Oracle Solaris のシステム管理 (Oracle Solaris コンテナ : 資源管理と Oracle Solaris ゾーン)

Procedureゾーン構成内の資源タイプを変更する方法

資源タイプを選択して、その資源の仕様を変更できます。

zoneadm を使ってゾーンをインストールしたあとで inherit-pkg-dir ディレクトリ内のソフトウェアパッケージの内容を変更したり削除したりすることはできない点に注意してください。

この手順を実行するには、大域ゾーン内で大域管理者になる必要があります。

  1. スーパーユーザーまたは Primary Administrator 役割になります。

    役割の作成と作成した役割のユーザーへの割り当てについては、『Solaris のシステム管理 (基本編)』「Solaris 管理ツールを RBAC と組み合わせて使用する (作業マップ)」を参照してください。

  2. 変更するゾーン (この手順では my-zone ) を選択します。


    global# zonecfg -z my-zone
    
  3. 変更する資源タイプ (資源制御など) を選択します。


    zonecfg:my-zone> select rctl name=zone.cpu-shares
    
  4. 現在の値を削除します。


    zonecfg:my-zone:rctl> remove value (priv=privileged,limit=20,action=none)
    
  5. 新しい値を追加します。


    zonecfg:my-zone:rctl> add value (priv=privileged,limit=10,action=none)
    
  6. 改定された rctl の指定を終了します。


    zonecfg:my-zone:rctl> end
    
  7. ゾーンの構成を確定します。


    zonecfg:my-zone> commit
    
  8. zonecfg コマンドを終了します。


    zonecfg:my-zone> exit
    

    プロンプトで commit コマンドを明示的に入力しなくても、exit を入力するか EOF が発生すると、commit の実行が自動的に試みられます。

    zonecfg で行なった確定済みの変更は、ゾーンの次回起動時に適用されます。