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Oracle Solaris 11 ご使用にあたって     Oracle Solaris 11 Information Library (日本語)
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ドキュメントの情報

はじめに

1.  始める前に

2.  インストールに関する注意事項

3.  実行時に関する注意事項

4.  更新の問題

更新のバグ

パッケージマネージャーを使用して Oracle Solaris 11 Express を Oracle Solaris 11 に更新できない (19022)

更新中にディレクトリが空でないか、または予期しないメッセージが表示される (7019792)

廃止されたパッケージに対して依存関係を持つ製品 (7106586)

CUPS が、Oracle Solaris 11 のデフォルトの印刷サービスとして LP 印刷サービスを置き換える

更新後に、syslog/etc/ ail/aliases.db 別名データベースが古いと報告する (7096745)

未構成ロケールファセットでのデフォルト言語の問題 (7073516)

更新のバグ

Oracle Solaris 11 への更新時に、次のバグが発生する可能性があります。

パッケージマネージャーを使用して Oracle Solaris 11 Express を Oracle Solaris 11 に更新できない (19022)

パッケージマネージャーを使用して Oracle Solaris 11 Express (ビルド 151a) を Oracle Solaris 11 に更新することはできません。

回避方法: 更新を実行するには、pkg(1) コマンド行ユーティリティーを使用します。詳細は、「 Oracle Solaris 11 Express を Oracle Solaris 11 に更新する方法」を参照してください。

更新中にディレクトリが空でないか、または予期しないメッセージが表示される (7019792)

Oracle Solaris 11 Express から Oracle Solaris 11 への更新中に、次のメッセージが表示されることがあります。

The following unexpected or editable files and directories were
salvaged while executing the requested package operation; they
have been moved to the displayed location in the image:
followed by one or more directories named as such: 

dir -> /tmp/tmpdir/var/pkg/lost+found/dir-timestamp

回避方法: このメッセージは無視してください。表示されているディレクトリは、更新されたシステム上でパッケージ化されなくなりました。ただし、ディレクトリの内容は、更新されたブート環境内の /var/pkg/lost+found ディレクトリに見つかります。

廃止されたパッケージに対して依存関係を持つ製品 (7106586)

pkg://opensolaris.org/ からの特定のパッケージがインストールされている場合、システムを Oracle Solaris 11 に更新できない可能性があります。次の表に、これらのパッケージの一覧を示します。

パッケージ名
説明
amp-dev
AMP 開発クラスタ
eclipse
Eclipse IDE
java-dev
Java 開発クラスタ
libnb-apisupport
NetBeans クラスタ API サポート
libnb-enterprise
NetBeans Java EE support サポート
libnb-groovy
NetBeans Groovy サポート
libnb-identity
NetBeans クラスタ識別情報
libnb-java
NetBeans Java サポート
libnb-profiler
NetBeans プロファイラ
mq41
Message Queue 4.1
netbeans
NetBeans IDE
netbeans-java
NetBeans Web および Java Enterprise Edition (EE)
netbeans-javase
NetBeans Java Standard Edition (SE) ディストリビューション
openoffice
OpenOffice.org バージョン 3.1.0
openoffice-sdk
OpenOffice.org バージョン 3.1.0 用の SDK
service/network/message-queue-41
Message Queue 4.1
web/glassfish-2
GlassFish Java EE 5 Server

回避方法: Oracle Solaris 11 に更新する前に、これらのパッケージをアンインストールします。最新バージョンについては、次の Web サイトを参照してください。

CUPS が、Oracle Solaris 11 のデフォルトの印刷サービスとして LP 印刷サービスを置き換える

Oracle Solaris 11 のデフォルトかつ唯一の印刷サービスは、Common UNIX Printing System (CUPS) です。Oracle Solaris 10 や以前のリリースでは、LP 印刷サービスがデフォルトの印刷サービスです。LP 印刷サービスは Oracle Solaris 11 から削除されました。

Oracle Solaris 11 をインストールしたり、このリリースにアップグレードしたりする場合、LP 印刷サービスを使用して構成されたプリンタのすべてを、CUPS で動作するように構成し直す必要があります。なぜなら、それらのプリンタはもう動作しないからです。プリンタは、次のいずれかの方法で構成し直すことができます。


注 - 未変更の Oracle Solaris 11 Express を実行している場合は、CUPS がすでにデフォルトの印刷サービスになっています。Oracle Solaris 11 に更新する場合は、既存の印刷待ち行列を CUPS を使用して構成し直す必要は一切ありません。ただし、LP 印刷サービスに切り替え、LP 印刷コマンドを使用してプリンタを構成した場合は、更新後にそれら既存のプリンタを CUPS を使用して構成し直す必要があります。


CUPS で動作するように印刷環境を設定する手順については、『Oracle Solaris の管理: 一般的なタスク』の第 15 章「CUPS を使用したプリンタの設定と管理 (手順)」を参照してください。

更新後に、syslog/etc/ ail/aliases.db 別名データベースが古いと報告する (7096745)

ローカル別名 (/etc/mail/aliases) が追加されたことのないシステム上で、以前の Oracle Solaris リリースから Oracle Solaris 11 に更新したあと、次のログメッセージが表示されることがあります。

hostname sendmail[<pid>]: 
[ID 702911 mail.info] alias database /etc/mail/aliases.db out of date

このメッセージは無害であり、システムに影響を与えません。

回避方法: root 特権で /usr/sbin/newaliases を実行します。

未構成ロケールファセットでのデフォルト言語の問題 (7073516)

Oracle Solaris 11 では、ローカライズ版のインストールは、Image Packaging System (IPS) のオプションコンポーネントの 1 つである「ファセット」と呼ばれるメカニズムによって制御されます。Oracle Solaris 11 の初期インストール中に、ファセットは次の表に示されている言語 (ロケール) を選択するように初期構成されます。

言語
ロケール
中国語 (簡体字)
zh_CN.UTF-8
中国語 (繁体字)
zh_TW.UTF-8
英語
en_US.UTF-8
フランス語
fr_FR.UTF-8
ドイツ語
de_DE.UTF-8
イタリア語
it_IT.UTF-8
日本語
ja_JP.UTF-8
韓国語
ko_KR.UTF-8
ポルトガル語 (ブラジル)
pt_BR.UTF-8
スペイン語
es_ES.UTF-8

Oracle Solaris 11 Express から Oracle Solaris 11 に更新するときに、ファセットはデフォルトでは構成されません。この場合、デフォルトですべての言語が暗黙的に選択されてインストールされます。

回避方法: 選択された言語でシステムを構成する場合は、更新後に次のいずれかの回避方法を選択します。

-change-facet オプションの使用方法については、pkg(1) のマニュアルページを参照してください。