Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイド 11g リリース1 (10.3.3) B60986-01 |
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以下の節では、サイレント・モードでインストール・プログラムを実行する方法を説明します。
サイレント・モード・インストールは、インストール構成を一度だけ定義し、その後はその構成を使用してインストールを多くのマシンに複製できるインストール方法です。サイレント・モードでのインストールでは、インストール・プログラムはインストールを開始する前に作成したXMLファイルから構成用の設定を読み込みます。インストール・プログラムは、インストール・プロセス中に構成オプションは一切表示しません。サイレント・モード・インストールは、WindowsシステムとUNIXシステムの両方で動作します。
この項での説明は、「製品の配布」で説明されているインストール・プログラムをすでに入手していることを前提とします。
サイレント・モード・インストール・プロセスには、2つの主要なステップがあります:
グラフィカル・モード・インストールやコンソール・モード・インストールなどの対話的なインストール・プロセス中に通常はユーザーが入力するインストール構成を定義するsilent.xml
ファイルを作成します。たとえば、ミドルウェア・ホーム・ディレクトリ、製品ディレクトリ、およびインストールするコンポーネントの値をsilent.xml
ファイルに入力できます。
詳細は、「サイレント・モード・インストール用のsilent.xmlファイルの作成」を参照してください。
状況に対応する項目の説明に従って、サイレント・モード・インストールを開始します:
サイレント・モード・インストールについての重要な注意事項
サイレント・モードを使用する場合は、次の事項に留意する必要があります:
サイレント・モード・インストールは、標準インストールと同じ大きさの一時ディスク領域を必要とし、同じ一時ストレージ・ディレクトリを使用します。一時ディレクトリに十分なスペースがない場合でも、インストール・プログラムはアラートしません。
サイレント・モード・インストールの所要時間は、標準インストールの所要時間と同じです。サイレント・モード・インストールを開始すると、インストール・プログラムの開始ウィンドウまたはメッセージが短時間表示されて、インストールが開始されたことを示します。インストールが進行中であることや、正常に完了したことを示すメッセージは表示されません。
silent.xml
ファイルに不適切なエントリが含まれていると、インストールが失敗する可能性があります。エラーの原因の特定に役立つため、Oracleではインストールの開始時にログ・ファイルを作成することをお薦めします。
XML定義(<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
)はsilent.xml
ファイルの先頭に指定する必要があります。XML定義の前にスペースや改行を入れないでください。
同じミドルウェア・ホーム・ディレクトリまたは同じファイル・ロケーションにある同じ製品の以前インストールしたバージョンの上にWebLogic製品を再インストールすることはできません。製品の同じバージョンを再インストールするには、以前インストールしたインスタンスを最初にアンインストールするか、別の場所に新しいインスタンスをインストールする必要があります。
ただし、既存のインストールに製品および製品コンポーネントを追加できます。たとえば、あるインストールでコア・アプリケーション・サーバー、管理コンソールおよび構成ウィザード・アップグレード・フレームワークをインストールし、別のインストールでWebLogic JDBCドライバとServerサンプルを追加できます。
サイレント・モードでソフトウェアをインストールする場合、インストール・プログラムはXMLファイル(silent.xml
)を使用して、実装するインストール・オプションを決定します。サイレント・モードでインストール・プログラムを実行するには、まずsilent.xml
ファイルを作成する必要があります。
silent.xml
ファイルを作成するには:
「サイレント・モード・インストール用のsilent.xmlファイルのサンプル」で提供されているサンプル・コードをコピーして、XMLファイルにそのコードを貼り付けます。
インストール・プログラムを含む同じディレクトリに、silent.xml
という名前でファイルを保存します。
注意: XML定義(<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> )は、silent.xml ファイルの先頭に指定する必要があります。XML定義の前にスペースや改行を入れないでください。 |
システム上に保存したsilent.xml
ファイルで、データ値名の値を変更して構成を反映します。
表5-1では、現在使用可能なすべてのデータ値名について説明します。
注意: 値を変更するときは、文字についてのXMLガイドラインに従う必要があります。つまり、< 、> 、[ 、] などXMLで予約済みの文字は使用できません。 |
表5-1 WebLogic Server用のサンプルsilent.xmlファイルの値
