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Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligenceインストレーション・ガイド
11g リリース1 (11.1.1)
B63027-03
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5 インストール後の作業

インストール・プロセスを完了した後、1つ以上のオプションまたは構成に関連する必須作業の実行が必要になる場合があります。この項では、このようなインストール後の作業について取り上げています。これには、次の項目があります。

他のガイドで扱っている構成および管理に関するトピックの参照が必要になる場合があります。表5-1「他のガイドで取り上げられているトピック」に、これらのトピックと詳細の参照先を示します。

表5-1 他のガイドで取り上げられているトピック

トピック 詳細の参照先

全般的な構成

  • Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド

  • Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionメタデータ・リポジトリ作成者ガイド


デプロイメント

  • Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligenceエンタープライズ・デプロイメント・ガイド

  • Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionセキュリティ・ガイド

  • Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド



5.1 Oracle Business Intelligenceクライアント・ツールのインストールおよびアンインストール

Oracle Business Intelligenceは、次のクライアント・ツールを32ビットおよび64ビットのWindowsオペレーティング・システムでのみサポートします。

この項では、Oracle Business Intelligenceクライアント・ツールのインストールおよびアンインストールについて説明します。この項の内容は次のとおりです。

5.1.1 Oracle Business Intelligenceクライアント・ツールについて

Oracle Business IntelligenceをWindowsオペレーティング・システムにインストールすると、Oracle Business Intelligence 11g インストーラにより、Oracle Business Intelligenceクライアント・ツールが自動的にインストールされます。インストールされるクライアント・ツールのビット・バージョンは、使用するOracle Business Intelligence 11g インストーラのビット・バージョンによって決まります。たとえば、Oracle Business Intelligence 11gの32ビット版インストーラによって32ビット版のクライアント・ツールがインストールされ、Oracle Business Intelligence 11gの64ビット版インストーラによって64ビット版のクライアント・ツールがインストールされます。

ただし、Oracle Business IntelligenceをAIX、LinuxまたはUNIXのいずれかのオペレーティング・システムを実行しているコンピュータにインストールした場合、あるいはOracle Business Intelligenceを32ビットまたは64ビットのWindowsオペレーティング・システムにインストールして、クライアント・ツールは別のコンピュータで使用する場合は、次のいずれかを実行する必要があります。

  • Oracle Business Intelligence Enterprise Edition Plusクライアント・インストーラを起動します。Oracle Business Intelligence管理ツール、Oracle Business Intelligenceジョブ・マネージャおよびOracle Business Intelligenceカタログ・マネージャ(オンライン・モード)をインストールするには、このオプションを選択します。

  • Oracle Business Intelligenceの別のインスタンスをWindowsオペレーティング・システムを実行しているコンピュータにインストールします。Oracle Business Intelligence管理ツール、Oracle Business Intelligenceジョブ・マネージャおよびOracle Business Intelligenceカタログ・マネージャをインストールするには、このオプションを選択します。

続行するには、次の各トピックを参照してください。

クライアント・ツールの使用方法については、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド』を参照してください。

5.1.2 Oracle Business Intelligenceクライアント・ツールのインストールに関する考慮事項

Oracle Business Intelligenceクライアント・ツールをインストールする前に次の事項を考慮します。

  • Oracle Business Intelligence Enterprise Edition Plusクライアント・インストーラでは、32ビット版のOracle Business Intelligence管理ツール、Oracle Business Intelligenceジョブ・マネージャおよびOracle Business Intelligenceカタログ・マネージャがインストールされます。これらのクライアント・ツールは、32ビットおよび64ビットのWindowsオペレーティング・システムでのみサポートされています。


    注意:

    Oracle Business Intelligence Enterprise Edition Plusクライアント・インストーラでは、Oracle Database Clientはインストールされません。Oracleデータベースにアクセスするには、同じマシンにDatabase Clientを別途インストールする必要があります。同様に、IBM DB2データベースにアクセスするには、同じマシンにIBM DB2 CLIをインストールする必要があります。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionメタデータ・リポジトリ作成者ガイド』の「メタデータのインポートおよびデータ・ソースの使用」を参照してください。


  • 管理ツールには、Oracle Business Intelligenceシステムに接続するために、独自のシステムDSNが必要です。Oracle Business Intelligenceクライアント・ツールをインストールしたに、システムDSNを作成し、構成します。Oracle Business Intelligenceのシステム管理者は、システムDSNの作成に必要な詳細を提供する必要があります。別のODBC DSNを構成する手順は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionインテグレーターズ・ガイド』のWindows上でのOracle BI ServerのODBC DSNの構成に関する項を参照してください。

  • Oracle Business Intelligenceは、同じコンピュータ上でOracle Business Intelligenceクライアント・ツールの複数のインスタンスをサポートします。したがって、Oracle Business Intelligenceの複数のインスタンスをインストール済の場合、Oracle Business Intelligenceクライアント・ツールを複数回インストールして構成できます。つまり、Oracle Business IntelligenceのインスタンスごとにOracle Business Intelligenceクライアント・ツールを1回インストールできます。ただし、Oracle Business Intelligenceサーバー・インスタンスをホストしている同じコンピュータ上には、Oracle Business Intelligenceをインストールする過程ですでにクライアント・ツールがインストールされているので、これらのコンピュータにクライアント・ツールはインストールしないようにします。

5.1.3 Oracle Business Intelligence Enterprise Edition Plusクライアント・インストーラを使用したOracle Business Intelligenceクライアント・ツールのインストールとアンインストール

この項では、Oracle Business Intelligence Enterprise Edition Plusクライアント・インストーラを使用してOracle Business Intelligenceクライアントをインストールおよびアンインストールする方法について説明します。この項の内容は次のとおりです。

5.1.3.1 Oracle Business Intelligence Enterprise Edition Plusクライアント・インストーラを実行するための前提条件

Oracle Business Intelligence Enterprise Edition Plusクライアント・インストーラを実行する前に、次のすべてを実行します。

  • Oracle Business Intelligenceクライアント・ツールをインストールする、サポートされている32ビットまたは64ビットのWindowsオペレーティング・システムを実行しているコンピュータを特定します。

