Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionメタデータ・リポジトリ作成者ガイド 11g リリース1 (11.1.1) B63028-03 |
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この章では、Linux上またはUNIX上でOracle BIサーバーを実行しているときに、Oracle Business Intelligenceとともに使用するデータソースを設定する方法について説明します。
ほとんどのリポジトリ開発は、管理ツールがWindows上でのみ動作するため、Windowsで行われます。ただし、本番システムに移動すると、LinuxプラットフォームまたはUNIXプラットフォームでOracle BIサーバーを実行することを選択できます。
サポートされるLinuxプラットフォームおよびUNIXプラットフォームの詳細は、 「システム要件と動作要件」を参照してください。
この章には次のトピックが含まれます:
Linux上またはUNIX上でOracle BIサーバーを実行している場合、ほとんどのデータソース接続は問合せ専用アクセスです。管理ツールは、オブジェクトのインポートに使用されます。これはWindows専用ツールです。このため、インポート用のデータソース接続は、Windows上で設定する必要があります。
LinuxおよびUNIXの一部のデータソース接続は、ライトバック用データソース接続、使用状況トラッキング、Oracle Scorecardと戦略管理の注釈などの特別な機能に関する書込み操作をサポートします。
Linux上またはUNIX上でOracle BIサーバーを実行していて、データベース・オブジェクト設定(データベース・タイプなど)または接続プール設定を更新する必要がある場合、リポジトリ・ファイルをWindowsコンピュータにコピーし、Windows上で管理ツールを使用して変更を行い、このリポジトリ・ファイルをLinuxコンピュータまたがUNIXコンピュータにコピーして戻します。
LinuxプラットフォームおよびUNIXプラットフォームには、次の3つのタイプのデータソース接続があります。
ネイティブ・データソース・ゲートウェイ接続(Oracle DatabaseのOCIやIBM DB2のDB2 CLIなど)
Oracle Business Intelligenceに付属のDataDirect Connect ODBCドライバを使用したODBC接続
外部ドライバを使用したネイティブODBC接続(Teradataデータソース用など)
DataDirect Connect ODBC接続とネイティブODBC接続の両方を含む単一のリポジトリを持つことはできません。
ネイティブ・ゲートウェイを使用して、Oracle DatabaseとDB2の両方に接続できます(それぞれOCIおよびDB2 CLIを使用)。
Oracle Databaseの場合は、次の事項に注意します。
Oracle BIサーバーは、Oracle Call Interface (OCI)を使用してデータベースに接続します。OCIは、デフォルトでOracle BI Enterprise Editionとともにインストールされます。接続するには、バンドルされているバージョンを使用する必要があります。
tnsnames.oraファイルで、Oracle Databaseのエイリアス(定義されたエントリ名)は、すべての物理Oracleデータベースのリポジトリ接続プールで使用されるデータソース名と一致する必要があります。
Oracle Databaseのデータソースに接続するとき、接続文字列全体を含めることができます。または、tnsnames.oraファイルで定義されたネット・サービス名を使用できます。ネット・サービス名のみを入力することを選択した場合、Oracle Business Intelligence環境内の次の場所にtnsnames.oraファイルを設定し、Oracle BIサーバーがエントリを検索できるようにする必要があります。
ORACLE_HOME/network/admin
user.shファイルを編集して、データベース・クライアント用に環境変数を設定することも必要です。
DB2の場合、Oracle BIサーバーを実行しているコンピュータに適切なデータベース・クライアントをインストールし、user.shファイルを編集してこのデータベース・クライアント用に環境変数を設定する必要があります。
user.shファイルを編集して、Oracle DatabaseまたはDB2用に環境変数を設定する手順は、次のとおりです。
user.shファイルを開きます。このファイルは次の場所にあります。
ORACLE_INSTANCE/bifoundation/OracleBIApplication/coreapplication/setup/user.sh
選択したデータベース・クライアントに適した環境変数設定を含めます。32ビット・データベースを使用しているか、64ビット・データベースを使用しているかに応じて、適切なライブラリを指します。サンプル値は、例16-1を参照してください。
ファイルを保存して閉じます。
例16-1 Oracle DatabaseおよびDB2(32ビット)用のuser.shエントリのサンプル
この例では、様々なプラットフォームにおけるOracle DatabaseおよびDB2のuser.shのサンプル・エントリを示します。
