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Oracle Solaris の管理: デバイスとファイルシステム Oracle Solaris 11 Information Library (日本語) |
USB デバイス向けの Oracle Solaris のサポート
EHCI ドライバ、OHCI ドライバ、および UHCI ドライバ
Oracle Solaris USB アーキテクチャー (USBA)
Oracle Solaris OS における USB について
15. Oracle Solaris Internet Storage Name Service (iSNS) の構成と管理
次のセクションでは、Oracle Solaris リリースにおける USB の新機能について説明します。
Oracle Solaris 11: Interface Association Descriptor (IAD) をサポートするために、USB デバイスノードとして IA ノードが作成されます。この機能によって、同じデバイスの複数のインタフェース (Web カメラのビデオインタフェースとオーディオインタフェースなど) が、1 つのドライバによってサポートされることがあることを意味します。IA ノード用のドライバが見つからない場合には、インタフェースノードを作成するためにその IA ノードに連結ドライバ usb_ia がバインドされます。詳細は、usb_ia(7D) のマニュアルページを参照してください。
Oracle Solaris 11: USB EHCI ホストコントローラドライバは、USB 2.0 または高速のアイソクロナスデバイスでアイソクロナス転送を行えるようにします。詳細は、usb_isoc_request(9S) のマニュアルページを参照してください。
Oracle Solaris 11: この Solaris リリースでは、新規デバイス属性 hotpluggable が導入されました。この属性を使用すると、システムをリブートせずに接続または切り離しできるデバイスを識別したり、ユーザーの介入なしで自動的に構成および構成解除を実行したりできます。すべての USB および 1394 デバイスは、ホットプラグ対応デバイスとして識別され、「USB 大容量ストレージデバイスの使用」に記述されている利点が得られます。また、非リムーバブルメディア USB および 1394 デバイスは、リムーバブルメディアデバイスとしては識別されなくなり、removable-media 属性を持たなくなりました。
この変更は、非リムーバブルメディア USB および 1394 デバイスのサポートおよびそのパフォーマンスを改善する目的で、主にカーネルレベルで行われました。ただし、これらのデバイスの使用法が変更の影響を受けることはありません。たとえば、これらのデバイスのマウントおよびマウント解除は、rmvolmgr を使用して制御します。ユーザーが識別できるのは、デバイスの hotpluggable および removable-media 属性の変更だけです。
非リムーバブル USB ストレージデバイスと 1394 大容量デバイスの両方がドライバレベルでホットプラグ対応デバイスとして識別されます。この動作は、システムをリブートせずにこれらのデバイスを接続または取り外しできること、およびユーザーの介入なしで自動的に構成または構成解除できることを意味します。これらの変更は、カーネルレベルで行われているため、デバイスの使用には影響しません。たとえば、これらのデバイスのマウントおよびマウント解除は、リムーバブルメディア管理サービスによって制御されます。
また、 format ユーティリティーを使用して、非リムーバブル USB デバイスおよび 1394 大容量ストレージデバイスにアクセスしてラベルを付けることができます。ただし、/etc/driver/drv/scsa2usb.conf ファイル内の remvalue を true に設定することで、これらのデバイスの新しいホットプラグ機能を無効にすることができます。このパラメータを true に設定すると、この動作を優先する場合は、デバイスがドライバレベルでリムーバブルメディアとして扱われます。
これらのデバイスの使用方法については、scsa1394(7D) のマニュアルページと「USB 大容量ストレージデバイスの使用 (タスクマップ)」を参照してください。
Oracle Solaris 11: GRUB ベースのブート環境で次の USB 機能を使用できます。
USB CD または DVD ドライブからのインストール
USB ストレージデバイスからのブート。Solaris リリースをブートする前に、USB ドライブに Solaris リリースをインストールする必要があります。
ブートの詳細は、『SPARC プラットフォームでの Oracle Solaris のブートおよびシャットダウン』または 『x86 プラットフォーム上の Oracle Solaris のブートおよびシャットダウン』を参照してください。
Oracle Solaris 11: USB 仮想キーボードおよびマウスがサポートされているため、複数のキーボードおよび複数のマウスを接続して、それらを 1 つの仮想キーボードまたは仮想マウスとして動作させることができます。つまり、各物理デバイスの入力が 1 つの入力ストリームに統合されます。たとえば、一方のキーボードで Shift キーを押してもう一方のキーボードで A キーを押した場合、表示される文字は大文字の A になります。
また、USB キーボードまたはマウスをラップトップに追加し、これらのデバイスをラップトップの PS/2 キーボードおよびパッドと一緒に 1 つのデバイスとして動作させる機能もサポートされています。
さらに、仮想キーボードおよびマウス機能により、バーコードリーダーもサポートされています。
詳細については、virtualkm(7D) のマニュアルページを参照してください。