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Oracle Solaris Studio 12.3: パフォーマンスアナライザの MPI のチュートリアル     Oracle Solaris Studio 12.3 Information Library (日本語)
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ドキュメントの情報

はじめに

1.  パフォーマンスアナライザの MPI のチュートリアル

MPI とパフォーマンスアナライザについて

チュートリアル用の設定

MPI ソフトウェアの取得

Oracle Solaris 10 および Linux 用の MPI ソフトウェア

Oracle Solaris 11 用の MPI ソフトウェア

サンプルソースコードの準備

ClusterTools および Open MPI 用のサンプルコード

Oracle Solaris 11 の Oracle Message Passing Toolkit 用のサンプルコード

サンプルプログラムのコンパイルと実行

ring_c 例に関するデータの収集

実験の開始

「MPI タイムライン」のナビゲート

メッセージの詳細の表示

関数の詳細とアプリケーションソースコードの表示

MPI タブでのデータのフィルタリング

フィルタスタックの使用

「MPI チャート」タブの使用

「MPI チャートコントロール」の使用

メッセージの送信場所を示すチャートを作成する

メッセージの受信待ち時間がもっとも長いランクを示すチャートを作成する

遅いメッセージが MPI 関数に費やされる時間に与える影響を調べる

結論

A.  MPI チャートコントロールの設定

B.  チュートリアルのサンプルコード

ring_c 例に関するデータの収集

  1. example のバイナリとソースコードが置かれているディレクトリに変更します。

  2. 次のコマンドを実行します。

    % collect -M OMPT mpirun -np 25 --hostfile clusterhosts -- ring_c

    このコマンドの実行には少し時間がかかることがあり、その出力は mpirun コマンドによるテスト実行と同じになります。

    -M OMPT オプションは、MPI バージョンが Oracle Message Passing Toolkit であることを示します。サポートされている MPI バージョンの詳細は、collect(1) のマニュアルページを参照してください。

    -np 25 オプションはクラスタ上に 25 個のプロセスがあることを示し、--hostfile clusterhosts はノード名と各ノードで使用されるスロットの数が clusterhosts というファイル内に指定されていることを示します。

    このコマンドは 2 つのホストで 25 個のプロセスを使用することを指定し、各ホストで 1 つのスロットを指定します。システムに適しているいくつかのプロセスとスロットを指定するようにしてください。

  3. 新しく作成した test.1.er ディレクトリの内容を一覧表示し、ファイルの日付が最新の実行を反映していることを確認します。これは、コマンドが正常に実行され、ring_c でパフォーマンスアナライザを実行する準備が整っていることを意味します。test.1.er 内の整数は collect コマンドを実行するごとに増分されるため、このチュートリアルの残りの部分ではこの名前を総称的に test.*.er と呼びます。