Inbound Refineryでは、Oracle Outside In PDF Export(Inbound Refineryに付属)を使用してネイティブ・ファイルをPDFに直接エクスポートするか、サード・パーティ・アプリケーションを使用してネイティブ・ファイルをPostScriptに印刷し、その後サード・パーティのPDF Distillerエンジンを使用してPostScriptファイルをPDFに変換することにより、ネイティブ・ファイルをPDFに変換できます。PDF変換を行うには、次のコンポーネントをInbound Refineryサーバーにインストールして有効にする必要があります。
コンポーネント名 | コンポーネントの説明 | 有効にするサーバー |
---|---|---|
PDFExportConverter | Inbound Refineryで、Oracle OutsideInを使用してネイティブ・フォーマットをPDFに直接変換できます。サードパーティのツールの使用は不要です。PDFエクスポートは迅速なマルチ・プラットフォームの機能であり、同時変換を可能にします。 | Inbound Refineryサーバー |
WinNativeConverter | Inbound Refineryで、ネイティブ・アプリケーションまたはOutsideInXを使用して、ネイティブ・ファイルをPostScriptファイルに変換し、そのPostScriptファイルをサードパーティのDistillerエンジンを使用してPDFに変換できます。このコンポーネントを使用できるのは、Windowsプラットフォームのみです。このコンポーネントは、非推奨のPDFConverterコンポーネントで以前使用できた機能に取って代わるものです。
WinNativeConverterにより、Windowsプラットフォームのネイティブ・アプリケーションを使用する際に、すべてのPDF変換オプションに最良のレンディション品質が提供されます。WinNativeConverterでは同時変換は許可されません。 WinNativeConverterでは、ネイティブのOfficeアプリケーションを使用して、Inbound RefineryをWord、Excel、PowerpointおよびVisioで作成されたネイティブのMicrosoft OfficeファイルをHTMLに変換することもできます。 |
Inbound Refineryサーバー |
OpenOfficeConversion | Inbound RefineryがOpen Officeを使用してサポート対象ファイルをPDFに変換できる、プラットフォーム間サポートが提供されます。OpenOfficeConversionでは、WinNativeConverterと同様に同時変換は許可されませんが、WinNativeConverterとは異なりUNIXプラットフォームがサポートされます。 | Inbound Refineryサーバー |
注意: Inbound Refineryがwin64プラットフォーム上でサービスとして実行されていると、ネイティブ変換は失敗します。これは、win64プラットフォーム上のサービスはプリンタ・サービスにアクセスできないためです。ネイティブ変換の実行時には、Inbound Refineryはサービスとして実行しないでください。 |
この項では、PDF変換の操作方法について説明します。この項は次のトピックで構成されています。
PDF変換方法を選択する場合、考慮すべき要因がいくつかあります。システム・パフォーマンス(ファイルをPDFフォーマットに変換するのにかかる時間)、PDF出力の再現性(ネイティブ・ファイルの外観と書式にどれだけ厳密に一致しているか)、必要なネイティブ・アプリケーション(Inbound Refineryにより変換されたPostScriptファイルの生成に使用されるMicrosoft WordやPowerPointなど)、および変換アプリケーションに必要なプラットフォームをすべて考慮する必要があります。
変換速度が最優先事項である場合は、PDF Exportを使用して元のファイルをPDFに直接変換する方法が最速です。PDF Exportではサード・パーティのツールが不要なだけでなく、同時PDF変換が可能であり、Windows、LinuxおよびUNIXプラットフォームがサポートされます。
PDF出力の再現性が最優先事項である場合は、ネイティブ・アプリケーションを使用して元のファイルを開き、PostScriptに印刷してからPostScriptをPDFに変換する方法が最適なオプションです。ただし、この方法はWindowsプラットフォームに限定され、同時PDF変換は実行できません。
変換をUNIXプラットフォーム上で実行する必要がある場合は、OpenOfficeを使用してネイティブ・ファイルを開き、PDFファイルに直接エクスポートする方法が最適なオプションです。設定方法によっては、PDF Exportよりも高い再現性が得られることがあります。ただしPDF Exportと異なり、同時PDF変換はサポートされていません。表3-1では、変換方法を比較し、サポートされるプラットフォームを示します。
注意: 使用する変換オプションにかかわらず、PDFはネイティブ・フォーマットのWeb対応バージョンになります。変換されたPDFはネイティブ・フォーマットの厳密な複製ではありません。フォントの置換、埋め込まれたグラフィックの複雑度と形式、表構造、サード・パーティのDistillerエンジンの問題などの多くの要因が、PDF出力とネイティブ・フォーマットとの差異の原因になります。 |
この項の内容は次のとおりです。
コンテンツ・サーバーでは、ファイル拡張子、ファイル・フォーマットおよび変換を使用して、コンテンツ・アイテムがInbound Refineryおよびその変換アドオンによってどのように処理されるべきかを定義します。変換用にリファイナリにファイルを送信するには、各コンテンツ・サーバーを構成する必要があります。ファイル拡張子がファイル・フォーマットと変換にマップされていると、そのタイプのファイルはコンテンツ・サーバーへのチェックイン時に変換用に送信されます。ファイル拡張子、ファイル・フォーマットおよび変換のマッピングは、コンテンツ・サーバーでファイル・フォーマット・ウィザードまたは構成マネージャを使用して構成できます。
コンテンツ・サーバーではデフォルトで、Inbound Refineryに必要なすべての変換が使用可能です。コンテンツ・サーバーでのファイル拡張子、ファイル・フォーマットおよび変換の構成の詳細は、第2.2.4項「MIMEタイプについて」および第2.2.5項「ファイル・フォーマット・ウィザードの使用」を参照してください。
コンテンツ・サーバーで使用可能な変換は、リファイナリで使用可能な変換と一致する必要があります。あるファイル・フォーマットがコンテンツ・サーバーで変換にマップされると、そのフォーマットのファイルは、チェックイン時に変換用に送信されます。その変換を承認するように、1つ以上のリファイナリが設定されている必要があります。リファイナリが承認し、キューに入れる変換の最大数は、「変換リスト」ページで設定します。コンテンツ・サーバーとInbound Refineryのどちらでもデフォルトで、Inbound Refineryに必要なすべての変換が使用可能です。承認される変換の設定の詳細は、第2.3.4項「承認される変換の設定」を参照してください。
プライマリWeb表示可能レンディションとしてPDFファイルを設定するには、次の手順を実行します。
リファイナリにログインします。
「変換設定」→「プライマリWebレンディション」を選択します。プライマリWeb表示可能レンディション・ページが表示されます。
次の中から、1つ以上の変換方法を選択します。関連するコンポーネントがインストールされて有効化されていないと、変換方法は選択可能にはなりません。
PDFエクスポートによるPDFへの変換: WindowsまたはUNIXでの実行時には、Inbound Refineryは、サード・パーティ・アプリケーションを使用せずに、Outside In PDF Exportを使用してファイルをPDFに直接変換します。リファイナリ・サーバー上でPDFExportConverterが有効になっている必要があります。
サードパーティ・アプリケーションを使用してPDFに変換: Windowsでの実行時には、Inbound Refineryはいくつかのサード・パーティ・アプリケーションを使用してコンテンツ・アイテムのPDFファイルを作成できます。ほとんどの場合は、ファイルを開いて印刷する機能のあるサードパーティ・アプリケーションを使用して、ファイルがPostScriptに印刷されます。その後PostScriptファイルは、構成済のPostScriptのDistillerエンジンを使用してPDFに変換されます。Inbound Refineryでサードパーティ・アプリケーションを使用して、ファイルを直接PDFに変換できる場合もあります。このオプションを使用して変換可能なファイル・フォーマットの詳細は、付録B「サポートされるファイル・フォーマット」を参照してください。このオプションを選択するには、リファイナリ・サーバー上でWinNativeConverterが有効になっている必要があります。また、このオプションの使用時には、Inbound Refineryには次のものが必要です。
