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Oracle Solaris のシステム管理 (ネットワークサービス) Oracle Solaris 11 Information Library (日本語) |
パート II ネットワークファイルシステムへのアクセス (トピック)
6. ネットワークファイルシステムへのアクセス (リファレンス)
sendmail.cf の代替構成を使ってメール配信を管理する方法
メールキュー /var/spool/mqueue の内容を表示する方法
メールキュー /var/spool/mqueue でメールキューを強制処理する方法
メールキュー /var/spool/mqueue のサブセットを実行する方法
メールキュー /var/spool/mqueue を移動する方法
古いメールキュー /var/spool/omqueue を実行する方法
メール別名はドメイン独自にする必要があります。この節では、メール別名ファイルを管理する手順を説明します。
その他に、makemap を使ってローカルメールホストにデータベースファイルを作成することもできます。makemap(1M) のマニュアルページを参照してください。これらのデータベースファイルを使用しても、NIS などのネームサービスを使用する利点のすべては得られません。しかし、ネットワークのルックアップは必要ないため、ローカルのデータベースファイルからの方がより早くデータを取り出すことができます。詳細は、「sendmail とネームサービスの相互作用」の 「メール別名ファイル」および 第 14 章メールサービス (リファレンス)を参照してください。
次の手順によって、NIS の mail.aliases マップを使って別名の設定を容易に行うことができます。
詳細は、『Oracle Solaris の管理: セキュリティーサービス』の「管理権限を取得する方法」を参照してください。
# cat /etc/mail/aliases .. alias:expanded-alias
簡略別名を指定します。
拡張別名 (user@host.domain.com) を指定します。
# cat /etc/mail/aliases .. Postmaster: root
# cat /etc/mail/aliases .. root: user@host.domain.com
指定されたポストマスターに割り当てられているアドレスを指定します。
# cd /var/yp
# make
/etc/hosts および /etc/mail/aliases ファイルの変更は、NIS スレーブシステムに伝達されます。変更は、遅くとも数分後には有効になります。
ローカルメール別名ファイルで別名を解釈処理するには、次の手順に従います。
詳細は、『Oracle Solaris の管理: セキュリティーサービス』の「管理権限を取得する方法」を参照してください。
user1: user2@host.domain
新しい別名を指定します。
新しい別名の実際のアドレスを指定します。
# cat /etc/mail/aliases .. Postmaster: root
# cat /etc/mail/aliases .. root: user@host.domain.com
指定されたポストマスターに割り当てられているアドレスを指定します。
# newaliases
/etc/mail/sendmail.cf の AliasFile オプションの構成によって、このコマンドがバイナリ形式で、/etc/mail/aliases.db ファイルを 1 つ生成するか、または /etc/mail/aliases.dir と /etc/mail/aliases.pag の 1 組のファイルを生成するかが決まります。
rcp または rsync コマンドを使用して 3 つのファイルをコピーできます。詳細は、rcp(1) のマニュアルページまたは rsync(1) のマニュアルページを参照してください。また、この目的のためのスクリプトを作成することもできます。
これらのファイルをコピーしたら、newaliases コマンドをほかの各システムで実行する必要はありません。ただし、メールクライアントを追加または削除するたびにすべての /etc/mail/aliases ファイルを更新する必要があるので注意してください。
rcp または rsync コマンドを使用してこれらのファイルをコピーできます。詳細は、rcp(1) のマニュアルページまたは rsync(1) のマニュアルページを参照してください。また、この目的のためのスクリプトを作成することもできます。
これらのファイルをコピーしたら、newaliases コマンドをほかの各システムで実行する必要はありません。ただし、メールクライアントを追加または削除するたびにすべての /etc/mail/aliases ファイルを更新する必要があるので注意してください。
キー付きマップファイルを作成するには、次の手順に従います。
詳細は、『Oracle Solaris の管理: セキュリティーサービス』の「管理権限を取得する方法」を参照してください。
エントリには、次の構文を使用できます。
old-name@newdomain.com new-name@newdomain.com old-name@olddomain.com error:nouser No such user here @olddomain.com %1@newdomain.com
新たに割り当てたドメインでこれまで割り当てられていたユーザー名を指定します。
新たに割り当てるアドレスを指定します。
これまで割り当てられていたドメインでこれまで割り当てられていたユーザー名を指定します。
これまで割り当てられていたドメインを指定します。
新たに割り当てるドメインを指定します。
1 番目のエントリにより、メールは新しい別名に転送されます。2 番目のエントリにより、不適切な別名が使用された時にメッセージが作成されます。最後のエントリにより、すべての着信メールは olddomain から newdomain へ転送されます。
# /usr/sbin/makemap maptype newmap < newmap
dbm、btree、hash などのデータベースタイプを選択します。
入力ファイル名とデータベースファイル名の最初の部分を指定します。dbm データベースタイプを選択すると、データベースファイルは接尾辞に .pag または .dir を使って作成されます。ほかの 2 つのデータベースタイプの場合、ファイル名には .db が付きます。
各システムは postmaster メールボックスにメールを送信できなければなりません。 postmaster の NIS 別名を作成できます。あるいは、ローカルの /etc/mail/aliases ファイルそれぞれに別名を作成することもできます。次の手順を参照してください。
postmaster 別名をローカルの各 /etc/mail/aliases ファイルに作成する場合は、次の手順に従います。
詳細は、『Oracle Solaris の管理: セキュリティーサービス』の「管理権限を取得する方法」を参照してください。
# cat /etc/mail/aliases # Following alias is required by the mail protocol, RFC 2821 # Set it to the address of a HUMAN who deals with this system's # mail problems. Postmaster: root
root をポストマスターに指定する個人のメールアドレスに変更します。
Postmaster: mail-address
ポストマスターとして指定された個人に割り当てられたアドレスを使用します。
ポストマスターがポストマスターメールと個人メールとを区別するために、別のメールボックスを作成できます。別のメールボックスを作成する場合は、/etc/mail/aliases ファイルを編集するときに、ポストマスターの個人メールアドレスではなくメールボックスアドレスを使用してください。詳細は、「postmaster 用に別のメールボックスを作成する方法」を参照してください。
postmaster 用に別のメールボックスを作成する場合は、次の手順に従います。
詳細は、『Oracle Solaris の管理: セキュリティーサービス』の「管理権限を取得する方法」を参照してください。
ユーザーアカウントの追加の詳細については、『Oracle Solaris の管理: 一般的なタスク』の「ユーザーアカウントの設定と管理 (作業マップ)」を参照してください。
# mail -f postmaster
割り当てられているアドレスを指定します。
postmaster メールボックスを /etc/mail/aliases ファイル内の別名に追加する場合は、次の手順に従います。
詳細は、『Oracle Solaris の管理: セキュリティーサービス』の「管理権限を取得する方法」を参照してください。
# cat /etc/mail/aliases .. root: user@host.domain.com
ポストマスターとして指定された個人に割り当てられたアドレスを使用します。
# cat /etc/mail/aliases .. sysadmin: /usr/somewhere/somefile
新しい別名の名前を作成します。
ローカルメールボックスのパスを指定します。
# newaliases