  • Oracle Business Intelligenceクライアント・ツールをインストールするコンピュータが、Oracle Business IntelligenceシステムをホストしているLinux、UNIXまたはWindowsコンピュータ(32ビットまたは64ビット)にアクセスできることを確認します。

  • システム管理者に連絡して、管理ツールのシステムDSNを作成するために必要な情報を入手します。

  • 次のいずれかの方法で、Oracle Business Intelligence Enterprise Edition Plusクライアント・インストーラのファイル(biee_client_install.exe)を入手します。

    • Oracle BIホームページで「BIデスクトップ・ツールのダウンロード」リンクを選択し、「Oracle BIクライアント・インストーラ」を選択することにより、Oracle Business Intelligence Enterprise Edition Plusクライアント・インストーラ・ファイルにアクセスします。Oracle BIホームページは、次のURLから表示できます。

      http://<host>:<port>/analytics/saw.dll?bieehome

      例:

      http://computer1:9704/analytics/saw.dll?bieehome

    • Oracleホームでbiee_client_install.exeにアクセスし、このファイルのコピーをクライアント・ツールのインストール先とするコンピュータに転送します。biee_client_install.exeは、次の場所にあります。

      ORACLE_HOME/clients/biserver

    • OTN上でOracle Business Intelligence Enterprise Edition Plusクライアント・インストーラのファイルにアクセスし、クライアント・ツールのインストール先とするコンピュータにダウンロードします。OTN上では、次のリンクにOracle Business Intelligence Enterprise Edition Plusクライアント・インストーラのファイルがあります。

      http://www.oracle.com/technology/software/products/middleware/htdocs/111110_fmw.html

5.1.3.2 Oracle Business Intelligence Enterprise Edition Plusクライアント・インストーラの実行

Oracle Business Intelligence Enterprise Edition Plusクライアント・インストーラを使用してOracle Business Intelligenceクライアント・ツールをインストールするには:

  1. 第5.1.3.1項「Oracle Business Intelligence Enterprise Edition Plusクライアント・インストーラを実行するための前提条件」で説明した前提条件が満たされていることを確認します。

  2. biee_client_install.exeにアクセスし、これをダブルクリックして、Oracle Business Intelligence Enterprise Edition Plusクライアント・インストーラを起動します。インストーラが起動し、「概要」画面が開きます。


    注意:

    現在のコンピュータにOracle Business Intelligenceクライアント・ツールをインストール済の場合、かわりに「インスタンスの管理」ウィンドウが開きます。Install a New Instanceをクリックし、「OK」をクリックして「概要」画面を開きます。


    「次へ」をクリックします。「インストール・フォルダの選択」ウィンドウが開きます。

  3. 「インストール・フォルダの選択」ウィンドウで、デフォルトのインストール場所を受け入れるか、または別のインストール場所を指定します。別の場所を指定するには、テキスト・ボックスに場所を入力するか、「選択...」をクリックしてインストール場所にナビゲートします。テキスト・ボックスのパスをデフォルトの場所に戻すには、デフォルトのフォルダに戻すをクリックします。

    続行するには、「次へ」をクリックします。「ショートカット・フォルダの選択」ウィンドウが開きます。

  4. 「ショートカット・フォルダの選択」ウィンドウで、インストーラでOracle Business Intelligenceクライアント・ツールの製品アイコンを作成する場所を指定できます。適切なオプションを選択します。

    続行するには、「次へ」をクリックします。「インストール前のサマリー」ウィンドウが開きます。

  5. 「インストール前のサマリー」ウィンドウで、インストール設定を確認します。設定を変更するには、「前へ」をクリックし、変更する設定が含まれている画面に戻ります。

    インストールを開始するには、「インストール」をクリックします。

  6. インストールが完了したら、「終了」をクリックします。「ODBCデータ・ソース管理者」ダイアログが開きます。

  7. 「ODBCデータ・ソース管理者」ダイアログ・ウィンドウで、管理ツールのシステムDSNを構成して、Oracle Business Intelligenceシステムに接続します。別のODBC DSNを構成する手順は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionインテグレーターズ・ガイド』のWindows上でのOracle BI ServerのODBC DSNの構成に関する項を参照してください。

クライアント・ツールをインストールした後、それらを使用する方法については、次のものを参照してください。

  • カタログ・マネージャ

    Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド

  • 管理ツール

    Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionメタデータ・リポジトリ作成者ガイド

  • ジョブ・マネージャ

    Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionジョブ・スケジューリング・ガイド

5.1.3.3 Oracle Business Intelligenceクライアント・ツールのアンインストール

Oracle Business Intelligenceクライアント・ツールをアンインストールするには:

  1. 次のいずれか1つを実行します。

    • Oracle Business Intelligenceクライアントをインストールしたときに製品アイコンを作成することを選択した場合、アイコンを作成した場所(デスクトップ上または「プログラム」メニューのOracle Business Intelligence Enterprise Edition Plusクライアント・プログラム・グループ内)で、Oracle Business Intelligence Enterprise Edition Plusクライアント・インストールの変更をクリックします。

    • Oracle Business Intelligenceクライアントをインストールしたときに製品アイコンを作成しないことを選択している場合は、Oracle Business Intelligenceクライアントのインストール先ディレクトリにアクセスします。インストール先ディレクトリで、Oracle Business Intelligence Enterprise Edition PlusのClient_installationフォルダを開き、ファイルChange Oracle Business Intelligence Enterprise Edition Plus Client Installation.exeをダブルクリックします。

    「メンテナンス・モード」ウィンドウが開きます。

  2. 「メンテナンス・モード」ウィンドウで、「製品のアンインストール」→「次へ」をクリックします。「アンインストールの確認l」ウィンドウが開きます。

  3. アンインストールの確認ウィンドウで、「次へ」をクリックし、Oracle Business Intelligenceクライアント・ツールをアンインストールします。