PostScript Distillerエンジン
PostScriptプリンタ
変換時に使用されるサード・パーティ・アプリケーション
OpenOfficeを使用してPDFに変換: WindowsまたはUNIXでの実行時には、Inbound RefineryはOpenOfficeを使用して一部のファイル・タイプをPDFに直接変換できます。このオプションを使用して変換可能なファイル・フォーマットの詳細は、B.3項「OpenOfficeによりPDFに変換されるファイル・フォーマット」を参照してください。このオプションを選択するには、リファイナリ・サーバー上にOpenOfficeConversionがインストールされている必要があります。このオプションの使用時には、Inbound RefineryにはOpenOfficeのみが必要です。
Outside Inを使用してPDFに変換: Inbound RefineryにはOutside Inが組み込まれており、Windows上でWinNativeConverterとともに使用して、一部のコンテンツ・アイテムのPDFファイルを作成できます。Outside Inは、ファイルをPostScriptに印刷するために使用されます。そのPostScriptファイルは、構成済のPostScript変換エンジンを使用してPDFに変換されます。このオプションを使用して変換可能なファイル・フォーマットの詳細は、B.1項「Outside In TechnologyによりPDFに変換されるファイル・フォーマット」を参照してください。このオプションの使用時には、Inbound RefineryにはPostScript Distillerエンジンのみが必要です。
Inbound Refineryは各受信ファイルを、コンテンツ・サーバーによってフォーマットに割り当てられた変換方法に基づいて変換しようと試みます。最初に選択された方法でそのフォーマットの変換がサポートされていない場合は、次に選択された方法でそのフォーマットがサポートされているかどうかが確認されます。Inbound Refineryでは、そのフォーマットの変換がサポートされている方法のうち、最初に選択された方法でファイルを変換しようとします。
たとえば、「サードパーティ・アプリケーションを使用してPDFに変換」オプションと「Outside Inを使用してPDFに変換」オプションの両方を選択するとします。次に、Microsoft Wordファイルを変換のためにリファイナリに送信します。Microsoft Wordファイル・フォーマットでは、サードパーティ・アプリケーション(Microsoft Word)を使用したPDFへの変換がサポートされているため、「サードパーティ・アプリケーションを使用してPDFに変換」方法を使用して、ファイルをプライマリWeb表示可能レンディションとしてPDFに変換しようとします。
この方法が失敗した場合、「Outside Inを使用してPDFに変換」方法は試行されません。ただし、JustWriteファイルを変換のためにリファイナリに送信した場合、このファイル・フォーマットは「サードパーティ・アプリケーションを使用してPDFに変換」方法を使用したPDFへの変換がサポートされていないため、「Outside Inを使用してPDFに変換」方法でこのフォーマットがサポートされているかどうかが確認されます。このフォーマットはOutside Inによってサポートされているため、Outside InによるPDFへのファイルの変換が試行されます。
「更新」をクリックして変更内容を保存します。
「サードパーティ・アプリケーションを使用してPDFに変換」方法または「Outside Inを使用してPDFに変換」方法を使用している場合は、対応する「Web表示可能なPDFファイルのオプション」ボタンをクリックします。PDFオプション・ページが表示されます。
PDFオプションを設定し、「更新」をクリックして変更を保存します。
WinNativeConverterを使用してドキュメントをPDFに変換する場合には、DistillerエンジンとPDFプリンタを入手して、インストールおよび構成する必要があります。Outside In PDF ExportまたはOpenOfficeを使用してドキュメントを開き、PDFとして保存する場合には、これは不要です。
WinNativeConverterは、複数のサードパーティ・アプリケーションを使用してコンテンツ・アイテムのPDFファイルを作成できます。ほとんどの場合は、ファイルを開いて印刷する機能のあるサードパーティ・アプリケーションを使用して、ファイルがPostScriptに印刷されます。その後PostScriptファイルは、構成済のPostScriptのDistillerエンジンを使用してPDFに変換されます。WinNativeConverterがサードパーティ・アプリケーションを使用して、ファイルをPDFに直接変換できる場合もあります。サード・パーティ・アプリケーションを使用してPDFに変換可能なファイル・フォーマットの詳細は、B.2項「サード・パーティ・アプリケーションを使用してPDFに変換されるファイル・フォーマット」を参照してください。
注意: Inbound RefineryにはDistillerエンジンは付属していません。好みのDistillerエンジンを入手する必要があります。選択するDistillerエンジンは、コマンドラインから変換を実行できなければなりません。この項の手順では、例としてAFPL Ghostscriptを使用します。これは、PostScriptからPDFへの変換と変換中または変換後のPDFファイルの最適化の両方を行う、無料の強力なDistillerエンジンです。 |
PDFプリンタをインストールするには、次の手順を実行します。
Distillerエンジンを入手し、Inbound Refineryがデプロイされているコンピュータにインストールします。
システム・プロパティ・ユーティリティを起動します。
Microsoft Windows: 「スタート」→「プログラム」→「Oracle Content Server」→<refinery_instance>→「ユーティリティ」→「システム・プロパティ」を選択します。
「プリンタ」タブを開きます。
「プリンタ情報ファイル」フィールドの横の「参照」をクリックして、Distillerエンジンとともにインストールされたプリンタ情報ファイルを選択します。
「プリンタ名」フィールドにプリンタの名前を入力します。
「プリンタ・ドライバ名」フィールドにプリンタ・ドライバの名前を入力します。この名前はプリンタ・ドライバ情報ファイルで使用されている名前と一致する必要があります。
「プリンタ・ファイルのポート・パス」フィールドにポート・パスを入力します。たとえば、c:\temp\idcout.psと入力します。
「プリンタのインストール」をクリックし、表示されるプリンタのインストール指示に従います。
注意: プリンタがインストールされると、「システム・プロパティ」の「プリンタ」タブのフィールドは無効になります。インストールされたプリンタが削除されると、「プリンタ」タブは再度有効になり、プリンタは再インストールする必要があります。 |
「OK」をクリックして変更を適用し、「システム・プロパティ」を終了します。
サード・パーティ・アプリケーション設定を変更するには、次の手順を実行します。
リファイナリにログインします。
「変換設定」→「サードパーティ・アプリケーションの設定」を選択します。サードパーティ・アプリケーションの設定ページが表示されます。
サード・パーティ・アプリケーションに対する「オプション」ボタンをクリックします。対応するオプション・ページが表示されます。次のサード・パーティ・アプリケーションのオプション・ページはInbound Refinery固有です。
サード・パーティ・アプリケーションのオプションを変更します。
「更新」をクリックして変更内容を保存します。
PDFファイル生成に対するタイムアウト設定を構成するには、次の手順を実行します。
リファイナリにログインします。
「変換設定」→「タイムアウトの設定」を選択します。タイムアウトの設定ページが表示されます。
次の変換操作に対する「最低(Minimum)」(分単位)、「最高(Maximum)」および「ファクタ」を入力します。
ネイティブからPostScript: 元の(ネイティブ)ファイルがPostScript(PS)ファイルに変換されるステージ。
PostScriptからPDF: PSァイルがPortable Document Format(PDF)ファイルに変換されるステージ。