############################################################### # Linux: Oracle BI 32 bit mode ################################################################ #set +u # Oracle Parameters #--------------------------- # Make sure that Oracle DB 32 bit Client is installed #ORACLE_HOME=/export/home/oracle/10g #export ORACLE_HOME #TNS_ADMIN=$ORACLE_HOME/network/admin #export TNS_ADMIN #PATH=$ORACLE_HOME/bin:/opt/bin:$PATH #export PATH #LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOME/lib:$LD_LIBRARY_PATH #export LD_LIBRARY_PATH # If you have Linux 64 bit Platform, and would like to run Oracle BI 32 bit # then you must install Oracle DB 64 bit client, and this client comes with # 32 bit libraries under $ORACLE_HOME/lib32. The LD_LIBRARY_PATH in this case # shall be like this: #LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOME/lib32:$LD_LIBRARY_PATH #export LD_LIBRARY_PATH # DB2 Parameters #--------------------------- #make sure the /DB2ISTANCE/sqllib/lib points to 32 lib file #. /DB2ISTANCE/sqllib/db2profile #--------------------------- ############################################################### # Solaris: Oracle BI 64 bit mode ############################################################### #set +u # Oracle Parameters #--------------------------- # Make sure to install Oracle DB 64 bit Client #ORACLE_HOME=/export/home/oracle/10g #export ORACLE_HOME #TNS_ADMIN=$ORACLE_HOME/network/admin #export TNS_ADMIN #PATH=$ORACLE_HOME/bin:/opt/bin:$PATH #export PATH #LD_LIBRARY_PATH_64=$ORACLE_HOME/lib:$LD_LIBRARY_PATH_64:/opt/j2se/jre/lib/sparc #export LD_LIBRARY_PATH_64 #--------------------------- # DB2 Parameters #--------------------------- #make sure the /DB2ISTANCE/sqllib/lib points to 64 lib file #. /DB2ISTANCE/sqllib/db2profile #LD_LIBRARY_PATH_64=/DB2ISTANCE/sqllib/lib:$LD_LIBRARY_PATH_64 #export LD_LIBRARY_PATH_64 #--------------------------- ############################################################### # HPUX Itanium: Oracle BI 64 bit mode ############################################################### #set +u # Oracle Parameters #--------------------------- #ORACLE_HOME=/export/home/oracle/10g #export ORACLE_HOME #TNS_ADMIN=$ORACLE_HOME/network/admin #export TNS_ADMIN #PATH=$ORACLE_HOME/bin:/opt/bin:$PATH #export PATH #SHLIB_PATH=$ORACLE_HOME/lib:$SHLIB_PATH:/opt/j2se/jre/lib/hp700 #export SHLIB_PATH #--------------------------- # DB2 Parameters #--------------------------- #make sure the /DB2ISTANCE/sqllib/lib points to 64 lib file #. /DB2ISTANCE/sqllib/db2profile #SHLIB_PATH=/DB2ISTANCE/sqllib/lib:$SHLIB_PATH #export SHLIB_PATH #--------------------------- ############################################################### # AIX: