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Oracle® Enterprise Manager Oracle Fusion Middleware Plug-inメトリック・リファレンス・マニュアル
リリース12.1.0.7
B70510-07
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22 Portal

この章では、Oracle Portalのメトリックについて説明します。


注意:

Enterprise Managerの現行リリースでは、Oracle 10g Portalのメトリックはサポートされていません。

22.1 ポートレット(すべて)

このカテゴリでは、ポートレットのメトリックに関する情報を提供します。

22.1.1 キャッシュ・ヒット率(%)

このメトリックは、キャッシュ・ヒット率を示します。

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 300時間ごと

22.1.2 平均時間(ミリ秒)

このメトリックは、平均時間を示します。

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 300時間ごと

22.1.3 リクエスト(/分)

このメトリックは、ポータル・キャッシュに対する1分当たりのリクエスト率を示します。

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 300時間ごと

22.1.4 可用性(%)

可用性(%)です。

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 300時間ごと

22.1.5 プロデューサ・タイプ

プロデューサ・タイプです。

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 300時間ごと

22.2 ポートレット(上位5)

このカテゴリでは、ポートレット(上位5)のメトリックに関する情報を提供します。

22.2.1 キャッシュ・ヒット率(%)

キャッシュ・ヒット率です。

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 300時間ごと

22.2.2 平均時間(ミリ秒)

このメトリックは、ミリ秒単位の平均時間を示します。

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 300時間ごと

22.2.3 リクエスト(/分)

1分間に記録されたリクエストの数です。

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 300時間ごと

22.2.4 可用性(%)

可用性(%)です。

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 300時間ごと

22.2.5 プロデューサ・タイプ

プロデューサ・タイプです。

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 300時間ごと

22.3 プロデューサ(すべて)

このカテゴリでは、プロデューサのメトリックに関する情報を提供します。

22.3.1 キャッシュ・ヒット率(%)

このメトリックは、プロデューサからのキャッシュ・ヒット率を示します。

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 300時間ごと

ユーザーの処理

このメトリックを使用して、プロデューサのキャッシュ・ヒット率を評価します。

22.3.2 平均時間(ミリ秒)

このメトリックは、プロデューサのポートレット・コールの実行に費やされた平均時間を示します。

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 300時間ごと

ユーザーの処理

このメトリックを使用して、プロデューサのレスポンス時間を評価します。レスポンス時間が範囲外の場合は、個々のポートレットの平均レスポンス時間を評価します。パフォーマンスの最適化を図るため、キャッシュ・オプションとスケール・アウトを検討します。

22.3.3 リクエスト(/分)

このメトリックは、プロデューサによって処理されているリクエスト率(1分当たり)を示します。

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 300時間ごと

ユーザーの処理

このメトリックを使用して、プロデューサの負荷を評価します。

22.3.4 可用性(%)

このメトリックは、プロデューサの可用性を測定し、プロデューサからHTTP-2xxレスポンスを受信したリクエストの割合を測定します。

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 300時間ごと

ユーザーの処理

このメトリックを使用して、プロデューサの可用性を評価します。この数値が範囲外の場合、プロデューサ・インスタンスの可用性と、Portal中間層とプロデューサ間のネットワーク接続を確認します。

22.3.5 プロデューサ・タイプ

プロデューサ・タイプです。

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 300時間ごと

22.4 プロデューサ(上位5)

このカテゴリでは、プロデューサ(上位5)のメトリックに関する情報を提供します。

22.4.1 キャッシュ・ヒット率(%)

キャッシュ・ヒット率です。

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 300時間ごと

22.4.2 平均時間(ミリ秒)

ミリ秒単位の平均時間です。

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 300時間ごと

22.4.3 リクエスト(/分)

1分当たりのリクエストの数です。

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 300時間ごと

22.4.4 可用性(%)

