この項の項目は次のとおりです。
Oracle WebCenter Contentサーバー、Oracle Content Databaseまたはその他のWebDAVベースのコンテンツ・サーバーをWindowsエクスプローラに統合すると、使い慣れた作業環境を使用してこれらのサーバー上のファイルを簡単に管理できるようになります。Webブラウザまたはその他の独自のクライアント・インタフェースでコンテンツ・サーバー上のファイルを操作する必要はありません(ただし、このオプションは現在も使用可能です)。かわりに、Windowsエクスプローラのフォルダ・ツリーを使用して、コンテンツ・サーバーおよびそのファイルと対話できます。
Desktopクライアント・ソフトウェアをWindowsエクスプローラのインタフェースに統合する方法の詳細は、第3章「Windowsエクスプローラへの統合」を参照してください。
コンテンツ・フォルダとファイルに関する一般的な情報は、第9章「コンテンツ・フォルダおよびファイルについて」を参照してください。
コンテンツ・フォルダを統合階層に追加する方法は、フォルダをローカル・コンピュータに追加する方法とほとんど同じです。
コンテンツ・フォルダを統合階層に追加する手順は次のとおりです。
Windowsエクスプローラを開き、ナビゲーション・ペインが表示されていることを確認します(第3.13.1項「ナビゲーション・ペインの表示または非表示」を参照)。
WebCenter Contentサーバー・ノードを開きます。
新しいコンテンツ・フォルダを作成するサーバーをクリックします。プロンプトが表示された場合は、そのサーバーのユーザー名とパスワードを入力してログインします。
統合階層で新しいコンテンツ・フォルダを追加する位置を探します。(Oracle WebCenter Contentサーバー・インスタンスの場合、フォルダを追加できるのは「コンテンツの参照」の下のみです。)
マウスのカーソルをコンテンツ・ペイン内の未使用領域(アイテムがリストされていない領域)に移動して右クリックし、「新規フォルダ」を選択します。または、「ファイル」メニューを開き、「新規フォルダ」を選択することもできます。
新しいフォルダの名前を入力し、[Enter]キーを押します。
新しいフォルダが作成され、そのフォルダ情報ページがプレビュー・ペインに開きます。このペインが表示されない場合は、有効にできます(第3.13.2項「プレビュー・ペインの表示または非表示」を参照)。
考慮事項
新しいコンテンツ・フォルダを追加すると、コンテンツ・サーバー管理者によって定義されたデフォルトのメタデータと設定がそのフォルダに適用されます。フォルダのデフォルトのメタデータは、新しいフォルダの追加中に変更でき、追加後もいつでも変更できます。詳細は、第10.12.1項「フォルダまたはファイルのコンテンツ情報の表示および変更」を参照してください。
ファイルを新しいフォルダに追加すると、そのフォルダのデフォルトのメタデータが継承されます。
Desktopクライアント・ソフトウェアでは、Windowsエクスプローラ内でOracle WebCenter Contentサーバー上のファイルを検索する様々な方法が提供されるため、1つ以上のファイルを選択して使用(チェックアウト、コピー、編集など)できます。
注意: Oracle Content DBサーバーまたはその他のWebDAVサーバーを検索することはできません。これらのサーバー上でファイルを参照して選択する必要があります。第10.5項「コンテンツ・ファイルの参照」を参照してください。 |
Windowsエクスプローラのナビゲーション・ペインでサーバーの統合階層からファイルを検索する手順は次のとおりです。
Windowsエクスプローラを開き、ナビゲーション・ペインが表示されていることを確認します(第3.13.1項「ナビゲーション・ペインの表示または非表示」を参照)。
WebCenter Contentサーバー・ノードを開きます。
検索するコンテンツが格納されているサーバーの統合階層内の任意の場所に移動します。プロンプトが表示された場合は、そのサーバーのユーザー名とパスワードを入力してログインします。これにより、コンテンツ・サーバー全体が検索されます。検索を特定のフォルダ(場合によってはそのサブフォルダ)に限定する場合は、「コンテンツの参照」のフォルダ・ツリーでそのフォルダを選択します。
右クリックして、コンテキスト・メニューの「検索...」を選択します。または、「ファイル」メニューを開き、「検索...」を選択することもできます。Windows XPでは、ツールバーの検索アイコンを選択することもできます。
「コンテンツ問合せの取得」ダイアログ・ボックスが開きます(第A.17項「「コンテンツ問合せの取得」ダイアログ・ボックス」を参照)。この画面は、基本的には標準のOracle WebCenter Contentサーバー検索フォームです。
検索条件をフォームに入力し、「検索」をクリックします。検索は、メタデータ(ファイルに関する情報)または全文(実際のファイルに含まれているテキスト)、あるいはその両方の組合せに基づいて実行できます。コンテンツ・プロファイルがサーバーで定義されている場合は、ドロップダウン・リストからコンテンツ・プロファイルを選択して、検索フォームに表示されるメタデータ・フィールドを制限できます。検索フォームの使用方法の詳細は、『Oracle WebCenter Content Content Serverユーザーズ・ガイド』を参照してください。
コンテンツ・フォルダから検索を実行した場合は、サーバー構成に応じて、検索問合せに現在のフォルダのすべてのサブフォルダを含めるチェック・ボックスが検索フォームに表示されることがあります。それ以外の場合、検索は現在のフォルダ内のコンテンツ・アイテムに限定されます。
検索条件を満たすサーバー上のすべてのコンテンツ・アイテムがコンテンツ・ペインに表示され、そこから直接ファイルを操作できます。選択したファイルを右クリックすると、そのファイルにそのコンテキストで使用できる関連オプションのメニューが表示されます。検索結果リストには、検索条件を満たすコンテンツ・アイテムのみが表示され、コンテンツ・アイテムまたはフォルダ名のショートカットは検索条件を満たす場合でも表示されません。また、検索結果リスト内のアイテムは、コピーやポインタではなく、実際のファイルです。検索結果リストからファイルを削除すると、サーバーから実際のコンテンツ・アイテムが削除されます。
ファイルは、サーバーの統合階層の検索結果ノードにも表示されます。別の問合せを実行するまで、これらの検索結果をすばやく呼び出すことができます。後で使用するために問合せを保存することもできます。第10.4項「保存済検索問合せおよび問合せフォルダの使用」を参照してください。
Windowsエクスプローラでクイック検索機能を使用してファイルを検索する手順は次のとおりです。
Windowsエクスプローラを開きます。
WebCenter Contentサーバー・ノードを開きます。
検索するコンテンツが格納されているサーバーの統合階層内の任意の場所に移動します。プロンプトが表示された場合は、そのサーバーのユーザー名とパスワードを入力してログインします。
「クイック検索」パネルが表示されていることを確認します。表示されていない場合は、右クリックして、コンテキスト・メニューの「クイック検索の表示」を選択します。
「クイック検索」フィールドに検索条件を入力して[Enter]キーを押すか、または入力フィールドの右側にある検索アイコンをクリックします。
検索条件を満たすサーバー上のすべてのコンテンツ・アイテムがコンテンツ・ペインに表示され、そこから直接ファイルを操作できます。選択したファイルを右クリックすると、そのファイルにそのコンテキストで使用できる関連オプションのメニューが表示されます。検索結果リストには、検索条件を満たすコンテンツ・アイテムのみが表示され、コンテンツ・アイテムまたはフォルダ名のショートカットは検索条件を満たす場合でも表示されません。また、検索結果リスト内のアイテムは、コピーやポインタではなく、実際のファイルです。検索結果リストからファイルを削除すると、サーバーから実際のコンテンツ・アイテムが削除されます。
ファイルは、サーバーの統合階層の検索結果ノードにも表示されます。別の問合せを実行するまで、これらの検索結果をすばやく呼び出すことができます。後で使用するために問合せを保存することもできます。第10.4項「保存済検索問合せおよび問合せフォルダの使用」を参照してください。
「クイック検索」パネルから一般的なメタデータ検索を実行するか、コンテンツ・サーバーで定義した(「コンテンツ・サーバー」の「クイック検索」の下にある)個人用のクイック検索を使用できます。個人用のクイック検索の定義方法の詳細は、『Oracle WebCenter Content Content Serverユーザーズ・ガイド』を参照してください。
Windows XPでWindowsエクスプローラのツールバーを使用してファイルを検索する手順は次のとおりです。
Windowsエクスプローラを開きます。
WebCenter Contentサーバー・ノードを開きます。
検索するコンテンツが格納されているサーバーの統合階層内の任意の場所に移動します。プロンプトが表示された場合は、そのサーバーのユーザー名とパスワードを入力してログインします。これにより、コンテンツ・サーバー全体が検索されます。検索を特定のフォルダ(場合によってはそのサブフォルダ)に限定する場合は、「コンテンツの参照」のフォルダ・ツリーでそのフォルダを選択します。
「標準のボタン」ツールバーが表示されていることを確認します。表示されていない場合は、「表示」→「ツールバー」→「標準のボタン」を選択します。
ツールバーの「検索」アイコン(図10-1)をクリックします。
「コンテンツ問合せの取得」ダイアログ・ボックスが開きます(第A.17項「「コンテンツ問合せの取得」ダイアログ・ボックス」を参照)。この画面は、基本的には標準のOracle WebCenter Contentサーバー検索フォームです。
検索条件をフォームに入力し、「検索」をクリックします。検索は、メタデータ(ファイルに関する情報)または全文(実際のファイルに含まれているテキスト)、あるいはその両方の組合せに基づいて実行できます。検索フォームの使用方法の詳細は、『Oracle WebCenter Content Content Serverユーザーズ・ガイド』を参照してください。
コンテンツ・フォルダから検索を実行した場合は、サーバー構成に応じて、検索問合せに現在のフォルダのすべてのサブフォルダを含めるチェック・ボックスが検索フォームに表示されることがあります。それ以外の場合、検索は現在のフォルダ内のコンテンツ・アイテムに限定されます。
検索条件を満たすサーバー上のすべてのコンテンツ・アイテムがコンテンツ・ペインに表示され、そこから直接ファイルを操作できます。選択したファイルを右クリックすると、そのファイルにそのコンテキストで使用できる関連オプションのメニューが表示されます。検索結果リストには、検索条件を満たすコンテンツ・アイテムのみが表示され、コンテンツ・アイテムまたはフォルダ名のショートカットは検索条件を満たす場合でも表示されません。また、検索結果リスト内のアイテムは、コピーやポインタではなく、実際のファイルです。検索結果リストからファイルを削除すると、サーバーから実際のコンテンツ・アイテムが削除されます。
