次の表に、オブジェクト指向コマンドセットのコマンドと各コマンドで使用可能なサブコマンドのリストを示します。
表 A–2 claccess: ノード用の Sun Cluster アクセスポリシーの管理
目的 |
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---|---|
allow |
指定されたマシン (1 つまたは複数) がクラスタ構成にアクセスすることを許可します。 |
allow-all |
すべてのノードがクラスタ構成にアクセスすることを許可します。 |
deny |
指定されたマシン (1 つまたは複数) がクラスタ構成にアクセスすることを禁止します。 |
deny-all |
すべてのノードがクラスタ構成にアクセスすることを禁止します。 |
list |
クラスタ構成へのアクセス権を持っているマシンの名前を表示します。 |
set |
承認プロトコルを -a オプションで指定した値に設定します。 |
show |
クラスタ構成へのアクセス権を持っているマシンの名前を表示します。 |
表 A–3 cldevice、cldev: Sun Cluster デバイスの管理
目的 |
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check |
デバイスの物理デバイスに対する整合性検査を、カーネル表現と比較して実行します。 |
clear |
現在のノードから排除されたデバイスに関して、すべての DID 参照を削除するよう指定します。 |
combine |
指定された DID インスタンスを新しい宛先インスタンスに結合します。 |
export |
クラスタデバイスの構成情報をエクスポートします。 |
list |
すべてのデバイスパスを表示します。 |
monitor |
指定したディスクパスの監視をオンにします。 |
populate |
広域デバイス名前空間を生成します。 |
refresh |
クラスタノード上にある現在のデバイスツリーに対してデバイス構成情報を更新します。 |
rename |
指定された DID インスタンスを新しい DID インスタンスに移動します。 |
repair |
指定されたデバイスインスタンスに対して修復手順を実行します。 |
replicate |
コントローラベースの複製で使用する DID デバイスを構成します。 |
set |
指定されたデバイスのプロパティーを設定します。 |
show |
指定されたすべてのデバイスパスの構成レポートを表示します。 |
status |
コマンドに対するオペランドとして指定されたディスクパスの状態を表示します。 |
unmonitor |
コマンドのオペランドとして指定されたディスクパスの監視をオフにします。 |
表 A–4 cldevicegroup、cldg: Sun Cluster デバイスグループの管理
目的 |
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add-device |
新しいメンバーディスクデバイスを既存の raw ディスクデバイスグループに追加します。 |
add-node |
新しいノードを既存のデバイスグループに追加します。 |
create |
新しいデバイスグループを作成します。 |
delete |
デバイスグループを削除します。 |
disable |
オフラインのデバイスグループを無効にします。 |
enable |
デバイスグループを有効にします。 |
export |
デバイスグループ構成情報をエクスポートします。 |
list |
デバイスグループのリストを表示します。 |
offline |
デバイスグループをオフラインにします。 |
online |
指定されたノードでデバイスグループをオンラインにします。 |
remove-device |
メンバーディスクデバイスを raw ディスクデバイスグループから削除します。 |
remove-node |
既存のデバイスグループからノードを削除します。 |
set |
デバイスグループに関連付けられている属性を設定します。 |
show |
デバイスグループの構成レポートを作成します。 |
status |
デバイスグループのステータスレポートを作成します。 |
switch |
Sun Cluster 構成内の、ある主ノードから別のノードにデバイスグループを転送します。 |
sync |
クラスタリングソフトウェアとデバイスグループ情報の同期をとります。 |
表 A–5 clinterconnect、clintr: Sun Cluster インターコネクトの管理
目的 |
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add |
コマンドへのオペランドとして指定された新しいクラスタインターコネクトコンポーネントを追加します。 |
disable |
コマンドへのオペランドとして指定されたインターコネクトコンポーネントを無効にします。 |
enable |
コマンドへのオペランドとして指定されたインターコネクトコンポーネントを有効にします。 |
export |
クラスタインターコネクトの構成情報をエクスポートします。 |
remove |
コマンドへのオペランドとして提供されたクラスタインターコネクトコンポーネントを削除します。 |
show |
インターコネクトコンポーネントの構成を表示します。 |
status |
インターコネクトパスのステータスを表示します。 |
表 A–6 clnasdevice、clnas: Sun Cluster の NAS デバイスへのアクセスの管理
目的 |
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---|---|
add |
NAS デバイスを Sun Cluster 構成に追加します。 |
add-dir |
すでに構成されている NAS デバイスの指定されたディレクトリをクラスタ構成に追加します。 |
export |
クラスタ NAS デバイス構成情報をエクスポートします。 |
