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国際化対応言語環境の利用ガイド     Oracle Solaris 11 Information Library (日本語)
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ドキュメントの情報

はじめに

1.  紹介

2.  Unicode と UTF-8 ロケールのサポート

Unicode の概要

UTF-8 の概要

共通ロケールデータリポジトリ

UTF-8 以外の文字セットを使用するロケール

UTF-8 以外のロケールから UTF-8 ロケールへの移行

標準テキストファイル

ファイル名とディレクトリ名

ZFS

NFS

3.  言語とロケールの作業

4.  デスクトップキーボードの設定と入力方式

5.  フォントの設定

6.  高度なトピック

A.  使用可能なロケール

索引

UTF-8 以外の文字セットを使用するロケール

変換の問題を避けるために、Oracle Solaris のロケールは、UTF-8 の概要」で説明する Unicode 文字セットの UTF-8 エンコーディング形式を使用します。すべてのサポート対象言語には、推奨およびサポートされる形式として UTF-8 ロケールが存在します。

歴史的、技術的、および法的な理由から、UTF-8 以外のロケールも Oracle Solaris で使用できます。C ロケールは、EMEA 言語用の旧バージョンのシングルバイト (8 ビット) ISO ロケールであり、APAC 言語用の伝統的なロケールです。

1 つの文字を表すために 1 バイト (8 ビット) しか使用しないという理由で、過去にはシングルバイト文字セットが広く利用されていました。しかし、セットのサイズが最大 256 文字と限られていることが原因で、言語ごとに異なる文字セットを使用する必要がありました。このことは、ある文字セットで作成されたファイルがしばしば別の文字セットで読み取れない、多言語ドキュメントの表現が困難である、多くの言語にはシングルバイトで表現しきれない数の文字が存在する、などの多くの問題を引き起こします。中国語などのそうした言語用に、各種の伝統的なマルチバイト文字セットが作成されました。

旧バージョンのロケールまたは従来型ロケールとも呼ばれる UTF-8 以外のロケールは、Oracle Solaris 11 で限定的にサポートされます。これらの限定的にサポートされるロケールは、GDM のログインダイアログで使用できず、デフォルトではインストールされません。UTF-8 ロケールに対して存在するローカリゼーションが、UTF-8 以外のロケールの変種では提供されない場合があります。限定的にサポートされるロケールの一部は、将来の Oracle Solaris リリースで削除される可能性があります。

旧バージョンのロケールは Oracle Solaris のインストーラによってインストールされません。これらのロケールを有効にするには、次の例のように system/locale/extra パッケージを手動でインストールする必要があります。

# pkg install system/locale/extra

ロケールファセットも正しく設定する必要があります。詳細は、「ロケールファセット」を参照してください。