UpgradeMsg5toMsg6.pl を実行して、設定の更新に使用できるファイルのセットを作成するには、次の手順に従います。
この時点で、5.2 と Messaging Server の現在のバージョンの両方を実行することができます。
Messaging Server 5.2 と 6 バージョンが同じマシン上にある場合は、手順 2 から始めてください。
Messaging Server 5.2 および 6 バージョンが同じマシン上にない場合は、Messaging Server 5.2 のserver-root ディレクトリを転送、抽出して、Messaging Server の現在のバージョンにコピーします。
これらのサーバーバージョンが同じマシン上にインストールされている場合は、この手順は省くことができます。
メッセージストアがシステム間で転送するには大きすぎる場合は、サーバーインスタンスの不可欠な部分だけを新しいシステムに転送することができます。UpgradeMsg5toMsg6.pl には、この詳細を説明したコメントが含まれています。
Messaging Server 5.2 のストアデータを Messaging Server 6 2005Q4 システムにコピーする必要はありません。ただし、アップグレードプロセス中に Messaging Server 5.2 の mboxlist ディレクトリがアクセス可能であることを確認する必要があります。
UpgradeMsg5toMsg6.pl アップグレードスクリプトを実行します。
デフォルトでは、このスクリプトは msg_svr_base/sbin にあります。
5.2 バージョンの msg-instance と Messaging Server の現在のバージョンの msg_svr_base に対して、このスクリプトを実行します。次に例を示します。
perl UpgradeMsg5toMsg6.pl /usr/sunone/server5/msg-budgie \ /opt/SUNWmsgsr |
ここで、/usr/sunone/server5/msg-budgie は 5.2 Messaging Server の msg-instance で、/opt/SUNWmsgsr は Messaging Server の現在のバージョンの msg_svr_base です。
*.MERGED ファイルと *.CHANGES ファイルが作成されます (「アップグレードファイルについて」を参照)。
設定を調整する必要があるかどうかを判断するために、*.MERGED ファイルをよく確認してください。
推奨されている設定を使用しない場合は、設定を手動で調整する必要があります。
このユーティリティーは、Messenger Express カスタマイズファイルを更新しません。そのため、Messaging Server 5.2 の関連情報を保持しながら Messaging Server の現在のバージョンの新情報を追加するには、これらのファイルを手動で変更する必要があります。