list |
クラスタに構成されている NAS デバイス構成を表示します。 |
remove |
指定された NAS デバイス (1 つまたは複数) を Sun Cluster 構成から削除します。 |
remove-dir |
指定された NAS ディレクトリ (1 つまたは複数) を Sun Cluster 構成から削除します。 |
set |
特定の NAS デバイスの指定されたプロパティーを設定します。 |
show |
クラスタ内の NAS デバイスの構成情報を表示します。 |
表 A–7 clnode: Sun Cluster ノードの管理
目的 |
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add |
ノードをクラスタに構成および追加します。 |
add-farm |
ファームノードをクラスタに追加します。 |
clear |
Sun Cluster ソフトウェア構成からノードを削除します。 |
evacuate |
指定されたノードから新しい主ノードに、すべてのリソースグループおよびデバイスグループを切り替えます。 |
export |
ノードまたはファーム構成情報をファイルまたは標準出力 (stdout) にエクスポートします。 |
list |
クラスタまたはファームで構成されているノードの名前を表示します。 |
remove |
ノードをクラスタから削除します。 |
remove-farm |
ファームノードをクラスタから削除します。 |
set |
指定したノードに関連するプロパティーを設定します。 |
show |
指定されたノード (1 つまたは複数) の構成を表示します。 |
show-rev |
ノードにインストールされている Sun Cluster パッケージの名前と、そのノードについてのリリース情報を表示します。 |
status |
指定したノード (1 つまたは複数) のステータスを表示します。 |
表 A–8 clquorum、clq: Sun Cluster の定足数構成の管理
目的 |
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---|---|
add |
指定した共有デバイスを定足数デバイスとして追加します。 |
disable |
定足数デバイスまたはノードを定足数保守状態に置きます。 |
enable |
定足数デバイスまたはノードを定足数保守状態から解除します。 |
export |
クラスタ定足数の構成情報をエクスポートします。 |
list |
クラスタ内で設定されている定足数デバイスの名前を表示します。 |
remove |
指定された定足数デバイス (1 つまたは複数) を、Sun Cluster 定足数構成から削除します。 |
reset |
定足数構成全体をリセットし、デフォルトの投票数にします。 |
show |
定足数デバイスのプロパティーを表示します。 |
status |
定足数デバイスの状態と投票数を表示します。 |
表 A–9 clquorumserver、clqs: 定足数サーバーの管理
目的 |
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---|---|
clear |
期限切れのクラスタ情報を定足数サーバーから削除します。 |
show |
定足数サーバーについての構成情報を表示します。 |
start |
ホストマシン上で定足数サーバープロセスを起動します。 |
stop |
定足数サーバープロセスを停止します。 |
表 A–10 clreslogicalhostname、clrslh: Sun Cluster 論理ホスト名のリソースの管理
目的 |
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---|---|
create |
新しい論理ホスト名リソースを作成します。 |
delete |
論理ホスト名リソースを削除します。 |
disable |
論理ホスト名リソースを無効にします。 |
enable |
論理ホスト名リソースを有効にします。 |
export |
論理ホスト名のリソース構成をエクスポートします。 |
list |
論理ホスト名リソースのリストを表示します。 |
list-props |
論理ホスト名リソースのプロパティーのリストを表示します。 |
monitor |
論理ホスト名リソースに対する監視をオンにします。 |
reset |
論理ホスト名リソースと関連するエラーフラグをクリアします。 |
set |
論理ホスト名リソースの指定されたプロパティーを設定します。 |
show |
論理ホスト名リソースの構成を表示します。 |
status |
論理ホスト名リソースのステータスを表示します。 |
unmonitor |
論理ホスト名リソースに対する監視をオフにします。 |
表 A–11 clresource、clrs: Sun Cluster データサービスのリソースの管理
目的 |
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---|---|
create |
コマンドに対するオペランドとして指定されたリソースを作成します。 |
delete |
コマンドに対するオペランドとして指定されたリソースを削除します。 |
disable |
リソースを無効にします。 |
enable |
リソースを有効にします。 |
export |
クラスタリソース構成をエクスポートします。 |
list |
クラスタリソースのリストを表示します。 |
list-props |
リソースプロパティーのリストを表示します。 |
monitor |
リソースの監視をオンにします。 |
reset |
クラスタリソースと関連しているエラーフラグをクリアします。 |
set |
リソースプロパティーを設定します。 |
show |
リソース構成を表示します。 |
status |
リソースのステータスを表示します。 |
unmonitor |