FrameMakerからPostscript: これらの値は、Adobe FrameMakerファイルからPSファイルへの変換に適用されます。
PDF Post作成: ファイルがPDFフォーマットに変換された後に処理が実行されるステージ。
タイムアウト設定の計算方法および例については、Inbound Refinery管理ガイドを参照してください。
「更新」をクリックして変更内容を保存します。
Inbound RefineryにはOutside Inバージョン8.3.2が含まれます。Outside Inを使用してグラフィックをPDFに変換する際には、生成されるPDFのマージンを、0~4.23インチまたは0~10.76 cmに設定できます。デフォルトでは、Inbound Refineryは上下左右に1インチのマージンを使用します。
これらのマージンを調整するには、次の手順を実行します。
テキスト・エディタを使用して、リファイナリのDomainDir/ucm/ibr/binディレクトリにあるintradoc.cfgファイルを開きます。
次の設定を変更します。
OIXTopMargin= OIXBottomMargin= OIXLeftMargin= OIXRightMargin=
マージンの単位をインチからcmに変更するには、次のように設定します。
OIXMarginUnitInch=false
intradoc.cfgファイルに加えた変更を保存します。
リファイナリを再起動します。
OpenOfficeで変換を処理する場合には、追加の構成をお薦めします。この項の内容は次のとおりです。
通常は、OpenOffice ListenerがInbound Refineryコンピュータ上で常に実行されていないと、PDF変換は失敗します。WindowsでのOpenOfficeの実行時には、Setup.xcuファイルでOpenOfficeポートを構成し、OpenOffice Quickstarterを実行する必要があります。Quickstarterは、OpenOfficeアプリケーションへのショートカットをシステム・トレイに追加し、バックグラウンド・プロセスとしてOpenOffice Listenerを実行します。
デフォルトでは、Quickstarterはシステムの起動時にロードされ、システム・トレイにOpenOfficeアイコンを表示します。Quickstarterを起動するには、いずれかのOpenOfficeアプリケーションを起動します。その後アプリケーションを閉じても、Quickstarterは実行されたままとなります。システム起動時にロードされるようにQuickstarterを設定するには、システム・トレイでOpenOfficeアイコンを右クリックし、「Load OpenOffice.org During System Start-Up」を選択します。
注意: Windows XP、2000、2003では、サービスとして実行されているInbound RefineryからOpenOfficeを起動できます。ただし、OpenOffice Listenerを実行するにはWindowsにログインしていなければならないため、Inbound Refineryをサービスとして実行している場合でも、PDF変換にOpenOfficeを使用する場合には、Windowsにログインしている必要があります。 |
UNIXでのOpenOfficeの実行時には、OpenOfficeポートを構成し、Listenerとして機能するsofficeを実行することをお薦めします。必要に応じて、WindowsではsofficeをQuickstarterのかわりに使用できます。sofficeを起動するには、次のディレクトリにあるsoffice.exeファイルを実行します。
Windows: <OpenOffice_install_dir>\openoffice.org3\program\
UNIX: <OpenOffice_install_dir>/openoffice.org3/program
注意: 3.xより前のOpenOfficeのバージョンでは、soffice.exeは次のディレクトリにあります。Windows: <OpenOffice_install_dir>\program\ UNIX: <OpenOffice_install_dir>/program |
Setup.xcuまたはmain.xcdの編集
3.3より前のバージョンのOpenOfficeでは、リスニング・ポートの構成にSetup.xcuファイルを使用していました。バージョン3.3から、Setup.xcuはmain.xcdファイルに取り込まれました。3.3より前のバージョンのOpenOfficeを構成する場合は、次の手順はSetup.xcuファイルの編集に当てはまります。3.3以降のバージョンのOpenOfficeを構成する場合は、次の手順はmain.xcdファイルの編集に当てはまります。
OpenOfficeポートを構成するには、次の手順を実行します。
標準のテキスト・エディタで、OpenOfficeのSetup.xcuファイル(3.3より前のバージョンの場合)またはmain.xcdファイル(3.3以降のバージョンの場合)を開きます。Setup.xcuファイルは次のディレクトリにあります。
Windows: <OpenOffice_install_dir>\share\registry\data\org\openoffice\
UNIX: <OpenOffice_install_dir>/share/registry/data/org/openoffice
main.xcdファイルは次のディレクトリにあります。
Windows: <OpenOffice_install_dir>\openoffice.org\basis<version_number>\share\registry
UNIX:<OpenOffice_install_dir>/openoffice.org/basis<version_number>/share/registry
<node oor:name="Office">要素を検索します。この要素には複数の<prop/>要素が含まれます。
次の<prop/>要素を、既存の要素と同じレベルに、最初の要素として挿入します。
<prop oor:name="ooSetupConnectionURL" oor:type="xs:string"> <value>socket,host=localhost,port=8100;urp;</value> </prop>
これによりOpenOfficeは、ポート8100でソケットを提供し、そこでUNOリモート・プロトコル(URP)を使用して接続を処理するように構成されます。ファイアウォールでネットワーク外からの接続に対してポート8100をブロックしてください。ポート8100の使用をお薦めします。ただしポート8100がマシン上ですでに使用されている場合は、ポート番号の調整が必要になります。この場合、要素内の8100を使用するポート番号で置き換えます。
Setup.xcuまたはmain.xcdファイルに変更を加えたら、Quickstarter(Windows)またはsoffice(UNIXまたはWindows)を停止してから再起動します。
Setup.xcuファイルでOpenOfficeポートを構成してからOpenOffice Quickstarter(Windows)またはsoffice(UNIXまたはWindows)を実行するかわりに、コマンドラインからパラメータを指定してsofficeを起動できます。ただし、これらの設定は現在のセッションにのみ適用されます。コマンドラインからパラメータを指定してsofficeを起動するには、次の手順を実行します。
コマンド・ウィンドウを開き、次のディレクトリに移動します。
Windows: <OpenOffice_install_dir>\openoffice.org3\program\
UNIX: <OpenOffice_install_dir>/openoffice.org3/program
次のコマンドを入力します。
soffice "-accept=socket,port=8100;urp;"
コマンド・ウィンドウを開き、次のいずれかのコマンドを入力することにより、OpenOfficeが指定したポートでリスニングしていることを確認します。
netstat -a netstat -na
次のような出力は、OpenOfficeがリスニングしていることを示します。
TCP <Hostname>:8100 <Fully qualified hostname>: 0 Listening
OpenOfficeを使用するようにInbound Refineryを構成するには、次の手順を実行します。
OpenOfficeのSetup.xcuファイルの編集時にポート8100を使用しなかった場合は、次の手順を実行します。
Inbound Refineryの管理インタフェースで、「変換設定」→「サードパーティ・アプリケーションの設定」を選択します。サードパーティ・アプリケーションの設定ページが表示されます。
