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Oracle® Fusion Middleware Oracle Data Integrator開発者ガイド
11g リリース1 (11.1.1)
B62260-01
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21 Oracle Data Integratorコンソールの使用

この章では、Oracle Data Integratorコンソールの使用方法について説明します。コンソール・ユーザー・インタフェースの概要も示します。

この章では、次の項目について説明します。

21.1 Oracle Data Integratorコンソールの概要

Oracle Data Integratorコンソールは、Oracle Data Integratorのランタイム・アーキテクチャを管理および監視し、設計時のオブジェクトを参照するためのWebベースのコンソールです。

この項の内容は次のとおりです。

21.1.1 Oracle Data Integratorコンソールの概要

Oracle Data Integratorコンソールは、様々なタイプのユーザーが使用できるWebベースのコンソールです。

  • 管理者は、Oracle Data Integratorコンソールを使用して、リポジトリの作成とインポート、およびトポロジ(データ・サーバー、スキーマなど)の構成ができます。

  • 本番オペレータは、Oracle Data Integratorコンソールを使用して、シナリオの管理、セッションの監視、およびOracle Data Integratorで生成されたエラー表の内容の管理ができます。

  • ビジネス・ユーザーおよび開発者は、このインタフェースで開発アーティファクトを参照します。この作業には、たとえばデータ系統機能やフロー・マップ機能を使用します。

このWebインタフェースは、Oracle Fusion Middleware Control Consoleとシームレスに統合されているため、Fusion Middlewareの管理者は、Oracle Data Integratorのコンポーネントおよびセッションの詳細にドリルダウンできます。


注意:

Fusion Middleware Control Extension for Oracle Data Integratorには、Oracle Data Integratorコンソールが必要です。この拡張によってドメイン内のOracle Data Integratorコンポーネントを検出および表示するには、Oracle Data Integratorコンソールがインストールおよび構成されている必要があります。

21.1.2 Oracle Data Integratorコンソールのインタフェース

Oracle Data Integratorコンソールは、ADF-Facesフレームワークを使用したWebインタフェースです。

図21-1は、Oracle Data Integratorコンソールのレイアウトを示しています。

図21-1 Oracle Data Integratorコンソール

図21-1の説明が続きます
「図21-1 Oracle Data Integratorコンソール」の説明

Oracle Data Integratorコンソールでは、左側のパネルの2つのナビゲーション・タブに、現在のユーザーが使用できるオブジェクトが表示されます。

  • 「参照」タブには、参照および編集可能なリポジトリ・オブジェクトが表示されます。このタブでは、セッションおよびエラー表の管理もできます。

  • 「管理」タブは、リポジトリおよびリポジトリ接続の管理に使用します。このタブを使用できるのは、スーパーバイザ権限がある接続ユーザー、または最初のリポジトリ接続を設定するユーザーです。

右側のパネルには次のタブが表示されます。

  • 「検索」タブは常に表示可能で、接続されているリポジトリ内のオブジェクトを検索できます。

  • マスター/詳細タブは、参照または編集中のオブジェクトごとに表示されます。同時に複数のオブジェクトの参照または編集が可能であることに注意してください。

ナビゲーション・タブの上部にある検索フィールドを使用すると、ナビゲーション・タブが閉じている場合でも「検索」タブを開くことができます。

ナビゲーション・タブの使用

ナビゲーション・タブでは、リポジトリに含まれているオブジェクトを参照できます。オブジェクトまたはノードが選択されている場合、ナビゲーション・タブのツールバーには、このオブジェクトまたはノードに対して使用できるアクションのアイコンが表示されます。このオブジェクトに対して使用できないアクションのアイコンは、グレー表示されます。たとえば、「参照」タブの「トポロジ」ノードの下にあるデータ・サーバー・オブジェクトは編集および追加できますが、「デザイナ」ノードの下にあるプロジェクトは編集できません。同時に開くことができるタブの数は10までであることに注意してください。

21.2 Oracle Data Integratorコンソールの使用

この項では、Oracle Data Integratorコンソールで使用できる様々なタイプの操作について説明します。コンソールで管理できる各オブジェクト・タイプを中心に説明するのではなく、コンソールでオブジェクトを管理するための秘訣を提供します。

