Oracle Solaris のシステム管理 (Oracle Solaris コンテナ : 資源管理と Oracle Solaris ゾーン)

Procedureゾーンコンソールにログインして初期ゾーン構成を行う方法

この手順を実行するには、大域ゾーン内で大域管理者になる必要があります。

  1. スーパーユーザーまたは Primary Administrator 役割になります。

    役割の作成と作成した役割のユーザーへの割り当てについては、『Solaris のシステム管理 (基本編)』「Solaris 管理ツールを RBAC と組み合わせて使用する (作業マップ)」を参照してください。

  2. zlogin コマンドと -C オプション、およびゾーン名 (この手順では my-zone) を使用します。


    global# zlogin -C my-zone
    
  3. 別の端末ウィンドウからゾーンを起動します。


    global# zoneadm -z my-zone boot
    

    次のような内容が、zlogin ウィンドウに表示されます。


    [NOTICE: Zone booting up]
  4. コンソールへの初回ログイン時に、一連の質問に応答するよう求められます。画面には、次のようなメッセージが表示されます。


    SunOS Release 5.10 Version Generic 64-bit
    Copyright 1983-2006 Sun Microsystems, Inc.  All rights reserved.
    Use is subject to license terms.
    
    Hostname: my-zone
    Loading smf(5) service descriptions:
    Select a Language
    
         1. English
         2. es
         2. fr
    Please make a choice (0 - 1), or press h or ? for help:
    
    Select a Locale
    
          1. English (C - 7-bit ASCII)
          2. Canada (English) (UTF-8)
          4. U.S.A. (UTF-8)
          5. U.S.A. (en_US.ISO8859-1)
          6. U.S.A. (en_US.ISO8859-15)
          7. Go Back to Previous Screen
    Please make a choice (0 - 9), or press h or ? for help:
    
    What type of terminal are you using?
          1) ANSI Standard CRT
          2) DEC VT52
          3) DEC VT100
          4) Heathkit 19
          5) Lear Siegler ADM31
          6) PC Console
          7) Sun Command Tool
          8) Sun Workstation
          9) Televideo 910
          10) Televideo 925
          11) Wyse Model 50
          12) X Terminal Emulator (xterms)
          13) CDE Terminal Emulator (dtterm)
          14) Other
    Type the number of your choice and press Return:
    13
    .
    .
    .

    応答する必要のある質問の全一覧については、「ゾーンの内部構成」を参照してください。

  5. (省略可能) 手順 3 で説明した 2 つのウィンドウを使用していない場合、構成情報の指定を求める初期メッセージが表示されない可能性があります。ゾーンへのログイン時に、構成情報の指定を求めるメッセージの代わりに、次のシステムメッセージが表示される場合があります。


    [connected to zone zonename console]

    この場合は、Return キーを押すと構成情報の指定を求めるメッセージが表示されます。

    不正な情報を指定したために構成をやり直す場合、うまく再指定できない場合があります。原因は、sysidtools により以前の指定が保存されていることが考えられます。

    この問題が発生した場合は、大域ゾーンから次の回避手順を実行して構成処理を再実行してください。


    global# zlogin -S zonename /usr/sbin/sys-unconfig
    

    sys-unconfig コマンドの詳細は、sys-unconfig(1m) のマニュアルページを参照してください。