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Oracle® Enterprise Manager Oracle Fusion Middleware Plug-inメトリック・リファレンス・マニュアル
リリース12.1.0.7
B70510-07
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21 Forms

この章では、Oracle Formsのメトリックについて説明します。

21.1 Formsリソース使用率

このメトリックは、すべてのFormsセッションで使用されているリソースを測定します。

21.1.1 CPU使用率(%)

このメトリックは、すべてのFormsセッションのCPUの使用率を示します。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
リリース10.3.1 5分ごと 80 90 cpu.componentは%value%で、警告(%warning_threshold%)またはクリティカル(%critical_threshold%)のしきい値を超えています。

ユーザーの処理

Fusion Middleware Controlのホストのホームページにナビゲートして上部プロセスをチェックし、CPUを最も多く消費するプロセスを特定できるかどうか確認します。もしくは、Fusion Middleware Controlのホストのパフォーマンス・ページに移動して、CPUを最も消費しているプロセスを表示して適切な処置を行います。

21.1.2 合計CPU時間

このメトリックは、すべてのFormsセッションで使用されている合計CPU時間(ミリ秒)を示します。

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
リリース10.3.1 5分ごと

ユーザーの処理

ユーザー処理は必要ありません。

21.1.3 instname.value

この項の残りの情報は、このメトリックがEnterprise Manager Grid ControlまたはEnterprise Manager Cloud Control (該当する場合)で表示される場合にのみ有効です。

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
リリース10.3.1 5分ごと

ユーザーの処理

ユーザー処理は必要ありません。

21.1.4 合計プライベート・メモリー(KB)

このメトリックは、すべてのFormsセッションで使用されている合計メモリー(KB)を測定します。この値はLinux上の実際のプライベート・メモリーではなく、常駐設定サイズ(RSS)を示しています。RSSは、管理上、プロセスが使用している物理メモリー内のページ数から3を引いたものになっています。

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
リリース10.3.1 5分ごと 80 90 合計プライベート・メモリーは%value%%%で、警告(%warning_threshold%%%)またはクリティカル(%critical_threshold%%%)のしきい値を超えています。

ユーザーの処理

Fusion Middleware Controlのホストのホーム・ページに移動して上位プロセスを確認し、メモリーを最も消費しているプロセスを特定できるかどうかを確認します。もしくは、Fusion Middleware Controlのホストのパフォーマンス・ページに移動して、メモリーを最も消費しているプロセスを表示して適切な処置を行います。

21.2 JVMコントローラ

「JVMコントローラ」カテゴリは、すべてのJVMコントローラに関する情報を提供します。

21.2.1 JVM CPU使用率(%)

このメトリックは、子JVMプロセスを含むJVMコントローラのCPUの使用率を示します。

ユーザーの処理

Fusion Middleware Controlのホストのホームページにナビゲートして上部プロセスをチェックし、CPUを最も多く消費するプロセスを特定できるかどうか確認します。もしくは、Fusion Middleware Controlのホストのパフォーマンス・ページに移動して、CPUを最も消費しているプロセスを確認します。

21.2.2 CPU時間

このメトリックは、子JVMプロセスを含むJVMコントローラ・プロセスで使用されているCPU時間(ミリ秒)を示します。

21.2.3 このJVMコントローラで実行中のJVMの数

このメトリックは、このJVMコントローラに対して実行されているJVMの数を示します。

21.2.4 JVMプライベート・メモリー(KB)

このメトリックは、子JVMプロセスを含むJVMコントローラで使用されているプライベート・メモリー(KB)を示します。この値はLinux上の実際のプライベート・メモリーではなく、常駐設定サイズ(RSS)を示しています。RSSは、管理上、プロセスが使用している物理メモリー内のページ数から3を引いたものになっています。

21.2.5 稼動時間

このメトリックは、JVMコントローラの稼働時間(ミリ秒)を示します。

21.3 セッションの数

セッションの数のカテゴリは、すべてのセッションに関する情報を提供します。

21.3.1 セッションの数

このメトリックは、様々なWebLogic Serverインスタンスにデプロイされている、すべてのFormsアプリケーション・デプロイメントのFormsセッションの合計数を示します。

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
リリース10.3.1 5分ごと

21.4 レスポンス

レスポンスのカテゴリは、WebLogic Server のWLS_FORMS内のデフォルトFormsアプリケーション・デプロイメント'formsapp'に関する情報を示します。

21.4.1 instname.value

この項の残りの情報は、このメトリックがEnterprise Manager Grid ControlまたはEnterprise Manager Cloud Control (該当する場合)で表示される場合にのみ有効です。

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
リリース10.3.1 1分ごと 500 1000 Formsリスナーのレスポンス時間は許容されません。

21.4.2 ステータス

このメトリックは、WebLogic ServerのWLS_FORMS内で実行されているFormsアプリケーション'formsapp'のステータスを示します。デフォルトで、このメトリックにはクリティカルのしきい値0が設定されています。これはFormsサーブレットに到達できず、Formsインスタンスにアクセスできないことを意味します。クリティカル・アラートは、メトリック値がクリティカルのしきい値に到達したときに生成されます。このしきい値はデフォルト値のままにしておくことをお薦めします。

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
すべてのリリース 1分ごと 定義なし 0 Formsインスタンスにアクセスできません。

このメトリックの値は、Formsアプリケーションの可用性の測定結果から取得されます。

このメトリックの現在の値は、Formsホーム・ページの「デプロイメント」表にも表示されます。

ユーザーの処理

WLS_FORMSインスタンスが開始されたかどうかを確認します。開始されている場合は、アプリケーションformsapp.earが正常にデプロイされているかどうかを確認します。

21.5 平均サーブレット・レスポンス時間

Formsサーブレットの平均レスポンス時間(ミリ秒)です。

21.5.1 平均レスポンス時間

このメトリックは、平均レスポンス時間を計測します。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
リリース10.3.1 5分ごと 500 1000 Formsリスナーのレスポンス時間は許容されません。

21.5.2 instname.value

この項の残りの情報は、このメトリックがEnterprise Manager Grid ControlまたはEnterprise Manager Cloud Control (該当する場合)で表示される場合にのみ有効です。

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
リリース10.3.1 5分ごと