データ値名 | 説明 |
---|---|
BEAHOME |
選択したミドルウェア・ホーム・ディレクトリのフルパス。ホーム・ディレクトリの詳細は、「ミドルウェア・ホーム・ディレクトリの選択」を参照してください。 |
OCM_PROXY_HOST OCM_PROXY_PORT OCM_PROXY_USER OCM_PROXY_PASSWORD |
これらのパラメータによってOracle Configuration Manager (OCM)のサポートが可能になります。コンピュータがプロキシ・サーバー経由でインターネットに接続する場合、これらのデータ値を使用して、プロキシ・サーバーのホスト名、ポート番号、ユーザー名およびパスワードを指定します。 |
OCM_SUPPORT_EMAIL OCM_SUPPORT_PASSWORD |
My Oracle Supportアカウントを持っている場合、Oracleからセキュリティ・アップデートを受信するには、My Oracle Supportアカウントの電子メール・アドレスとパスワードを指定します。 Oracleからセキュリティ・アップデートを受信しない場合、これらの値を指定しません。 |
WLS_INSTALL_DIR |
WebLogic Serverのインストール先ディレクトリのフルパス(たとえば、Windowsの場合:
|
COMPONENT_PATHS |
システムにインストールするコンポーネントおよびサブコンポーネントを指定します。 WebLogic Serverコンポーネントをインストールするには、次の値を使用します: WebLogic Server/Core Application Server |WebLogic Server/Administration Console |WebLogic Server/Configuration Wizard and Upgrade Framework |WebLogic Server/Web 2.0 HTTP Pub-Sub Server |WebLogic Server/WebLogic SCA |WebLogic Server/WebLogic JDBC Drivers |WebLogic Server/Third Party JDBC Drivers |WebLogic Server/WebLogic Server Clients |WebLogic Server/WebLogic Web Server Plugins |WebLogic Server/UDDI and Xquery Support |WebLogic Server/Server Examples Coherenceコンポーネントをインストールするには、次の構文を使用します: Oracle Coherence/Coherence Product Files |Oracle Coherence/Coherence Examples Enterprise Pack for Eclipseをインストールするには、次の値を使用します(この製品にはサブコンポーネントはありません): Oracle Enterprise Pack for Eclipse これらの値の入力の詳細は、「コンポーネント選択のガイドライン」を参照してください。「サイレント・モード・インストール用silent.xmlファイルのサンプル」の例に示されているように、コンポーネント間にスペースを使用しないでください。 |
INSTALL_NODE_MANAGER_SERVICE (Windowsプラットフォームのみ) |
注意: ノード・マネージャをWindowsサービスとしてインストールするには、管理者権限が必要です。 |
NODEMGR_PORT |
ノード・マネージャのリスニング・ポート。 ポート番号を指定しない場合、インストーラはデフォルトのポート5556を使用します。 ポート番号が使用中の場合、インストーラは次の使用可能なポートをスキャンし、それをノード・マネージャに割り当てます。 注意: インストール・プロセスが完了すると、指定されたポートでノード・マネージャが開始されます。 |
INSTALL_SHORTCUT_IN_ALL_USERS_FOLDER |
「All Users」フォルダに「スタート」メニューのショートカットをインストールするには、インストールを実行しているユーザーに管理者権限が必要です。詳細は、「管理者権限」を参照してください。 |
LOCAL_JVMS |
インストールするローカルJDKを指定するオプション要素です。複数のJDKをインストールする場合、そのフルパスをパイプ記号('|')で区切って入力します。 |
BEA_BUNDLED_JVMS |
インストールするOracle提供のJDKを指定するオプション要素です。複数のJDKをインストールする場合、そのフルパスをパイプ記号('|')で区切って入力します。 |
COMPONENT_PATHS
データ値名の値を指定する場合は、次のガイドラインを使用します:
インストールする製品コンポーネントを指定すると、完全インストールのデフォルトでインストールされるすべてのサブコンポーネントもインストールされます。たとえば、次のエントリはWebLogic Serverのすべてのコンポーネントをインストールします。