  4. アンインストール・プロセスが完了したら、「終了」をクリックします。

  5. Oracle Business Intelligenceクライアント・ツールの他のインストールをアンインストールするには、インストールそれぞれに対してステップ1 - 4を繰り返します。

5.1.4 Oracle Business Intelligence 11g インストーラを使用したOracle Business Intelligenceクライアント・ツールのインストール

Oracle Business Intelligence 11g インストーラを使用してOracle Business Intelligenceクライアント・ツールをインストールするには:

  1. RCUを使用して、BIPLATFORMスキーマおよびMDSスキーマの新しいセットをデータベースに作成します(第3.3.6項「RCUの実行によるOracle Business Intelligenceデータベース・スキーマの作成」を参照)。このスキーマ・セットは、新しいOracle Business Intelligenceインスタンスでクライアント・ツール用として使用されます。ステップ3でこの新しいインスタンスをインストールします。

  2. クライアント・ツールの新しいインスタンスをホストする、32ビットまたは64ビットのWindowsオペレーティング・システムを実行しているコンピュータを特定します。特定したWindowsコンピュータが、アクティブなOracle Business Intelligenceシステムをホストしているコンピュータにアクセスできることを確認します。

  3. 新しいOracle Business Intelligenceインスタンスを32ビットまたは64ビットのWindowsオペレーティング・システムを実行しているコンピュータにインストールします。このインストールでは簡易インストール・タイプを使用できます(第4.5.1「簡易インストール」を参照)。

  4. 新しいOracle Business Intelligenceインスタンスをインストールした後、OPMNおよびノード・マネージャを含むすべてのサービスを停止します。『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド』の第4章「Oracle Business Intelligenceの起動と停止」を参照してください。

  5. クライアント・ツールをホストしているコンピュータで、管理ツールの別のDSNを構成して、アクティブなOracle Business Intelligenceシステムに接続します。デフォルトの中央管理DSNを使用してアクティブなシステムに接続しないでください。別のODBC DSNを構成する手順は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionインテグレーターズ・ガイド』のWindows上でのOracle BI ServerのODBC DSNの構成に関する項を参照してください。

  6. クライアント・ツールをアンインストールするには、Oracle Business Intelligenceのアンインストールに関する手順に従います。第6章「Oracle Business Intelligenceのアンインストール」を参照してください。

5.2 構成アシスタントを使用したOracle Business Intelligenceの構成

Oracle Business Intelligence構成アシスタントを使用して、「ソフトウェアのみのインストール」タイプでインストールしたOracle Business Intelligenceソフトウェアを構成します。Oracle Business Intelligence構成アシスタントを使用すると、次の作業を実行できます。


注意:

「ソフトウェアのみのインストール」タイプを使用してOracle Business Intelligenceを他のOracle Fusion Middleware製品の既存のMiddlewareホームにインストールした場合、上記で説明した任意の構成シナリオの手順を実行できます(インストールがそのシナリオの前提条件を満たすことが前提)。


この項の項目は次のとおりです。

5.2.1 構成アシスタントを使用してOracle Business Intelligenceを構成する場合の考慮事項および制限

構成アシスタントを使用してOracle Business Intelligenceを構成するときに、次の考慮事項および制限が適用されます。

  • Oracle Business Intelligence構成アシスタントで垂直スケーリングは実行しないでください。垂直スケーリングの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド』の第5章「デプロイメントのスケール」を参照してください。

  • 構成アシスタントは、「簡易インストール」タイプを使用してインストールされたOracle Business Intelligenceインストールではサポートされません。

  • ORACLE_HOME/common/binにあるOracle Fusion Middleware構成ウィザードではドメインを拡張できません。特にこの構成ウィザードでは、既存のBusiness Intelligence、Oracle WebLogic Serverドメインおよび他の任意のOracle Fusion Middleware製品のドメインのいずれにもOracle Business Intelligenceコンポーネントを追加できません。

5.2.2 Oracle Business Intelligence構成アシスタントの起動

次のようにオペレーティング・システムに基づいて、ORACLE_HOME(デフォルト・フォルダ名はOracle_BI1)のbinディレクトリからOracle Business Intelligence構成アシスタントを起動します。

UNIXコマンド:

cd ORACLE_HOME/bin

./config.sh

Windowsコマンド:

cd ORACLE_HOME\bin

config.exe

5.2.3 Oracle Business Intelligenceの新しいエンタープライズ・インストールの構成


注意:

ソフトウェアのみのインストール・タイプを使用してOracle Business Intelligenceを他のOracle Fusion Middleware製品の既存のMiddlewareホームにインストールした場合、この項で説明する手順に従って、インストールの構成を完了できます(インストールがこの構成シナリオの前提条件を満たすことが前提)。


構成アシスタントを使用してOracle Business Intelligenceの新しいエンタープライズ・インストールを構成するには:

  1. Oracle Business Intelligence構成アシスタントを起動します。第5.2.2項「Oracle Business Intelligence構成アシスタントの起動」を参照してください。

  2. ようこそ」画面で「次へ」をクリックします。

  3. 前提条件のチェック」画面で、エラーが発生せずに前提条件のチェックが完了したら、「次へ」をクリックします。

    エラー・メッセージが表示された場合は、そのエラーを修正し、「再試行」をクリックして再度前提条件のチェックを実行します(推奨)。前提条件のチェックがエラーが発生せずに完了するまで、この処理を繰り返します。

    構成プロセスを停止して前提条件エラーを修正するには、「中断」をクリックします。

    エラーまたは警告メッセージを無視し、構成プロセスを続行するには、「続行」をクリックします(お薦めしません)。


    注意:

    前提条件のチェック時にエラー・メッセージまたは警告メッセージの原因となった問題を解決せずに続行すると、インストールが正常に動作しなくなる可能性があります。


  4. BIシステムの作成、スケールアウトまたは拡張画面で、新規BIシステムの作成をクリックして次の情報を入力します。

    • 新しいOracle Business Intelligenceシステムのシステム管理者のユーザー名とパスワード

    • 新しいOracle Business Intelligenceシステムのドメイン名

    「次へ」をクリックします。

  5. インストール場所の指定(エンタープライズ)画面に、現在のMiddlewareホームおよび新しいインストールの他の重要な場所が表示されます。

    必要に応じて次の設定を変更します。

    • ドメイン・ホームの場所

    • Oracleインスタンスの場所

    • Oracleインスタンス名

    「次へ」をクリックします。

  6. コンポーネントの構成」画面では、デフォルトですべての製品が選択されています。構成しないコンポーネントそれぞれの横にあるボックスをクリックします。

    構成する製品または構成する可能性がある製品をすべて選択します。一部の製品は構成できない場合があります。後でその他の製品を現在のドメインで構成します。


    注意:

