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Oracle® Fusion Middleware Oracle Enterprise Repositoryインストレーション・ガイド
11g リリース1 (11.1.1.6.0)
B66435-01
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4 ソフトウェアのアンインストール

この章では、ソフトウェアをアンインストールおよび再インストールする手順について説明します。

この章には次の項が含まれます:

4.1 アンインストール・プログラムについて

以下の節では、WindowsシステムおよびUNIXシステムのOracle Enterprise Repositoryソフトウェアをアンインストールする方法について説明します。

4.2 グラフィカル・モードでのソフトウェアのアンインストール

グラフィカル・モードですべての製品コンポーネントまたは個別のコンポーネントをアンインストールする手順は、次のとおりです。

  1. 実行中のインスタンスを停止します。

  2. 表4-1の説明に従って、アンインストール・プログラムを起動します。

    表4-1 グラフィカル・モードでのアンインストール・プログラムの起動

    プログラムを起動するプラットフォーム 操作

    Windows

    1. Windowsの「スタート」メニューから、「スタート」→「すべてのプログラム」→「Oracle Enterprise Repository」→「Oracle Enterprise Repositoryのアンインストール」を選択します。

    2. アンインストーラのようこそウィンドウが表示されます。手順3に進みます。

    UNIX

    1. 次のディレクトリに移動します:

      ORACLE_HOME/repositoryXXX/uninstall

    2. プロンプトで「uninstall.sh」と入力し、[Enter]を押します。

      アンインストーラのようこそウィンドウが表示されます。手順3に進みます。

      注意: システムがグラフィカル・ユーザー・インタフェースをサポートしている場合、アンインストール・プログラムはグラフィカル・モードで起動します。システムでグラフィカル・ユーザー・インタフェースをサポートしていない場合、アンインストール・プログラムはコンソール・モードで起動します。コンソール・モードで起動した場合の手順については、第4.3項「コンソール・モードでのソフトウェアのアンインストール」を参照してください。


  3. 「次へ」をクリックして、アンインストール・プログラムを起動します。「コンポーネントの選択」ウィンドウが表示されます。

  4. 該当するオプションを選択するか、または選択を解除することにより、アンインストールするコンポーネントを選択し、「次へ」をクリックします。デフォルトでは、インストールされたすべてのコンポーネントが選択されます。つまり、それらがすべてアンインストールされます。

  5. Oracle Enterprise Repositoryをアンインストールするウィンドウの「完了」をクリックしてアンインストール・プログラムを終了します。

4.3 コンソール・モードでのソフトウェアのアンインストール

次の手順に従って、コマンド・ライン・インタフェースを使用して完全な製品インストールまたは個別のコンポーネントをアンインストールします。

  1. 実行中のインスタンスを停止します。

  2. 表4-2の説明に従って、アンインストール・プログラムを起動します。

    表4-2 コンソール・モードでのアンインストール・プログラムの起動

    プログラムを起動するプラットフォーム 操作

    Windows

    1. 次のディレクトリに移動します:

      ORACLE_HOME/repositoryXXX/uninstall

    2. 「uninstall.cmd」と入力し、[Enter]を押します。アンインストーラのようこそウィンドウが表示されます。

    3. 手順3に進みます。

    UNIX

    1. 次のディレクトリに移動します:

      ORACLE_HOME/repositoryXXX/uninstall

    2. プロンプトで「uninstall.sh」と入力し、[Enter]を押します。

      アンインストーラのようこそウィンドウが表示されます。手順3に進みます。

      注意:システムがグラフィカル・ユーザー・インタフェースをサポートしている場合、アンインストール・プログラムはグラフィカル・モードで起動します。システムでグラフィカル・ユーザー・インタフェースをサポートしていない場合、アンインストール・プログラムはコンソール・モードで起動します。コンソール・モードで起動した場合の手順については、第4.3項「コンソール・モードでのソフトウェアのアンインストール」を参照してください。


  3. [Enter]を押すか、または「next」と入力して、アンインストール・プログラムの次のパネルに進みます。


    注意:

    「Exit」、「Previous」、および「Next」と入力する際は、完全な単語を入力する代わりに、x、p、およびn、に、1語のショートカットをそれぞれ使用できます。

    「アンインストールするコンポーネントの選択」ペインが表示されます。

  4. アンインストールするコンポーネントを選択します。選択可能なコンポーネントが表示されます。

  5. 角カッコに囲まれたとおりの数字を入力して選択内容を切り替えるか、または「Exit」「Previous」「Next」のいずれかを入力します。

  6. デフォルトでは、インストールされたすべてのコンポーネントが選択されます。つまり、それらがすべて削除されます。インストールされたコンポーネントをシステムに残すには、コマンド・ラインで、そのコンポーネントの数字コードを角カッコに囲まれたとおりに入力します。エントリの横のチェック・マーク(Windowsシステムの場合)またはx (UNIXシステムの場合)が解除されます。つまり、それらはアンインストールされません。アンインストールするコンポーネントを選択します。別のコンポーネントで必要なコンポーネントをアンインストールしないように、依存関係のチェックが行われます。

  7. [Enter]を押すか「next」と入力して、アンインストール処理を続行します。

  8. アンインストール処理が完了したら、[Enter]を押すか「exit」と入力して、アンインストールを完了し、アンインストール・プログラムを終了します。

4.4 サイレント・モードでのソフトウェアのアンインストール

サイレント・モードでOracle Enterprise Repositoryソフトウェアをアンインストールすると、ソフトウェアのすべてのインストールがアンインストールされます。個々のOracle Enterprise Repositoryコンポーネントをアンインストールする場合、サイレント・モード・アンインストールは使用できません。