<data-value name="COMPONENT_PATHS" value="WebLogic Server" />
複数のコンポーネントをインストールする場合は、コンポーネントを縦棒(|)で区切ります。縦棒の前後にスペースを入れないでください。
たとえば、WebLogic Serverコンポーネント(およびこのコンポーネントのすべてのサブコンポーネント)およびEnterprise Pack for Eclipseをインストールするには、次のように入力します:
<data-value name="COMPONENT_PATHS" value="WebLogic Server|Oracle Enterprise Pack for Eclipse" />
サブコンポーネントを指定する場合は、エントリごとにコンポーネントとサブコンポーネントの組み合わせを指定する必要があります。
たとえば、WebLogic Server固有のコンポーネントをインストールして、Enterprise Pack for Eclipse(サブコンポーネントを持たない)もインストールするには、ファイルに次の行を入力します:
<data-value name="COMPONENT_PATHS" value="WebLogic Server/Core Application Server|WebLogic Server/Administration Console|Oracle Enterprise Pack for Eclipse"/>
silent.xml
ファイルにCOMPONENT_PATHS
データ値名を含めなければ、完全なWebLogic ServerおよびCoherence製品(さらには、Enterprise Pack for Eclipse - この製品を含むWebLogic Serverインストーラを持っている場合)がインストールされます。
注意: インストール・プログラムは、他のコンポーネントが依存する機能を提供するすべてのコンポーネントがインストールされることを保証するために、依存関係のチェックを実行します。これらの依存関係は、グラフィカル・モードおよびコンソール・モードでのインストール中に表示されます。サイレント・モード・インストール時にも、同じ依存関係が適用されます。他のコンポーネントが依存するコンポーネントは、silent.xml で明示的に参照されていなくても、インストールされます。 |
この項では、WindowsまたはUNIXマシン上でのサイレント・モード・インストールの起動方法を説明します。これには、次の項が含まれます。
Windowsシステム上でサイレント・モードでインストール・プログラムを開始するには、次の手順に従います:
Windowsシステムにログインします。
グラフィカル・モード・インストールやコンソール・モード・インストールなどの対話的なインストール・プロセス中にユーザーが通常に入力する構成設定を定義するsilent.xml
ファイルを作成します。silent.xml
ファイルの作成の詳細は、「サイレント・モード・インストール用のsilent.xmlファイルの作成」を参照してください。
コマンド・プロンプト・ウィンドウを開きます。
インストール・プログラムを含むディレクトリに移動します。
インストーラを開始します。
たとえば、Windows 32ビット・プラットフォームでWebLogic Serverパッケージ・インストーラを開始するには、次のように入力します:
wls1033_win32.exe -mode=silent -silent_xml=
path_to_silent.xml
ここでは、path_to_silent.xml
はsilent.xml
ファイルのフルパスです。
注意: silent.xml に正しくないエントリがあると、インストールが失敗する可能性があります。エラー原因を容易に特定できるように、インストールを開始するときにログ・ファイルを作成することをお薦めします。「詳細なインストール・ログの生成」を参照してください。 |
Oracleインストーラ・ウィンドウが表示され、ファイルを抽出中であることが示されます。その他のプロンプトやテキストは表示されません。
詳細は、第5章「サイレント・モードでのインストール・プログラムの実行」を参照してください。
.bin
インストール・ファイルを使用する場合は、次の手順に従ってサイレント・モード・インストールを開始します。
対象のUNIXシステムにログインします。
グラフィカル・モード・インストールやコンソール・モード・インストールなどの対話的なインストール・プロセス中にユーザーが通常に入力する構成設定を定義するsilent.xml
ファイルを作成します。silent.xml
ファイルの作成の詳細は、「サイレント・モード・インストール用のsilent.xmlファイルの作成」を参照してください。
インストール・プログラムを含むディレクトリに移動します。
次のコマンドを入力して、インストール・プログラムを起動します。
chmod a+x
file_name.bin
./
file_name.bin
-mode=silent -silent_xml=
path_to_silent.xml
file_name.bin
はインストール・ファイルの名前です。
path_to_silent.xml
はsilent.xml
ファイルのフルパスです。