    Oracle Business Intelligence Enterprise Editionを構成することを選択した場合、 Oracle Business Intelligence Publisherは自動的に構成されます。


    選択が完了したら、「次へ」をクリックします。

  7. BIPLATFORMスキーマ画面で、次を指定します。

    • 使用するOracle Business Intelligenceシステムのデータベース・タイプ。

    • データベースの接続文字列。第4.2.9項「データベース接続文字列の指定」を参照してください。

    • BIPLATFORMスキーマのユーザー名。

    • BIPLATFORMスキーマのパスワード。

    データベース設定を指定したら、「次へ」をクリックします。

  8. MDSスキーマ画面で、次の指定を行います。

    データベース設定を指定したら、「次へ」をクリックします。

  9. ポートの構成」画面で、「自動でポートを構成」または構成ファイルを使用してポートを指定をクリックします。

    後者のオプションを選択する場合は、Oracle Business Intelligenceのインストール用のカスタム・ポート値が格納された構成ファイルを指定する必要があります。ファイルを選択するには、「参照」をクリックします。ファイルを表示および編集するには、「表示/編集」をクリックします。ファイルを編集したら、「保存」をクリックして変更を保存します。


    注意:

    Oracle Business Intelligence構成アシスタントでは、構成ファイル(staticports.iniなど)を使用してOracle Business Intelligenceポートを手動で指定しないかぎり、自動的にノード・マネージャのポート(デフォルトは9556)が割り当てられます(第4.2.8項「Oracle Business Intelligenceのカスタム・ポート値の設定」を参照)。ただし、ノード・マネージャがインストールされている共有MiddlewareホームでOracle Business Intelligenceを構成している場合、Oracle Business Intelligence構成アシスタントでは既存のノード・マネージャおよびそのポート番号が使用されます。


    「次へ」をクリックします。

  10. セキュリティ・アップデート画面で、My Oracle Supportのアカウント情報を入力し、「次へ」をクリックします。

  11. 「サマリー」画面で、「保存」をクリックして、この構成の設定をレスポンス・ファイルに保存し(オプション)、「構成」をクリックして構成プロセスを開始します。

  12. 構成の進行状況」画面では、ソフトウェアの構成の進行状況を監視でき、エラーが発生した場合は、それに応答できます。

    構成タスクが失敗すると、エラー・メッセージが表示されます。タスクを再実行するには、「再試行」をクリックします。エラーを無視して次のタスクに進むには、「続行」をクリックします(これはお薦めできません)。インストールおよび構成プロセスを完全に停止するには、「中止」をクリックします。

    詳細は、第4.7項「インストール・プロセスおよび構成プロセスのトラブルシューティング」を参照してください。


    注意:

    エラーまたは警告メッセージの原因となった問題を解決せずに構成プロセスを続行することを選択した場合、インストールが正常に機能しない場合がありません。構成プロセスを続行または再開する前にすべての問題の解決を試みることをお薦めします。第4.7項「インストール・プロセスおよび構成プロセスのトラブルシューティング」を参照してください。


    エラーが発生せずに構成が完了したら、「次へ」をクリックします。

  13. 「完了」画面で、「保存」をクリックしてこのインストールの設定をレスポンス・ファイルに保存し(オプション)、「終了」をクリックしてOracle Business Intelligence構成アシスタントを終了します。

5.2.4 Oracle Business Intelligenceのスケールアウトしたエンタープライズ・インストールの構成


注意:

ソフトウェアのみのインストール・タイプを使用してOracle Business Intelligenceを他のOracle Fusion Middleware製品の既存のMiddlewareホームにインストールした場合、この項で説明する手順に従って、インストールの構成を完了できます(インストールがこの構成シナリオの前提条件を満たすことが前提)。


構成アシスタントを使用してOracle Business Intelligenceのスケールアウトしたエンタープライズ・インストールを構成するには:

  1. Oracle Business Intelligence構成アシスタントを起動します。第5.2.2項「Oracle Business Intelligence構成アシスタントの起動」を参照してください。

  2. ようこそ」画面で「次へ」をクリックします。

  3. 前提条件のチェック」画面で、エラーが発生せずに前提条件のチェックが完了したら、「次へ」をクリックします。

    エラー・メッセージが表示された場合は、そのエラーを修正し、「再試行」をクリックして再度前提条件のチェックを実行します(推奨)。前提条件のチェックがエラーが発生せずに完了するまで、この処理を繰り返します。

    構成プロセスを停止して前提条件エラーを修正するには、「中断」をクリックします。

    エラーまたは警告メッセージを無視し、構成プロセスを続行するには、「続行」をクリックします(お薦めしません)。


    注意:

    前提条件のチェック時にエラー・メッセージまたは警告メッセージの原因となった問題を解決せずに続行すると、インストールが正常に動作しなくなる可能性があります。


  4. BIシステムの作成、スケールアウトまたは拡張画面で、BIシステムの拡張をクリックして次の情報を入力します。

    • 管理サーバー・ドメインのホスト名およびポート番号

    • WebLogic管理サーバーにログインするためのユーザー名およびパスワード

    「次へ」をクリックします。

  5. BIシステムのスケールアウトの詳細画面で、次の設定を変更します(オプション)。

    • Oracleインスタンスの場所

    • Oracleインスタンス名

    「次へ」をクリックします。

  6. ポートの構成」画面で、「自動でポートを構成」または構成ファイルを使用してポートを指定をクリックします。

    後者のオプションを選択する場合は、Oracle Business Intelligenceのインストール用のカスタム・ポート値が格納された構成ファイルを指定する必要があります。ファイルを選択するには、「参照」をクリックします。ファイルを表示および編集するには、「表示/編集」をクリックします。ファイルを編集したら、「保存」をクリックして変更を保存します。