ファイルは、サーバーの統合階層の検索結果ノードにも表示されます。別の問合せを実行するまで、これらの検索結果をすばやく呼び出すことができます。後で使用するために問合せを保存することもできます。第10.4項「保存済検索問合せおよび問合せフォルダの使用」を参照してください。
Oracle WebCenter Contentサーバー・インスタンスに対して、そのサーバー上のファイルをWebブラウザの検索またはアドレス・バーから直接検索できるWebブラウザ・プラグインを使用できる場合があります。検索プラグインがサーバーに対して有効になっているかどうかが不明な場合は、サーバー管理者に確認してください。
Webブラウザの設定手順については第6.2項「WebブラウザでのOracle WebCenter Content検索プロバイダの追加」を、Webブラウザからコンテンツ・アイテムを検索する方法については第6.4項「Webブラウザでの管理対象コンテンツの検索」を参照してください。
注意: サーバーのWebインタフェースを使用して、Oracle WebCenter Contentサーバー・インスタンスでコンテンツを検索することもできます。詳細は、『Oracle WebCenter Content Content Serverユーザーズ・ガイド』のコンテンツ・アイテムの検索に関する項を参照してください。 |
検索問合せを実行すると、統合階層内の「検索結果」ノードには、検索条件を満たすサーバー上のすべてのコンテンツ・アイテムのうち、アクセス権限のあるコンテンツ・アイテムが表示されます。必要な場合は、後で簡単に再実行できるように最新の検索問合せを保存できます。最新の検索問合せを保存するには、「検索結果」フォルダを右クリックして「問合せの保存」を選択します。問合せの名前を入力して「OK」をクリックし(または[Enter]キーを押し)、「コンテンツ・サーバー」の下にある「保存済問合せ」に保存します。詳細は、第8.4.1.3項「保存済問合せ」を参照してください。
保存済問合せを右クリックして「問合せ定義の表示」を選択すると、その問合せ定義を表示(および必要に応じて変更)できます。問合せフォーマットの詳細は、『Oracle WebCenter Content Content Serverユーザーズ・ガイド』を参照してください。
([Ctrl]キーを押しながら)最新の検索結果または保存済問合せを「コンテンツの参照」の下にあるコンテンツ・フォルダ・ツリー内の任意の場所にドラッグ・アンド・ドロップすることもできます。これにより、問合せフォルダが作成されるため、このフォルダを開いて、関連する検索問合せをサーバーに対して実行できます。保存済問合せをドラッグ・アンド・ドロップする場合、デフォルトの問合せフォルダ名は元の保存済問合せ名の後に「のコピー」が付いた名前になります。検索結果をドラッグ・アンド・ドロップする場合、デフォルトの問合せフォルダ名は「検索結果」になります。問合せフォルダの名前は、他のフォルダと同じ方法で変更できます(第10.13項「コンテンツ・フォルダおよびファイルの名前の変更」を参照)。統合階層内の問合せフォルダには、特殊なアイコン(図10-2)が表示されます。
各保存済問合せおよび問合せフォルダは動的です(これは、問合せを開始した時点で検索条件を満たしているサーバー上のすべてのコンテンツ・アイテムがコンテンツ・ペインに表示されることを意味します)。つまり、保存済問合せおよび問合せフォルダでは常に最新の検索結果が生成されます。
保存済問合せリストまたは問合せフォルダには、検索条件を満たすコンテンツ・アイテムのみが表示され、コンテンツ・アイテムまたはフォルダ名のショートカットは検索条件を満たす場合でも表示されないことに注意してください。また、保存済問合せリストまたは問合せフォルダは、コピーやポインタではなく、実際のファイルです。検索結果リストからファイルを削除すると、サーバーから実際のコンテンツ・アイテムが削除されます。
ファイルを検索する(第10.3項「コンテンツ・ファイルの検索」を参照)以外に、コンテンツ・サーバー上のファイルを参照し、選択して使用することもできます。ファイルを参照するには、サーバー上のフォルダのツリー構造を、作業するファイルが見つかるまで下へと移動します。
サーバー上のコンテンツ・ファイルを参照する手順は次のとおりです。
Windowsエクスプローラを開き、ナビゲーション・ペインが表示されていることを確認します(第3.13.1項「ナビゲーション・ペインの表示または非表示」を参照)。
WebCenter Contentサーバー・ノードを開きます。
フォルダ・ツリーの参照対象サーバーをクリックします。プロンプトが表示された場合は、そのサーバーのユーザー名とパスワードを入力してログインします。
フォルダ・ツリーを下へと移動し、参照するファイルを選択します。選択したファイルを右クリックすると、そのファイルにそのコンテキストで使用できる関連オプションのメニューが表示されます。
Windowsエクスプローラから新しい管理対象コンテンツ・ファイルを作成する処理は、基本的にはファイルをコンテンツ・サーバーにコピーまたは保存する処理で構成されます。これにより、ファイルは新しいコンテンツ・アイテムとしてサーバーにチェックインされ、サーバー上の他のユーザーが各自に割り当てられているアクセス権限に従って使用できるようになります。ファイルをサーバーにアップロードして新しいコンテンツ・アイテムとしてチェックインするには、様々な方法があります。
ファイルをローカル・コンピュータからコピーしてサーバー上のコンテンツ・フォルダまたはプロファイルに貼り付けます。詳細は、第10.14項「コンテンツ・フォルダおよびファイルのコピー」を参照してください。
ファイルをローカル・コンピュータからサーバー上のコンテンツ・フォルダまたはプロファイルにドラッグ・アンド・ドロップします。詳細は、第10.14項「コンテンツ・フォルダおよびファイルのコピー」を参照してください。
ファイルをローカル・コンピュータからサーバー上のコンテンツ・フォルダまたはプロファイルに移動します。詳細は、第10.15項「コンテンツ・フォルダおよびファイルの移動」を参照してください。
ローカル・コンピュータ上の既存の管理対象外のOfficeドキュメントをダブルクリックして、関連付けられているOfficeアプリケーション(たとえば、.docファイルや.docxファイルの場合はWord)で開き、次に、「WebCenter Content」メニューまたはリボンの「新規ファイルとして保存」オプションを使用してファイルをサーバーにチェックインします。詳細は、第11.7項「新しい管理対象ドキュメントの作成とチェックイン」を参照してください。
コンテンツ・サーバー上のターゲット・フォルダに、そのフォルダにコピーまたは移動するファイルと同じ名前のファイルがすでに格納されている場合、そのファイルは新しいコンテンツ・アイテムとしてサーバーにチェックインされません。Oracle WebCenter Contentサーバー・インスタンスでは、ファイルは既存のファイルの新しいリビジョンとしてチェックインされます(これらのファイルがまったく異なるファイルの場合も同様)。Oracle Content Databaseサーバーおよびその他のWebDAVサーバーでは、通常、フォルダ内の既存のファイルが新しいファイルで上書きされます。詳細は、第9.3項「コンテンツ・ファイルのバージョニング」を参照してください。
既存のコンテンツ・ファイル(つまり、コンテンツ・サーバー上ですでに管理されているファイル)を変更する場合は、最初にそのファイルをサーバーからチェックアウトする必要があります。そのコンテンツ・ファイルのコピーがコンテンツ・サーバーからダウンロードされ、コンピュータ上の一時記憶領域に格納されます(第9.5項「コンテンツ・ファイルのローカル・キャッシュ」を参照)。ファイルはコンテンツ・サーバー上でロックされ、そのファイルを再度チェックインするか、またはそのチェックアウト・ステータスを取り消す(チェックアウトを元に戻す)まで、他のユーザーはそのファイルをチェックアウトできません。詳細は、第10.10項「コンテンツ・ファイルのチェックアウト」を参照してください。ファイルをチェックアウトすると、必要に応じてこれを変更でき、これが完了したら再度サーバーにチェックインできます。第10.11項「コンテンツ・ファイルのチェックイン」を参照してください。
管理対象Officeドキュメントを変更する場合は、関連付けられているOfficeアプリケーションでそのドキュメントを開くことができます。ドキュメントはコンテンツ・サーバーから自動的にチェックアウトされます。編集したドキュメントは、Officeアプリケーションから直接チェックインするか(第11.8項「既存の管理対象ドキュメントの保存とチェックイン」を参照)、またはWindowsエクスプローラからチェックインできます(第10.11項「コンテンツ・ファイルのチェックイン」を参照)。
チェックインした電子メール・メッセージは、チェックアウト、変更および再チェックインすることは意図されていません。電子メール・メッセージは、受信時とまったく同じ状態で保持するという明確な目的のためにコンテンツ・サーバーにチェックインされます。チェックインした電子メール・メッセージをサーバーから開いて、関連付けられている電子メール・アプリケーションで表示できます(必要に応じて変更することもできます)が、サーバーに再度チェックインすることはできません。ただし、メッセージを他のユーザーに送信したり、コピーをローカル・コンピュータに保存することはできます。詳細は、第12.8項「チェックインされた電子メール・メッセージを開く」を参照してください。
サーバー上のコンテンツ・ファイルを表示しても、ファイルはコンテンツ・サーバーにチェックインされたままの状態であり、一時的なコピーがコンピュータ上にダウンロードされます(第9.5項「コンテンツ・ファイルのローカル・キャッシュ」を参照)。ファイルは、関連付けられているアプリケーションを使用して読取り専用モードで開かれます。アプリケーションでファイルを変更することはできますが、新しいファイル名を付けて新規ファイルとして保存し、新しいコンテンツ・アイテムとしてサーバーにチェックインする必要があります。
Windowsエクスプローラでコンテンツ・アイテムを表示する手順は次のとおりです。
Windowsエクスプローラを開きます。
WebCenter Contentサーバー・ノードを開きます。
表示するファイルが格納されているサーバーを開きます。プロンプトが表示された場合は、そのサーバーのユーザー名とパスワードを入力してログインします。
表示対象となる、サーバー上のコンテンツ・アイテムを検索して選択します。第10.3項「コンテンツ・ファイルの検索」または第10.5項「コンテンツ・ファイルの参照」を参照してください。