Oracle BI 64 bit mode ############################################################### #set +u # Oracle Parameters #--------------------------- #ORACLE_HOME=/export/home/oracle/10g #export ORACLE_HOME #TNS_ADMIN=$ORACLE_HOME/network/admin #export TNS_ADMIN #PATH=$ORACLE_HOME/bin:/opt/bin:$PATH #export PATH #LIBPATH=$ORACLE_HOME/lib:$LIBPATH:/opt/j2se/jre/lib/sparc #export LIBPATH #--------------------------- # DB2 Parameters #--------------------------- #make sure the /DB2ISTANCE/sqllib/lib points to 64 lib file #. /DB2ISTANCE/sqllib/db2profile #---------------------------
ここで示したシェル・スクリプトの抜粋は単なる例で、特定のソフトウェア・プラットフォームに対する推奨ではありません。サポートされるソフトウェア・プラットフォームの詳細は、「システム要件と動作要件」を参照してください。
OCI使用によるOracle Databaseへの接続に問題がある場合、次の条件が該当するかどうか確認します。
Oracle BIサーバーを実行しているコンピュータは、Oracle Call Interface (OCI)を使用してデータベースに接続する必要があります。
リポジトリ接続プールで接続文字列全体を使用しないことを選択した場合、有効なtnsnames.oraファイルがOracle Business Intelligence環境内の次の場所に設定されていて、Oracle BIサーバーがエントリを検索できるようにする必要があります。
ORACLE_HOME/network/admin
リポジトリ接続プールで接続文字列全体を使用しないことを選択した場合、tnsnames.oraファイルのネット・サービス名が接続プールで使用されるデータソース名と一致することを確認します。
たとえば、tnsnames.oraエントリの次の例では、対応するOracle BIリポジトリ接続プールのデータソース名はITQA2です。
ITQA2 = (DESCRIPTION = (ADDRESS_LIST = (ADDRESS = (PROTOCOL = TCP)(HOST = ITQALAB2)(PORT = 1521)) (CONNECT_DATA = (SERVICE_NAME = ITQALAB2.corp) ) )
次の手順では、Oracle tnsnames.ora設定に対してリポジトリ・データベースおよび接続プール設定を確認する方法を示します。
リポジトリ・データベースおよび接続プール設定が正しいことを確認するには:
管理ツールでリポジトリを開きます。
「物理」レイヤーで、確認するデータベースをダブルクリックして、「データベース」ダイアログを表示します。
「一般」タブの「データ・ソース定義: データベース」フィールドで、適切なOracle Databaseバージョンが選択されていることを確認します。「OK」をクリックします。
このデータソースの「接続プール」ダイアログを開きます。物理レイヤーでデータベース・オブジェクトを開いて、「接続プール」オブジェクトを表示する必要がある場合があります。
「接続プール」ダイアログで、次の項目が該当していることを確認します。
「呼出しインタフェース」フィールドに、使用しているOracle Databaseのリリースに関して適切な値が表示されています。
「データ・ソース名」フィールドに、tnsnames.oraエントリで定義したOracle Databaseのネット・サービス名が表示されています。
「ユーザー名フィールドおよび「パスワード」フィールドに正しい値が入っています。
必要に応じて値を変更し、「OK」をクリックします。
Oracle Business Intelligence環境で、次のディレクトリにあるtnsnames.oraファイルを開きます。
ORACLE_HOME/network/admin
次の特性を持つ有効なネット・サービス名が存在することを確認します。
データソース名の接続プール設定と一致している
対象のOracle物理データベースを指定しています。
このトピックは、次の両方が当てはまる場合に適用されます。
オフライン・モードで管理ツールの「行数の更新」機能を使用している。
異機種環境を実行している(たとえば、UNIX上でOracle BIサーバーを実行しているが、リモート管理者はWindowsコンピュータで管理ツールを実行している場合)。
オフライン・モードでUpdate Rowcount機能を使用している場合、管理ツールは、クライアント・コンピュータでサーバー・データソースではなくローカル・データソースを使用します。したがって、Oracle DatabaseクライアントまたはDB2クライアントは、管理ツールを実行しているWindowsコンピュータで構成して、次の条件を満たす必要があります。
データソースが、UNIXサーバー上のOracle Business Intelligenceのuser.shファイルで特定される同じデータベースを指しています。
ローカル・データソースの名前が、Oracle BIのリポジトリ(.rpd)ファイルの物理レイヤーにある「接続プール」オブジェクトで定義されたデータソースの名前とも一致します。