リソースの監視をオフにします。 |
表 A–12 clresourcegroup、clrg: Sun Cluster データサービスのリソースグループの管理
目的 |
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---|---|
add-node |
ノードをリソースグループの Nodelist プロパティーの最後に追加します。 |
create |
新しいリソースグループを作成します。 |
delete |
リソースグループを削除します。 |
evacuate |
-n オプションで指定したノード上のすべてのリソースグループをオフラインにします。 |
export |
リソースグループの構成情報をファイルまたは標準出力 stdout に書き込みます。 |
list |
リソースグループのリストを表示します。 |
manage |
指定したリソースグループを管理状態にします。 |
offline |
指定したリソースグループをオフライン状態にします。 |
online |
指定したリソースグループをオンライン状態にします。 |
quiesce |
指定されたリソースグループを休止状態にします。 |
remaster |
指定したリソースグループを、最も優先されるノードに切り替えます。 |
remove-node |
ノードをリソースグループの Nodelist プロパティーから削除します。 |
restart |
もともとリソースグループをホストしていた主ノードの同じセット上でリソースグループをオフラインにしてからオンラインに戻します。 |
resume |
保存停止にある指定されたソースグループの保存停止状態をクリアします。 |
set |
指定したリソースグループに関連付けられているプロパティーを設定します。 |
show |
指定したリソースグループの構成レポートを生成します。 |
status |
指定したリソースグループのステータスレポートを生成します。 |
suspend |
指定したリソースグループにより管理されているすべてのアプリケーションに対して、RGM の制御を保存停止します。 |
switch |
指定したリソースグループをマスターするノードまたはノードのセットを変更します。 |
unmanage |
指定したリソースグループを管理されない状態にします。 |
表 A–13 clresourcetype、clrt: Sun Cluster データサービスのリソースタイプの管理
目的 |
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---|---|
add-node |
指定されたノードを、リソースタイプのノードリストに追加します。 |
export |
クラスタリソースタイプ構成をエクスポートします。 |
list |
リソースタイプのリストを表示します。 |
list-props |
リソースタイプのリソース拡張プロパティーまたはリソースタイププロパティーのリストを表示します。 |
register |
リソースタイプを登録します。 |
remove-node |
オペランドリスト内のリソースタイプが登録されるノードのリストからノードを削除します。 |
set |
リソースタイプのプロパティーを設定します。 |
show |
クラスタ内に登録されているリソースタイプについての構成情報を表示します。 |
unregister |
リソースタイプを登録解除します。 |
表 A–14 clressharedaddress、clrssa: 共有アドレスの Sun Cluster リソースの管理
目的 |
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---|---|
create |
共有アドレスリソースを作成します。 |
delete |
共有アドレスリソースを削除します。 |
disable |
共有アドレスリソースを無効にします。 |
enable |
共有アドレスリソースを有効にします。 |
export |
共有アドレスリソース構成をエクスポートします。 |
list |
共有アドレスリソースのリストを表示します。 |
list-props |
共有アドレスリソースのプロパティーのリストを表示します。 |
monitor |
共有アドレスリソースの監視をオンにします。 |
reset |
共有アドレスリソースと関連付けられたエラーフラグをクリアします。 |
set |
共有アドレスリソースの指定されたプロパティーを設定します。 |
show |
共有アドレスリソースの構成を表示します。 |
status |
共有アドレスリソースのステータスを表示します。 |
unmonitor |
共有アドレスリソースの監視をオフにします。 |
表 A–15 clsnmphost: Sun Cluster SNMP ホストのリストの管理
目的 |
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---|---|
add |
SNMP ホストを、指定されたノード構成に追加します。 |
export |
指定されたノードから SNMP ホスト情報をエクスポートします。 |
list |
指定されたノード上で構成されている SNMP ホストを一覧表示します。 |
remove |
SNMP ホストをノード構成から削除します。 |
show |
指定されたノード上の SNMP ホスト構成情報を表示します。 |
表 A–16 clsnmpmib: Sun Cluster SNMP MIB の管理
目的 |
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---|---|
disable |
指定されたノード上の 1 つ以上のクラスタの MIB を無効にします。 |
enable |
指定されたノード上にある 1 つ以上のクラスタの MIB を有効にします。 |
export |
クラスタの MIB の構成情報をエクスポートします。 |
list |
指定されたノード上のクラスタの MIB のリストを表示します。 |