右クリックして「サーバーからファイルを表示」を選択するか、またはファイルをダブルクリックして、関連付けられているアプリケーションを使用してファイルを読取り専用モードで開きます。(典型的には、ファイルを以前にチェックアウトして編集したが、サーバーに再度チェックインしていないために)そのファイルがローカル・キャッシュにすでに存在している場合は、コンテキスト・メニューに「表示」オプションが表示されます。この場合は、キャッシュされている新しいバージョン(「表示」)またはサーバー上の最新リリース・バージョン(「サーバーからファイルを表示」)のどちらのファイル・バージョンを開くかを選択できます。ファイルをサーバーから表示した場合、ローカルにキャッシュされたファイル・バージョンはそのまま残され、オフライン・コンテンツ・マネージャなどを介して引き続き使用できます(第14.7項「オフライン・コンテンツ・マネージャの使用方法」を参照)。
「表示」および「サーバーからファイルを表示」オプションも、「ファイル」メニューから使用できます。
注意: デフォルトでは、サーバーの統合階層のファイルをダブルクリックすると、そのファイルが表示されます。このデフォルトの動作を完全な編集モードでファイルを開く(「表示」ではなく「開く」)ように変更できます。詳細は、第B.1項「Windowsエクスプローラの統合オプションの設定」を参照してください。 |
サーバー上のファイルを開くと、そのファイルはコンテンツ・サーバーからチェックアウトされ、そのコピーがコンピュータ上の一時記憶領域に格納されます(第9.5項「コンテンツ・ファイルのローカル・キャッシュ」を参照)。ファイルはコンテンツ・サーバー上でロックされ、そのファイルを再度チェックインするか、またはそのチェックアウト・ステータスを取り消す(チェックアウトを元に戻す)まで、他のユーザーはそのファイルをチェックアウトできません。ファイルは、関連付けられているアプリケーションを使用して完全な編集モードで開かれます。必要に応じてアプリケーションでファイルを変更し、コンテンツ・アイテムの新しいリビジョンとしてサーバーに再度チェックインできます(第10.11項「コンテンツ・ファイルのチェックイン」を参照)。
管理対象Officeドキュメントを関連付けられているOfficeアプリケーションで開くと、そのドキュメントはコンテンツ・サーバーから自動的にチェックアウトされます。編集したドキュメントは、Officeアプリケーションから直接チェックインするか(第11.8項「既存の管理対象ドキュメントの保存とチェックイン」を参照)、またはWindowsエクスプローラからチェックインできます(第10.11項「コンテンツ・ファイルのチェックイン」を参照)。
Windowsエクスプローラでコンテンツ・アイテムを開く手順は次のとおりです。
Windowsエクスプローラを開きます。
WebCenter Contentサーバー・ノードを開きます。
開くファイルが格納されているサーバーを開きます。プロンプトが表示された場合は、そのサーバーのユーザー名とパスワードを入力してログインします。
開く対象となる、サーバー上のコンテンツ・アイテムを検索して選択します。第10.3項「コンテンツ・ファイルの検索」または第10.5項「コンテンツ・ファイルの参照」を参照してください。
右クリックして「開く」を選択し、関連付けられているアプリケーションを使用してファイルを完全な編集モードで開きます。(典型的には、ファイルを以前にチェックアウトして編集したが、サーバーに再度チェックインしていないために)そのファイルがローカル・キャッシュにすでに存在している場合は、ローカル・キャッシュからファイルが開き、それ以外の場合は、コンテンツ・サーバー上にある最新リリースのリビジョンが開きます。
(たとえば、「チェックアウト」オプションを使用して)ファイルがすでにチェックアウトされている場合は、「次で開く...」を選択すると、選択したファイルを開くアプリケーション(ファイル・タイプに関連付けられているアプリケーション以外のアプリケーション)を選択できます。使用可能なアプリケーションのリストは、コンピュータ上にある同じファイル・タイプのその他の管理対象外ファイルと同じです。このオプションは、たとえば、管理対象のWebまたはメディア・ファイルをビューア(通常、これらのファイル・タイプに対するデフォルトのアプリケーション)ではなく、エディタで開く場合に役立ちます。必要に応じてファイルを編集した後、サーバーに再度チェックインできます。
「開く」および「次で開く...」オプションも、「ファイル」メニューから使用できます。
注意: デフォルトでは、サーバーの統合階層のファイルをダブルクリックすると、そのファイルが表示されます。このデフォルトの動作を完全な編集モードでファイルを開く(「表示」ではなく「開く」)ように変更できます。詳細は、第B.1項「Windowsエクスプローラの統合オプションの設定」を参照してください。 |
ファイルをコンテンツ・サーバーからチェックアウトすると、そのファイルはサーバーからダウンロードされ、そのコピーがコンピュータ上の一時記憶領域に格納されます(第9.5項「コンテンツ・ファイルのローカル・キャッシュ」を参照)。ファイルはコンテンツ・サーバー上でロックされ、そのファイルを再度チェックインするか、またはそのチェックアウト・ステータスを取り消す(チェックアウトを元に戻す)まで、他のユーザーはそのファイルをチェックアウトできません。
Windowsエクスプローラでチェックアウトしたファイルは、そのファイルに関連付けられているアプリケーションでは開きません。(これがファイルのチェックアウトと、ファイルを開くこととの相違点です。)必要に応じてファイルを処理し、準備が完了した後、サーバーにチェックインできます(第10.11項「コンテンツ・ファイルのチェックイン」を参照)。ファイルがチェックアウトされている間、アプリケーション・アイコンの上に緑のチェック・マークが付いたファイル・アイコンが重ねて表示されて(図10-3)、チェックアウト・ステータスであることが示されます。
次の各項では、ファイルのチェックアウトについて詳しく説明します。
Windowsエクスプローラでファイルをチェックアウトする手順は次のとおりです。
Windowsエクスプローラを開きます。
WebCenter Contentサーバー・ノードを開きます。
チェックアウトするファイルが格納されているサーバーを開きます。プロンプトが表示された場合は、そのサーバーのユーザー名とパスワードを入力してログインします。
チェックアウト対象となる、サーバー上のコンテンツ・アイテムを検索して選択します。第10.3項「コンテンツ・ファイルの検索」または第10.5項「コンテンツ・ファイルの参照」を参照してください。
右クリックして、「チェックアウト」を選択します。または、「ファイル」メニューを開き、「チェックアウト」を選択します。(これらのオプションは、選択したファイルが現在チェックアウトされていない場合にのみ使用できます。)
ファイルがサーバーからチェックアウトされます。また、ファイルのアプリケーション・アイコンに緑色のチェック・マークが表示されて、ファイルがチェックアウトされていることが示されます。必要に応じてファイルを操作し、終了時にサーバーに再度チェックインできます。
チェックアウトしたファイルは、そのファイル・タイプに関連付けられているアプリケーションまたは別のアプリケーションで次のように簡単に開くことができます。
チェックアウトしたファイルを開く手順は次のとおりです。
Windowsエクスプローラを開きます。
WebCenter Contentサーバー・ノードを開きます。
開くチェックアウト・ファイルが格納されているサーバーを開きます。プロンプトが表示された場合は、そのサーバーのユーザー名とパスワードを入力してログインします。
開く対象となる、サーバー上のコンテンツ・アイテムを検索して選択します。第10.3項「コンテンツ・ファイルの検索」または第10.5項「コンテンツ・ファイルの参照」を参照してください。
右クリックして、次のいずれかのオプションを選択します。
開く: 選択したファイルを、そのファイル・タイプに関連付けられているアプリケーション(たとえば、.docファイルや.docxファイルの場合はMicrosoft Word)で開きます。
次で開く...: 選択したファイルを開くアプリケーション(ファイル・タイプに関連付けられているアプリケーション以外のアプリケーション)を選択できます。使用可能なアプリケーションのリストは、コンピュータ上にある同じファイル・タイプのその他の管理対象外ファイルと同じです。このオプションは、たとえば、管理対象のWebまたはメディア・ファイルをビューア(通常、これらのファイル・タイプに対するデフォルトのアプリケーション)ではなく、エディタで開く場合に役立ちます。
「開く」および「次で開く...」オプションも、「ファイル」メニューから使用できます。
ファイルを編集した後は、そのファイルをサーバーに再度チェックインできます。第10.11項「コンテンツ・ファイルのチェックイン」を参照してください。
注意: コンテキスト・メニューの「開く」を選択すると、ファイルが自動的にチェックアウトされるため、このオプションを選択する前にファイルをチェックアウトする必要はありません。ただし、「次で開く...」オプションを使用する場合は、最初にファイルをチェックアウトする必要があります。 |
コンテンツ・ファイルのチェックアウトは元に戻す、つまり、サーバー上のファイルのチェックアウト・ステータスを取り消すことができます。サーバーでファイル・ロックが解除され、他のコンテンツ・サーバー・ユーザーがファイルをチェックアウトできるようになります。ファイルに対して変更は行われません。サーバーに対する管理者権限がないかぎり、自分でチェックアウトしたファイルのチェックアウトのみを元に戻すことができます。
コンテンツ・サーバー上のファイルのチェックアウトを元に戻す手順は次のとおりです。
Windowsエクスプローラを開きます。
WebCenter Contentサーバー・ノードを開きます。
チェックアウトを元に戻すファイルが格納されているサーバーを開きます。プロンプトが表示された場合は、そのサーバーのユーザー名とパスワードを入力してログインします。
チェックアウトを元に戻す、サーバー上のコンテンツ・アイテムを検索して選択します。第10.3項「コンテンツ・ファイルの検索」または第10.5項「コンテンツ・ファイルの参照」を参照してください。
右クリックし、「チェックアウトを元に戻す」を選択しますまたは、「ファイル」メニューを開き、「チェックアウトを元に戻す」を選択します。(これらのオプションは、選択したファイルが現在チェックアウトされている場合にのみ使用できます。)
ファイルがチェックアウトされていない状態になり、アプリケーション・アイコンに緑色のチェック・マークが表示されなくなります。サーバー上の他のユーザーがファイルをチェックアウトできるようになります。
