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Oracle Solaris のシステム管理 (ネットワークサービス) Oracle Solaris 11 Information Library (日本語) |
パート II ネットワークファイルシステムへのアクセス (トピック)
6. ネットワークファイルシステムへのアクセス (リファレンス)
sendmail.cf の代替構成を使ってメール配信を管理する方法
ローカルの各 /etc/mail/aliases ファイルに postmaster 別名を作成する方法
postmaster メールボックスを /etc/mail/aliases ファイルの別名に追加する方法
メールキュー /var/spool/mqueue の内容を表示する方法
メールキュー /var/spool/mqueue でメールキューを強制処理する方法
メールキュー /var/spool/mqueue のサブセットを実行する方法
この節では、キューの管理に役立つ作業について説明します。クライアント専用のキューの詳細については、「sendmail の version 8.12 からの submit.cf 構成ファイル」を参照してください。ほかの関連情報については、「sendmail の version 8.12 から追加されたキューの機能」を参照してください。
次を参照してください。
次の行を入力します。
# /usr/bin/mailq | more
このコマンドは、次の情報を表示します。
キュー ID
メッセージのサイズ
メッセージがキューに入った日付
メッセージの状態
送信者と受信者
さらに、このコマンドは、承認属性 solaris.admin.mail.mailq を確認します。確認が取れると、sendmail で -bp フラグを指定するのと同じ処理が実行されます。確認ができない場合は、エラーメッセージが表示されます。デフォルトでは、この承認属性はすべてのユーザーで使用できるようになっています。承認属性は、prof_attr 内のユーザーエントリを変更することにより無効にできます。詳細は、prof_attr(4) および mailq(1) のマニュアルページを参照してください。
たとえば、以前にメッセージを受信できなかったシステムへのメッセージを処理するには、次の手順に従います。
詳細は、『Oracle Solaris の管理: セキュリティーサービス』の「管理権限を取得する方法」を参照してください。
# /usr/lib/sendmail -q -v
たとえば、ホスト名など、アドレスの部分文字列を強制的に処理するには、次の手順に従います。また、特定のメッセージをキューから強制的に処理するにも、次の手順に従います。
詳細は、『Oracle Solaris の管理: セキュリティーサービス』の「管理権限を取得する方法」を参照してください。
# /usr/lib/sendmail -qRstring
受信者の別名または user@host.domain の部分文字列 (ホスト名など) を指定
代わりに、-qInnnnn を使ってメールキューのサブセットを実行することもできます。
# /usr/lib/sendmail -qInnnnn
キュー ID を指定します。
詳細は、『Oracle Solaris の管理: セキュリティーサービス』の「管理権限を取得する方法」を参照してください。
# svcadm disable network/smtp:sendmail
これで、sendmail はキューディレクトリを処理しなくなります。
# cd /var/spool
# mv mqueue omqueue; mkdir mqueue
# chmod 750 mqueue; chown root:bin mqueue
# svcadm enable network/smtp:sendmail
詳細は、『Oracle Solaris の管理: セキュリティーサービス』の「管理権限を取得する方法」を参照してください。
# /usr/lib/sendmail -oQ/var/spool/omqueue -q
-oQ フラグで、代替キューディレクトリを指定します。-q フラグで、キューのすべてのジョブを実行するように指示します。画面に冗長出力を表示する場合は、-v フラグを使用します。
# rmdir /var/spool/omqueue