注意: silent.xml に正しくないエントリがあると、インストールが失敗する可能性があります。エラー原因を容易に特定できるように、インストールを開始するときにログ・ファイルを作成することをお薦めします。「詳細なインストール・ログの生成」を参照してください。 |
インストーラ・ウィンドウが表示され、ファイルの展開中であることが示されます。その他のプロンプトやテキストは表示されません。
.jar
インストール・ファイルを使用する場合は、次の手順に従ってサイレント・モード・インストールを開始します。
対象のUNIXシステムにログインします。
グラフィカル・モード・インストールやコンソール・モード・インストールなどの対話的なインストール・プロセス中にユーザーが通常に入力する構成設定を定義するsilent.xml
ファイルを作成します。silent.xml
ファイルの作成の詳細は、「サイレント・モード・インストール用のsilent.xmlファイルの作成」を参照してください。
ターゲット・システムのPATH
変数定義の先頭に、該当するJDKのbin
ディレクトリを追加します。たとえば:
PATH=$JAVA_HOME/bin:$PATH export PATH
インストール・ファイルがあるディレクトリに移動します。
次のコマンドを入力して、インストールを開始します。
java -jar
file_name
.jar -mode=silent -silent_xml=
path_to_silent.xml
file_name
.jar
はインストール・ファイルの名前です。
path_to_silent.xml
はsilent.xml
ファイルのフルパスです。
注意: 64ビット・プラットフォームでWebLogic Serverをインストールする場合、「64ビットJDKを使用した64ビット・プラットフォームでのWebLogic Serverのインストール」を参照してください。
汎用アップグレード・インストーラを実行する場合、コマンドに |
インストーラ・ウィンドウが表示され、ファイルの抽出中であることを示します。
.jar
のインストール・プログラムを使用して64ビット・プラットフォームでWebLogic Serverをインストールする場合:
32/64ビット・ハイブリッドJDK(HP-PA、HPIAおよびSolaris64プラットフォームなど)を使用する場合、インストール・コマンドに-d64
フラグを含めます。たとえば、パッケージ・インストールを使用してグラフィック・モードでインストールする場合は:
java -d64 -jar
filename
.jar
-mode=silent -silent_xml=
path_to_silent.xml
java -version
コマンド(または32や64ビット・ハイブリッドJDKを使用したプラットフォームでのjava -d64 -version
コマンド)を実行して、JAVA_HOME
が64ビットJDKを参照することを確認します。
Sun 64ビットJDKを使用している場合、WebLogic Serverをインストールするために次のコマンドを使用します:
java -Xmx1024m -jar
filename
.jar
-mode=silent -silent_xml=
path_to_silent.xml
インストール・プログラムをサイレント・モードで実行すると、インストールの成功または失敗を示す終了コードが生成されます。
表5-2は終了コードを示します。
表5-2 サイレント・モード・インストール用の終了コード
終了コード | 説明 |
---|---|
0 |
インストールは正常に完了しました |
-1 |
インストールは致命的なエラーにより失敗しました |
-2 |
インストールは内部的なXML解析エラーのために失敗しました |
スクリプトからサイレント・モード・インストール・プロセスを起動する場合は、その終了コードをコンソールに表示するように選択することもできます。
例5-1には、サイレント・モードでインストール・プログラムを呼び出し、スクリプトを実行したコンソールに終了コードをエコーするサンプル・コマンド・ファイルが示されています。
例5-1 サイレント・モード終了コードを表示するサンプル・コマンド・ファイル
rem Execute the installer in silent mode @echo off server103_win32.exe -mode=silent -silent_xml=C:\downloads\silent.xml -log=C:\logs\products_silent.log @rem Return an exit code to indicate success or failure of installation set exit_code=%ERRORLEVEL% @echo. @echo Exitcode=%exit_code% @echo. @echo Exit Code Key @echo --------------- @echo 0=Installation completed successfully @echo -1=Installation failed due to a fatal error @echo -2=Installation failed due to an internal XML parsing error @echo.