Oracle WebCenter Contentサーバー・インスタンスから現在チェックアウトされているすべてのファイルを、1つの便利なリストとして表示できます。このリストでは、ファイル・ステータスの確認、ファイルの処理またはチェックアウト・ステータスの取消しができます。
注意: Content Server 11gインスタンスに接続している場合のみ使用できます。 |
コンテンツ・サーバーからチェックアウトされているすべてのファイルのリストを表示する手順は次のとおりです。
Windowsエクスプローラを開き、ナビゲーション・ペインが表示されていることを確認します(第3.13.1項「ナビゲーション・ペインの表示または非表示」を参照)。
WebCenter Contentサーバー・ノードを開きます。
チェックアウトされたすべてのファイルの表示対象サーバーをクリックします。プロンプトが表示された場合は、そのサーバーのユーザー名とパスワードを入力してログインします。
「コンテンツ・サーバー」ノードを開いて「チェックアウト・コンテンツ」をクリックします。(「チェックアウト・コンテンツ」という名前のノードがないサーバーは、Content Server 11gインスタンスではありません。)
現在のコンテンツ・サーバーから現在チェックアウトされているすべてのファイルが、コンテンツ・ペインに一覧表示されます。すべてのアイテムのアイコンには、チェックアウト・ステータスであることを示す緑のチェック・マーク(図10-4)が付いています。また、表示されるのは、自分でチェックアウトしたファイルのみで、他のユーザーがチェックアウトしたファイルは表示されません。
リストに表示されているファイルは、他のコンテンツ・ファイルの場合と同様に作業できますが、チェックアウトされているファイルのリストに対してファイルの削除や名前の変更はできません。ファイルをサーバーにチェックインするには、ファイルを右クリックし、「チェックイン」を選択します。ファイルのチェックアウト・ステータスを取り消すには、右クリックし、「チェックアウトを元に戻す」を選択します。
ファイルをコンテンツ・サーバーにチェックインすると、ファイルはサーバーにアップロードされて保存されます。サーバーの他のユーザーは、各自に割り当てられた権限に応じてそのファイルにアクセスできるようになります。
現在チェックアウトされているファイルをOracle WebCenter Contentサーバー・インスタンスに再度チェックインすると、このファイルは既存のコンテンツ・アイテムの新しいリビジョンとしてチェックインされます。Oracle Content Databaseサーバーおよびその他のWebDAVサーバーでは、通常、チェックインされたファイルによって、サーバー上の既存のファイルが上書きされます。詳細は、第9.3項「コンテンツ・ファイルのバージョニング」を参照してください。
サーバーへのチェックインは、ファイルが自身でチェックアウトしたものである場合、またはサーバーの管理者権限を持っている場合にのみ行うことができます。
注意: 電子メール・メッセージとその添付ファイルのチェックインの詳細は、第12.5項「電子メールのチェックイン」を参照してください。Microsoft OfficeドキュメントのOfficeアプリケーション内からのチェックインの詳細は、第11.8項「既存の管理対象ドキュメントの保存とチェックイン」を参照してください。 |
Windowsエクスプローラからファイルをチェックインする場合は、既存のコンテンツ・ファイル(コンテンツ・サーバー上ですでに管理されているファイル)または新しいコンテンツ・ファイル(まだ管理されていないファイル)をチェックインできます。
以前にチェックアウトしたファイルのチェックイン
以前にチェックアウトしたファイル(第10.10.1項「ファイルのチェックアウト」を参照)をチェックインする手順は次のとおりです。
Windowsエクスプローラを開きます。
WebCenter Contentサーバー・ノードを開きます。
サーバーにチェックインする、サーバー上のコンテンツ・アイテムを検索して選択します。第10.3項「コンテンツ・ファイルの検索」または第10.5項「コンテンツ・ファイルの参照」を参照してください。自分でチェックアウトしたすべてのファイルには、そのファイル・アイコンに緑色のチェック・マークが付きます。「コンテンツ・サーバー」ノードを開いて「チェックアウト・コンテンツ」をクリックすると、Oracle WebCenter Contentサーバー・インスタンスから現在チェックアウトされているすべてのファイルのリストを確認できます。そのリストから直接ファイルをサーバーにチェックインできます。
右クリックして「チェックイン」を選択します。または、「ファイル」メニューを開き、「チェックイン」を選択します。(これらのオプションは、選択したファイルが現在チェックアウトされている場合にのみ使用できます。)
ファイルがローカル・キャッシュからサーバーにアップロードされ、再度チェックインされます。ファイルのアプリケーション・アイコンには緑色のチェック・マークが表示されなくなります。これで、サーバー上の他のユーザーがそのファイルを再度チェックアウトできるようになります。
注意: オフライン・コンテンツ・マネージャを使用して、現在チェックアウトされているファイルをサーバーに再度チェックインすることもできます。第14.7項「オフライン・コンテンツ・マネージャの使用方法」を参照してください。 |
新しいファイルのチェックイン
管理されていない新しいファイルをコンテンツ・サーバーにチェックインし、そのサーバー上の他のユーザーが使用できるようにするには、様々な方法があります。
ファイルをローカル・コンピュータからコピーしてサーバー上のコンテンツ・フォルダまたはプロファイルに貼り付けます。詳細は、第10.14項「コンテンツ・フォルダおよびファイルのコピー」を参照してください。
ファイルをサーバー上のコンテンツ・フォルダまたはプロファイルにドラッグ・アンド・ドロップします。詳細は、第10.14項「コンテンツ・フォルダおよびファイルのコピー」を参照してください。
ファイルをサーバー上のコンテンツ・フォルダまたはプロファイルに移動します。詳細は、第10.15項「コンテンツ・フォルダおよびファイルの移動」を参照してください。
考慮事項
Oracle WebCenter Contentサーバー・インスタンス上の既存のファイルをチェックインする場合、ファイルは既存のコンテンツ・アイテムの新しいリビジョンとしてチェックインされます。サーバー上のコンテンツ情報ページで、ファイルのリビジョン履歴を確認できます。
ファイルをコンテンツ・サーバー上のフォルダにコピーまたは移動すると、ファイルは、そのフォルダにまだ同じ名前のファイルが格納されていない場合にのみ、新しいコンテンツ・アイテムとしてサーバーにチェックインされます。同じ名前のファイルが格納されている場合、ファイルは既存のファイルの新しいリビジョンとしてチェックインされます(これらのファイルがまったく異なるファイルの場合も同様)。詳細は、第9.3項「コンテンツ・ファイルのバージョニング」を参照してください。
新しいコンテンツ・アイテムをチェックインするが、コンテンツ・フォルダに割り当てない場合は、そのコンテンツ・アイテムを、「新規チェックイン」の下にあるコンテンツ・プロファイルのいずれかにドラッグ・アンド・ドロップまたはコピー・アンド・ペーストできます。この操作によって「コンテンツのチェックイン」ダイアログ・ボックスが開き、ここで、プロファイル固有のメタデータを指定してからチェックインできます(第A.13項「「コンテンツのチェックイン」ダイアログ・ボックス(メタデータ・プロンプト)」を参照)。
管理対象ファイルのローカル・コピー(電子メールで送信されたファイルなど)をチェックインするとき、そのファイルが現在チェックアウトされておらず、サーバーで変更されている(つまり、サーバーに新しいリビジョンが存在する)という警告が表示される場合があります。この場合は、現在のファイルを開くか、サーバーから最新のリビジョンを開くかを選択できます。
新しいファイルをOracle WebCenter Content Serverインスタンス上のコンテンツ・フォルダにドラッグ・アンド・ドロップまたはコピー・アンド・ペーストすると、そのコンテンツ・フォルダの設定によっては、ファイルのメタデータの入力を求められる場合があります(第9.10項「コンテンツ・フォルダのメタデータ・プロンプトの有効化」を参照)。メタデータの入力を求められない場合、ファイルはコンテンツ・フォルダに割り当てられているデフォルトのメタデータを継承します(第9.4項「コンテンツ・ファイルのメタデータ」を参照)。
DoD準拠の機能が有効になっているOracle WebCenter ContentサーバーにOracle WebCenter Content: Recordsをインストールすると、コピー・アンド・ペーストまたはドラッグ・アンド・ドロップではファイルをコンテンツ・フォルダにチェックインできないことがあります。これは、DoD準拠の機能が「カテゴリ」または「フォルダ」フィールドを必要としていることに起因します(つまり、このフィールドが空の場合はアイテムをチェックインできません)。コンテンツ・フォルダへのファイルのコピー・アンド・ペーストまたはドラッグ・アンド・ドロップは、ほとんどの場合、その他のユーザー介入を必要としないため、コンテンツ・サーバー管理者がこのようなチェックインを許可するようにRecordsを構成していないかぎり、チェックインは正常に完了できません。
コンテンツ・フォルダまたはファイルのプロパティを表示して、必要に応じてそれらを変更できます。
Oracle WebCenter Contentサーバー・インスタンスのフォルダやファイルのコンテンツ情報を表示できます。これにより、フォルダやファイルに割り当てられているメタデータおよびその他のコンテンツ管理プロパティを表示し、必要に応じて変更できます。コンテンツ・サーバーのセキュリティ権限によっては、メタデータを更新できない場合があります。フォルダやファイルのメタデータは、管理者およびそのフォルダまたはファイルの所有者のみが編集できます。通常、所有者は、フォルダを作成したユーザーまたはファイルをチェックインしたユーザーです。
注意: Content Server 11gインスタンスに接続している場合のみ使用できます。 |
Oracle WebCenter Content Serverインスタンスのフォルダまたはファイルのコンテンツ情報を表示する手順は次のとおりです。
Windowsエクスプローラを開きます。
WebCenter Contentサーバー・ノードを開きます。
コンテンツ情報を表示または変更するフォルダまたはファイルが格納されているサーバーを開きます。プロンプトが表示された場合は、そのサーバーのユーザー名とパスワードを入力してログインします。
コンテンツ情報を表示または変更する、サーバー上のフォルダまたはファイルを検索して選択します。第10.3項「コンテンツ・ファイルの検索」または第10.5項「コンテンツ・ファイルの参照」を参照してください。