これらの条件が該当せず、サーバー・データソースとクライアント・データソースが別のデータベースを指している場合、誤って更新された行件数または正しくない結果が表示されます。
Oracle Business Intelligenceでは、Microsoft SQL Server、Sybase ASEおよびInformixの各データベースへの接続性の確保のために、Linuxオペレーティング・システムおよびUNIXオペレーティング・システム用にDataDirect Connect ODBCドライバおよびドライバ・マネージャが提供されます。
Oracle Business Intelligenceをインストールした後は、DataDirect Connect ODBC 32ビット・ドライバはORACLE_HOME/common/ODBC/Merant/5.3/libにインストールされます。64ビット・ドライバはORACLE_HOME/common/ODBC/Merant/5.3/lib64にインストールされます。
一般的に、データベースのクライアントとサーバーの間の通信は、幅およびデータ・パスに依存しません。つまり、32ビットのデータベース・ドライバは64ビットのデータベース・サーバーと通信でき、その逆も可能です。
DataDirect Connect ODBCドライバを設定するために、ODBCINI環境変数を設定する必要はありません。この変数は、インストール中に自動的に設定されます。
サポートされるオペレーティング・システム、データベース、およびDataDirect Connect ODBCドライバのドライバ・バージョンの詳細は、「システム要件と動作要件」を参照してください。
この項には次のトピックが含まれます:
Microsoft SQL Serverデータベースに接続するDataDirect ODBCドライバ・ファイルの名前は、ARmsss23.so (HP-UX PA-RISCではARmsss23.sl)です。サポートされるMicrosoft SQL Serverのバージョンについては、「システム要件と動作要件」を参照してください。
Microsoft SQL Serverに接続するDataDirect Connect ODBCドライバを構成するには:
user.shファイルを開きます。このファイルは次の場所にあります。
ORACLE_INSTANCE/bifoundation/OracleBIApplication/coreapplication/setup/user.sh
ご使用のオペレーティング・システムのセクションで、DataDirect Connectライブラリに適したライブラリ・パス環境変数を含めます。32ビット・データベースを使用しているか、64ビット・データベースを使用しているかに応じて、適切なライブラリを指します。次の項目に注意してください。
SolarisおよびLinuxの場合は、ライブラリ・パス変数はLD_LIBRARY_PATH
です。
HP-UXの場合は、ライブラリ・パス変数はSHLIB_PATH
です。
AIXの場合は、ライブラリ・パス変数はLIBPATH
です。
たとえば、Linux上の32ビット・ドライバにライブラリ・パス変数を設定するには、次のようにします。
#################################################### # Linux: Oracle BI 32 bit mode #################################################### #SQLServer 2000 Parameters #--------------------------------------- LD_LIBRARY_PATH=/user/local/Oracle_BI1/common/ODBC/Merant/5.3/lib:$ LD_LIBRARY_PATH export LD_LIBRARY_PATH
ファイルを保存して閉じます。
odbc.iniファイルを開きます。このファイルは次の場所にあります。
ORACLE_INSTANCE/bifoundation/OracleBIApplication/coreapplication/setup/odbc.ini
データベースにエントリを作成します。ODBC接続名をリポジトリで定義した接続プールで指定されたデータソース名と同じにします。DriverパラメータをMicrosoft SQL Server用のDataDirect Connectドライバのファイル名および場所に設定します。次の例では、Driverパラメータは64ビットDataDirect Connectドライバに設定されており、データソース名はSQLSERVER_DBです。
[SQLSERVER_DB] Driver=/usr/Oracle_BI1/common/ODBC/Merant/5.3/lib64/ARmsss23.so Description=DataDirect 5.1 SQL Server Wire Protocol Address=111.111.111.111,1433 AlternateServers= AnsiNPW=Yes ConnectionRetryCount=0 ConnectionRetryDelay=3 Database=dbschema_name LoadBalancing=0 LogonID= Password= QuoteID=No ReportCodePageConversionErrors=0
odbc.iniファイルを保存して閉じます。
Windowsコンピュータの管理ツールでリポジトリを開きます。
「物理」レイヤーで、Microsoft SQL Serverデータベースのデータベース・オブジェクトをダブルクリックします。
