ネットワーク接続確認アイコンは、Sun Ray クライアントが Ethernet キャリアを検出したけれども、DHCP サーバーから初期パラメータまたは IP アドレスをまだ受信していないことを示します。アイコンは、通常起動プロセスの一部として数秒間表示されます。
DHCP サーバーが IP アドレスを割り当てたあとに、アイコンは Sun Ray クライアントに割り当てられた IP アドレスで更新されます。ネットワーク接続が確認されると、Sun Ray クライアントが Sun Ray サーバーに接続されます。
問題: アイコンが 10 秒超表示される。
DHCP サーバーが実行中で、クライアントに割り当てる IP アドレスが不足していないことを確認してください。
DHCP サーバーがネットワークパラメータ用に正しく構成されていることを確認してください。
問題: アイコンに IP アドレスとアイコンメッセージ (Sun Ray サーバーが LAN ネットワーク上にあるか専用インターコネクト上にあるかに基づいて、21A または 21B) が表示される。
この状況は、Sun Ray クライアントが DHCP から IP アドレスを受信したけれども、ほかのパラメータがないときに発生します。Sun Ray クライアントは Sun Ray 固有パラメータを取得するために DHCP_INFORM 要求を発行します。
コード 21 A は、Sun Ray クライアントが IP アドレスを受信し、DHCP inform
要求への応答を待機中であることを示します。
コード 21 B は、Sun Ray クライアントが IP アドレスと IP ルーターを受信し、DHCP inform
要求への応答を待機中であることを示します。
応答を受け取らない場合、Sun Ray クライアントは IP アドレスのみを使用して起動プロセスを継続します。プライベートインターコネクトまたは単一 LAN 構成では、Sun Ray クライアントは問題なく機能します。ただし、Sun Ray クライアントのパフォーマンスに影響する場合があります。Sun Ray クライアントが複雑な LAN 構成の一部の場合は (Sun Ray クライアントが Sun Ray サーバーのサブネットから数ホップ離れた場所に配置されているときなど)、ネットワーク操作を扱うための追加パラメータや Sun Ray 固有ベンダーオプションが必要であるために、起動プロセスのあとの方で失敗する場合があります。
可能な場合は起動プロセスを継続し、次の機会に次のことを行なってください。
Sun Ray 以外のほかの DHCP サービスを使用するけれども bootp
プロキシエージェントがない LAN 構成の場合は、DHCP サーバーと Sun Ray ベンダータグを確認してください。
ルーティング構成の場合は、Sun Ray クライアントのサブネット内で bootp
プロキシエージェントが正しく構成されていて、フェイルオーバーグループ内の Sun Ray サーバーの 1 つを指していることを確認してください。
ルーティングされていないプライベートインターコネクト構成の場合は、Sun Ray サーバーが DHCP サーバーの機能を実行します。DHCP サービス用に正しく構成されていることを確認してください。
Sun Ray クライアントは DHCP サーバーとの対話を終了すると、Sun Ray サーバーに接続してから、サーバーの認証マネージャー (認証マネージャーとの接続を待機中 OSD によって示される) と対話します。Sun Ray クライアントが最初に別の Sun Ray サーバーにルーティングされる場合もあります。この場合は、リダイレクション OSD アイコンが数秒間表示されてから、Sun Ray クライアントが新しいサーバーの認証マネージャーと対話する際に、認証マネージャーとの接続を待機中 OSD が表示されます。