プレビュー・ペインが有効になっている場合は、選択したフォルダまたはファイルのコンテンツ情報が表示されます。プレビュー・ペインが表示されない場合は、このペインを有効にできます(第3.13.2項「プレビュー・ペインの表示または非表示」を参照)。また、フォルダまたはファイルを右クリックし、「コンテンツ情報」を選択して情報ページを別のウィンドウで開くこともできます。
情報ページには、コンテンツ・サーバー上の選択済フォルダまたはファイルに割り当てられているメタデータ(フォルダの所有者、メタデータ・プロンプト設定、コンテンツ・タイプ、セキュリティ・グループなど)が表示されます。
コンテンツ情報(メタデータ)の詳細は、Oracle WebCenter Content Content Serverユーザーズ・ガイドを参照してください。
ページの上部のバーに、コンテンツ・フォルダやファイルに使用可能なアクションが表示されます。メタデータを編集するには、次のいずれかの操作を実行します。
フォルダの場合は、「フォルダ・アクション」メニューを開き、「更新」を選択します。
ファイルの場合は、「コンテンツ・アクション」メニューを開き、「更新」を選択します。
メタデータを更新した後、「更新の送信」をクリックして変更を保存します。変更は即時に有効になります。
注意: フォルダまたはファイルのセキュリティ・グループを変更する場合は注意が必要です。フォルダまたはファイルをより制限の厳しいセキュリティ・グループに割り当てると、作成者が自分自身のコンテンツ・アイテムを管理できなくなる場合があります。 |
コンテンツ・フォルダまたはファイルのWindowsプロパティを表示する手順は次のとおりです。
Windowsエクスプローラを開きます。
WebCenter Contentサーバー・ノードを開きます。
プロパティを表示または変更するフォルダまたはファイルが格納されているサーバーを開きます。プロンプトが表示された場合は、そのサーバーのユーザー名とパスワードを入力してログインします。
プロパティを表示または変更する、サーバー上のフォルダまたはファイルを検索して選択します。第10.3項「コンテンツ・ファイルの検索」または第10.5項「コンテンツ・ファイルの参照」を参照してください。
右クリックして「プロパティ」を選択します。または、「ファイル」メニューを開き、「プロパティ」を選択します。
「フォルダ・プロパティ」ダイアログ・ボックスまたは「コンテンツ・アイテム・プロパティ」ダイアログ・ボックスが開きます。詳細は、第A.7項「「フォルダ・プロパティ」ダイアログ・ボックス」および第A.16項「「コンテンツ・アイテム・プロパティ」ダイアログ・ボックス」を参照してください。これらは、基本的には標準のWindowsプロパティのダイアログ・ボックスで、いくつかのコンテンツ管理情報が追加されたものです。
必要に応じて、「名前」フィールドのフォルダまたはファイル名を変更できます。名前の変更は即時に反映されます。コンテンツ・サーバー上でも名前が変更されるため、そのサーバーを使用していてフォルダまたはファイルを表示するすべてのユーザーが、新しい名前でそのフォルダまたはファイルを参照するようになります。
終了したら「OK」をクリックします。
Oracle Content Databaseサーバーのフォルダおよびファイルの詳細プロパティを表示できます。これにより、現在のユーザーに割り当てられているセキュリティ権限に応じて、共有プロパティを確認および管理できます。
注意: この機能は、Oracle WebCenter Contentサーバー・インスタンスまたはその他のContent DB以外のWebDAVサーバーでは使用できません。 |
Oracle Content Databaseサーバーのフォルダまたはファイルの拡張Oracle Content DBプロパティを表示する手順は次のとおりです。
Windowsエクスプローラを開きます。
WebCenter Contentサーバー・ノードを開きます。
拡張プロパティを表示または変更するフォルダまたはファイルが格納されているOracle Content Databaseサーバーを開きます。プロンプトが表示された場合は、そのサーバーのユーザー名とパスワードを入力してログインします。
拡張プロパティを表示または変更する、サーバー上のフォルダまたはファイルを検索して選択します。第10.3項「コンテンツ・ファイルの検索」または第10.5項「コンテンツ・ファイルの参照」を参照してください。
右クリックし、「拡張プロパティ」を選択します。または、「ファイル」メニューを開き、「拡張プロパティ」を選択します。
コンテンツ情報ウィンドウが開き、選択したフォルダまたはファイルの全般的なOracle Content Databaseプロパティが表示されます。
Oracle Content Databaseサーバー上のフォルダやファイルの共有プロパティを表示できます。これにより、現在のユーザーに割り当てられているセキュリティ権限に応じて、共有プロパティを確認および管理できます。
注意: この機能は、Oracle WebCenter Contentサーバー・インスタンスまたはその他のContent DB以外のWebDAVサーバーでは使用できません。 |
Oracle Content Databaseサーバーのフォルダまたはファイルの共有Oracle Content DBプロパティを表示する手順は次のとおりです。
Windowsエクスプローラを開きます。
WebCenter Contentサーバー・ノードを開きます。
共有プロパティを表示または変更するフォルダまたはファイルが格納されているOracle Content Databaseサーバーを開きます。プロンプトが表示された場合は、そのサーバーのユーザー名とパスワードを入力してログインします。
共有プロパティを表示または変更する、サーバー上のフォルダまたはファイルを検索して選択します。第10.3項「コンテンツ・ファイルの検索」または第10.5項「コンテンツ・ファイルの参照」を参照してください。
右クリックし、「共有」を選択します。または、「ファイル」メニューを開き、「共有」を選択します。
コンテンツ情報ウィンドウが開き、選択したフォルダまたはファイルの共有Oracle Content Databaseプロパティが表示されます。現在のユーザーに割り当てられているセキュリティ権限に応じて、そのフォルダまたはファイルにアクセスできるユーザーおよびユーザーに付与されているロールを確認できます。
コンピュータ上の他のフォルダおよびファイルとほとんど同じ方法で、統合階層内のコンテンツ・フォルダおよびファイルの名前を変更できます。
統合階層からコンテンツ・フォルダまたはファイルの名前を変更する手順は次のとおりです。
Windowsエクスプローラを開きます。
WebCenter Contentサーバー・ノードを開きます。
名前を変更するフォルダまたはファイルが格納されているサーバーを開きます。プロンプトが表示された場合は、そのサーバーのユーザー名とパスワードを入力してログインします。
名前を変更する、サーバー上のフォルダまたはファイルを検索して選択します。第10.3項「コンテンツ・ファイルの検索」または第10.5項「コンテンツ・ファイルの参照」を参照してください。
右クリックして「名前の変更」を選択するか、またはキーボードの[F2]を押します。または、「ファイル」メニューを開き、「名前の変更」を選択します。
フォルダまたはファイルの新しい名前を入力し、[Enter]キーを押します。
プロパティ・ダイアログ・ボックスからのフォルダおよびファイルの名前の変更
プロパティ・ダイアログ・ボックスからコンテンツ・フォルダまたはファイルの名前を変更する手順は次のとおりです。
Windowsエクスプローラを開きます。
WebCenter Contentサーバー・ノードを開きます。
名前を変更するフォルダまたはファイルが格納されているサーバーを開きます。プロンプトが表示された場合は、そのサーバーのユーザー名とパスワードを入力してログインします。
名前を変更する、サーバー上のフォルダまたはファイルを検索して選択します。第10.3項「コンテンツ・ファイルの検索」または第10.5項「コンテンツ・ファイルの参照」を参照してください。
右クリックして「プロパティ」を選択します。または、「ファイル」メニューを開き、「プロパティ」を選択します。
「フォルダ・プロパティ」ダイアログ・ボックスまたはファイル・プロパティ・ダイアログ・ボックスが開きます。詳細は、第A.7項「「フォルダ・プロパティ」ダイアログ・ボックス」および第A.16項「「コンテンツ・アイテム・プロパティ」ダイアログ・ボックス」を参照してください。
フォルダまたはファイルの新しい名前を入力し、「OK」をクリックします。
情報ページでのフォルダの名前の変更
情報ページからコンテンツ・フォルダの名前を変更する手順は次のとおりです。
Windowsエクスプローラを開きます。
WebCenter Contentサーバー・ノードを開きます。
名前を変更するフォルダが格納されているサーバーを開きます。プロンプトが表示された場合は、そのサーバーのユーザー名とパスワードを入力してログインします。
名前を変更する、サーバー上のフォルダを検索して選択します。
選択したフォルダの情報ページがプレビュー・ペインに表示されます(プレビュー・ペインが有効な場合)。
サーバー上のフォルダ構成に基づいて、次のいずれかを実行します。
「フォルダ・アクション」メニューを開いて「更新」を選択し、階層フォルダ構成ページ(第A.8項「フォルダ情報ページ」を参照)を開きます。(「フォルダ・アクション」メニューに「更新」オプションがない場合は、サーバーに対してそのアクションを実行する十分な権限がありません。)
「編集」メニューを開き、「フォルダ情報」をクリックします。
「フォルダ名」または「仮想フォルダ名」フィールドに、新しいフォルダ名を入力します。
完了後に、「保存」または「更新の送信」をクリックして変更内容を保存します。変更は即時に有効になります。
考慮事項
ローカル・コンピュータでコンテンツ・フォルダの名前を変更すると、コンテンツ・サーバーに反映されます(コンテンツ・サーバーで変更すると、ローカル・コンピュータに反映されます)。
(たとえばコンテンツ・サーバーからチェックアウトされているため)現在ローカル・キャッシュにあるファイルの名前は変更できません。第9.5項「コンテンツ・ファイルのローカル・キャッシュ」を参照してください。
Oracle WebCenter Contentサーバーでは、コンテンツ・ファイルのタイトルは(最初は)そのファイル名に基づいている場合があります。統合階層でファイル名を変更した場合、コンテンツ・ファイルのタイトルが新しいファイル名を反映して自動的に変更されることはありません(コンテンツ・ファイル名を変更した場合に統合階層のファイル名が自動的に変更されることもありません)。
コンテンツ・フォルダまたはファイルの名前を変更しても、フォルダまたはファイルのショートカット名が自動的に更新されることはありません。
コンテンツ・サーバーによって管理されているアイテムは、コンピュータ上のその他のファイルとほとんど同じ方法でコピー・アンド・ペーストできます。コピーするフォルダまたはファイルを選択した後、アイテムをコピーアンド・ペーストするためのWindowsの標準の方法をすべて使用できます。