可用性(%)です。

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 300時間ごと

22.4.5 プロデューサ・タイプ

プロデューサ・タイプです。

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 300時間ごと

22.5 ポータル・キャッシュ

このカテゴリでは、ポータル・キャッシュのメトリックに関する情報を提供します。

22.5.1 平均失効ヒット時間(ミリ秒)

このメトリックは、失効ベースのキャッシュを使用するコンテンツについて、Portalキャッシュでのキャッシュ・ヒットの平均時間を示します。

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 300時間ごと

ユーザーの処理

このメトリックを使用して、ページまたはコンテンツのキャッシュ統計を評価します。OTNにあるmod_plsqlのためのOracle® Fusion Middlewareユーザーズ・ガイドで、PL/SQLベースのWebアプリケーションでのキャッシュの使用に関する項を参照してください。

22.5.2 失効ヒット率(%)

このメトリックは、失効ベースのキャッシュを使用するコンテンツについて、キャッシュ・ヒットに成功したリクエストの割合を示します。

このメトリックを使用して、ページまたはコンテンツのキャッシュ統計を評価します。OTNにあるmod_plsqlのためのOracle® Fusion Middlewareユーザーズ・ガイドで、PL/SQLベースのWebアプリケーションでのキャッシュの使用に関する項を参照してください。

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 300時間ごと

ユーザーの処理

このメトリックを使用して、ページまたはコンテンツのキャッシュ統計を評価します。OTNにあるmod_plsqlのためのOracle® Fusion Middlewareユーザーズ・ガイドで、PL/SQLベースのWebアプリケーションでのキャッシュの使用に関する項を参照してください。

22.5.3 平均新規時間(ミリ秒)

このメトリックは、キャッシュに新しく作成されたコンテンツについて、Portalキャッシュでのキャッシュ・ミスの平均時間を示します。

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 300時間ごと

ユーザーの処理

このメトリックを使用して、ページまたはコンテンツのキャッシュ統計を評価します。OTNにあるmod_plsqlのためのOracle® Fusion Middlewareユーザーズ・ガイドで、PL/SQLベースのWebアプリケーションでのキャッシュの使用に関する項を参照してください。

22.5.4 新規(%)

このメトリックは、コンテンツが新規生成されキャッシュされたリクエストの割合を示します。Portalキャッシュにコンテンツが存在せずキャッシュ・ミスが発生すると、新規コンテンツが生成されます。

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 300時間ごと

ユーザーの処理

このメトリックを使用して、ページまたはコンテンツのキャッシュ統計を評価します。

22.5.5 平均pingヒット時間(ミリ秒)

このメトリックは、Pingベースのキャッシュを使用するコンテンツについて、Portalキャッシュでのキャッシュ・ヒットの平均時間を示します。

このメトリックを使用して、ページまたはコンテンツのキャッシュ統計を評価します。

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 300時間ごと

ユーザーの処理

このメトリックを使用して、ページまたはコンテンツのキャッシュ統計を評価します。OTNにあるmod_plsqlのためのOracle® Fusion Middlewareユーザーズ・ガイドで、PL/SQLベースのWebアプリケーションでのキャッシュの使用に関する項を参照してください。

22.5.6 pingヒット(%)

このメトリックは、pingチェックが必要なコンテンツについて、キャッシュ・ヒットに成功したリクエストの割合を示します。

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 300時間ごと

ユーザーの処理

このメトリックを使用して、ページまたはコンテンツのキャッシュ統計を評価します。

22.5.7 リクエスト(/分)

このメトリックは、Portalキャッシュに対するリクエスト率(1分当たり)を示します。

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 300時間ごと

ユーザーの処理

このメトリックを使用して、Portalキャッシュへのリクエスト率を評価します。

22.5.8 平均失効時間(ミリ秒)