アンインストール・プログラムをサイレント・モードで実行すると、グラフィカル・モードやコンソール・モードでアンインストール・プログラムを実行する場合と同じファイルとディレクトリが残ります。これらのファイルは手動で削除できます。

サイレント・モードのアンインストールでは、ソフトウェアを手動でアンインストールできますが、本来はスクリプトでの実行が意図されています。そのためには、表8-3の手順を使用できます。

サイレント・モードでOracle Enterprise Repositoryソフトウェアをアンインストールする手順は、次のとおりです。

  1. 実行中のインスタンスを停止します。

  2. 表4-3の説明に従って、アンインストール・プログラムを起動します。

    表4-3 サイレント・モードでのアンインストール・プログラムの起動

    プログラムを起動するプラットフォーム 操作

    Windows

    1. コマンド・プロンプト・ウィンドウを開き、次のディレクトリに移動します:

      ORACLE_HOME/repositoryXXX/uninstall

    2. プロンプトで次のコマンドを実行します。

      uninstall -mode=silent

    UNIX

    1. 次のディレクトリに移動します:

      ORACLE_HOME/repositoryXXX/uninstall

    2. プロンプトに対して、次のコマンドを入力します:

      sh uninstall.sh -mode=silent



    注意:

    サイレント・モードでアンインストール・プログラムを実行すると、エラーが発生した場合も含めて、アンインストールが進行中であることや、正しく完了したことを示すメッセージは一切表示されません。

-log=full_path_to_log_fileオプションをコマンド・ラインで使用して、詳細なインストール・ログを作成することもできます。例:

uninstall -mode=silent -log=C:\logs\OER_uninstall.log

詳細は、第1.9項「詳細なインストール・ログの生成」を参照してください。

4.5 デプロイ済アプリケーションの削除

この節では、WebLogicおよびWebSphereアプリケーション・サーバーのデプロイ済アプリケーションを削除する方法について説明します。この項には次のトピックが含まれます:

4.5.1 WebLogic Serverからのデプロイ済アプリケーションの削除

WebLogic Server内のデプロイ済のOracle Enterprise Repositoryアプリケーションを削除するには、WebLogicドメインを最初に作成した方法に応じて、いくつかの手順が必要です。

Oracle Enterprise Repositoryのみを含むドメインの場合は、ORACLE_HOME/user_projects/domains/DOMAIN_NAMEディレクトリを削除します。

Oracle Enterprise Repositoryアプリケーション・テンプレートを使用して拡張されたドメインの場合は、次の手順を使用します。

  1. Oracle Enterprise Repositoryアプリケーションを含むドメインの管理サーバーを起動し、管理コンソールにアクセスします。

  2. 「ドメイン構造」セクションで、「デプロイメント」を選択します。

  3. 「ロックして編集」ボタンをクリックします。

  4. リストからOracle Enterprise Repositoryアプリケーションを選択し、「削除」ボタンをクリックします。

  5. 「ドメイン構造」セクションで、「環境」「サーバー」オプションを選択します。

  6. oer_server1管理対象サーバー定義を選択し、「削除」ボタンをクリックして、この管理対象サーバーを削除します。

  7. 「変更のアクティブ化」ボタンをクリックします。

  8. 管理サーバー(ORACLE_HOME/user_projects/domains/DOMAIN_NAME/bin/stopWebLogic.shまたは*.cmd)を停止し、次の場所からOracle Enterprise Repositoryアプリケーション・ファイルを削除します。

    ORACLE_HOME/user_projects/applications/DOMAIN_NAME/applications/oer_11.1.1.4.0

4.5.2 WebSphere Serverからのデプロイ済アプリケーションの削除

WebSphere Serverからデプロイ済アプリケーションを削除する手順は、次のとおりです。

  1. WebSphere管理コンソール・アプリケーションにアクセスします。

  2. 「Applications」「Enterprise Applications」「OER application deployment」を選択し、「Uninstall」ボタンをクリックします。

  3. アプリケーションの削除を確認した後、変更内容をWebSphereマスター構成に保存します。

  4. 「Environment」「Shared Libraries」オプションを選択します。

  5. OER共有ライブラリを選択し、「Delete」ボタンをクリックして、ファイルのプロパティが格納されているディレクトリの場所への参照をすべて削除します。

  6. 変更内容をWebSphereマスター構成に保存します。

汎用的なアプリケーション・サーバーの場合は、対応するドキュメントを参照してください。

4.6 データベース・スキーマの削除

この節では、データベース・スキーマを削除する方法について説明します。

UDBおよびSQL Serverデータベース・サーバーの場合は、サーバーに適した方法を使用してOracle Enterprise Repositoryデータベースを削除します。

Oracleの場合は、カスケード・オプションを使用してOracle Enterprise Repositoryユーザーを削除します。例:

drop user OER cascade;

4.7 ソフトウェアの再インストール

以前にインストールした同じ製品を上書きして、同じOracleホーム・ディレクトリまたは同じファイルの場所に同じバージョンのOracle製品を再インストールすることはできません。ただし、既存のインストールに製品および製品コンポーネントを追加することはできます。たとえば、あるインストールのときにOracle Enterprise Repositoryをインストールし、別のインストールのときにOracle BPMをインストールできます。製品コンポーネントの1つの同じバージョン、または同じ場所にあるOracle Enterprise Repository配布全体を再インストールするには、まず以前のインストールをアンインストールする必要があります。すでに完全なインストールを含むOracleホーム・ディレクトリにOracle Enterprise Repositoryソフトウェアの完全なコピーをインストールしようとすると、エラー・メッセージが表示されます。「OK」をクリックするかまたは入力し、「Oracleホーム・ディレクトリの選択」プロンプトに戻ります。プロンプトで、次のオプションのいずれかを選択します。