「機能」タブをクリックし、IDENTIFIER_QUOTE_CHAR
パラメータにスクロールします。次に、このパラメータの値を' '(一重引用符)に置き換えます。デフォルト値は二重引用符(" ")です。
「OK」をクリックします。
リポジトリを保存して閉じます。
LinuxコンピュータまたはUNIXコンピュータで、Oracle Business Intelligenceを停止します。
リポジトリをWindowsコンピュータからLinuxコンピュータまたはUNIXコンピュータにコピーします。
LinuxコンピュータまたはUNIXコンピュータで、Oracle Business Intelligenceを起動します。
Sybase ASEデータベースに接続するDataDirect ODBCドライバのファイル名は、ARase23.soです。サポートされるSybase ASEのバージョンの詳細は、「システム要件と動作要件」を参照してください。
Sybase ASEデータベースに接続するDataDirect Connect ODBCドライバを構成するには:
user.shファイルを開きます。このファイルは次の場所にあります。
ORACLE_INSTANCE/bifoundation/OracleBIApplication/coreapplication/setup/user.sh
ご使用のオペレーティング・システムのセクションで、DataDirect Connectライブラリに適したライブラリ・パス環境変数を含めます。32ビット・データベースを使用しているか、64ビット・データベースを使用しているかに応じて、適切なライブラリを指します。次の項目に注意してください。
SolarisおよびLinuxの場合は、ライブラリ・パス変数はLD_LIBRARY_PATH
です。
HP-UXの場合は、ライブラリ・パス変数はSHLIB_PATH
です。
AIXの場合は、ライブラリ・パス変数はLIBPATH
です。
たとえば、Linux上の32ビット・ドライバにライブラリ・パス変数を設定するには、次のようにします。
LD_LIBRARY_PATH=/user/local/Oracle_BI1/common/ODBC/Merant/5.3/lib:$ LD_LIBRARY_PATH export LD_LIBRARY_PATH
ファイルを保存して閉じます。
odbc.iniファイルを開きます。このファイルは次の場所にあります。
ORACLE_INSTANCE/bifoundation/OracleBIApplication/coreapplication/setup/odbc.ini
データベースにエントリを作成します。ODBC接続名をリポジトリで定義した接続プールで指定されたデータソース名と同じにします。DriverパラメータをSybase ASEデータベース用のDataDirect Connectドライバのファイル名および場所に設定します。NetworkAddressに、IPアドレスまたは完全修飾ホスト名およびポート番号を指定します。
次の例では、Driverパラメータは64ビットDataDirect Connectドライバに設定され、データソース名はSybaseASE_DBです。
[SybaseASE_DB] Driver=/usr/Oracle_BI1/common/ODBC/Merant/5.3/lib64/ARase23.so Description=DataDirect 5.3 Sybase Wire Protocol AlternateServers= ApplicationName= ApplicationUsingThreads=1 ArraySize=50 AuthenticationMethod=0 Charset= ConnectionRetryCount=0 ConnectionRetryDelay=3 CursorCacheSize=1 Database=Paint DefaultLongDataBuffLen=1024 EnableDescribeParam=0 EnableQuotedIdentifiers=0 EncryptionMethod=0 GSSClient=native HostNameInCertificate= InitializationString= Language= LoadBalancing=0 LogonID=my_id NetworkAddress=111.111.111.111,5005 OptimizePrepare=1 PacketSize=0 Password= RaiseErrorPositionBehavior=0 ReportCodePageConversionErrors=0 SelectMethod=0 ServicePrincipalName= TruncateTimeTypeFractions=0 TrustStore= TrustStorePassword= ValidateServerCertificate=1 WorkStationID=
odbc.iniファイルを保存して閉じます。
Informixデータベースに接続するDataDirect ODBCドライバのファイル名は、ARifcl23.soです。サポートされるInformixのバージョンの詳細は、「システム要件と動作要件」を参照してください。
Informixに接続するDataDirect Connect ODBCドライバを構成するには:
user.shファイルを開きます。このファイルは次の場所にあります。
ORACLE_INSTANCE/bifoundation/OracleBIApplication/coreapplication/setup/user.sh