このメトリックは、再生成が必要な古いコンテンツについて、Portalキャッシュでのキャッシュ・ミスの平均時間を示します。

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 300時間ごと

ユーザーの処理

このメトリックを使用して、ページまたはコンテンツのキャッシュ統計を評価します。OTNにあるmod_plsqlのためのOracle® Fusion Middlewareユーザーズ・ガイドで、PL/SQLベースのWebアプリケーションでのキャッシュの使用に関する項を参照してください。

22.5.9 失効(%)

このメトリックは、Portalキャッシュにキャッシュされているコンテンツが最新でないために、キャッシュ・ミスになったリクエストの割合を示します。

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 300時間ごと

ユーザーの処理

このメトリックを使用して、ページまたはコンテンツのキャッシュ統計を評価し、コンテンツの編集によって、キャッシュされたコンテンツがどれ位の頻度で最新状態でなくなるのかを確認します。OTNにあるmod_plsqlのためのOracle® Fusion Middlewareユーザーズ・ガイドで、PL/SQLベースのWebアプリケーションでのキャッシュの使用に関する項を参照してください。

22.6 データベース接続プール統計

このカテゴリでは、データベース接続プールの統計に関する情報を提供します。

22.6.1 平均フェッチ時間(ミリ秒)

このメトリックは、Portalがデータベース接続を取得するまでの平均時間を示します。データベース接続は、新規作成されるか接続プールから取得されます。

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 300時間ごと

ユーザーの処理

平均時間が長い場合は、次のように対応します。

  • 接続プールのヒット率を確認し、範囲外でないことを確認します。

  • データベース接続の新規作成にかかった時間と、データベースの設定を確認します。

  • ネットワークとデータベースの接続を確認します。

22.6.2 リクエスト(/分)

このメトリックは、データベース接続を必要とする受信リクエスト率を示します。

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 300時間ごと

ユーザーの処理

データベース接続を必要とする同時受信リクエストの数を基に、データベース・セッションを調整します。

22.6.3 ヒット率(%)

このメトリックは、Portalのデータベース接続プールのヒット率を測定することで、接続プールの効率性を示します。

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 300時間ごと

ユーザーの処理

値が低い場合、次の点を確認します。

  • PlsqlMaxRequestsPerSession接続プール・パラメータの設定を確認します。このパラメータの値が低い場合、プールされた接続がプロパティ設定に基づいて破棄されている可能性があります。

  • 「データベース・リポジトリ・レスポンス・コード統計」メトリックで、エラー・レスポンス数が極端に多くないかどうかを確認します。一部のデータベース・エラー・レスポンスが原因で、プールされた接続が破棄されている可能性があります。

  • サーバー側でクラッシュが発生していないかどうかをデータベース・ログで確認します。

22.6.4 新規(%)

このメトリックは、Portalでのデータベース接続の新規作成率を測定することで、接続プールの効率性を示します。

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 300時間ごと

ユーザーの処理

値が低い場合、次の点を確認します。

  • PlsqlMaxRequestsPerSession接続プール・パラメータの設定を確認します。このパラメータの値が低い場合、プールされた接続がプロパティ設定に基づいて破棄されている可能性があります。

  • 「データベース・リポジトリ・レスポンス・コード統計」メトリックで、エラー・レスポンス数が極端に多くないかどうかを確認します。一部のデータベース・エラー・レスポンスが原因で、プールされた接続が破棄されている可能性があります。

  • サーバー側でクラッシュが発生していないかどうかをデータベース・ログで確認します。

22.6.5 失効(%)

このメトリックは、プールされたデータベース接続の破棄率を測定することで、接続プールの効率性を示します。

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 300時間ごと

ユーザーの処理

値が低い場合、次の点を確認します。

  • PlsqlMaxRequestsPerSession接続プール・パラメータの設定を確認します。このパラメータの値が低い場合、プールされた接続がプロパティ設定に基づいて破棄されている可能性があります。

  • 「データベース・リポジトリ・レスポンス・コード統計」メトリックで、エラー・レスポンス数が極端に多くないかどうかを確認します。一部のデータベース・エラー・レスポンスが原因で、プールされた接続が破棄されている可能性があります。