この項の内容は次のとおりです。


注意:

Oracle Data Integratorコンソールでは、マスター・リポジトリに定義されているセキュリティが使用されます。ユーザーに許可されない操作は、このユーザーに対してグレー表示されます。

また、「管理」タブを使用できるのは、スーパーバイザ権限があるユーザーのみです。


21.2.1 Oracle Data Integratorコンソールへの接続

Oracle Data Integratorコンソールは、管理者が定義したリポジトリ接続を介してリポジトリに接続します。

Oracle Data Integratorコンソールに接続するには、事前にOracle Data Integratorコンソールがインストールされている必要があります。Oracle Data Integratorコンソールのインストールの詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Data Integratorインストレーションおよびアップグレード・ガイドを参照してください。


注意:

Oracle Data Integratorコンソールに初めて接続するとき、リポジトリ接続が構成されていない場合は、最初のリポジトリ接続を作成するために「管理」タブにアクセスできます。詳細は、リポジトリ接続の作成を参照してください。最初のリポジトリ接続の作成後、「管理」タブはログイン・ページからは使用できなくなり、このタブを使用できるのはスーパーバイザ権限のあるユーザーのみになります。

Oracle Data Integratorコンソールへの接続

Oracle Data Integratorコンソールに接続するには:

  1. Webブラウザを開き、Oracle Data IntegratorコンソールがインストールされているURLに接続します。例: http://odi_host:8001/odiconsole/

  2. 「リポジトリ」リストから、接続するマスター・リポジトリまたは作業リポジトリに対応するリポジトリ接続を選択します。

  3. 「ユーザーID」および「パスワード」を指定します。

  4. 「サインイン」をクリックします。

21.2.2 一般的なユーザー操作

この項では、一般的なユーザーがOracle Data Integratorコンソールで使用できる一般的な操作について説明します。

この項では次の操作について記載しています:

オブジェクトの表示

オブジェクトを表示するには:

  1. 「参照」または「管理」ナビゲーション・タブでオブジェクトを選択します。

  2. ナビゲーション・タブのツールバーで「表示」をクリックします。オブジェクトの単純なページまたはマスター/詳細ページが開きます。

オブジェクトの編集

オブジェクトを編集するには:

  1. 「参照」または「管理」ナビゲーション・タブでオブジェクトを選択します。

  2. ナビゲーション・タブのツールバーで「更新」をクリックします。オブジェクトの編集ページが開きます。

  3. オブジェクトの各フィールドの値を変更します。

  4. このオブジェクトの編集ページで「保存」をクリックします。

オブジェクトの作成

オブジェクトを作成するには:

  1. 「参照」または「管理」ナビゲーション・タブで、作成するオブジェクトの親ノードに移動します。たとえば、コンテキストを作成する場合は、「参照」タブで、「トポロジ」「コンテキスト」ノードに移動します。

  2. ナビゲーション・タブのツールバーで「作成」をクリックします。このオブジェクトの「追加」ダイアログが表示されます。

  3. オブジェクトの各フィールドに値を指定します。

  4. このオブジェクトの「追加」ダイアログで「保存」をクリックします。ナビゲーション・タブに新しいオブジェクトが表示されます。

オブジェクトの削除

オブジェクトを削除するには:

  1. 「参照」または「管理」ナビゲーション・タブでオブジェクトを選択します。

  2. ナビゲーション・タブのツールバーで「削除」をクリックします。

  3. 確認ウィンドウで「OK」をクリックします。

オブジェクトの検索

設計時オブジェクトまたはトポロジ・オブジェクトを検索するには:

  1. 「検索」タブで、検索するオブジェクトに対応するタブを選択します。

    • 「デザイナ」タブでは、設計時オブジェクトを検索できます。

    • 「トポロジ」タブでは、トポロジ・オブジェクトを検索できます。

  2. 「検索テキスト」フィールドに、検索するオブジェクトの名前の一部を入力します。検索で大文字と小文字を区別する場合は、「大/小文字区別」を選択します。

  3. 「モデル/プロジェクト」(「デザイナ」タブ)または「トポロジ」(「トポロジ」タブ)で、検索するオブジェクトのタイプを選択します。すべてのオブジェクトを検索する場合は、「すべて」を選択します。

