Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.1 管理ガイド

Procedureインデックスリストのしきい値を変更する

DSCC を使用してこの作業を実行できます。詳細は、「Directory Service Control Center のインタフェース」と DSCC のオンラインヘルプを参照してください。

  1. インデックスリストのしきい値を調整します。

    次のレベルでインデックスリストのしきい値を調整できます。

    • インスタンスレベル


      dsconf set-server-prop -h host -p port all-ids-threshold:value
      
    • サフィックスレベル


      dsconf set-suffix-prop -h host -p port suffix-DN all-ids-threshold:value
      
    • エントリレベル


      dsconf set-index-prop -h host -p port suffix-DN all-ids-threshold:value
      
    • 検索のタイプ別インデックスレベル


      dsconf set-index-prop -h host -p port suffix-DN all-ids-threshold search-type:value
      

      search-type は次のいずれかになります。

      • eq-enabled 等価

      • pres-enabled プレゼンス

      • sub-enabled 部分文字列

      all-ids-threshold プロパティーは近似インデックスには設定できません。

    DSCC を使用して、検索タイプ別にインデックスレベルでしきい値を設定できます。詳細については Directory Server のオンラインヘルプを参照してください。

  2. サフィックスインデックスを再生成します。

    「インデックスを生成する」を参照してください。

  3. データベースキャッシュサイズを古い all IDs しきい値に合わせて調整しており、サーバーに十分な物理メモリーがある場合は、データベースキャッシュサイズを増やすことをお勧めします。

    データベースキャッシュサイズを、all IDs しきい値の増加量の 25 パーセント増加します。

    つまり、 all IDs しきい値を 4000 から 6000 に増加した場合、インデックスリストのサイズの増加を見込んで、データベースキャッシュサイズを約 12 ½ パーセント増加できます。

    データベースキャッシュサイズは属性 dbcachesize を使用して設定します。業務用サーバーに変更を適用する前に、実験して最適なサイズを見つけてください。