    注意:

    Oracle Business Intelligence構成アシスタントでは、構成ファイル(staticports.iniなど)を使用してOracle Business Intelligenceポートを手動で指定しないかぎり、自動的にノード・マネージャのポート(デフォルトは9556)が割り当てられます(第4.2.8項「Oracle Business Intelligenceのカスタム・ポート値の設定」を参照)。ただし、ノード・マネージャがインストールされている共有MiddlewareホームでOracle Business Intelligenceを構成している場合、Oracle Business Intelligenceスクリプトでは既存のノード・マネージャおよびそのポート番号が使用されます。


    「次へ」をクリックします。

  7. セキュリティ・アップデート画面で、My Oracle Supportのアカウント情報を入力し、「次へ」をクリックします。

  8. 「サマリー」画面で、「保存」をクリックして、この構成の設定をレスポンス・ファイルに保存し、「構成」をクリックして構成プロセスを開始します。

  9. 構成の進行状況」画面では、ソフトウェアの構成の進行状況を監視でき、エラーが発生した場合は、それに応答できます。

    構成タスクが失敗すると、エラー・メッセージが表示されます。タスクを再実行するには、「再試行」をクリックします。エラーを無視して次のタスクに進むには、「続行」をクリックします(これはお薦めできません)。インストールおよび構成プロセスを完全に停止するには、「中止」をクリックします。

    詳細は、第4.7項「インストール・プロセスおよび構成プロセスのトラブルシューティング」を参照してください。


    注意:

    エラーまたは警告メッセージの原因となった問題を解決せずに構成プロセスを続行することを選択した場合、インストールが正常に機能しない場合がありません。構成プロセスを続行または再開する前にすべての問題の解決を試みることをお薦めします。第4.7項「インストール・プロセスおよび構成プロセスのトラブルシューティング」を参照してください。


    エラーが発生せずに構成が完了したら、「次へ」をクリックします。

  10. 「完了」画面で、「保存」をクリックしてこの構成の設定をレスポンス・ファイルに保存し(オプション)、「終了」をクリックしてOracle Business Intelligence構成アシスタントを終了します。

5.2.5 Oracle Business Intelligenceを使用したOracle WebLogic Serverドメインの拡張


注意:

ソフトウェアのみのインストール・タイプを使用してOracle Business Intelligenceを他のOracle Fusion Middleware製品の既存のMiddlewareホームにインストールした場合、この項で説明する手順に従って、インストールの構成を完了できます(インストールがこの構成シナリオの前提条件を満たすことが前提)。


Oracle Business Intelligence構成アシスタントを使用して、Oracle WebLogic Serverドメインの既存のMiddlewareホームに以前インストールされたOracle Business Intelligenceのインスタンスを構成できます。これは、ドメインの拡張と呼ばれます。

Oracle Business Intelligence構成アシスタントを使用して既存のOracle WebLogic Serverドメインを拡張する前に、次の事項を確認します。

  • Oracle WebLogic Serverが以前インストールされ、関連ドメインがWebLogic Server構成ウィザードを使用して作成されている。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイドを参照してください。

  • Oracle Business Intelligenceがソフトウェアのみのインストール・タイプを使用して、既存のMiddlewareホームに以前インストールされています。詳細は、第4.5.4項「ソフトウェアのみのインストール」を参照してください。

  • Oracle Business Intelligenceをインストールしたコンピュータと同じコンピュータに目的のドメインが存在しています。ドメインをリモートで拡張することはサポートされていません。

  • 目的のドメインが空です。

  • 目的のドメインを実行中です。

  • 目的のドメインの管理サーバーの名前がAdminServerです。他の名前の管理サーバーはサポートされていません。

構成アシスタントを使用してOracle Business IntelligenceでOracle WebLogic Serverドメインを拡張するには:

  1. Oracle Business Intelligence構成アシスタントを起動します。第5.2.2項「Oracle Business Intelligence構成アシスタントの起動」を参照してください。

  2. ようこそ」画面で「次へ」をクリックします。

  3. 前提条件のチェック」画面で、エラーが発生せずに前提条件のチェックが完了したら、「次へ」をクリックします。

    エラー・メッセージが表示された場合は、そのエラーを修正し、「再試行」をクリックして再度前提条件のチェックを実行します(推奨)。前提条件のチェックがエラーが発生せずに完了するまで、この処理を繰り返します。

    構成プロセスを停止して前提条件エラーを修正するには、「中断」をクリックします。

    エラーまたは警告メッセージを無視し、構成プロセスを続行するには、「続行」をクリックします(お薦めしません)。


    注意:

    前提条件のチェック時にエラー・メッセージまたは警告メッセージの原因となった問題を解決せずに続行すると、インストールが正常に動作しなくなる可能性があります。


  4. BIシステムの作成、スケールアウトまたは拡張画面で、BIシステムの拡張をクリックして次の情報を入力します。

    • 既存のWebLogic Serverドメインのホスト名およびポート番号

    • Oracle WebLogic Serverをインストールして構成したときに作成した管理者アカウントのユーザー名およびパスワード

    「次へ」をクリックします。

  5. インストール場所の指定(エンタープライズ)画面に、現在のMiddlewareホームおよび新しいインストールの他の重要な場所が表示されます。

    必要に応じて次の設定を変更します。

    • ドメイン・ホームの場所

    • Oracleインスタンスの場所

    • Oracleインスタンス名

    「次へ」をクリックします。

  6. コンポーネントの構成」画面では、デフォルトですべての製品が選択されています。構成しないコンポーネントそれぞれの横にあるボックスをクリックします。

    構成する製品または構成する可能性がある製品をすべて選択します。一部の製品は構成できない場合があります。後でその他の製品を現在のドメインで構成します。


    注意:

    Oracle Business Intelligence Enterprise Editionを構成することを選択した場合、 Oracle Business Intelligence Publisherは自動的に構成されます。