OpenOfficeに対する「オプション」ボタンをクリックします。OpenOfficeのオプション・ページが表示されます。
「OpenOffice Listenerに接続するためのポート」フィールドに、OpenOfficeのSetup.xcuファイルの編集時に使用したポートを入力します。
「更新」をクリックします。
Inbound Refineryを再起動します。
OpenOfficeを使用したドキュメントの変換では、Oracle Inbound RefineryにはOpenOfficeとともに配布されるクラス・ファイルが必要です。DomainHome/ucm/ibr/binディレクトリにあるリファイナリのintradoc.cfgファイルで、OpenOfficeクラス・ファイルへのパスを設定する必要があります。intradoc.cfgファイルでパスを設定するには、次の手順を実行します。
DomainHome/ucm/ibr/binディレクトリに移動し、標準のテキスト・エディタでintradoc.cfgファイルを開きます。
ファイルの最後に次のように入力します。
JAVA_CLASSPATH_openoffice_jars=<OfficePath>/Basis/program/classes/unoil.jar:<OfficePath>/URE/java/ridl.jar:<OfficePath>/URE/java/jurt.jar:<OfficePath>/URE/java/juh.jar
注意: <OfficePath>の実際の値にはスペースが含まれる可能性があるため、Microsoft Windows環境でこの値を設定する際は注意が必要です。パスは引用符で囲まず、パス区切りには円記号(\)ではなくスラッシュ(/)を使用し、パス内のスペースは円記号(\)を使用してエスケープするようにしてください。たとえば、Windows環境で正しく表記されたクラスパスは、次のようになります。JAVA_CLASSPATH_openoffice_jars=C:/Program\ Files/OpenOffice.org\ 3/Basis/program/classes/unoil.jar:C:/Program\ Files/OpenOffice.org\ 3/URE/java/ridl.jar:C:/Program\ Files/OpenOffice.org\ 3/URE/java/jurt.jar:C:/Program\ Files/OpenOffice.org\ 3/URE/java/juh.jar |
intradoc.cfgファイルを保存して閉じます。
Inbound Refineryを再起動します。
Inbound RefineryではOpenOfficeを使用して、いくつかのファイル・タイプをPDFに直接変換できます。これはOpenOffice Listenerを構成することにより行われるため、変換が成功するにはListenerが実行されている必要があります。通常、OpenOfficeでドキュメントを開いて処理するには、OpenOfficeがインストールされているコンピュータにログインしている必要があります。ただし、OpenOffice Listenerはグラフィカル・ユーザー・インタフェースなしのヘッドレス・モードで実行できます。
注意: ヘッドレス・モードで動作するようにOpenOffice Listenerを設定する前に、非ヘッドレス・モードで動作するOpenOfficeを使用してドキュメントをPDFに変換できることを確認してください。また、起動ダイアログ、ヒント・ウィザード、更新通知など、OpenOfficeが使用可能になる前に表示されるすべての不要な画面をオフにします。これらの画面が消去されるまで変換は続行されず、ヘッドレス・モードではこれらは表示されないため、これらの画面はリファイナリ・プロセスのタイムアウトの原因となります。 |
この項の内容は次のとおりです。
WindowsホストにログインせずにOpenOfficeを使用してドキュメントをPDFに変換するには、OpenOffice Listenerをヘッドレス・モードで実行するためのカスタム・サービスを作成する必要があります。Windows Resource Kitに、カスタム・サービスを作成するためのINSTSRV.EXEおよびSRVANY.EXEユーティリティが含まれています。
カスタムOpenOfficeサービスを設定するには、次の手順を実行します。
MS-DOSコマンド・プロンプトで、次のコマンドを入力します。
<path>\INSTSRV.EXE <service_name> <path>\SRVANY.EXE
<path>はWindows Resource Kitへのパス、<service_name>はカスタム・サービスの名前です。この名前は自由に付けられますが、サービスの内容を説明するものにしてください。完了すると、新しいサービス・キーがWindowsレジストリ内に作成されます。
「スタート」→「ファイル名を指定して実行」を選択し、regeditと入力し、「OK」をクリックして、レジストリ・エディタを開きます。レジストリ・エディタが表示されます。
注意: 編集する前にレジストリをバックアップしてください。 |
「ファイル」→「エクスポート」を選択し、バックアップ・ファイルの名前を入力し、「保存」をクリックすることによって、レジストリをバックアップします。レジストリのリストアが必要になったときのために、バックアップ・ファイルの保存先を覚えておいてください。
最初の手順で作成した新しいレジストリ・キーに移動し、新しいサービス・キーを選択します。新しいキーは次の場所にあります。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\<service_name>
新しいキーを選択した状態で、「編集」→「新規」→「キー」を選択し、Parametersという名前を付けます。
「Parameters」キーを右クリックし、「新規」→「文字列値」を選択し、値にApplicationという名前を付けます。
「Application」文字列を右クリックし、「修正」を選択します。
soffice.exeへのフルパスとその後に-headlessを入力します。次に例を示します。
C:\Program Files\OpenOffice2.0\program\soffice.exe –headless
レジストリ・エディタを終了して、コンピュータを再起動します。
コンピュータが再起動したら、「スタート」→「設定」→「コントロール パネル」→「管理ツール」→「サービス」を選択して、Windowsサービスを開きます。「Windowsサービス」画面が表示されます。
作成したサービスを右クリックして「プロパティ」を選択し、サービスが自動的に開始されるように設定されていることを確認します。
「ログオン」タブを選択し、「このアカウント」を選択します。これにより、サービスが特定のユーザー・アカウントを使用して実行されるようになります。
Inbound Refineryが実行に使用しているものと同じユーザー資格証明を入力します。
注意: Inbound Refineryユーザーには、Inbound Refineryコンピュータにサービスとしてログオンする権利が必要です。 |
サービスを開始し、変更を承認し、Windowsサービスを終了します。
UNIXホストにログインせずにOpenOfficeを使用してドキュメントをPDFに変換するには、OpenOffice Listenerを仮想バッファ・ディスプレイ(Xサーバー)を使用して、グラフィカル・ユーザー・インタフェースなしのヘッドレス・モードで実行する必要があります。
重要: UNIX環境はそれぞれ異なります。この情報は、UNIXプラットフォーム上でOpenOffice Listenerをヘッドレス・モードで設定するための一般的なガイドラインです。Red Hat EL4用の手順の例も含まれています。 |
一般的に、UNIXプラットフォーム上でOpenOffice Listenerをヘッドレス・モードで動作するように構成するには、次の手順を実行します。
注意: OpenOfficeをヘッドレス・モードで動作するように設定する前に、OpenOfficeを非ヘッドレス・モードで使用して、ドキュメントをPDFに問題なく変換できるようにInbound Refineryが正しくインストールおよび構成されていることを確認してください。 |
システムの起動時にInbound Refineryを実行するための起動スクリプトを作成します。
OpenOfficeを実行できるように、仮想Xサーバーを構成し、システムの起動時にそれを実行するための起動スクリプトを作成します。
システムの起動時にOpenOfficeをヘッドレス・モードで実行するための起動スクリプトを作成します。
次の順序で起動スクリプトを実行するように、システムを構成します。
Inbound Refineryを起動する。
仮想Xサーバーを起動する。
OpenOfficeを起動する。
