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Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Discoverer Plusユーザーズ・ガイド
11gリリース1 (11.1.1)
E51907-01
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「移動合計」ダイアログ

このダイアログを使用して、「移動合計」計算を作成できます。「移動合計」計算は、各値の前の、指定行数または指定期間に関する総計を計算します。たとえば、売上高の3か月の移動平均を計算できます。

このタイプの分析は、ウィンドウ分析とも呼ばれます。

詳細は、次の項目を参照してください。

「分析関数の概要」

「行ベースおよび時間ベースの間隔の使用例」

「分析関数テンプレートを使用して計算を作成する方法」

「ウィンドウ集計関数の例」

合計

このドロップダウン・リストでは、総計の移動を計算するアイテムを選択します。たとえば、「Sales SUM」を選択して、売上高の総計の移動を計算できます。

合計タイプ

このドロップダウン・リストを使用して、必要な総計のタイプを指定します。たとえば、「f(x) Sum」を選択するとグループ内の値が合計され、「f(x) Avg」を選択するとグループ内の値の平均が算出されます。

開始

このドロップダウン・リストを使用して、値を比較する行数または期間数を指定します。

現行値の前の行数または期間を指定します。たとえば、「2」を選択すると、各値の2つ前の値から、現行値を含めた総計が計算されます。つまり、3か月間の移動平均を求める場合は「2」を選択します。

隣のドロップダウン・リストを使用して、間隔を行ベースまたは時間ベースで選択できます。たとえば、3か月間の移動平均を求める場合は「現行値より前の月」を選択します。

ヒント: 時間ベースのデータを使用する場合は、時間ベースのグループ(たとえば、現行値より前の日/月/年)を使用します。時間ベースのデータを使用しない場合は、行ベースのグループ(たとえば、「現行値より前の行」)を使用します。グループのタイプの詳細は、「ウィンドウ集計について」を参照してください。

行ベースおよび時間ベースの間隔を指定する例は、「行ベースおよび時間ベースの間隔の使用例」を参照してください。

行の順序付け

このドロップダウン・リストを使用して、値の順序付け方法を指定します。たとえば、3か月間の移動平均を求める場合は「Calendar Month」を選択します。

隣のドロップダウン・リストを使用して、値を最低値から最高値(すなわち「昇順」)と最高値から最低値(すなわち「降順」)のどちらで並び替えるかを指定します。

ヒント: 「開始」ドロップダウン・リストで時間ベースのグループを指定した場合は、時間ベースの「行の順序付け」値(たとえば「Calendar Month」)を指定します。

行の順序付け(2次)

このドロップダウン・リストを使用して、値の2次的な順序付け方法を指定します。たとえば、「City」を選択すると月内において都市の値をソートできます。

隣のドロップダウン・リストを使用して、値を最低値から最高値(すなわち「昇順」)と最高値から最低値(すなわち「降順」)のどちらで並び替えるかを指定します。

注意: このドロップダウン・リストは、「開始」ドロップダウン・リストで行ベースのグループを指定した場合にのみ有効です。このドロップダウン・リストは、「開始」ドロップダウン・リストで時間ベースのグループを指定した場合は無効です。

次を区切りとして移動合計を再開

このリストは、結果をグループ(パーティションとも呼ばれる)に配置する場合に使用するグループを指定します。

たとえば、ある年のある地域におけるSales SUM値の3か月間の移動平均を計算するには、「Calendar Year」および「Region」を選択します。

グループを指定しない場合は、すべてのワークシート値が1つのグループとして処理されます。

計算

この読取り専用フィールドには、前述のフィールドに値を指定して設定された、基礎となる式が表示されます。この式は、前述のフィールドの値を変更するたびに更新されます。「OK」をクリックすると、「新規計算」ダイアログまたは「計算の編集」ダイアログ「計算」フィールドに式が転送されます。