右クリックして「コピー」または「サーバーからファイルをコピー」を選択します。次に、移動先で右クリックして「貼り付け」を選択します。
キーボードで[Ctrl]+[C]キーを押します。次に、コピー先またはペースト先で[Ctrl]+[V]キーを押します。
「編集」メニューから「コピー」を選択します。次に、コピー先またはペースト先で、「編集」メニューから「貼り付け」を選択します。この方式はWindowsエクスプローラでのみサポートされており、電子メール・アプリケーションではサポートされていません。
選択したフォルダまたはファイル、あるいはその両方をコピー先またはペースト先にドラッグ・アンド・ドロップします。
考慮事項
同じサーバー上のコンテンツ・フォルダにファイルをドラッグ・アンド・ドロップする場合は、[Ctrl]キーを押しながらドラッグ・アンド・ドロップしてください。そうしないと、コンテンツ・アイテムはコピーではなく移動されます。
コピー対象ファイルが存在するフォルダにそのファイルをコピーすることはできません。
コピーされたファイルのファイル名とタイトルは元のファイルと同じになりますが、これらは後で変更できます。コピーされたファイルは、サーバー上で別のコンテンツ・アイテムとなるため、異なるコンテンツIDが割り当てられます。
(典型的には、ファイルを以前にチェックアウトして編集したが、サーバーに再度チェックインしていないために)コピー対象ファイルがローカル・キャッシュにすでに存在している場合は、コンテキスト・メニューに「コピー」および「サーバーからファイルをコピー」の両方のオプションが表示されます。この場合は、キャッシュされている新しいバージョン(「コピー」)またはサーバー上の最新リリース・バージョン(「サーバーからファイルをコピー」)のどちらのファイル・バージョンをコピーするかを選択できます。
他のすべてのコピー方法では、ローカルにキャッシュされたファイル・バージョン(存在する場合)がコピーされ、それ以外の場合は、サーバーから最新リリースのリビジョンがコピーされます。
コンテンツ・ファイルを問合せフォルダにコピーすることはできません。
DoD準拠の機能が有効になっているOracle WebCenter ContentサーバーにOracle WebCenter Content: Recordsをインストールすると、コピー・アンド・ペーストまたはドラッグ・アンド・ドロップではファイルをコンテンツ・フォルダにチェックインできないことがあります。これは、DoD準拠の機能が「カテゴリ」または「フォルダ」フィールドを必要としていることに起因します(つまり、このフィールドが空の場合はアイテムをチェックインできません)。コンテンツ・フォルダへのファイルのコピー・アンド・ペーストまたはドラッグ・アンド・ドロップは、ほとんどの場合、その他のユーザー介入を必要としないため、コンテンツ・サーバー管理者がこのようなチェックインを許可するようにRecordsを構成していないかぎり、チェックインは正常に完了できません。
Lotus NotesとWindowsエクスプローラの間でアイテムをコピーする場合は、(キーボードのコマンドではなく)メニューのコピー・アンド・ペースト・オプションを使用します。Lotus Notesには内部クリップボードがあり、キーボードのコピー・アンド・ペースト・コマンドを使用する場合、そのクリップボードからのデータが保持されます。たとえば、キーボードを使用してLotus Notesのメモをクリップボードにコピーし、コンテンツ・サーバー上のフォルダに貼り付けた後、Windowsエクスプローラからファイルをコピーして同じコンテンツ・サーバーのフォルダに貼り付けようとすると、前のLotus Notesのメモが貼り付けられます。
第10.19.4項「コンテンツ・フォルダおよびファイルのショートカットのコピー」も参照してください。
複数のアイテムのコピー
Windowsの標準の方法を使用して複数のアイテム(フォルダやファイル、または両方の組合せ)を選択し、それらのアイテムをすべて同時にコピーできます。コピー操作によって複数のファイルがコンテンツ・サーバーにチェックインされる場合は、チェックインの前にファイルのメタデータを指定できるダイアログ・ボックスが開きます。詳細は、第A.13項「「コンテンツのチェックイン」ダイアログ・ボックス(メタデータ・プロンプト)」を参照してください。
次のように、様々なソースとターゲット間でアイテムをコピーできます。
管理対象外の場所からコンテンツ・サーバーへ: ファイルを管理対象外の場所(たとえば、統合階層や共有ネットワークの場所の外部にあるローカル・コンピュータ上のフォルダ)から統合階層内のサーバー上のコンテンツ・フォルダにコピーすると、このファイルはそのサーバーにチェックインされます。これにより、ファイルはサーバー上で管理されるコンテンツ・アイテムとなり、そのサーバー上のその他のユーザーがアクセスできるようになります。コンテンツ・サーバーの設定によっては、チェックイン前に、コピーされたファイルのメタデータの入力を求めるプロンプトが表示される場合があります。
フォルダをコピーすると、そのフォルダ内のすべてのファイル(サブフォルダを含む)が独自のコンテンツIDを持つ個別のコンテンツ・アイテムとしてサーバーにチェックインされます。フォルダは統合階層に含まれ、適切なアクセス権限を持つユーザーが参照できるようになります。
コンテンツ・サーバーから管理対象外の場所へ: ファイルを統合階層内にあるサーバー上のコンテンツ・フォルダから管理対象外の場所(たとえば、統合階層や共有ネットワークの場所の外部にあるローカル・コンピュータ上のフォルダ)にコピーすると、このファイルは管理対象外のファイルになります。コピーされたファイルはコンテンツ・サーバーで管理されず、そのサーバー上のユーザーはアクセスできません(サーバー上にある元のコンテンツ・アイテムにはアクセスできます)。
フォルダをコピーすると、そのフォルダ内のすべてのファイル(サブフォルダも含む)がコピー先にコピーされます。
Microsoft Officeドキュメントをコピーした場合は、これらのドキュメントが統合階層の外部の場所にあっても、元のOracle WebCenter Contentサーバー・インスタンスに再度チェックインできる場合があります。このことは、コンテンツ・サーバーの設定方法(特に、DesktopTag機能が有効になっているかどうか)によって異なります。有効である場合、Microsoft Officeドキュメントには、サーバーの元の場所に関する情報が埋め込まれています。これにより、これらのドキュメントを同じサーバーの場所にアップロードできます。これらのドキュメントをチェックインするには、Officeアプリケーションの「WebCenter Content」メニューまたはリボンを使用します。詳細は、第4.6項「Microsoft Officeのドキュメント・プロパティ」を参照してください。
同じサーバーのコンテンツ・フォルダ構造内: ファイルを統合階層内のサーバーにあるコンテンツ・フォルダから同じサーバーにある別のフォルダにコピーすると、新規コンテンツIDを持つ新規コンテンツ・アイテムがサーバーにチェックインされます。つまり、サーバーには同じファイルのコピーが2つ(別々の場所に)保存されます。これらのファイルは、まったく関連性がない(つまり、完全に別々のものである)ことに注意してください。一方のファイルを変更しても、他方のファイルは影響を受けません(その逆も同様です)。新規コンテンツ・アイテムでは、元のファイルに存在したすべてのメタデータ(セキュリティ・グループなど)が維持されます。ただし、ファイルのコピー先フォルダで「フォルダ・セキュリティの施行」プロパティを「True」に設定した場合は、コピーされたファイルのセキュリティ・グループが、宛先フォルダのセキュリティ・グループと一致するように変更されます(第A.8項「フォルダ情報ページ」を参照)。
注意: 同じサーバー上のコンテンツ・フォルダにファイルをコピーする場合は、[Ctrl]キーを押しながらコピーしてください。そうしないと、コンテンツ・アイテムはコピーではなく移動されます。 |
2つの異なるコンテンツ・サーバー間: 同じコンテンツ・サーバー内でファイルをコピーする以外に、統合階層内の異なるサーバー間でファイルをコピーすることもできます。サーバー間でコピー・アンド・ペーストすると、同じファイル名と拡張子を持つコンテンツ・アイテムがすでにフォルダ内に存在しないかぎり、新しい場所に貼り付けたファイルが新規コンテンツIDを持つ別々の新規コンテンツ・アイテムとしてチェックインされます。この場合、コピーされたファイルは、既存のファイルの新規リビジョンとしてコンテンツ・サーバーにチェックインされます。
新しいコンテンツ・アイテムがターゲット・サーバー上のフォルダにチェックインされると、新しいアイテムのメタデータの入力を求めるプロンプトが表示される場合があります。これは、ターゲット・サーバーがOracle WebCenter Content Server 11gインスタンスで、フォルダのメタデータ・プロンプトが有効になっている場合に発生します(第A.8項「フォルダ情報ページ」を参照)。必要なメタデータが存在しない場合は、メタデータ・プロンプトの設定に関係なく、メタデータの入力を求めるプロンプトが表示されます。チェックイン・フォームのデフォルトのメタデータ値は、ファイルのコピー先のコンテンツ・フォルダに指定された値になります。
アイテムは、コンピュータ上の他のファイルとほとんど同じ方法でコンテンツ・サーバーに移動できます。移動するフォルダまたはファイルを選択した後、アイテムを移動するためのWindowsの標準の方法をすべて使用できます。
右クリックして「切り取り」を選択します。次に、コピー先またはペースト先で右クリックして「貼り付け」を選択します。
キーボードで[Ctrl]+[X]キーを押します。次に、コピー先またはペースト先で[Ctrl]+[V]キーを押します。
「編集」メニューから「切り取り」を選択します。次に、コピー先またはペースト先で、「編集」メニューから「貼り付け」を選択します。この方式はWindowsエクスプローラでのみサポートされており、電子メール・アプリケーションではサポートされていません。
選択したフォルダまたはファイル、あるいはその両方を統合階層内の移動先にドラッグ・アンド・ドロップします。
考慮事項
DoD準拠の機能が有効になっているOracle WebCenter Content: Recordsをインストールすると、カット・アンド・ペーストではファイルをコンテンツ・フォルダにチェックインできないことがあります。これは、DoD準拠の機能が「カテゴリ」または「フォルダ」フィールドを必要としていることに起因します(つまり、このフィールドが空の場合はアイテムをチェックインできません)。コンテンツ・フォルダへのファイルのカット・アンド・ペーストは、ほとんどの場合、その他のユーザー介入を必要としないため、コンテンツ・サーバー管理者がこのようなチェックインを許可するようにRecordsを構成していないかぎり、チェックインは正常に完了できません。