注意: 仮想XサーバーはOpenOfficeを起動する前に起動する必要があります。そうしないと、OpenOfficeは起動しません。また、システムの起動時にWebサーバーも実行されるように構成されていることを確認してください。 |
この項の内容は次のとおりです。
Windowsでの実行時には、Inbound RefineryはMicrosoft Officeを使用してMicrosoft OfficeファイルをPDFファイルに変換できます。次のMicrosoft Officeバージョンがサポートされています。
Microsoft Office 2003
Microsoft Office 2007
Microsoft Office 2010
注意: Microsoft Office 2007のサポートには、Microsoft Project 2007のサポートは含まれません。 |
次の重要な注意事項に留意してください。
プライマリWeb表示可能レンディション・ページで「サードパーティ・アプリケーションを使用してPDFに変換」オプションが選択されていると、Microsoft OfficeファイルのPDFへの変換にMicrosoft Officeが使用されます。
Inbound Refineryは、Microsoft Officeファイル内の多数の特殊機能を、生成されるPDFファイル内のリンクに変換できます。Microsoft Officeファイルに対する変換オプションは、サードパーティ・アプリケーションの設定ページを使用して設定します。
Microsoft Officeファイルの変換がタイムアウトしないようにするには、ユーザー入力を必要とするすべての機能を無効にします。これには、パスワード保護、マクロの無効化などのセキュリティ通知、およびオンライン・コンテンツの表示やユーザー・フィードバック・プログラムへの参加のためのオンライン・アクセス・リクエストが含まれます。これらの機能およびその他の同様の機能を無効化する方法の詳細は、Microsoft社の各製品のドキュメントを参照してください。
Microsoft OfficeファイルがPDFファイルに正常に変換されたが、ファイル内の1つ以上のリンクをPDFファイル内のリンクに変換できなかった場合、そのファイルの変換ステータスは不完全に設定されます。これを防ぐには、リファイナリのDomainDir\ucm\ibr\bin\ディレクトリにあるintradoc.cfg構成ファイルで、AllowSkippedHyperlinkToCauseIncomplete=False
と設定します。
Inbound RefineryをWindows上で実行している場合にMicrosoft Wordを使用してWordファイルをPDFに変換するときには、次の点に注意してください。
Wordファイル内でドキュメントの印刷範囲外にある情報は、PDFには変換されません。
パスワードの必要性が解除されないかぎり、パスワードで保護されたファイルはタイムアウトします。
Word 2003では、「ツール」→「オプション」→「全般」タブを選択し、「オンライン」カテゴリで「Microsoft Office Online のコンテンツとリンクを表示する」の選択を解除し、また「ツール」→「オプション」→「全般」タブを選択し、「カスタマ フィードバック」カテゴリで「カスタマ エクスペリエンス向上プログラム」の選択を解除します。そうしないと、これらのファイルはタイムアウトする可能性があります。
WordリンクのPDFへの変換用のオプションは、Wordオプション・ページにあります。
Wordファイル内の次のタイプのリンクをPDFに変換できます。
絶対URLリンク(例 http://www.example.com)。ページ上のターゲットを指定するリンクも使用できます(例 http://idvm001/ibr/portal.htm#target)。絶対URLリンクとして処理されるには、Wordはリンクの一部としてhttp://接頭辞を返す必要があります。サポートされるすべてのMicrosoft Wordのバージョンでは、このルールが自動的に適用されます。
相対URLリンク(例 ../../../../portal.htm)。これらのリンクには、サーバー名やプロトコル接頭辞は含まれません。
mailtoリンク(電子メール・アドレスへのリンク。例 mailto:support@example.com)。電子メール・リンクとして処理されるには、Wordはリンクの一部としてmailto:接頭辞を返す必要があります。サポートされるすべてのMicrosoft Wordのバージョンでは、このルールが自動的に適用されます。
目次リンク(生成されるPDFファイルではしおりに変換されます)。
しおり(自動生成されたか作成者が生成したしおりへの内部リンク)。
標準の見出しスタイル(見出し1、見出し2など。生成されるPDFファイルではしおりに変換されます)。
脚注と文末脚注へのリンク
UNCパス・リンク(例 \\server1\c\TestDocs\MSOfficeXP\word\target.doc)。このオプションは、「Wordオプション」パネルでは現在使用できません。この機能を有効にするには、リファイナリ接続のintradoc.cfgファイル(DomainHome\ucm\ibr\bin\intradoc.cfg)で、ProcessWordUncLinks=true
変数を設定する必要があります。一般的に、UNCパスはWebブラウザでは意味を持ちません。UNCパスはURLではありません。したがって、UNCパス・リンクを正しく解決するためには、PDFをWebブラウザ外で開く必要があります。UNCパス・リンクを使用している場合は、クライアント・コンピュータ上のReaderで、PDFファイルをブラウザ外で開くように構成してください。
テキスト・ボックス内のリンクは変換されません。
表内のリンクされたオートシェイプやオブジェクト(図やワードアート・オブジェクトなど)は変換されません。
生成される一部のPDFファイルでは、リンクのホットスポットが実際のテキストから多少ずれる(1、2文字分)ことがあります。現時点では、この事象に関連する既知の問題はなく、解決策もありません。
Inbound RefineryをWindows上で実行している場合にMicrosoft Excelを使用してExcelファイルをPDFに変換するときには、次の点に注意してください。
Excelファイル内でドキュメントの印刷範囲外にある情報は、PDFには変換されません。
パスワードの必要性が解除されないかぎり、パスワードで保護されたファイルはタイムアウトします。
Excel 2003では、「ツール」→「オプション」→「全般」タブを選択し、「オンライン」カテゴリで「Microsoft Office Online のコンテンツとリンクを表示する」の選択を解除し、また「ツール」→「オプション」→「全般」タブを選択し、「カスタマ フィードバック」カテゴリで「カスタマ エクスペリエンス向上プログラム」の選択を解除します。そうしないと、これらのファイルはタイムアウトする可能性があります。
ExcelリンクのPDFへの変換用のオプションは、Excelオプション・ページにあります。
外部リンクのみがPDFリンクに変換されます。これは、現在の実装では、生成されるPDFファイルのどのページに内部リンク(しおり)のターゲットが含まれるか特定できない(または特定が非常に困難である)ためです。
Excelファイル内の次のタイプのリンクのみをPDFに変換できます。
絶対URLリンク(例 http://www.example.com)。ページ上のターゲットを指定するリンクも使用できます(例 http://idvm001/ibr/portal.htm#target)。絶対URLリンクとして処理されるには、Excelはリンクの一部としてhttp://接頭辞を返す必要があります。サポートされるすべてのMicrosoft Excelのバージョンでは、このルールが自動的に適用されます。
相対URLリンク(例 ../../../../portal.htm)。これらのリンクには、サーバー名やプロトコル接頭辞は含まれません。
mailtoリンク(電子メール・アドレスへのリンク。例 mailto:support@example.com)。電子メール・リンクとして処理されるには、Excelはリンクの一部としてmailto:接頭辞を返す必要があります。サポートされるすべてのMicrosoft Excelのバージョンでは、このルールが自動的に適用されます。
注意: 「Excelオプション」パネルには、絶対URLリンクと相対URLリンクに対する個別の設定はありません。「ExcelのURLリンクを処理」オプションを選択すると、絶対URLリンクおよび相対URLリンクはすべてPDFに変換されます。 |
UNCパス・リンク(例 \\server1\c\TestDocs\MSOfficeXP\word\target.doc)。このオプションは、「Excelオプション」パネルでは現在使用できません。この機能を有効にするには、リファイナリ接続のintradoc.cfgファイル(DomainHome\ucm\ibr\bin\intradoc.cfg)で、ProcessExcelUncLinks=true