ご使用のオペレーティング・システムのセクションで、DataDirect Connectライブラリに適したライブラリ・パス環境変数を含めます。32ビット・データベースを使用しているか、64ビット・データベースを使用しているかに応じて、適切なライブラリを指します。次の項目に注意してください。
SolarisおよびLinuxの場合は、ライブラリ・パス変数はLD_LIBRARY_PATH
です。
HP-UXの場合は、ライブラリ・パス変数はSHLIB_PATH
です。
AIXの場合は、ライブラリ・パス変数はLIBPATH
です。
たとえば、Linux上の32ビット・ドライバにライブラリ・パス変数を設定するには、次のようにします。
LD_LIBRARY_PATH=/user/local/Oracle_BI1/common/ODBC/Merant/5.3/lib:$ LD_LIBRARY_PATH export LD_LIBRARY_PATH
ファイルを保存して閉じます。
odbc.iniファイルを開きます。このファイルは次の場所にあります。
ORACLE_INSTANCE/bifoundation/OracleBIApplication/coreapplication/setup/odbc.ini
データベースにエントリを作成します。ODBC接続名をリポジトリで定義した接続プールで指定されたデータソース名と同じにします。DriverパラメータをInformix用のDataDirect Connectドライバのファイル名および場所に設定します。また、HostNameパラメータ(完全修飾ホスト名またはIPアドレスを使用可能)およびPortNumberパラメータも指定する必要があります。
次の例では、Driverパラメータは64ビットDataDirect Connectドライバに設定され、データソース名はInformix_DBです。
[Informix_DB] Driver=/usr/Oracle_BI1/common/ODBC/Merant/5.3/lib64/ARifcl23.so Description=DataDirect Informix Wire Protocol AlternateServers= ApplicationUsingThreads=1 CancelDetectInterval=0 ConnectionRetryCount=0 ConnectionRetryDelay=3 Database= HostName=111.111.111.111 LoadBalancing=0 LogonID=informix Password=mypassword PortNumber=1526 ReportCodePageConversionErrors=0 ServerName= TrimBlankFromIndexName=1
odbc.iniファイルを保存して閉じます。
Oracle Business Intelligenceには、一部のデータソース(すべてではない)用にUNIX ODBCドライバが付属しています。TeradataおよびOracle TimesTen In-Memory Databaseなどのこれらのデータソースでは、独自のODBCドライバをインストールし、user.shファイルおよびodbc.iniファイルを更新して、データソースを構成する必要があります。
Teradataを使用している場合、関連情報については、「Teradataデータ・ソースに対する問合せのスプール領域エラーの回避」も参照してください。
ネイティブODBCドライバを使用してデータベース接続を構成するには:
ご使用のデータソース用のODBCドライバをインストールします。
user.shファイルを開きます。このファイルは次の場所にあります。
ORACLE_INSTANCE/bifoundation/OracleBIApplication/coreapplication/setup/user.sh
ご使用のオペレーティング・システムのセクションで、ネイティブODBCドライバに適したライブラリ・パス環境変数を含めます。32ビット・データベースを使用しているか、64ビット・データベースを使用しているかに応じて、適切なライブラリを指します。次の項目に注意してください。
SolarisおよびLinuxの場合は、ライブラリ・パス変数はLD_LIBRARY_PATH
です。
HP-UXの場合は、ライブラリ・パス変数はSHLIB_PATH
です。
AIXの場合は、ライブラリ・パス変数はLIBPATH
です。
たとえば、Linux上でTeradataのライブラリ・パス変数を設定するには、次のようにします。
LD_LIBRARY_PATH=/usr/odbc/lib:/usr/lpp/tdodbc/odbc/drivers:$ LD_LIBRARY_PATH export LD_LIBRARY_PATH
特にTeradataの場合、その他すべてのエントリの前にライブラリ・パス変数の先頭に/usr/odbc/libを付ける必要があります。この手順が必要なのはTeradataのみです。
ファイルを保存して閉じます。
odbc.iniファイルを開きます。このファイルは次の場所にあります。
ORACLE_INSTANCE/bifoundation/OracleBIApplication/coreapplication/setup/odbc.ini
データベースにエントリを作成します。ODBC接続名をリポジトリで定義した接続プールで指定されたデータソース名と同じにします。Driverパラメータをご使用のデータベースのネイティブODBCドライバのファイル名および場所に設定します。ファイル名には、ご使用のオペレーティング・システムに適したライブラリ接尾辞を付けます(たとえば、SolarisおよびAIXには.so
、HP-UXには.sl
を付けます)。
次の例では、SolarisでのTeradataデータソースの詳細を示します。データソース名はTerav502です。