  4. 「検索」をクリックします。

  5. 「検索結果」がオブジェクト・タイプ別にグループ化されて表示されます。検索結果でオブジェクトをクリックすると、そのマスター/詳細ページが開きます。

21.2.3 シナリオおよびセッションの管理

この項では、Oracle Data Integratorコンソールで使用できる、シナリオおよびセッションに関連する操作について説明します。

この項では次の操作について記載しています:

シナリオのインポート

シナリオをインポートするには:

  1. 「参照」ナビゲーション・タブを選択します。

  2. 「ランタイム」→「シナリオ」→「すべてのシナリオ」の順に移動します。

  3. ナビゲーション・タブのツールバーで「インポート」をクリックします。

  4. 「インポート・モード」を選択し、シナリオXMLファイルでエクスポート・ファイルを選択します。

  5. 「シナリオのインポート」をクリックします。

シナリオのエクスポート

シナリオをエクスポートするには:

  1. 「参照」ナビゲーション・タブを選択します。

  2. 「ランタイム」→「シナリオ」→「すべてのシナリオ」の順に移動します。

  3. ナビゲーション・タブのツールバーで「インポート」をクリックします。

  4. 「インポート・モード」を選択し、シナリオXMLファイルでエクスポート・ファイルを選択します。

  5. 「シナリオのインポート」をクリックします。

シナリオの実行

シナリオを実行するには:

  1. 「参照」ナビゲーション・タブを選択します。

  2. 「ランタイム」→「シナリオ」→「すべてのシナリオ」の順に移動します。

  3. 実行するシナリオを選択します。

  4. ナビゲーション・タブのツールバーで「実行」をクリックします。

  5. この実行の「エージェント」「コンテキスト」および「ログ・レベル」を選択します。

  6. 「シナリオの実行」をクリックします。

セッションの停止

実行中のセッションの通常の停止または即時停止を実行できます。ステータスが「完了」「警告」または「エラー」のセッションは停止できません。

セッションを停止するには:

  1. 「参照」ナビゲーション・タブを選択します。

  2. 「ランタイム」→「シナリオ」→「すべてのセッション」の順に移動します。

  3. 停止するセッションを選択します。

  4. ナビゲーション・タブのツールバーで「停止」をクリックします。

セッションの再開

セッションを再開するには:

  1. 「参照」ナビゲーション・タブを選択します。

  2. 「ランタイム」→「シナリオ」→「すべてのセッション」の順に移動します。

  3. 再開するセッションを選択します。

  4. ナビゲーション・タブのツールバーで「再開」をクリックします。

失効したセッションの除去

失効したセッションを除去するには:

  1. 「参照」ナビゲーション・タブを選択します。

  2. 「ランタイム」→「シナリオ」→「すべてのセッション」の順に移動します。

  3. ナビゲーション・タブのツールバーで「クリーン」をクリックします。

  4. 「失効したセッションの除去」ダイアログで、失効したセッションを除去する「エージェント」を選択します。

  5. 「OK」をクリックします。

データ統計およびエラー・レコードの管理

Oracle Data Integratorコンソールでは、レコード統計などのセッションの詳細を参照できます。セッションでフロー・チェック中または静的チェック中にエラーのあるデータが検出されると、これらのエラーはエラー表に分離されます。Oracle Data Integratorコンソールを使用して、エラーのある行を参照および管理することもできます。


注意:

エラーのあるデータが検出されたセッションは、「警告」ステータスで終了します。

エラーのあるデータを表示するには:

  1. 「参照」ナビゲーション・タブを選択します。

  2. 「検索」パネルまたは「シナリオ」ページの「セッション」タブから、「ランタイム」→「セッション」→「すべてのセッション」を使用して特定のセッションに移動します。

  3. 「関係」セクションを展開して、「レコード統計」タブを選択します。このタブには、このセッションで対象となっている各物理表、およびレコード統計が表示されます。

  4. 「エラー」列に表示されている番号をクリックします。エラー表の内容が表示されます。

    • 制約タイプ、名前、メッセージの内容、検出日などでエラーをフィルタ処理できます。「フィルタ結果」をクリックして、フィルタを適用します。

    • 「問合せ結果」表でエラーをいくつか選択し、「削除」をクリックしてこれらのレコードを削除します。

    • すべてのエラーを削除する場合は、「すべて削除」をクリックします。


注意:

削除操作は元に戻すことができません。

21.2.4 データ系統およびフロー・マップの使用

この項では、Oracle Data Integratorコンソールで使用できる、データ系統およびフロー・マップ機能の使用方法について説明します。

  • 「データ系統」では、特定のデータストアの観点からデータのフローを表示するグラフが示されます。このグラフでは、このデータ・フローを前後に移動でき、データ・フローをたどることもできます。

  • 「フロー・マップ」では、データ構造(モデル、サブモデルおよびデータストア)と設計時オブジェクト(プロジェクト、フォルダ、パッケージ、インタフェース)間の関連のマップが示されます。このグラフでは、複数のデータ構造とそのデータ・フローで構成されるマップを描画できます。

この項では次の操作について記載しています:

データ系統の使用

データ系統を表示するには:

  1. 「参照」ナビゲーション・タブを選択します。

  2. 「デザインタイム」→「モデル」→「データ系統」の順に移動します。

  3. ナビゲーション・タブのツールバーで「ビュー」をクリックします。

  4. データ系統ページで、モデルを選択し、次にこのモデルのサブモデルとデータストアを選択します。

  5. データストア・ノード間のインタフェースを表示する場合は、「インタフェースの表示」を選択します。

  6. 「命名オプション」セクションで、データストア名およびインタフェース名に付加する接頭辞を選択します。

  7. 「ビュー」をクリックして、データ系統グラフを描画します。このグラフは、ステップ4で選択したデータストアを中心に描画されます。

    このグラフでは、次のアクションを使用できます:

    • 「戻る」をクリックして、「データ系統」オプションに戻り、グラフを再描画します。

    • ハンド・ツールを使用し、データストアをクリックして、このデータストアを中心に系統を再描画します。

    • ハンド・ツールを使用し、インタフェースをクリックして、このインタフェースのページを表示します。

    • 矢印ツールを使用して、グループを展開/縮小します。

    • 移動ツールを使用して、グラフを移動します。

    • ズーム・イン/ズーム・アウト・ツールを使用して、グラフのサイズを変更します。

    • 表示オプションを選択して表示オプションを変更し、この新しいオプションでグラフをリフレッシュします。

フロー・マップの使用

フロー・マップを表示するには:

  1. 「参照」ナビゲーション・タブを選択します。

  2. 「デザインタイム」→「モデル」→「フロー・マップ」の順に移動します。

  3. ナビゲーション・タブのツールバーで「ビュー」をクリックします。

  4. データ系統ページで、モデルを1つ以上選択します。すべてのモデルを選択する場合は、「すべて」を選択します。

  5. プロジェクトを1つ以上選択します。すべてのプロジェクトを選択する場合は、「すべて」を選択します。

  6. 「マップの詳細レベルの選択」セクションで、マップの粒度を選択します。ここで選択するオブジェクトがグラフのノードになります。

    マップにデータ構造のみを表示する場合は、「マップ内にプロジェクト、フォルダ、パッケージまたはインタフェースを表示しない。」を選択します。

  7. オプションで、マップ内のオブジェクトのグループ化方法の指定セクションのオプションを使用して、マップ内のデータ構造および設計時オブジェクトのグループ化を指定します。

  8. 「ビュー」をクリックして、フロー・マップのグラフを描画します。

    このグラフでは、次のアクションを使用できます:

    • 「戻る」をクリックして、「フロー・マップ」オプションに戻り、グラフを再描画します。

    • ハンド・ツールを使用し、マップ内のノード(データストア、インタフェースなどを表すノード)をクリックして、このオブジェクトのページを開きます。

    • 矢印ツールを使用して、グループを展開/縮小します。

    • 移動ツールを使用して、グラフを移動します。

    • ズーム・イン/ズーム・アウト・ツールを使用して、グラフのサイズを変更します。

21.2.5 管理操作の実行

この項では、Oracle Data Integratorコンソールで使用できる様々な管理操作について説明します。これらの操作は、スーパーバイザ権限のあるユーザーが使用できます。

この項では次の操作について記載しています:

リポジトリ接続の作成

リポジトリ接続は、Oracle Data Integratorコンソールに対する接続定義です。この接続には、Oracle Data Integratorのユーザーとパスワードの情報は含まれません。

リポジトリ接続を作成するには:

  1. 「管理」ナビゲーション・タブで「リポジトリ接続」ノードに移動します。

  2. ナビゲーション・タブのツールバーで「作成」をクリックします。このオブジェクトの「リポジトリ接続の作成」ダイアログが表示されます。

  3. リポジトリ接続の値を指定します:

    • 接続別名: ログイン・ページに表示される接続名。

    • マスターJNDI URL: マスター・リポジトリ・データベースに接続するためのデータソースのJNDI URL。

    • スーパーバイザ・ユーザー名: スーパーバイザ権限のあるOracle Data Integratorユーザーの名前。Oracle Data Integratorコンソールでリポジトリへの接続に使用されます。このユーザーのパスワードは、WLS資格証明ストアに宣言されている必要があります。

    • 作業JNDI URL: 作業リポジトリ・データベースに接続するためのデータソースのJNDI URL。このフィールドに値を指定しない場合、リポジトリ接続で許可されるのはマスターへの接続のみで、ナビゲーションはトポロジ情報に限定されます。

    • JNDI URL: 環境ネーミング・コンテキスト(ENC)を使用する場合は、このオプションを選択します。このオプションを選択すると、アプリケーション・サーバーのJNDIディレクトリでデータ・ソースを識別するために、Oracle Data Integratorコンソールによって、データ・ソース名に文字列java:comp/env/が自動的に付加されます。JNDI標準は、Oracle WebLogic Serverではサポートされておらず、グローバル・データ・ソースに対してはサポートされていないことに注意してください。

    • デフォルト: ログイン・ページでこのリポジトリ接続がデフォルトで選択されるようにする場合は、このオプションを選択します。

  4. 「保存」をクリックします。新規リポジトリ接続が「管理」ナビゲーション・タブに表示されます。

リポジトリの管理

Oracle Data Integratorコンソールでは、リポジトリに関する管理操作(作成、インポート、エクスポート)を実行できます。これらの操作は、「管理」ナビゲーション・タブの「リポジトリ」ノードから使用できます。これらの管理操作によって、Oracle Data Integrator Studioを介して使用できる管理操作がWebインタフェースに再作成され、ODIコンソールから環境の設定および保守が可能になります。

これらの操作の詳細は、第3章「Oracle Data Integratorリポジトリの管理」および第18章「エクスポート/インポート」を参照してください。

Java EEエージェントの管理

Oracle Data Integratorコンソールでは、物理エージェントへのJDBCデータソースの追加、およびテンプレートの作成による物理エージェントのWebLogic Serverへのデプロイが可能です。

Java EEエージェント、データソースおよびテンプレートの詳細は、第4章「トポロジの設定」を参照してください。

データソースを物理エージェントに追加するには:

  1. 「参照」ナビゲーション・タブを選択します。

  2. 「トポロジ」→「エージェント」→「物理エージェント」の順に移動します。

  3. 管理するエージェントを選択します。

  4. ナビゲーション・タブのツールバーで「編集」をクリックします。

  5. 「データソースの追加」をクリックします。

  6. このデータソースの「JNDI名」を指定し、「データ・サーバー名」を選択します。このデータソースは、Java EEエージェントがデプロイされるマシンからこのデータ・サーバーに接続するために使用されます。

  7. 「OK」をクリックします。

  8. 「保存」をクリックして、変更内容を物理エージェントに保存します。

物理エージェントのテンプレートを作成するには:

  1. 「参照」ナビゲーション・タブを選択します。

  2. 「トポロジ」→「エージェント」→「物理エージェント」の順に移動します。

  3. 管理するエージェントを選択します。

  4. ナビゲーション・タブのツールバーで「編集」をクリックします。

  5. 「エージェント・デプロイ」をクリックします。

  6. エージェント・デプロイ・ウィザードのステップに従います。このウィザードによって、WLSテンプレート生成ウィザードがWebインタフェースに再作成されます。詳細は、第4章「Java EEアプリケーション・サーバー(Oracle WebLogic Server)でのエージェントのデプロイ」を参照してください。