変数を設定する必要があります。一般的に、UNCパスはWebブラウザでは意味を持ちません。UNCパスはURLではありません。したがって、UNCパス・リンクを正しく解決するためには、PDFをWebブラウザ外で開く必要があります。UNCパス・リンクを使用している場合は、クライアント・コンピュータ上のReaderで、PDFファイルをブラウザ外で開くように構成してください。
リンクはセル内にある場合にのみ変換されます。テキスト・ボックス、ワードアート・オブジェクトなどの中にあるリンクは変換されません。生成されるPDFファイルでは、リンクに対するホットスポットは、リンクを含むセルになります。
ワークシートの「Page Setup」の「Scaling」は、「Adjust to: ### % normal size」(「Fit to Page」ではなく)に設定する必要があります。さらに、拡大縮小率が100%に近いほど、変換結果がよくなります。
Inbound RefineryをWindows上で実行している場合にMicrosoft PowerPointを使用してPowerPointファイルをPDFに変換するときには、次の点に注意してください。
PowerPointファイル内でドキュメントの印刷範囲外にある情報は、PDFには変換されません。
パスワードの必要性が解除されないかぎり、パスワードで保護されたファイルはタイムアウトします。
PowerPoint 2003では、「ツール」→「オプション」→「全般」タブを選択し、「オンライン」カテゴリで「Microsoft Office Online のコンテンツとリンクを表示する」の選択を解除し、また「ツール」→「オプション」→「全般」タブを選択し、「カスタマ フィードバック」カテゴリで「カスタマ エクスペリエンス向上プログラム」の選択を解除します。そうしないと、これらのファイルはタイムアウトする可能性があります。
PowerPointリンクのPDFへの変換用のオプションは、Powerpointオプション・ページにあります。
PowerPointには2つのタイプのリンクがあります。1つはすべてのOfficeアプリケーションで同様に動作するハイパーリンクであり、もう一つは動作設定です。MSOfficeConverter.exeでは、次の動作設定がサポートされます。ハイパーリンク: 次のスライド、前のスライド、URL。その他すべてのリンクはハイパーリンクとして挿入する必要があります。
PowerPointファイル内の次のタイプのハイパーリンクをPDFに変換できます。
絶対URLリンク(例 http://www.example.com)。ページ上のターゲットを指定するリンクも使用できます(例 http://idvm001/ibr/portal.htm#target)。絶対URLリンクとして処理されるには、PowerPointはリンクの一部としてhttp://接頭辞を返す必要があります。サポートされるすべてのMicrosoft PowerPointのバージョンでは、このルールが自動的に適用されます。
相対URLリンク(例 ../../../../portal.htm)。これらのリンクには、サーバー名やプロトコル接頭辞は含まれません。
mailtoリンク(電子メール・アドレスへのリンク。例 mailto:support@example.com)。電子メール・リンクとして処理されるには、PowerPointはリンクの一部としてmailto:接頭辞を返す必要があります。サポートされるすべてのMicrosoft PowerPointのバージョンでは、このルールが自動的に適用されます。
しおり(自動生成されたか作成者が生成したしおりへの内部リンク)。
注意: 「Powerpointオプション」パネルには、絶対URLリンクと相対URLリンクに対する個別の設定はありません。「PowerPointのハイパーリンクを処理する」オプションを選択すると、絶対URLリンクおよび相対URLリンクはすべてPDFに変換されます。 |
UNCパス・リンク(例 \\server1\c\TestDocs\MSOfficeXP\word\target.doc)。このオプションは、「Powerpointオプション」パネルでは現在使用できません。この機能を有効にするには、リファイナリ接続のintradoc.cfgファイル(DomainHome\ucm\ibr\bin\intradoc.cfg)で、ProcessPowerPointUncLinks=true
変数を設定する必要があります。一般的に、UNCパスはWebブラウザでは意味を持ちません。UNCパスはURLではありません。したがって、UNCパス・リンクを正しく解決するためには、PDFをWebブラウザ外で開く必要があります。UNCパス・リンクを使用している場合は、クライアント・コンピュータ上のReaderで、PDFファイルをブラウザ外で開くように構成してください。
PowerPointハイパーリンクを処理できるのは、PowerPointプレゼンテーションをSlidesフォーマットで変換する場合のみです。
1つのテキスト行のリンク上のオブジェクト(テキスト・ボックスなど)にリンクを付けることも技術的に可能です。ただし、PDFの構築方法により、オブジェクトに対するリンクのみが生成されるPDFファイルでアクティブになります。論理的には、PDF内の特定のスポットには1つのアクションしか割り当てられないため、一番上のアクションが実行されます。
Inbound RefineryをWindows上で実行している場合にMicrosoft Visioを使用してVisioファイルをPDFに変換するときには、次の点に注意してください。
Visioファイル内でドキュメントの印刷範囲外にある情報は、PDFには変換されません。
部門連係フローチャート・テンプレートを使用して作成されたVisioファイルでは、Visioがファイルを開こうとするとポップアップ・ダイアログが表示されることがあり、リファイナリ・コンピュータ上で手動でこのダイアログが消去されないとリファイナリ・プロセスはタイムアウトします。これを防ぐには、部門連係フローチャート・テンプレートをベースとしてファイルを作成しないでください。Outside Inを使用して、部門連係フローチャート・テンプレートに基づくVisioファイルを変換することはできます。ただし、VisioリンクはOutside Inによって変換されません。
パスワードの必要性が解除されないかぎり、パスワードで保護されたファイルはタイムアウトします。
Visio 2003では、「ツール」→「オプション」→「全般」タブを選択し、「オンライン」カテゴリで「Microsoft Office Online のコンテンツとリンクを表示する」の選択を解除し、また「ツール」→「オプション」→「全般」タブを選択し、「カスタマ フィードバック」カテゴリで「カスタマ エクスペリエンス向上プログラム」の選択を解除します。そうしないと、これらのファイルはタイムアウトする可能性があります。
VisioリンクのPDFへの変換用のオプションは、Visioオプション・ページにあります。
Visioファイル内の次のタイプのリンクをPDFに変換できます。
絶対URLリンク(例 http://www.example.com)。ページ上のターゲットを指定するリンクも使用できます(例 http://idvm001/ibr/portal.htm#target)。Visioでは、他のOfficeアプリケーションでは適用されるリンク・ルールの一部が適用されません。したがって、Visioドキュメントの作成者はリンクの一部としてhttp://接頭辞を使用する必要があります。接頭辞が見つからないと、リンクは相対URLリンクとして変換されます。この場合、PDF内でリンクが希望どおりに生成されない可能性が高くなります。作成者がこの接頭辞を指定しないと、変換エンジンはリンクを相対リンクおよびmailtoリンクと区別できません。
相対URLリンク(例 ../../../../portal.htm)。これらのリンクには、サーバー名やプロトコル接頭辞は含まれません。
mailtoリンク(電子メール・アドレスへのリンク。例 mailto:support@example.com)。Visioでは、他のOfficeアプリケーションでは適用されるリンク・ルールの一部が適用されません。したがって、Visioドキュメントの作成者はリンクの一部としてmailto:接頭辞を使用する必要があります。接頭辞が見つからないと、リンクは相対URLリンクとして変換されます。この場合、PDF内でリンクが希望どおりに生成されない可能性が高くなります。作成者がこの接頭辞を指定しないと、変換エンジンはリンクを絶対リンクおよび相対リンクと区別できません。
しおり(自動生成されたか作成者が生成したしおりへの内部リンク)。「Visioオプション」パネルで「内部Visioリンクの処理」が選択されていると、他のシートへのすべての内部ドキュメント・リンクが生成されるPDFに含まれます。