  • サーバー側でクラッシュが発生していないかどうかをデータベース・ログで確認します。

22.7 データベース・リポジトリ・レスポンス・コード統計

このカテゴリでは、データベース・リポジトリ・レスポンス・コード統計のメトリックに関する情報を提供します。

22.7.1 レスポンス(/分)

このメトリックは、HTTPレスポンス・コードの生成率(1分当たり)を示します。これは、特定のHTTPレスポンス・コードが生成された頻度を表しています。

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 300時間ごと

ユーザーの処理

この値と「平均レスポンス時間」の値を使用して、特定のHTTPレスポンス・コードを生成したリクエストの数と、生成に要した合計時間を評価します。たとえば、HTTP-404、HTTP-500およびHTTP-503などの一般的な障害コードのグラフを作成すると、障害率を評価できます。

22.7.2 平均処理時間(ミリ秒)

このメトリックは、レスポンス・コードの生成に要したレスポンス時間の平均を示します。

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 300時間ごと

ユーザーの処理

この値と「レスポンス(/分)」の値を使用して、レスポンス生成に要する時間を評価します。平均レスポンス時間が許容範囲外である場合、または、レスポンス・コードの合計生成時間が長い場合、その理由を調査します。たとえば、データベースからレスポンスを得るまでに常に時間がかかっている場合、データベースに異常な負荷がかかっているか、一部のSQL*問合せが原因でデータベースのパフォーマンスが低下している可能性があります。問題の特定には、SQL*ProfilingおよびSQL*Traceが役立ちます。

22.8 ページ・エンジン統計

このカテゴリでは、ページ・エンジン統計に関する情報を提供します。

22.8.1 平均キュー待機時間(ミリ秒)

このメトリックは、すべての内部PPEリクエストがPPE内部リクエスト・キューに入っていた平均時間を示します。

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 300時間ごと

ユーザーの処理

平均時間が長い場合、なぜ既存のPPEスレッドがPPE内部キューから開放されて処理されないのかを分析します。ページ・キャッシュ・オプションを確認し、システムおよびネットワーク・リソースのパフォーマンスを分析します。PPEフェッチャ・スレッドの数を変更するか、新しいコンテナの作成を検討します。スレッドの増加がパフォーマンスに影響しないようにします。

22.8.2 ページの平均処理時間(ミリ秒)

このメトリックは、ページの生成とページ・メタデータの取得に要した平均時間を示します。

平均時間が長い場合、Portalの診断ログで障害の原因を調査します。平均時間は次の理由から長くなることがあります。

  • ポートレットのパフォーマンスが不良の場合

  • 急激な負荷上昇

  • データベースのパフォーマンス問題

  • ネットワークまたはデータベースの接続性問題

22.8.3 ページ数(/分)

このメトリックは、Parallel Page Engineによって生成されたページ率(1分当たり)を示します。

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 300時間ごと

ユーザーの処理

値が範囲外の場合、サイト内の主要ページを特定し、より適切なキャッシュ・オプションを選択します。パフォーマンス・チューニングに関する情報は、OTNにあるOracle Portalユーザーズ・ガイドで、ページ・パフォーマンスの向上に関する章を参照してください。

22.8.4 平均ページ・メタデータ・フェッチ時間(ミリ秒)

このメトリックは、ページ・メタデータの取得に要した平均時間を示します。

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 300時間ごと

ユーザーの処理

平均時間が長い場合は、各ページのページ・メタデータのキャッシュ・オプションを確認し、様々なレベルでより多くのキャッシュが作成されるようにします。

22.8.5 ページ・メタデータ・フェッチ(/分)

