パーティションを追加する場合、ディスク上でパーティションが保存されている場所の絶対的な物理パスと、パーティションニックネームと呼ばれる論理名を指定します。
パーティションニックネームにより、物理パスに関係なくユーザーを論理的なパーティション名にマッピングさせることができます。ユーザーアカウントの設定時やユーザーのメッセージストアを指定するときに、パーティションニックネームを使用できます。名前の入力に使用するのは英数字で、アルファベットは小文字を使用してください。
パーティションを作成および管理するには、サーバーの実行に使用するユーザー ID が、物理パスで指定した場所への書き込み権限を持っていなければなりません。
パーティションを追加したら、構成情報を更新するためにサーバーをいったん停止してから再起動する必要があります。
コンソール
コンソールを使用してストアにパーティションを追加するには、以下の手順に従います。
構成を行う Messaging Server をコンソールから開きます。
「設定」タブをクリックして、左のペインの「メッセージストア」を選択します。
右のペインの「パーティション」タブをクリックします。
「追加」ボタンをクリックします。
これは指定したパーティションの論理名です。
これは指定したパーティションの絶対パス名です。
これをデフォルトのメッセージストアパーティションに指定するには、「デフォルトのパーティションにする」というラベルの付いた選択ボックスをクリックします。
デフォルトのパーティションとは、ユーザーが作成されたときに、ユーザーエントリに mailMessageStore LDAP 属性が指定されなかった場合に使用されるパーティションのことです。デフォルトのパーティションが必要にならないように、すべてのユーザーエントリに mailMessageStore LDAP 属性を指定してください。
「了解」をクリックしてこのパーティション構成エントリを送信し、ウィンドウを閉じます。
「保存」をクリックして現在のパーティションリストを送信し保存します。
コマンド行
コマンド行でストアにパーティションを追加する場合は、以下のようになります。
configutil -o store.partition. nickname.path -v path
ここで、nickname はパーティションの論理名、path はパーティションが保存されている場所の絶対パス名を示しています。
デフォルトのプライマリパーティションのパスは次のように指定します。
configutil -o store.partition.primary.path -v path |