次のsilent.xml
サンプル・ファイルは、WebLogic Serverのすべてのデフォルト・コンポーネント、WebLogic ServerのオプションのServerサンプル・サブコンポーネント、Coherenceの製品ファイル・コンポーネントをインストールします。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <!-- Silent installer option -mode=silent -silent_xml=C:\myfiles\silent.xml --> <!-- Specify values for each data-value name as follows: BEAHOME Complete pathname to the Middleware Home directory that will contain this installation. WLS_INSTALL_DIR Complete pathname to the product installation directory in which to install WebLogic Server. COMPONENT_PATHS Components and subcomponents to be installed. To install multiple components, separate the components with a bar (|). To install subcomponents, specify a component/subcomponent combination. For example, to install Core Application Server, use "WebLogic Server/Core Application Server". INSTALL_NODE_MANAGER_SERVICE Install Node Manager as a Windows service. The default is "no". Requires Administrator privileges. NODEMGR_PORT Node Manager listen port number. If none specified, installer uses default port 5556. INSTALL_NODE_MANAGER_SERVICE must be set to "yes". INSTALL_SHORTCUT_IN_ALL_USERS_FOLDER The Windows Start menu folder in which you want the Start menu shortcuts created. The user performing the installation must have Administrator privileges to install the shortcuts in the All Users folder. Possible values: true/yes The shortcuts are created in the All Users folder (default) false/no The shortcuts are created in the local user's folder BEA_BUNDLED_JVMS Option to select BEA bundled JVMS (for e.g. either jrockit_160_05 or jdk160_05 for Windows and Linux platforms). The default value is all BEA bundled JVMs for selected platform. LOCAL_JVMS Option to select supported JVM, which is already installed. Note: The presence of either(BEA_BUNDLED_JVMS or LOCAL_JVMS) or both of these tokens negates any default selection and only sets the values assigned for these tokens as user selection. The value of the token can be a pipe ('|') separated JavaHomes. <?xml version="1.0" encoding="UFF-8"?> <bea-installer> <input-fields> <data-value name="BEAHOME" value="D:\Oracle\Middleware_Home" /> <data-value name="WLS_INSTALL_DIR" value="D:\Oracle\Middleware_Home\wlserver_10.3" /> <data-value name="COMPONENT_PATHS" value="WebLogic Server/Core Application Server|WebLogic Server /Administration Console|WebLogic Server/Configuration Wizard and Upgrade Framework|WebLogic Server/Web 2.0 HTTP Pub-Sub Server|WebLogic Server/WebLogic JDBC Drivers|WebLogic Server/Third Party JDBC Drivers|WebLogic Server /WebLogic Server Clients|WebLogic Server/WebLogic Web Server Plugins |WebLogic Server/UDDI and Xquery Support|WebLogic Server/Server Examples|Oracle Coherence/Coherence Product Files" /> <data-value name="INSTALL_NODE_MANAGER_SERVICE" value="yes" /> <data-value name="NODEMGR_PORT" value="5559" /> <data-value name="INSTALL_SHORTCUT_IN_ALL_USERS_FOLDER" value="yes"/> <!-- <data-value name="LOCAL_JVMS" value="D:\jrockit_160_05|D:\jdk160_11"/> --> </input-fields> </bea-installer>
サイレント・モードでのアップグレード・インストールのプロセスは、silent.xml
ファイルがかなり簡略化されていることを除いて、サイレント・モードでの完全インストールのプロセスと同様です。
注意: WebLogic Serverを最初にインストールしたときにsilent.xml ファイルを作成した場合は、アップグレード・インストール用に作成するsilent.xml ファイルで誤ってオーバーライドされないように、元のファイルを安全な場所に保存するか、バックアップ・コピーを作成する必要があります。または、アップグレード・ファイルにsilent_upgrade.xml などの別のファイル名を付けることもできます。
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サイレント・モードでアップグレード・インストーラを実行するには:
silent.xml
ファイル(またはsilent_upgrade.xml
ファイル)を作成して、アップグレード対象のWebLogic Serverインストールを含むミドルウェア・ホーム・ディレクトリを指定します。「アップグレード・インストール用のsilent.xmlファイルのサンプル」のサンプルを参照してください。
アップグレード・インストーラが保存されたディレクトリにXMLファイルを保存します。
次のいずれかの項の説明に従って、アップグレード・インストーラを開始します。
-silent_xml
オプションが、アップグレード・インストール用に作成したXMLファイルを指していることを確認します。
インストールの完了後、JRockit SDKを使用する場合、最新の製品版を使用するためのドメインをアップグレードすることをお薦めします。「JRockitの最新バージョンを使用するドメインの構成」を参照してください。
アップグレード・インストーラを使用する場合、silent.xml
ファイルはBEAHOME
データ値名のみを定義する必要があります。これは、アップグレード対象のWebLogic Serverインストールを含むミドルウェア・ホーム・ディレクトリです。次の例を参照してください(この例では、C:\Oracle\Middleware
は、WebLogic Serverがインストールされるミドルウェア・ホーム・ディレクトリです)。使用しているインストールに応じて、この値を適切なディレクトリに更新します。
<?xml version="1.0" encoding="ISO-8859-1" ?> <domain-template-descriptor> <input-fields> <data-value name="BEAHOME" value="c:\Oracle\Middleware" /> </input-fields> </domain-template-descriptor>