Sun GlassFish Enterprise Server 2.1 配備計画ガイド

共通の要件

ここでは、両方のトポロジに共通の要件について説明します。

基本要件

どちらのトポロジも、次の基本要件を満たす必要があります。

HADB ノードとマシン

各 DRU には HADB 内のデータの完全なコピーが含まれているため、ほかの DRU が使用不可になっても引き続き要求に対応できます。ただし、ある DRU 内のノードと、別の DRU にあるそのノードのミラーに同時に障害が発生した場合は、データの一部が失われます。そのため、停電やディスク障害など、単一の障害によって両方の DRU が影響を受けることがないようにシステムを設定することが重要です。


注 –

各 DRU を、完全に独立した冗長システム上で実行してください。


HADB ノードとマシンを設定する場合は、次のガイドラインに従ってください。


注意 – 注意 –

同じマシン上で異なる DRU のノードを実行しないでください。同じマシン上で異なる DRU のノードを実行する必要がある場合は、そのマシンが任意のシングルポイント障害 (ディスク、メモリー、CPU、電源、オペレーティングシステムのクラッシュなどに関連した障害) を必ず処理できるようにしてください。


ロードバランサの設定

いずれのトポロジも、Enterprise Server インスタンスはクラスタ内にあります。これらのインスタンスは、セッション情報を HADB まで持続させます。クラスタ内のすべての Enterprise Server インスタンスの設定情報を含むようにロードバランサを設定してください。

クラスタの設定の詳細と、クラスタに Enterprise Server インスタンスを追加する方法の詳細は、『Sun GlassFish Enterprise Server 2.1 高可用性 (HA) 管理ガイド』の第 2 章「Enterprise Server でのクラスタの設定」を参照してください。