    選択が完了したら、「次へ」をクリックします。

  7. BIPLATFORMスキーマ画面で、次を指定します。

    • 使用するOracle Business Intelligenceシステムのデータベース・タイプ。

    • データベースの接続文字列。第4.2.9項「データベース接続文字列の指定」を参照してください。

    • Business Intelligence Platformスキーマのユーザー名。

    • Business Intelligence Platformスキーマのパスワード。

    データベース設定を指定したら、「次へ」をクリックします。

  8. MDSスキーマ画面で、次の指定を行います。

    データベース設定を指定したら、「次へ」をクリックします。

  9. ポートの構成」画面で、「自動でポートを構成」または構成ファイルを使用してポートを指定をクリックします。

    後者のオプションを選択する場合は、Oracle Business Intelligenceのインストール用のカスタム・ポート値が格納された構成ファイルを指定する必要があります。ファイルを選択するには、「参照」をクリックします。ファイルを表示および編集するには、「表示/編集」をクリックします。ファイルを編集したら、「保存」をクリックして変更を保存します。


    注意:

    構成アシスタントは、既存のWebLogic Serverドメインのドメインおよびノード・マネージャのポートを参照し、カスタム構成ファイル(staticports.iniなど)で指定されたドメインおよびノード・マネージャのポート値をすべて無視します(第4.2.8項「Oracle Business Intelligenceのカスタム・ポート値の設定」を参照)。


    「次へ」をクリックします。

  10. セキュリティ・アップデート画面で、My Oracle Supportのアカウント情報を入力し、「次へ」をクリックします。

  11. 「サマリー」画面で、「保存」をクリックして、この構成の設定をレスポンス・ファイルに保存し(オプション)、「構成」をクリックして構成プロセスを開始します。

  12. 構成の進行状況」画面では、ソフトウェアの構成の進行状況を監視でき、エラーが発生した場合は、それに応答できます。

    構成タスクが失敗すると、エラー・メッセージが表示されます。タスクを再実行するには、「再試行」をクリックします。エラーを無視して次のタスクに進むには、「続行」をクリックします(これはお薦めできません)。インストールおよび構成プロセスを完全に停止するには、「中止」をクリックします。

    詳細は、第4.7項「インストール・プロセスおよび構成プロセスのトラブルシューティング」を参照してください。


    注意:

    エラーまたは警告メッセージの原因となった問題を解決せずに構成プロセスを続行することを選択した場合、インストールが正常に機能しない場合がありません。構成プロセスを続行または再開する前にすべての問題の解決を試みることをお薦めします。第4.7項「インストール・プロセスおよび構成プロセスのトラブルシューティング」を参照してください。


    エラーが発生せずに構成が完了したら、「次へ」をクリックします。

  13. 「完了」画面で、「保存」をクリックしてこのインストールの設定をレスポンス・ファイルに保存し(オプション)、「終了」をクリックしてOracle Business Intelligence構成アシスタントを終了します。

5.3 Oracle BI EEのBIコンポーザのインストールと構成

Oracle Business Intelligenceインストール用にBIコンポーザをインストールおよび構成するには、まずOracle Business Intelligenceリリース11.1.1.6.0インストールにOracle Business Intelligenceリリース11.1.1.6.2パッチを適用してから、スクリプトを実行します。スクリプトにより、Oracle WebLogic Serverドメインが拡張され、インストール済コンピュータとスケールアウトしたすべてのコンピュータにBIコンポーザ・アプリケーションおよびBIコンポーザ・ランタイム実装共有ライブラリが含まれるようになります。


注意:

以前にBIコンポーザをインストールおよび構成し、その後11.1.1.6.2パッチを適用している場合は、同じスクリプトを実行してBIコンポーザを再構成する必要があります。


詳細は、『Oracle Fusion Middlewareパッチ適用ガイド』のOracle Fusion Middlewareの最新パッチ・セットの適用に関する項を参照してください。

BI Composer for Oracle BI EEをインストールおよび構成するには:

  1. 管理サーバー、管理対象サーバーおよびOPMNコンポーネントが実行されていることを確認してください。

    詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド』のWindowsおよびUNIXでの管理サーバーおよびすべてのOracle Business Intelligence Javaコンポーネントの起動と停止に関する項を参照してください。

  2. 次の手順を実行して、BIコンポーザをインストールします。

    • UNIXの場合:

      1. シェル・プロンプト開いて、ディレクトリをMW_HOME/wlserver_10.3/common/binに変更します。

      2. プロンプトで、次のコマンドを実行します。

        ./wlst.sh ORACLE_HOME/bicomposer/install/configureComposer.py DOMAIN_HOME <administration_server_home> <Port_Number> <Admin_User_Name>
        

        例:

        ./wlst.sh mw_home/BI1/bicomposer/install/configureComposer.py mw_home/user_projects/bifoundation mycomputer 7001 jdoe

      3. プロンプトが表示されたら、管理ユーザーのパスワードを入力します。

    • Windowsの場合:

      1. コマンド・プロンプト開いて、ディレクトリをMW_HOME\wlserver_10.3\common\binに移動します。

      2. プロンプトで、次のコマンドを実行します。

        run wlst.cmd ORACLE_HOME\bicomposer\install\configureComposer.py DOMAIN_HOME <administration_server_host_name> <Port_Number> <Admin_User_Name>
        

        例:

        run wlst.cmd mw_home\BI1\bicomposer\install\configureComposer.py mw_home\user_projects\bifoundation mycomputer 7001 jdoe

      3. プロンプトが表示されたら、管理ユーザーのパスワードを入力します。

  3. 管理サーバーを起動します。

    スクリプトが管理サーバーを停止するため、管理サーバーを起動する必要があります。

    詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド』のWindowsおよびUNIXでの管理サーバーおよびすべてのOracle Business Intelligence Javaコンポーネントの起動と停止に関する項を参照してください。

  4. 管理対象WebLogicサーバーを停止します。


    注意:

    インストール時に簡易インストール・タイプを選択した場合、システムに管理対象WebLogicサーバーは含まれません。


    管理対象WebLogicサーバーを停止するには、次の手順を実行します。

    • UNIXの場合:

      1. シェル・プロンプトを開いて、ディレクトリをMW_HOME/user_projects/domains/bifoundation_domain/binに変更します。