重要: Visio 2003内の内部リンクが正しく変換されるようにするためには、リンクの作成時にアドレス・フィールドを消去する必要があります。デフォルトでは、アドレス・フィールドにはリンクが存在するファイルのファイル名が挿入されています。消去しないと、リンクは元のファイルへのリンクとして変換され、ユーザーがそのリンクをクリックすると、元のファイルをダウンロードするように求められます。 |
UNCパス・リンク(例 \\server1\c\TestDocs\MSOfficeXP\word\target.doc)。このオプションは、「Visioオプション」パネルでは現在使用できません。この機能を有効にするには、リファイナリ接続のintradoc.cfgファイル(DomainHome\ucm\ibr\bin\intradoc.cfg)で、ProcessVisioUncLinks=true
変数を設定する必要があります。一般的に、UNCパスはWebブラウザでは意味を持ちません。UNCパスはURLではありません。したがって、UNCパス・リンクを正しく解決するためには、PDFをWebブラウザ外で開く必要があります。UNCパス・リンクを使用している場合は、クライアント・コンピュータ上のReaderで、PDFファイルをブラウザ外で開くように構成してください。
すべてのMicrosoft Visioファイルは、プリンタの用紙サイズと向きが、図面のページ・サイズと向きと一致するように設定する必要があります。そうしないと、リンクは正しく変換されません(間違った場所に配置されます)。たとえば、プリンタの用紙が「Letter/Landscape」に設定されている場合、図面のページも「Letter/Landscape」に設定する必要があります。
生成されるPDFファイルでは、Visioリンクに対するホットスポットは、図形を囲む正方形になります(図形自体が正方形ではなくても)。
Word、Excel、PowerPointおよびVisioファイルでは、相対リンクと絶対リンクの両方をPDFに変換できます。
絶対リンクの例:
http://system/ucm/groups/public/documents/addacct/000123.pdf
相対リンクの例:
..\addacct\000123.pdf
リンクの作成時には、絶対リンクと相対リンクにはそれぞれメリットとデメリットがあります。絶対リンクは簡単にコピー・アンド・ペーストできますが、相対リンクでは、コンテンツ・サーバーが新しいコンピュータに移行された場合やIPアドレスとDNS名が変更された場合の問題を排除できます。相対リンクは常に、チェックインするドキュメントのWeb表示可能ファイルの場所に対して相対的になります。
重要: 次の手順は、Microsoft OfficeがインストールされたInbound Refineryで「サードパーティ・アプリケーションを使用してPDFに変換」オプションを使用する場合を示します。この手順は、UNIX上でInbound Refineryを使用する構成には該当しません。 |
Word、Excel、PowerPointおよびVisioドキュメントで相対リンクを使用するには、次の手順を実行します。
リファイナリにログインします。
「変換設定」→「サードパーティ・アプリケーションの設定」を選択します。サードパーティ・アプリケーションの設定ページが表示されます。
サード・パーティ・アプリケーションに対する「オプション」ボタンをクリックします。対応するオプション・ページが表示されます。
「更新」をクリックして変更内容を保存します。
ドキュメントの作成時に、絶対リンクではなく、相対リンクを使用します。これらのリンクは、チェックインするドキュメントに対するWeb表示可能ファイルの場所に対して相対的であることを理解することが重要です。
例1: 同じドキュメント・タイプおよびセキュリティへの相対リンク
ドキュメント000123に対するリンクを作成するとします。ドキュメントがセキュリティ・グループpublicおよびドキュメント・タイプadacctにチェックインされているとすると、ドキュメントのWeb表示可能URLは次のようになります。
http://system/ucm/groups/public/documents/adacct/000123.pdf
次に、ドキュメント000456を同じセキュリティ・グループおよびドキュメント・タイプにチェックインすると、そのWeb表示可能URLは次のようになります。
http://system/ucm/groups/public/documents/adacct/000456.pdf
URLパスは000123と同一であるため、ドキュメント内の000456に対する相対URLリンクは、次のとおりで十分です。
000123.pdf
例2: 異なるドキュメント・タイプへの相対リンク
同じドキュメント名を使用し、ドキュメント000456を同じセキュリティ・グループで別のドキュメント・タイプにチェックインすると、そのWeb表示可能URLは次のようになります。
http://system/ucm/groups/public/documents/adcorp/000456.pdf
これは、000123.pdfを見つけるには、相対URLリンクは1つ上のディレクトリに移動してからadacctに移動する必要があることを意味します。相対URLリンクは次のようになります。
..\adacct\000123.pdf
例3: 異なるドキュメント・セキュリティへの相対リンク
次に、ドキュメント000456のセキュリティ・グループも変更すると、そのWeb表示可能URLは次のようになります。
http://system/ucm/groups/secure/documents/adcorp/000456.pdf
これは、相対URLリンクは3つ上のディレクトリに移動してから、000123.pdfまで下りていく必要があることを意味します。相対URLリンクは次のようになります。
..\..\..\public\adacct\000123.pdf
ドキュメントをコンテンツ・サーバーにチェックインします。ドキュメントのPDFへの変換時には、リファイナリは、チェックインされる各ドキュメントに対するWeb表示可能ファイルの場所に対して相対的なリンクを作成します。
この項の内容は次のとおりです。
PDF変換に関する問題の大半は、次のいずれかのカテゴリに分類されます。
コンテンツ・サーバーへのファイルのチェックイン時にPDFが生成されない。
PDFは生成されるが、出力に問題がある。
PDF変換の問題のトラブルシューティング時には、問題が特定の1つのファイルにのみ関連しているのか、そのタイプのすべてのファイルに関連しているのか、またはすべてのファイルに関連しているのかを、まず特定する必要があります。たとえば、Microsoft ExcelドキュメントのPDFへの変換時に問題が起きる場合、別のMicrosoft Excelドキュメント(できればより小さくて単純なファイル)をチェックインしてみます。問題が特定のファイルでのみ発生する場合は、ファイルの破損、ファイルの設定、フォーマットなど、問題はそのファイル内の何かに関連している可能性が高いでしょう。
PDFが生成されない場合:
コンテンツ・サーバーへのファイルのチェックイン時にPDFが生成されない場合は、次の基本的なトラブルシューティング手順を実行します。
Inbound Refineryとエージェントのログを調べ、変換処理のどのステップ(PostScriptへの印刷、PostScriptからPDFへの変換など)が失敗しているかを特定します。Inbound Refineryとエージェントのログの表示およびエージェントに対する詳細ロギングの有効化の詳細は、Inbound Refinery管理ガイドを参照してください。
ファイルが変換中にタイムアウトする場合は、まず同じタイプの、より小さくて単純な別のファイルをチェックインしてみます。複数のファイルがタイムアウトする場合は、タイムアウト値を調整してから、ファイルを変換用に再送信します。タイムアウト値の構成の詳細は、Inbound Refinery管理ガイドを参照してください。
ファイルがPostScriptに印刷されない場合は、ファイルを手動でPostScriptに印刷してみます。PostScriptへの出力エラーの大半は、次の原因に関連しています。
IDC PDF Converter PostScriptプリンタがインストールされていない。
IDC PDF Converter PostScriptプリンタが正しく命名または設定されていない。
ファイルがPostScriptに正常に出力されるがPDFに変換されない場合は、またまず同じタイプの、より小さくて単純な別のファイルをチェックインしてみます。問題が特定のファイルに固有でない場合、またはファイル内で変換の失敗の原因となっている問題を特定できない場合は、問題は使用しているDistillerエンジンに関連している可能性が高いでしょう。
次の原因により、コンテンツ・アイテムが正しく変換されない、またはまったく変換されないことがあります。
