この手順では、JMX コネクタでセキュリティーを有効にして JConsole を Enterprise Server に接続する方法について説明します。クラスタまたはエンタープライズプロファイルの Enterprise Server のセキュリティーは、デフォルトで有効になっています。この手順は、開発者プロファイルの JMX コネクタでセキュリティーを有効にした場合に使用してください。
クライアントマシン (JConsole がインストールされている) に Enterprise Server をインストールします。
この作業が必要になるのは、信頼するドメイン管理サーバーのサーバー証明書の場所を JConsole に対して通知するためです。この証明書を取得するには、リモートの asadmin コマンドを 1 回以上呼び出しますが、そのためには Enterprise Server のローカルインストールが必要です。
appserver.sun.com で Enterprise Server を起動します。
これはクラスタまたはエンタープライズドメインであるため、システム JMX コネクタサーバーはセキュリティー保護されています。開発者プロファイルの JMX コネクタのセキュリティーを有効にするには、管理コンソールのオンラインヘルプを参照してください。
ローカル Enterprise Server インストールから install-dir\bin\asadmin list --user admin --secure=true --host appserver.sun.com --port 4848 を実行します。4848 はサーバーの管理ポートです。
この例では asadmin list コマンドを選択していますが、任意のリモート asadmin コマンドを実行できます。appserver.sun.com の DAS から送信される証明書を受け入れることを要求されます。
y を押して、appserver.sun.com の DAS から送信される証明書を受け入れます。
サーバーの証明書は、クライアントマシンのホームディレクトリにある .asadmintruststore ファイルに格納されます。
サーバーマシンとクライアントマシンが同じである場合、この手順は必要ありません。つまり、JConsole も appserver.sun.com で稼働している場合です。
次の JConsole コマンドを使用して、トラストストアの場所を JConsole に通知します。
JDK-dir\bin\jconsole.exe -J-Djavax.net.ssl.trustStore="C:\Documents and Settings\user\.asadmintruststore"
JDK_HOME/bin/jconsole を実行して JConsole を起動します。
JConsole の「エージェントに接続」タブで、ユーザー名、パスワード、ホスト名、およびポート (デフォルトは 8686) を入力します。
ユーザー名は管理ユーザーの名前、パスワードはドメインの管理パスワードを参照します。
「接続」をクリックします。
JConsole ウィンドウの各種タブに、MBean、VM 情報などが表示されます。