set |
1 つまたは複数の MIB で使用されている SNMP プロトコル設定を設定します。 |
show |
指定されたノード上の MIB の構成情報を表示します。 |
表 A–17 clsnmpuser: Sun Cluster SNMP ユーザーの管理
目的 |
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---|---|
create |
指定されたノード上の SNMP ユーザー構成にユーザーを追加します。 |
delete |
SNMPv3 ユーザーを指定されたノードから削除します。 |
export |
SNMP ユーザー情報を指定されたノードからエクスポートします。 |
list |
指定されたノードで構成されている SNMPv3 ユーザーのリストを出力します。 |
set |
指定されたノード上のユーザーの構成を設定します。 |
set-default |
SNMPv3 を使用してトラップを送信する際に使用する、デフォルトのユーザーおよびセキュリティーレベルを設定します。 |
show |
指定されたノード上のユーザーについての情報を表示します。 |
表 A–18 cltelemetryattribute、clta: システムリソースの監視の構成
目的 |
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---|---|
disable |
指定されたオブジェクトタイプの指定されたテレメトリ属性を無効にします。 |
enable |
指定されたオブジェクトタイプの指定されたテレメトリ属性のデータ収集を有効にします。 |
export |
オブジェクトタイプおよびオブジェクトインスタンスのテレメトリ属性の構成をファイルまたは標準出力 stdout にエクスポートします。 |
list |
指定されたオブジェクトタイプに対して構成されているテレメトリ属性を表示します。 |
|
指定されたオブジェクトインスタンスまたはオブジェクトタイプに対して有効な、指定されているテレメトリ属性のシステムリソースの使用状況を表示します。 |
set-threshold |
ノード上の指定されたオブジェクトの指定されたテレメトリ属性のしきい値の設定を変更します。 |
show |
オブジェクトタイプまたはオブジェクトインスタンスのテレメトリ属性に対して設定されているプロパティーを表示します。 |
表 A–19 cluster: クラスタの広域構成とステータスの管理
目的 |
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---|---|
check |
クラスタが正しく構成されているかどうかをチェックして報告します。 |
create |
clconfigfile ファイルに格納されている構成情報を使用してクラスタを作成します。 |
export |
クラスタ構成ファイルの構成情報をエクスポートします。 |
list |
クラスタコマンドの発行対象であるクラスタの名前を表示します。 |
list-checks |
使用可能な各チェックについて、そのチェック ID と説明のリストを出力します。 |
list-cmds |
使用可能なすべての Sun Cluster コマンドのリストを出力します。 |
rename |
クラスタコマンドの発行対象であるクラスタの名前を変更します。 |
restore-netprops |
クラスタコマンドの発行対象であるクラスタの、クラスタプライベートネットワーク設定を修復します。 |
set |
クラスタコマンドの発行対象であるクラスタのプロパティーを設定します。 |
set-netprops |
クラスタプライベートネットワークアドレスのプロパティーを設定します。 |
show |
指定されたクラスタのクラスタコンポーネントに関する詳細な構成情報を表示します。 |
show-netprops |
プライベートネットワークアドレスの設定を表示します。 |
shutdown |
クラスタコマンドの発行対象であるクラスタを適切な順序で停止します。 |
status |
指定されたクラスタのクラスタコンポーネントのステータスを表示します。 |
表 A–20 clvxvm: Sun Cluster の VERITAS Volume Manager の構成
目的 |
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---|---|
encapsulate |
ルートディスクをカプセル化し、ほかの Sun Cluster 固有のタスクを実行します。 |
initialize |
VxVM を初期化し、その他の Sun Cluster 固有のタスクを実行します。 |
表 A–21 clzonecluster: Sun Cluster 用のゾーンクラスタの作成と管理
目的 |
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boot |
ゾーンクラスタを起動します。 |
clone |
ゾーンクラスタを複製します。 |
configure |
対話型ユーティリティーを起動して、ゾーンクラスタの構成と作成を行います。 |
delete |
特定のゾーンクラスタを削除します。 |
halt |
ゾーンクラスタまたはゾーンクラスタ上の特定のノードを停止します。 |
install |
ゾーンクラスタをインストールします。 |
list |
構成されているゾーンクラスタの名前を一覧表示します。 |
move |
ゾーンパスを新しいゾーンパスに移動します。 |
ready |
アプリケーション用のゾーンを準備します。 |
reboot |
ゾーンクラスタを再起動します。 |
show |
ゾーンクラスタのプロパティーを表示します。 |
status |
ゾーンクラスタノードがゾーンクラスタのメンバーかどうかを判定します。 |
uninstall |
ゾーンクラスタをアンインストールします。 |
verify |
指定された情報の構文が正しいかどうかをチェックします。 |