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Oracle Solaris の管理: SAN 構成およびマルチパス化 Oracle Solaris 11 Information Library (日本語) |
10. x86 システムのファイバチャネルデバイスからの Solaris OS のブート
DVD またはネットワークベースの OS インストールを実行する方法
インストールを正しく完了するためには、インストールのディスク選択部分で FC ベースのデバイスを使用します。対話式インストールの最後に、x86 BIOS および FC HBA BIOS を変更して、マルチパス化されたリモートディスクから Oracle Solaris をブートするために使用する FC イニシエータを特定する必要があります。
OS のインストール後、リブートの前に、新しくインストールされた論理ユニット番号 (LUN) に対して luxadm コマンドを発行して構成情報を収集します。luxadm コマンド出力には c#t#d# からアレイ WWN および LUN 番号へのマップが提供されます。HBA WWN (World Wide Name) およびアレイ WWN ポート情報を記録します。
リブート中に、WWN および LUN 番号を使用して、各 HBA の HBA BIOS が、同じアレイ上の各 LUN からのブートに使用されるように設定します。CD-ROM またはネットワークでなくディスクからブートを実行するようにシステム BIOS を変更します。
注 - HBA およびシステム BIOS を変更するにはコンソールアクセスが必要です。
さらに、Oracle Solaris OS のインストール中は次のことに注意してください。
カスタムのディスクレイアウトを使用中の場合、オーバーラップ (s2) パーティションを削除しないでください。x86 ブートインストーラはこのパーティションに依存します。
デフォルトでは、Solaris I/O マルチパス化機能は単一のブートデバイスへの複数パスを持つ FC ブートデバイスを管理します。