[Terav502]
Driver=/usr/odbc/drivers/tdata.so
Description=NCR 3600 running Teradata V2R5.2
DBCName=172.20.129.42
LastUser=
Username=
Password=
Database=
DefaultDatabase=name_of_target_database_or_user
DefaultDatabaseパラメータを空のままにできるのは、管理ツールでこのデータソースに対して「接続プール」ダイアログの「一般」タブでオプション「完全修飾表名が必要」を選択した場合のみです。
さらに、odbc.iniファイルで、[ODBC Data Sources]セクションにエントリおよびご使用のデータソースに適した詳細を追加します。次の例では、Teradataデータソースの詳細を示します。データソース名はTerav502です。
Terav502=tdata.so
管理ツールを使用して、リポジトリを開き、適切な物理データベース用に接続プールのデータソース名として作成した新しいDSNを追加します。詳細は、「接続プールの作成または変更」を参照してください。
Oracle BIサーバーを再起動します。
Oracle TimesTen In-Memory Databaseデータ・ソースを設定するには、最初に「TimesTenデータ・ソースの構成」の説明に従って、TimesTenデータ・ソースを設定します。LinuxおよびUNIXシステムの場合の正しい手順を確認するには、「ネイティブODBCドライバを使用したデータベース接続の構成」の手順4を参照してください。
次に、「TimesTenデータ・ソースでのシステム・メモリー・リソースの使用の向上」で説明しているベスト・プラクティスを確認し、必要に応じてそれらを実装します。
最後に、OPMNを起動するユーザーが、オペレーティング・システムのLD_LIBRARY_PATH
変数(HP-UXではSHLIB_PATH
、AIXではLIBPATH
)にTimesTen DLL ($TIMESTEN_HOME/lib)へのパスを設定していない場合、opmn.xmlファイルの変数としてTimesTen DLLパスを追加する必要があります。
opmn.xmlを更新してLinuxおよびUNIXのTimesTen変数を含める手順は、次のとおりです。
編集するためにopmn.xmlを開きます。opmn.xmlは次の場所にあります。
ORACLE_INSTANCE/config/OPMN/opmn/opmn.xml
Oracle BIサーバー・プロセスのias-componentタグを探します。例:
<ias-component id="coreapplication_obis1" inherit-environment="true">
次の例のように、Oracle BIサーバーのias-componentタグの下で、必要なTimesTen変数TIMESTEN_DLL
を追加し、LD_LIBRARY_PATH
変数(または同等のもの)も更新します。例の値を、TimesTenクライアント用の正しいパスに置き換えてください。
<ias-component id="coreapplication_obis1" inherit-environment="true"> <environment> ... <variable id="TIMESTEN_DLL" value="$TIMESTEN_HOME/lib/libttclient.so" /> <variable id="LD_LIBRARY_PATH" value="$TIMESTEN_HOME/lib:$ORACLE_HOME/ bifoundation/server/bin$:$ORACLE_HOME/bifoundation/web/bin$: $ORACLE_HOME/clients/epm/Essbase/EssbaseRTC/bin$:" append="true" /> ... </environment>
ファイルを保存して閉じます。
OPMNを再起動します。
Oracle BIサーバー・プロセスを実行している各コンピュータで前述の手順を繰り返します。同じコンピュータで複数のOracle BIサーバー・インスタンスを実行している場合は必ず、opmn.xmlで各インスタンスについてias-componentタグを適切に更新してください(例: ias-component id="coreapplication_obis1"、ias-component id="coreapplication_obis2")。
Oracle BIサーバーをAIX UNIXプラットフォームで実行している場合、Oracle RPAS ODBCデータソースにアクセスできます。このデータベース接続を構成するには、最初にodbc.iniファイルを更新して、Oracle RPAS ODBCデータソースを構成します。次に、rdaadminツールを使用して、実行時に正規化されないようにディメンション表を定義します。
Windows上でOracle RPAS ODBCデータソースを構成する方法の詳細は、「Oracle RPASデータ・ソースの設定」を参照してください。
AIX UNIXでデータソースとしてOracle RPAS ODBCを構成するには:
別のTelnetセッションとしてログオンします。
odbc.iniファイルを開きます。このファイルは次の場所にあります。
ORACLE_INSTANCE/bifoundation/OracleBIApplication/coreapplication/setup/odbc.ini
RPASデータソースのセクションで、値を編集します。例:
[RPAS Sample]
Data Source Name=RPAS Sample