同じサーバー上のコンテンツ・フォルダにファイルをドラッグ・アンド・ドロップする場合は、[Ctrl]キーを押しながらドラッグ・アンド・ドロップすると、ファイルを移動ではなくコピーできます。
複数のアイテムの移動
Windowsの標準の方法を使用して複数のアイテム(フォルダやファイル、または両方の組合せ)を選択し、それらのアイテムをすべて同時に移動できます。移動操作によって複数のファイルがコンテンツ・サーバーにチェックインされる場合は、チェックインの前にファイルのメタデータを指定できるダイアログ・ボックスが表示される場合があります。これは、ターゲット・サーバーがOracle WebCenter Content Server 11gインスタンスで、フォルダのメタデータ・プロンプトが有効になっている場合に発生します。必要なメタデータが存在しない場合は、メタデータ・プロンプトの設定に関係なく、メタデータの入力を求めるプロンプトが表示されます。詳細は、第A.13項「「コンテンツのチェックイン」ダイアログ・ボックス(メタデータ・プロンプト)」を参照してください。
管理対象外の場所からコンテンツ・サーバー、または同じサーバー上のフォルダ間でアイテムを移動できます。サーバーからそのサーバーの外部にコンテンツ・アイテムを移動することはできません。
管理対象外の場所(たとえば、統合階層や共有ネットワークの場所の外部にあるローカル・コンピュータ上のフォルダ)から統合階層内のサーバー上のコンテンツ・フォルダにファイルを移動すると、このファイルはそのサーバーにチェックインされます。これにより、ファイルはサーバー上で管理されるコンテンツ・アイテムとなり、そのサーバー上のその他のユーザーがアクセスできるようになります。コンテンツ・サーバーの設定によっては、チェックイン前に、コピーされたファイルのメタデータの入力を求めるプロンプトが表示される場合があります。
フォルダを移動すると、そのフォルダ(サブフォルダを含む)内のすべてのファイルが独自のコンテンツIDを持つ個別のコンテンツ・アイテムとしてサーバーにチェックインされます。フォルダは統合階層に含まれ、適切なアクセス権限を持つユーザーが参照できるようになります。
Framework Foldersを実行しているOracle WebCenter Contentサーバー・インスタンスでは、既存のコンテンツ・アイテムを統合階層内の別のフォルダに移動する場合に、そのフォルダの場所(より正確には、コンテンツ・サーバー上のその仮想フォルダとの関連付け)を変更できます。
コンテンツ・アイテムをすでに同じファイル名のコンテンツ・アイテムが存在するサーバー上のフォルダに移動する場合は、この新しいファイルでフォルダ内の既存のファイルを置換するかどうかを確認するプロンプトが表示されます(これは、ファイル・システム上のファイルをコピーまたは移動する場合と同様です)。この処理を確定すると、新しいコンテンツ・アイテムによってフォルダ内の古いコンテンツ・アイテムが置換されます。新しいコンテンツ・アイテムは、古いコンテンツ・アイテムの新規リビジョンとしてはチェックインされません。古いコンテンツ・アイテムは削除されませんが、そのフォルダとの関連付けが失われます(ファイル・システム上のファイルのように上書きされることはありません)。古いコンテンツ・アイテムはコンテンツ・サーバー上に引き続き存在しているため、検索可能です。たとえば、Salesコンテンツ・フォルダに、4つのリビジョンを持つReport 2011.docxというコンテンツ・アイテムが格納されており、Marketingフォルダにも、2つのリビジョンを持つ同じ名前のファイルが格納されているとします。このファイルをSalesフォルダからMarketingフォルダに移動して、ファイルの置換を選択すると、Marketingフォルダには、Salesフォルダから移動された4つのリビジョンを持つファイルのみが格納されます。Marketingフォルダの元のファイルは、このフォルダとの関連付けはなくなりますが、コンテンツ・サーバーには、(2つのリビジョンで)引き続き存在しています。
ヒント: コンテンツ・アイテムを検索し、「検索結果」ノードから統合階層内のターゲット・コンテンツ・フォルダにドラッグ・アンド・ドロップすることで、コンテンツ・アイテムのフォルダの場所の変更や、未割当てのコンテンツ・アイテムのフォルダへの割当てを簡単に実行できます。 |
コンテンツ・サーバーで管理されているアイテムは、コンピュータ上の他のファイルとほとんど同じ方法で削除できます。削除するフォルダまたはファイル、あるいはその両方を選択した後、アイテムを削除するためのWindowsの標準の方法をすべて使用できます。
右クリックし、「削除」を選択します。
キーボードの [Del] を押します。
「ファイル」メニューから「削除」を選択します。この方式はWindowsエクスプローラでのみサポートされており、電子メール・アプリケーションではサポートされていません。
考慮事項
コンテンツ・フォルダを削除する場合は注意が必要です。フォルダを削除すると、そのフォルダ内のサブフォルダとコンテンツ・アイテムの全リビジョンもすべて削除され、そのコンテンツ・サーバーを使用するユーザーに影響を及ぼす場合があります。
コンテンツ・アイテムを削除するには、そのコンテンツ・アイテムのセキュリティ・グループに対する「削除」権限が必要です。
Oracle WebCenter Contentサーバーでフォルダ機能がどのように設定されているかに応じて、コンテンツ・フォルダからファイル・エントリのみを削除するか、サーバーから実際のコンテンツ・アイテムも削除するかを確認するプロンプトが表示される場合があります。
削除したコンテンツ・フォルダまたはファイルは、コンテンツ・サーバー(特に、サーバーのフォルダ・コンポーネント)の構成に従って、完全に削除されるか、または「ごみ箱」フォルダに移動されます。詳細は、『Oracle WebCenter Content Content Serverユーザーズ・ガイド』を参照してください。
コンテンツ・フォルダを削除するには、そのフォルダの所有者であるかそのフォルダのセキュリティ・グループに対する「削除」権限を持っていること、およびそのフォルダ内のすべてのサブフォルダおよびコンテンツ・アイテムのセキュリティ・グループに対する「削除」権限を持っていることが必要です。
コンテンツ・フォルダを削除する権限がある場合は、フォルダとそのすべてのコンテンツがコンテンツ・サーバーから削除されます。削除プロセス中に、現在のユーザーに削除権限がないコンテンツが出現した場合は、そのアイテムを処理した時点で削除プロセスが終了し、フォルダの残りのコンテンツは保持されます。
Oracle WebCenter Contentサーバー・インスタンスのメイン・ノード(「コンテンツ・サーバー」や「コンテンツの参照」など)は削除できません。
第10.19.5項「コンテンツ・フォルダおよびファイルのショートカットの削除」も参照してください。
Oracle WebCenter Contentサーバー・インスタンス上のコンテンツ・フォルダのメタデータは、そのフォルダ内のすべてのサブフォルダおよびファイルにコピーできます。この機能を使用できるのは、コンテンツ・サーバー管理者によってこの機能が有効化され、ユーザーに必要な権限レベルがある場合のみです。メタデータをフォルダ内のコンテンツ・アイテムに伝播するには、そのフォルダおよびコンテンツ・アイテム自体に対する「書込み」権限が必要です。階層内のフォルダの下位フォルダに伝播するには、それらの下位フォルダに対する「削除」権限を持っているか、下位フォルダの作成者である必要があり、「書込み」権限が必要です。
アイテムのコンテンツIDおよびタイトルは、常にそのアイテムに固有のプロパティとみなされ、自動的には伝播されません。また、階層フォルダ構成ページで「伝播禁止」プロパティを「True」に設定することで、上位レベルのフォルダからメタデータが伝播されないようにできます(第A.8項「フォルダ情報ページ」を参照)。
フォルダのメタデータを基礎となるすべてのフォルダおよびファイルに伝播する手順は次のとおりです。
Windowsエクスプローラを開きます。
WebCenter Contentサーバー・ノードを開きます。
メタデータを伝播するフォルダが格納されているOracle WebCenter Contentサーバー・インスタンスを開きます。プロンプトが表示された場合は、そのサーバーのユーザー名とパスワードを入力してログインします。
メタデータを伝播する統合階層のフォルダを右クリックします。
「伝播」を選択します。
コンテンツ・サーバーでFramework Foldersを実行している場合は、伝播するメタデータのフィールドと値をプロセスの開始前に指定できるダイアログ・ボックスが開きます。それ以外の場合は、すべてのメタデータのフィールドと値が伝播されます。
フォルダの構成ページでメタデータの伝播が(「伝播禁止」プロパティを使用して)特に除外されていないかぎり、基礎となるすべてのフォルダおよびファイルに、選択したフォルダ・メタデータがコピーされます。
デフォルトでは、Oracle WebCenter Contentサーバー・インスタンス上のフォルダに割り当てられているすべてのコンテンツ・アイテムが、そのリリース状態に関係なく統合階層内に表示されます。これは、未リリース(未公開)のファイル(サーバー上の現在ワークフローにあるコンテンツ・アイテム、完全に変換または索引付けされていないコンテンツ・アイテムまたはリリース日が将来に指定されているコンテンツ・アイテム)がリストに表示される場合があることを意味します。未リリース・ファイルは、コンテンツ・ペインに別の色(通常は緑色)で表示されます(図10-5)。
注意: 未公開ファイルの色の区別は、「フォルダ・オプション」の「表示」タブで「暗号化や圧縮されたNTFSファイルをカラーで表示する」オプションが有効になっている場合にのみ使用できます。 |
コンテンツ・サーバーでFramework Foldersを使用してフォルダ機能を提供している場合は、これらの未公開コンテンツ・アイテムを除外するようにリスト表示を変更できます。
リスト表示を変更する手順は次のとおりです。
Windowsエクスプローラを開きます。
WebCenter Contentサーバー・ノードを開きます。
コンテンツを表示するフォルダが格納されているOracle WebCenter Contentサーバー・インスタンスを開きます。プロンプトが表示された場合は、そのサーバーのユーザー名とパスワードを入力してログインします。
統合階層またはコンテンツ・ペインで、該当するフォルダを選択します。
右クリックし、「パブリッシュ済のコンテンツのみ表示」を選択し、未リリースのコンテンツ・アイテムをリストに含めるかまたは除外するための表示モードを切り替えます。または、「ファイル」メニューを開き、「パブリッシュ済のコンテンツのみ表示」を選択します。
現在のフォルダに未公開ファイルがある場合、それらのファイルは別の色(通常は緑色)で表示されるか、リストから消えます。