このメトリックは、ページ・メタデータのスループット(1分当たり)を示します。

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 300時間ごと

ユーザーの処理

値が範囲外の場合、サイトの主要ページを特定し、より適切なキャッシュを選択します。パフォーマンス・チューニングに関する情報は、OTNにあるOracle Portalユーザーズ・ガイドで、ページ・パフォーマンスの向上に関する章を参照してください。

22.8.6 平均ページ・メタデータ待機時間(ミリ秒)

このメトリックは、ページ・メタデータを待つために、リクエストがPPE内部リクエスト・キューに入っていた平均時間を示します。

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 300時間ごと

ユーザーの処理

システムにかかっている負荷が高いと、この値が大きくなる可能性があります。また、PPEリクエスト・スレッドが利用可能になるのをリクエストが待っているために、値が大きくなっている可能性もあります。この場合は、"poolSize"構成設定を使用してスレッド・プールのサイズを増やします。デフォルトのプール・サイズは25です。

22.8.7 キュー・タイムアウト(/分)

このメトリックは、PPE内部リクエスト・キューでタイムアウトになった、Portalデータに対するリクエスト数の率(1分当たり)を示します。

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 300時間ごと

ユーザーの処理

値が範囲外である場合、診断ログを使用して、タイムアウトになったページまたはコンテンツに対するリクエストの詳細を確認します。ログの詳細を分析し、タイムアウトの発生パターンを特定します。一般に、タイムアウトは次の理由から発生します。

  • 負荷ピーク時間前後にタイムアウトが発生しました。システムが負荷に耐えられるように設定されていないか、ページ/コンテンツがパフォーマンス基準に十分に対応していないか、またはページ/コンテンツが、キャッシュを有効にして最良のパフォーマンスを実現するように最適化されていないことが原因の可能性があります。

  • タイムアウトが、常に特定のポートレットまたは一連のポートレットで発生します。バックエンドのプロデューサと、その負荷およびレスポンス特性を評価します。

  • ほとんどの場合、同じページでタイムアウトが発生します。これは通常、ページの特定の属性を示しています。対象のページとそのコンテンツを分析し、キャッシュを最適化します。パフォーマンス・チューニングに関する情報は、OTNにあるOracle Portalユーザーズ・ガイドで、ページ・パフォーマンスの向上に関する章を参照してください。

  • 中間層、データベース、プロデューサ・ノードなどのインスタンスのリソース(CPU、メモリー、リソースなど)に存在するパフォーマンス阻害要因が原因で、タイムアウトが発生することがあります。これらのリソースに阻害要因がないかどうかを確認してください。

  • リモート・ノードへの接続時や、ネットワーク接続問題による遅延が原因で、タイムアウトが発生することがあります。

  • システムやネットワークの構成が適切でない場合に、タイムアウトが発生することがあります。

システムおよびネットワークがすべて適切に設定されている場合、PPEのフェッチャ・スレッドの数を増やすか、クラスタにノードを追加することを検討します(ただし、他のコンポーネントが追加したフェッチャ・スレッドの負荷に耐えられる場合のみ)。バックエンドのプロデューサが既存の負荷に対応できていない場合、フェッチャ・スレッドの追加やクラスタ・メンバーの追加により、パフォーマンスが悪化する可能性があります。この場合は、プロデューサのリソースを追加することを検討します。

22.8.8 HTTP200-HTTP299 (%)

このメトリックは、Portal Parallel Page Engine (PPE)で生成されたHTTP-2xxレスポンス率を示します。

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 300時間ごと

ユーザーの処理

この値が低い場合は、診断ログを使用して調査します。

22.8.9 HTTP300-HTTP399 (%)

このメトリックは、Portal Parallel Page Engine (PPE)で生成されたHTTP-3xxレスポンス率を示します。

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 300時間ごと

ユーザーの処理

システムのリダイレクト・レスポンス(HTTP 302)の数が多い場合は、その原因を調査し、最適化するための対応を検討します。

22.8.10 HTTP400-HTTP499 (%)

このメトリックは、Portal Parallel Page Engine (PPE)で生成されたHTTP-4xxレスポンス率を示します。

HTTP-499は、リクエストされたリソースが保護リソースで、アクセスするのにログインが必要であることを示す特殊コードです。同様に、HTTP-470はログアウトが実行されたことを示すコードです。

