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Solaris のシステム管理 (上級編) Oracle Solaris 10 8/11 Information Library (日本語) |
3. サービスアクセス機能によるシリアルポートの管理 (手順)
crontab コマンドの使用を特定のユーザーに限定する方法
18. ソフトウェアで発生するさまざまな問題の解決 (手順)
デフォルトでは、rm コマンドを使用して誤って crontab ファイルを削除してしまうことがないように、crontab ファイルは保護されています。crontab ファイルを削除する場合は、rm コマンドではなく crontab -r コマンドを使用してください。
デフォルトでは、crontab -r コマンドは自分自身の crontab ファイルを削除します。
このコマンドを使用するために、/var/spool/cron/crontabs ディレクトリ (crontab ファイルが入っている) に移動する必要はありません。
始める前に
root または他のユーザーの crontab ファイルを削除するには、スーパーユーザーになるか、同等の役割になります。役割には、認証と特権コマンドが含まれます。
自分の crontab ファイルを削除するには、スーパーユーザーまたは同等の役割になる必要はありません。
$ crontab -r [username]
username は、crontab ファイルを削除するユーザーのアカウント名を指定します。他のユーザーの crontab ファイルを削除するには、スーパーユーザーの権限が必要です。
注意 - 誤ってオプションを指定しないで crontab コマンドを入力した場合は、使用しているエディタの中断文字を入力してください。この文字を入力すると、変更結果を保存せずに crontab コマンドを終了できます。この場合に変更結果を保存してファイルを終了すると、既存の crontab ファイルが空のファイルで上書きされます。 |
# ls /var/spool/cron/crontabs
例 8-5 crontab ファイルを削除する
次の例では、ユーザー smith が crontab -r コマンドを使用して自分の crontab ファイルを削除します。
$ ls /var/spool/cron/crontabs adm jones lp root smith sys uucp $ crontab -r $ ls /var/spool/cron/crontabs adm jones lp root sys uucp