注意: この設定は、再度変更するまで、現在のサーバー上のすべてのコンテンツ・フォルダに適用されます。 |
この項の項目は次のとおりです。
頻繁に使用する情報に速やかにアクセスできるように、コンテンツ・サーバー上のフォルダおよびファイルにショートカットを作成できます。2つのタイプのショートカットを作成できます。
Oracle WebCenter Contentサーバーのショートカット
Windowsの標準的なショートカット
これらのショートカットは作成方法が異なります。ショートカットの動作も若干異なります。
Oracle WebCenter Contentサーバーのショートカット
Windowsの標準的なショートカットとは異なり、Oracle WebCenter Contentサーバーのショートカットはリンク・ファイル(.lnk)ではなく、参照ファイルのコピーです。ショートカットがコンテンツ・サーバーの統合階層にあるかぎり、そのショートカットは参照先のコンテンツ・フォルダまたはファイルに緊密にリンクされます。ショートカットのコンテキスト・メニューには、元のアイテムのコンテキスト・メニューとまったく同じオプションが表示されます。これは、たとえばショートカットのコンテキスト・メニューを使用してコンテンツ・ファイルをチェックアウトできることを意味します。また、ファイルのショートカットのアイコンには、元のファイルの現在のコンテンツ管理ステータスが反映されます。たとえば、元のファイルがコンテンツ・サーバーから現在チェックアウトされている場合は、そのファイルのすべてのショートカットにもチェックアウト・アイコンが表示されます(第9.7項「コンテンツ・ファイルのステータス」を参照)。コンテンツ・アイテムへのショートカットは、検索条件を満たす場合でも検索結果リストに含まれないことに注意してください。
統合階層内のコンテンツ・フォルダまたはファイルへのショートカットを作成すると、そのショートカット名は、元のフォルダ名またはファイル名の後に「へのショートカット」が付いた名前(「Sales Report 2011.docxへのショートカット」など)になります。また、ショートカット・アイコンの左下には、別のアイテムへの参照であることを示す小さい矢印記号が表示されます(図10-6)。(このリンク記号は、標準のWindowsショートカットとは若干異なり、これがDesktopショートカットであることを視覚的に示します。)
ショートカットは、元のアイテムと同じ場所に格納されます。ファイルへのショートカットは、そのショートカットが参照するファイルと同じコンテンツ・フォルダに格納され、フォルダへのショートカットは元のフォルダと同じレベルに(末尾に「へのショートカット」が付いて)表示されます。ショートカット名は必要に応じて変更できます。また、同じサーバーの統合階層内の別の場所または別のサーバーに、ショートカットをコピーすることもできます(第10.19.4項「コンテンツ・フォルダおよびファイルのショートカットのコピー」を参照)。ショートカットをOracle WebCenter Contentサーバー階層以外の場所(たとえば、デスクトップ)にコピーすると、コンテンツ・サーバーの構成によっては、ファイルまたはフォルダの元のアイテムに対するリンクが消失する可能性があることに注意してください。また、ファイルを開くと、そのファイルを既存のコンテンツ・アイテムの新規リビジョンとしてサーバーにチェックインして戻すことはできなくなります。
コンテンツ・フォルダへのショートカットをダブルクリックすると、そのコンテンツが表示されます。コンテンツ・ファイルへのショートカットをダブルクリックすると、(該当するファイルが使用可能で、チェックアウトする権限がある場合は)コンテンツ・サーバーからチェックアウトされ、関連付けられているアプリケーションで開きます(第10.8項「コンテンツ・ファイルの表示」を参照)。
マウスのカーソルをOracle WebCenter Contentサーバーのショートカット上に重ねると、関連付けられているアイテムのコンテンツ情報(コンテンツID、ファイル・サイズなど)が表示されます。
Oracle WebCenter Contentサーバーの特別なショートカットに加え、サーバー上のコンテンツ・フォルダおよびファイルへのWindowsの標準的なショートカットも作成できます。この場合、ショートカットは、参照ファイルまたは参照フォルダの完全なURLを指すリンク・ファイル(.lnk)になります。マウスのカーソルをWindowsの標準的なショートカット上に重ねると、参照アイテムのURLが表示されます。
コンテンツ・フォルダへのショートカットをダブルクリックすると、そのコンテンツが表示されます。コンテンツ・ファイルへのショートカットをダブルクリックすると、関連付けられているアプリケーションで表示モードでファイルが開きます。デフォルトでは、ファイルを元のコンテンツ・アイテムの新規リビジョンとしてサーバーにチェックインして戻すことはできません。
コンテンツ・フォルダまたはファイルのショートカットは、複数の方法で作成できます。
コンテンツ・サーバー上のフォルダまたはファイルを選択して右クリックし、「ショートカットの作成」を選択します。Oracle WebCenter Contentサーバーのショートカットが元のアイテムと同じ場所に(末尾に「へのショートカット」が付いた名前で)作成されます。
コンテンツ・サーバー上のフォルダまたはファイルを選択し、「ファイル」メニューを開いて「ショートカットの作成」を選択します。Oracle WebCenter Contentサーバーのショートカットが元のアイテムと同じ場所に(末尾に「へのショートカット」が付いた名前で)作成されます。
コンテンツ・サーバー上のフォルダまたはファイルを選択してコピーします。次に、WebCenter Contentサーバー階層以外の場所(たとえば、デスクトップ)で、右クリックして「ショートカットの貼り付け」を選択します。参照アイテムのURLを指すWindowsの標準的なショートカットが作成されます。
サーバーのコンテンツ・フォルダおよびファイルへのショートカット名は、コンピュータの他のフォルダやファイルとほとんど同じ方法で変更できます。ショートカットを選択し、[F2]キーを押すか、右クリックして「名前の変更」を選択します。ショートカット名を変更しても、元のファイルの名前には影響しないことに注意してください。逆の場合も同様です。
サーバーのコンテンツ・フォルダおよびファイルへのショートカットは、コンピュータの他のファイルとほどんど同じ方法でコピー・アンド・ペーストできます。コピーするショートカットを選択した後は、ショートカットをコピー・アンド・ペーストするためのWindowsの標準の方法をすべて使用できます。
右クリックして「コピー」を選択します。次に、コピー先またはペースト先で右クリックして「貼り付け」を選択します。
キーボードで[Ctrl]+[C]キーを押します。次に、コピー先またはペースト先で[Ctrl]+[V]キーを押します。
「編集」メニューから「コピー」を選択します。次に、コピー先またはペースト先で、「編集」メニューから「貼り付け」を選択します。この方式はWindowsエクスプローラでのみサポートされており、電子メール・アプリケーションではサポートされていません。
選択したフォルダまたはファイル、あるいはその両方をコピー先またはペースト先にドラッグ・アンド・ドロップします。
WebCenter Contentサーバー階層以外の場所(たとえば、デスクトップ)にOracle WebCenter Contentサーバーのショートカットをコピーすると、コピーしたアイテムはショートカットではなく実際のファイルとなり、元のファイルへのリンクは消失します。つまり、ファイルを元のファイルの新しいリビジョンとしてサーバーに再度チェックインできません。
コンテンツ・フォルダまたはファイルへのショートカットは、コンピュータの他のアイテムとほどんど同じ方法で削除できます。削除するショートカットを選択した後は、ショートカットを削除するためのWindowsの標準の方法をすべて使用できます。
右クリックし、「削除」を選択します。
キーボードの[Del]
を押します。
「ファイル」メニューから「削除」を選択します。この方式はWindowsエクスプローラでのみサポートされており、電子メール・アプリケーションではサポートされていません。
注意: ショートカットを削除すると、ショートカットのみが削除されます。ショートカットが指していたコンテンツ・サーバーのフォルダまたはファイルはそのまま保持されます。 |
サーバー上の1つ以上のコンテンツ・アイテムへのURLリンクをWindowsのクリップボードにコピーして、その情報を電子メール・メッセージ、テキスト・エディタ、Officeドキュメントまたはその他のビジネス・ドキュメントに貼り付けることができます。Oracle WebCenter Contentサーバー・インスタンス上のファイルでは、各コンテンツ・アイテムに対して3つのURLリンクがコピーされます。それらは、Webで表示可能なファイル、ネイティブ・ファイルおよびコンテンツ情報ページへのリンクです。Oracle Content Databaseまたはその他のWebDAVサーバー上のファイルでは、サーバー上のファイルのURLへのリンク1つのみがコピーされます。
コンテンツ・ファイルのリンクをコピーするには、統合階層で1つ以上のファイルを選択し、右クリックして、コンテキスト・メニューで「リンクのコピー」をクリックします。または、「ファイル」メニューを開き、「リンクのコピー」を選択します。リンク情報がWindowsのクリップボードにコピーされるため、他のファイルやアプリケーションに簡単に貼り付けることができます。
Oracle WebCenter ContentサーバーでFramework Foldersを実行している場合は、コンテンツ・サーバーに対するすべての認証済ユーザーに独自の個人フォルダがあるため、サーバー上のコンテンツ・アイテムまたはフォルダにお気に入りを設定できます。階層内のその他のフォルダを操作する場合と同じ方法で、個人フォルダにサブフォルダを作成してコンテンツ・アイテムを追加できます。個人フォルダ・ツリーに問合せフォルダを格納することもできます。
注意: サーバーに対するすべての認証済ユーザーに独自の個人フォルダがありますが、管理者権限がないかぎり、表示できるのは自分の個人フォルダのみです。 |
Desktop統合階層では、次の2つの場所に個人フォルダがあります。
「コンテンツ・サーバー」の下にある「フォルダ」
「コンテンツの参照」の「ユーザー」の下にある「ユーザー名」(jsmithなど)
これらの場所にある個人フォルダのツリーは同じで、どちらの場所からもフォルダ内のコンテンツを操作できます。
個人フォルダ内のすべてのコンテンツ・アイテムは、コピーやポインタではなく、実際のファイルです。個人フォルダ内のコンテンツ・アイテムは、サーバー上の他のコンテンツ・アイテムと同様に操作できます。個人フォルダからファイルを削除すると、コンテンツ・サーバーから実際のコンテンツ・アイテムが削除されます。