      2. プロンプトで、たとえば、次のコマンド(管理者のユーザー名とパスワードの入力が必要)を実行します。

      ./stopManagedWebLogic.sh bi_server1 http://<administration_server_host_name>:7001
      
    • Windowsの場合:

      1. MS_DOSウィンドウを開いて、ディレクトリをMW_HOME\user_projects\domains\bifoundation_domain\binに変更します。

      2. プロンプトで、たとえば、次のコマンド(管理者のユーザー名とパスワードの入力が必要)を実行します。

      stopManagedWebLogic.cmd bi_server1 http://<administration_server_host_name>:7001
      
  5. 管理対象WebLogicサーバーを起動します。

    管理対象WebLogicサーバーを起動するには、次の手順を実行します。

    • UNIXの場合:

      1. シェル・プロンプトを開いて、ディレクトリをMW_HOME/user_projects/domains/bifoundation_domain/binに変更します。

      2. プロンプトで、たとえば、次のコマンド(管理者のユーザー名とパスワードの入力が必要)を実行します。

      ./startManagedWebLogic.sh bi_server1 http://<administration_server_host_name>:7001
      
    • Windowsの場合:

      1. MS_DOSウィンドウを開いて、ディレクトリをMW_HOME\user_projects\domains\bifoundation_domain\binに変更します。

      2. プロンプトで、たとえば、次のコマンド(管理者のユーザー名とパスワードの入力が必要)を実行します。

      startManagedWebLogic.cmd bi_server1 http://<administration_server_host_name>:7001
      
  6. Oracle Process Manager and Notification Server(OPMN)を停止します。

    1. OPMNコマンドライン・ツールを含む次のディレクトリに移動します。

      ORACLE_INSTANCE/bin

    2. 次のコマンドを実行します:

      ./opmnctl stopall

      OPMNおよびすべてのOracle Business Intelligenceシステム・コンポーネントが停止します。

      詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド』のシステム・コンポーネントを起動、停止、再起動およびステータス表示するためのOPMNコマンドラインの使用に関する項を参照してください。

  7. Oracle Process Manager and Notification Server(OPMN)を起動します。

    1. OPMNコマンドライン・ツールを含む次のディレクトリに移動します。

      ORACLE_INSTANCE/bin

    2. 次のコマンドを実行します:

      ./opmnctl startall

      OPMNおよびすべてのOracle Business Intelligenceシステム・コンポーネントを起動します。

      詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド』のシステム・コンポーネントを起動、停止、再起動およびステータス表示するためのOPMNコマンドラインの使用に関する項を参照してください。

  8. (オプション)Oracle WebLogic Server管理コンソールを表示します。

  9. (オプション)左側のペインで、「デプロイメント」をクリックします。

    前述の手順を実行して、構成が正常に行われたことを確認します。

    構成が正常に行われている場合、BIコンポーザ・アプリケーションと共有ライブラリが次のように表示されます。

    • bicomposer(11.1.1)

    • oracle.bi.composer(11.1.1,11.1.1)

    • oracle.bi.jbips(11.1.1,11.1.1)

    スタブ・ライブラリのoracle.bi.composer(11.1.1, 0.1)とoracle.bi.jbips(11.1.1, 0.1)は常に表示されますが、前述のデプロイされたライブラリと混同しないでください。

    これで、Oracle Business IntelligenceでBIコンポーザが使用可能になります。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionユーザーズ・ガイド』のOracle BI Enterprise EditionでのBIコンポーザの可用性に関する項を参照してください。

5.4 IBM DB2またはMicrosoft SQL ServerのためのDSNの作成

IBM DB2またはMicrosoft SQL Serverデータベース上でRCUを使用してOracle Business Intelligenceスキーマをインストールし、複数のホスト上でシステムをスケールアウトしている場合、Oracle Business IntelligenceをスケールアウトしたノードごとにODBCデータ・ソース名(DSN)を作成する必要があります。クラスタのプライマリ・ノードでBI Schedulerが使用するODBC DSNのデータ・ソースの詳細と同じデータを使用して各ODBC DSNを作成します。実行する手順は、Oracle Business Intelligenceをスケールアウトしたコンピュータのオペレーティング・システムによって異なります。

Oracle Business IntelligenceクラスタのスケールアウトしたノードでODBC DSNを作成するには:

  1. Fusion Middleware Controlにログインします。

  2. 「デプロイメント」ページの「スケジューラ」タブを開き、クラスタのプライマリ・ノードのIBM DB2またはMicrosoft SQL Serverのデータ・ソースを特定します。

  3. Fusion Middleware Controlを閉じます。

  4. Oracle Business Intelligenceクラスタのプライマリ・ノードにアクセスし、次のデータ・ソース詳細を特定します。

    • UNIX:

      データ・ソース詳細は、odbc.iniにあります。次の場所からodbc.iniを開きます。

      ORACLE_INSTANCE/bifoundation/OracleBIApplication/coreapplication/setup/

    • Windows:

      データ・ソース詳細は、「ODBC データ ソース アドミニストレータ」ウィンドウにあります。このウィンドウにアクセスするには、「スタート」をクリックし、「設定」を選択して「コントロール パネル」をクリックします。

      「コントロール パネル」で、「管理ツール」をダブルクリックします。「管理ツール」ウィンドウで、「データ ソース」をダブルクリックします。

      「ODBC データ ソース アドミニストレータ」ウィンドウで、「システム DSN」タブをクリックし、クラスタのプライマリ・ノードのSQL ServerまたはDB2のデータ・ソースを選択し、「構成」をクリックします。

  5. ドライバのタイプおよびデータ・ソース詳細を書き留めておきます。BI SchedulerはODBCデータ・ソースを使用します。ODBCデータ・ソースは、データベースのタイプに応じて、次の形式で表示されます。

    • IBM DB2:

      instancename_DB2

    • Microsoft SQL Server:

      instancename_MSSS

  6. オペレーティング・システムに応じて、odbc.iniまたは「ODBC データ ソース アドミニストレータ」ウィンドウを閉じます。

  7. スケールアウトしたノードごとに、オペレーティング・システムに応じて次の操作を実行します。

    • UNIX:

      次の場所からodbc.iniを開きます。

      ORACLE_INSTANCE/bifoundation/OracleBIApplication/ coreapplication/setup/

      プライマリ・ノードのデータ・ソース詳細と同じデータ・ソース詳細を使用してodbc.iniを更新します。変更を保存し、odbc.iniを閉じます。

    • Windows:

      スタート」をクリックし、「設定」を選択して「コントロール パネル」をクリックします。「コントロール パネル」で、「管理ツール」をダブルクリックし、「データ ソース (ODBC)」をダブルクリックします。

      「ODBC データ ソース アドミニストレータ」ウィンドウで、「システム DSN」タブをクリックしてから「追加」をクリックします。「データ ソースの新規作成」ウィンドウで、ドライバのタイプを選択し、「完了」をクリックします。

      次に、ウィザードの手順に従って、プライマリ・ノードのデータ・ソース詳細を入力します。

5.5 マルチバイト・データをサポートするようなIBM DB2の構成

Oracle Business IntelligenceをIBM DB2データベースとともにインストールすると、Oracle Business IntelligenceインストーラによりODBC 2.0ドライバが構成され、この結果、マルチバイト・データで問題が発生することがあります。この問題を回避するには、Oracle Fusion Middleware Controlを使用して、かわりにネイティブのDB2 CLIドライバを使用するようにOracle Business Intelligenceを構成します。

IBM DB2でDB2 CLIドライバを使用するようにOracle Business Intelligenceを構成する手順は、次のとおりです。

  1. Oracle Business Intelligenceが存在するコンピュータ上にIBM DB2クライアント・ソフトウェアをインストールし、スケジューラ・データベースに対するデータ・ソースを作成します。

  2. Oracle Business Intelligenceをインストールした後、Fusion Middleware Controlにログインします。

  3. Business Intelligence」フォルダを展開して、coreapplicationノードを選択します。

  4. 「スケジューラ」タブに移動します。

    この要素のページレベルのヘルプにアクセスするには、ページの「ヘルプ」ボタンをクリックします。

  5. 「構成をロックして編集」をクリックします。

  6. 「コール・インタフェース」ドロップダウン・リストをクリックし、「DB2 CLI (Unicode)」を選択します。

  7. 「データ・ソース」フィールドにデータ・ソース名を入力します。

  8. 「適用」をクリックしてから、「変更のアクティブ化」をクリックします。

5.6 Windowsオペレーティング・システム上でのOPMNサービスの管理

インストール後、Oracle Business Intelligence 11g インストーラでOPMNを直接起動すると、OPMNサービスがWindowsオペレーティング・システムの「サービス」リストに「停止中」として表示されます。opmnctl.batを実行してOPMNを管理できます。opmnctl.batは、次のディレクトリにあります。

ORACLE_INSTANCE\bin

OPMNサービスが「手動」に設定されます。したがって、システムを再起動する場合、このサービスを手動で再起動する必要があります。

5.7 BI Publisherのサンプル・レポートの構成

Oracle Business Intelligenceには、BI Publisherを使用してアクセスできるサンプル・レポートがいくつか用意されています。その中には、Oracle Databaseで提供されるOEサンプル・スキーマからデータを取得するデータ・モデルに依存するものがあります。これらのレポートを正しく実行するには、次の手順に従ってOEサンプル・スキーマのロックを解除し、BI Publisherの管理ページでデモのJDBC接続を構成します。

BI Publisherのサンプル・レポートを構成するには:

  1. OEサンプル・スキーマのロックを解除し、これの接続文字列を取得します。詳細は、Oracle Databaseサンプル・スキーマを参照してください。

  2. サポートされているWebブラウザで、JDBCデータ・ソース接続のBI Publisher管理ページを開きます。

  3. デモのJDBCデータ・ソース接続の詳細で、OEサンプル・スキーマの接続文字列を指定し、保存します。

    例:

    Connection String: jdbc:oracle:thin:@foobar.com.example:1521:orcl

    Username: OE

    Password: oe password


注意:

OEスキーマへのアクセス権またはデモJDBCデータ・ソースを更新する権限がない場合、サンプル・レポートによっては次のエラーが発生する可能性があります。

Error:

The report cannot be rendered because of an error, please contact the administrator.

Error Detail Parameter name:

param Invalid number format for port number


5.8 SampleAppLite.rpdのデフォルト・パスワードの変更

Oracle Business Intelligenceをインストールするとき、Oracle Business Intelligenceのインストーラは、デフォルト・リポジトリ・パスワードをAdmin123としてSampleAppLite.rpdファイルを自動的にインストールします。本番システムでSampleAppLite.rpdファイルを使用する場合、セキュリティ上の理由からリポジトリのパスワードを変更することをお薦めします。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionメタデータ・リポジトリ作成者ガイド』のリポジトリ・パスワードの変更に関する項を参照してください。

サンプル・アプリケーション(完全版)をOTNの次の場所からダウンロードできます。

http://www.oracle.com/technetwork/middleware/bi-foundation/obiee-samples-167534.html

5.9 Windowsオペレーティング・システムでの管理サーバーまたは管理対象サーバーのポート番号の変更

Windowsオペレーティング・システムへのOracle Business Intelligenceのインストール終了後に管理サーバーまたは管理対象サーバーのポート番号を変更した場合、StartStopServices.cmdファイルでも、それらの値を更新する必要があります。

Windowsオペレーティング・システムで、インストール後の管理サーバーまたは管理対象サーバーのポート番号の変更を行った後、StartStopServices.cmdファイルのポート番号設定を変更するには:

  1. StartStopServices.cmdファイルを次のディレクトリから編集用に開きます。

    INSTANCE\bifoundation\OracleBIApplication\coreapplication

  2. 必要に応じて、たとえば、次のように管理サーバーおよび管理対象サーバーのポート値を更新します。

    set wls.admin.port=7002

    set wls.mgd.port=9705

    StartStopServices.cmdファイルからの前述の例は、管理サーバーと管理対象サーバーのポートをそれぞれ7002と9705に変更した場合に入力する必要がある更新値を示しています。

  3. StartStopServices.cmdファイルを保存します。