足数デバイスである場合は、必要に応じて初めにほかのディスクを新しい定足数デバイスとして追加してください。この手順により、交換作業中に障害が発生した場合も定足数デバイスが有効になります。新しい定足数デバイスを追加する方法については、 「定足数デバイスの追加」を参照してください。


    定足数デバイスとしてのディスクデバイスを削除する方法については、「定足数デバイスを削除する」を参照してください。

  2. ディスクデバイスを交換します。

    ディスクデバイスを交換する方法については、『Sun Cluster 3.1 - 3.2 Hardware Administration Manual for Solaris OS』に記されたディスク装置のハードウェア作業の説明を参照してください。

  3. 交換したディスクを新しい定足数デバイスとして追加します。

    ディスクを新しい定足数デバイスとして追加する方法については、「定足数デバイスの追加」を参照してください。


    注 –

    手順 1 で定足数デバイスを別途追加した場合は、デバイスを削除しても安全です。定足数デバイスを削除する方法については、「定足数デバイスを削除する」を参照してください。