Driver=[client RPASClient/lib/raix/oaodbc.so
DriverUnicodeType=1
Description=OpenRDA DSN
指定した「Data Source Name
」は、次の手順のステップ3でDATABASE:
に対して入力される値と一致する必要があります。また、前の例で示したように、「DriverUnicodeType=1
」の行を追加する必要があります。
rdaadminクライアント・ツールを使用して、実行時に正規化されないようにディメンション表を定義するには:
次の場所でrdaadminクライアント・ツールを検索します。
/bin/rdaadmin
次のコマンドを入力して、rdaadminクライアント・ツールを実行します。
rdaadmin
プロンプトが表示されたら、次のように適切なテキストを入力します。
DATABASE: [
Oracle_RPAS_database_name
]
データベース名は、前のタスクで「Data Source Name」に指定した名前と一致している必要があります(たとえば、RPAS Sample)。
ADDRESS:
[ip_address
]
PORT:
[port_number
]
ポート番号の値の例は1707です。
CONNECT_STRING: [NORMALIZE_DIM_TABLES=NO
]
この値は、ディレクトリ表を実行時に正規化されないように処理します。
TYPE: []
SCHEMA_PATH: []
REMARKS: []
RPAS環境変数OPENRDA
は、UNIX上のOracle BIサーバー・セッションで宣言される必要があります。たとえば、64ビットのrdaadminクライアント・ツールを使用して、この変数を次のように宣言します。
OPENRDA_INI=/rpasclient64/config/raix/openrda.ini export OPENRDA_INI
Oracle BIサーバーは、Essbaseクライアント・ライブラリを使用してEssbaseデータ・ソースに接続します。Essbaseクライアント・ライブラリは、デフォルトでOracle BI Enterprise Editionとともにインストールされます。Oracle BI Enterprise Editionの完全なインストールに対してEssbaseデータ・ソースのアクセスを有効化するために追加の構成は必要ありません。
ただし、HP-UX Itaniumシステムでは、次の追加の手順も必要です。
ESSLANG
およびLANG
を定義します。
例:
ESSLANG=English_UnitedStates.UTF-8@Binary export ESSLANG LANG=en_US.utf8 export LANG
NQSConfig.iniファイル内のLOCALE、SORT_ORDER_LOCALEおよびSORT_TYPEをコメント・アウトします。例:
[ GENERAL ] // Localization/Internationalization parameters. // LOCALE="English-usa"; // SORT_ORDER_LOCALE="English-usa"; // SORT_TYPE="binary";
IBM DB2 Connectは、自動接続解除のオプションを使用しているアプリケーションが中断要求を受信したときに、このオプションをサポートしません。
ネイティブ・データベースがDB2 Connectワークステーションを使用している場合、パラメータINTERRUPT_ENABLED
の設定を変更する必要があります。このパラメータは、データベースまたは任意のデータソースがz/OSプラットフォームまたはs/390プラットフォームを実行しているメインフレーム上のIBM DB2に常駐している場合、任意のOracle Business Intelligenceコンピュータで変更する必要があります。
注意: IBM DB2を使用している場合、DB2 ConnectをOracle BIサーバーのコンピュータにインストールする必要があります。DB2 Connectのバージョンは、データソースとして構成された最新のDB2インスタンスと一致している必要があります。 |
INTERRUPT_ENABLEDパラメータを構成するには:
データベースのエイリアスがネイティブCLIデータソース名として使用されるように構成します。たとえば、DB2 Configuration Assistantを使用して新しいデータベース・エントリを作成します。
作成したデータベースのエイリアスおよび実際のターゲットDB2データベースの名前を使用して、次の構文を使用してINTERRUPT_ENABLED
パラメータを設定します。
uncatalog dcs db local_dcsname catalog dcs db local_dcsname as target_dbname parms \",,INTERRUPT_ENABLED\"
説明:
local_dcsname
は、ホストまたはデータベースのローカル名を表します(データベースのエイリアス名)。
target_dbname
は、ホスト・システム上またはデータベース・システム上のデータベースの名前を表します。
注意: 引用符を文字列の一部として渡すには、円記号を使用します。 |
次の例は、OS390 DB2インスタンスを使用しています。
uncatalog dcs db DB2_390 catalog dcs db DB2_390 as Q10B parms \",,INTERRUPT_ENABLED,,,,,\" catalog database DB2_390 as DB2_390 at node NDE1EF20 authentication dcs