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 300時間ごと

ユーザーの処理

PPEで生成されたHTTP-4xxレスポンスの数が多い場合は、Portalの診断ログを使用して調査します。

22.8.11 HTTP500-HTTP599 (%)

このメトリックは、Portal Parallel Page Engine (PPE)で生成されたHTTP-5xxレスポンス率を示します。

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 300時間ごと

ユーザーの処理

PPEで生成されたHTTP-5xxレスポンスの数が多い場合は、Portalの診断ログを使用して調査します。

22.8.12 タイムアウト(%)

このメトリックは、Portal Parallel Page Engine (PPE)で生成されたタイムアウト・レスポンス率を示します。

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 300時間ごと

ユーザーの処理

タイムアウト・レスポンスの数が多い場合は、Portalの診断ログで障害の原因を調査します。次の理由からタイムアウトが発生することがあります。

  • ポートレットのパフォーマンスが不良の場合

  • 急激な負荷上昇

  • データベースのパフォーマンス問題

  • ネットワークまたはデータベースの接続性問題

  • 不適切なタイムアウト値の設定

22.8.13 Webキャッシュ・ページ・メタデータ・ヒット(%)

このメトリックは、キャッシュされたページ・メタデータをWebCacheから取得できるリクエストの割合を示します。

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 300時間ごと

ユーザーの処理

この値から、ページ・メタデータのキャッシュに関するWebCacheの効率性を評価します。この値が低い場合は、ページのキャッシュ・オプションについて検討します。

22.8.14 Webキャッシュ・ページ・メタデータ・ミス(%)

このメトリックは、キャッシュされたページ・メタデータをWebCacheから取得できないリクエストの割合を示します。

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 300時間ごと

ユーザーの処理

このメトリックを使用して、ページ・メタデータのキャッシュに関するWebCacheの効率性を評価します。

22.8.15 Webキャッシュ・ページ・メタデータ・キャッシュ不可能(%)

このメトリックは、コンテンツのキャッシュにWebCacheを使用できないリクエストの割合を示します。

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 300時間ごと

ユーザーの処理

この値が高い場合は、ページ・メタデータのキャッシュにWebCacheを使用しないように定義されているページがどれ位あるかを、この値から分析します。ページにこのオプションが設定されることは稀であり、パフォーマンスへの影響もあります。特別の理由がなければ、これらのページのキャッシュ・オプションについて再検討してください。パフォーマンス・チューニングに関する情報は、OTNにあるOracle Portalユーザーズ・ガイドで、ページ・パフォーマンスの向上に関する章を参照してください。

22.9 レスポンス

このカテゴリでは、レスポンスのメトリックに関する情報を提供します。

22.9.1 稼働/停止ステータス

このメトリックは、Portalのステータスを示します。緑の上矢印は、Portalが稼働していることを示します。赤の下矢印は、Portalが停止していることを示します。タイマー時計の状態アイコンは、Enterprise ManagerがPortalのステータス情報を問合せおよび取得できないことを示します。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
すべてのリリース 毎分 60サンプルごと =
定義なし 0 ポータル・アプリケーションは停止しています

ユーザーの処理

Portalが停止している場合は、次の点を確認します。

  • PortalのWebLogicコンテナ(WLS_PORTAL)が稼働しているかどうかを確認します。必要であれば起動します。

  • PortalのWebLogicコンテナ内のPortalアプリケーションが稼働しているかどうかを確認します。必要であればアプリケーションを起動します。

コンテナとアプリケーションが稼働しているかどうかを確認します。稼働しているのにステータスが停止中である場合は、Portalの診断ログで原因を調査します。