注:このチュートリアルには、JDK 7リリースで導入されたファイルI/Oメカニズムが反映されています。 Java SE 6バージョンのファイルI/Oチュートリアルは簡単なものですが、この以前のファイルI/Oに関する記述を含むJava SE Tutorial 2008-03-14バージョンのチュートリアルをダウンロードしていただけます。
java.nio.file
パッケージとその関連パッケージであるjava.nio.file.attribute
では、ファイルI/Oおよびデフォルトのファイル・システムへのアクセスを包括的にサポートします。 APIには多くのクラスが含まれていますが、重点的に確認する必要があるのはいくつかのエントリ・ポイントだけです。 そのため、非常に直感的で使いやすいAPIになっています。
このチュートリアルでは、はじめにパスについて説明します。 次に、パッケージの最重要エントリ・ポイントであるPathクラスを紹介します。 ここでは統語処理に関連するPath
クラスのメソッドを見ていきます。 次に、パッケージ内のもう1つの重要なクラスであるFiles
クラスについて説明します。このクラスには、ファイルを操作するためのメソッドが含まれます。 ここでは最初に、多くのファイル操作に共通するいくつかの概念を紹介します。 さらに、ファイルのチェック、削除、コピー、移動のためのメソッドについて説明します。
次に、メタデータの管理方法を説明してからファイルI/OとディレクトリI/Oの説明に進みます。 ランダム・アクセス・ファイルについて説明し、シンボリック・リンクとハード・リンクに特有の問題について確認します。
その後は、より上級者向けのトピックとして、非常に強力な機能の一部を取り上げます。 まずファイル・ツリーの再帰的な探索の機能を説明し、次にワイルド・カードを使用したファイルの検索方法について説明します。 さらに、ディレクトリの変更監視の方法を説明し、サンプルをお見せします。 また、上記の範囲外のその他のメソッドについても見ていきます。
Java SE 7リリースよりも前に記述したファイルI/Oコードがある場合は、旧来のAPIと新APIのマッピング表を利用して対応できます。また、既存コードの再記述をせずに新しいAPIを活用する方法として、File.toPath
メソッドに関する重要な情報を説明します。