ドキュメント内の情報がドキュメントの印刷範囲外にある: ドキュメントの作成に使用されたネイティブ・アプリケーションおよびシステムの設定方法によっては、ドキュメントはPostScriptファイルに印刷されて、その後そのPostScriptファイルがPDFに変換されます。したがって、ドキュメントの印刷範囲外にあるドキュメントの情報は、生成されるPDFには含まれません。
Inbound Refineryが変換エンジンに適していないファイルを変換しようとしている: たとえば、Microsoft Word以外のアプリケーションで作成されたファイルの拡張子がdocである場合、ドキュメントはMicrosoft Wordで開かれますが、これは正しくありません。したがって、変換は失敗します。
変換に使用されるサード・パーティ・アプリケーションが起動ダイアログ、ヒント・ウィザード、更新通知など、ユーザーによる操作を必要とする項目とともに起動する: これにより、Inbound Refineryはファイルを正しく処理および変換できず、変換はタイムアウトします。サード・パーティ・アプリケーションを変換目的で使用する前に、このような機能はすべてオフにしてください。
Inbound RefineryのJava仮想マシン(JVM)がフリーズしている: これは通常、無効なファイル・フォーマットを変換しようとした場合に発生します。通常は、Inbound Refineryを再起動するとこの問題は解決します。
Inbound Refineryにファイルを処理するために十分な時間がなかった: これは、リポジトリ・マネージャで変換ステータスPassThruをフィルタすることにより検出できます。Inbound Refineryとエージェントのログ・ファイルも確認してください。この問題が今後発生することを防ぐには、Inbound Refineryの管理インタフェースのタイムアウトの設定ページで、適切な変換ファクタの値を増やします。
コンテンツ・アイテムは正しく変換されたが、生成されたPDFファイルをAdobe AcrobatまたはAcrobat Readerで表示できない:古いバージョンのAcrobatを使用している可能性があります。生成されたすべてのPDFファイルを正しく表示するには、Adobe AcrobatまたはAdobe Acrobat Readerの最新バージョンを使用する必要があります。
Microsoft Officeファイルおよびそのファイル内のリンクが正しく変換されない:リンクの書式が正しくないか、Inbound Refineryでサポートされていない可能性があります。詳細は、第3.4項「Microsoft OfficeファイルのPDFへの変換」を参照してください。
Inbound Refineryの設定と実行に関する問題の症状は次のとおりです。
Inbound Refineryがインストールされていますが、ファイルがまったく変換されません。
考えられる原因 | 解決策 |
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コンテンツ・サーバーでファイル・タイプに対してファイル・フォーマットおよび変換方法が設定されていません。 | コンテンツ・サーバーでファイル・フォーマット・ウィザードまたは構成マネージャを使用して、PDF変換に対するファイル・フォーマットおよび変換方法を設定します。詳細は、Inbound Refinery管理ガイドを参照してください。 |
ローカル・プリンタのリストにIDC PDF Converterプリンタが表示されず、ドキュメントはGENWWWのままとなります。サーバーを再起動しても問題は解決しません。
考えられる原因 | 解決策 |
---|---|
Print Spoolerサービスが実行されていない可能性があります。 | このサービスは、IDC PDF Converterプリンタを含む、インストールされているすべてのプリンタを使用可能にします。Windowsの「サービス」コンソール(「コントロール パネル」→「管理ツール」→「サービス」を選択してアクセス)にチェックインして、このサービスが実行されており、自動的に開始されるように設定されていることを確認します。
サービスが実行されていないと、Inbound RefineryはIDC PDF Converterプリンタを検出して使用することができず、ドキュメントはGENWWWのままとなります。Print Spoolerサービスのスタートアップの種類が「自動」に設定されていると、このサービスはコンピュータが起動されるたびに開始されます。 Print Spoolerサービスの開始後、リポジトリ・マネージャを使用して、GENWWWのままとなっているドキュメントを再送信します。その他の変換の問題がなければ、システムはドキュメントをPDFに変換できるようになるはずです。 |
Inbound RefineryでいずれのファイルもPDFに変換されず、次のエラー・メッセージがInbound Refineryのログに記録されます。
変換できません。プリンタ'IDC PDF Converter Printer'がインストールされていません。
考えられる原因 | 解決策 |
---|---|
IDC PDF Converterプリンタがインストールされていません。 | IDC PDF Converterプリンタをインストールします。 |
Inbound RefineryでいずれのファイルもPDFに変換されず、次のエラーがInbound Refineryのログに記録されます。
変換エンジンにエラーが発生したため、ステップMSOfficeToPostscriptでは変換エラーが強制的に通過しました: 変換できません。プリンタ'IDC PDF Converter'による'c:/temp/idcoutput.ps'への出力はありません。
考えられる原因 | 解決策 |
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IDC PDF Converterプリンタが正しいポートに出力していません。 | IDC PDF Converterプリンタが正しいポートに出力するように設定されていることを確認します。デフォルト・ポートはc:\temp\idcoutput.psです。
デフォルト・ポートを変更するには、リファイナリのIntradocDir\bin\ディレクトリにあるintradoc.cfgファイルに |
Inbound Refineryの変換がタイムアウトを繰り返します。
考えられる原因 | 解決策 |
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ファイルがパスワードで保護されています。 | パスワードで保護されたファイルでは変換中にダイアログ・ウィンドウが表示され、ダイアログが手動で消去されないと変換はタイムアウトします。ファイルをチェックインする前に、パスワード保護を解除してください。 |
タイムアウト設定が短すぎます。 | タイムアウト設定を調整します。タイムアウト値の構成の詳細は、Inbound Refinery管理ガイドを参照してください。 |
Microsoft Wordファイルが変換されません。
考えられる原因 | 解決策 |
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自動スペル・チェックと文章校正が原因で変換がタイムアウトしています。 | スペル・チェックと文章校正を自動的に行うExcelのオプションをオフにします。 |
Wordを使用しており、セキュリティ・レベルが高すぎることが原因で変換がタイムアウトしています。 | Wordのセキュリティ・レベルを低に設定します。そうすると、マクロを含むファイルを開いても、マクロを有効化/無効化するように求められません。 |
Word 2003を使用しており、カスタマ・エクスペリエンス向上プログラムが原因で変換がタイムアウトしています。 | 「ツール」→「オプション」→「全般」タブの「オンライン」カテゴリで「Microsoft Office Online のコンテンツとリンクを表示する」の選択を解除し、また「ツール」→「オプション」→「全般」タブの「カスタマ フィードバック」カテゴリで「カスタマ エクスペリエンス向上プログラム」の選択を解除します。 |
Microsoft Excelファイルが変換されません。
考えられる原因 | 解決策 |
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自動計算が原因で変換がタイムアウトしています。 | 計算を自動的に行うExcelのオプションをオフにします。 |
自動スペル・チェックと文章校正が原因で変換がタイムアウトしています。 | スペル・チェックと文章校正を自動的に行うExcelのオプションをオフにします。 |
Excelを使用しており、セキュリティ・レベルが高すぎることが原因で変換がタイムアウトしています。 | Excelのセキュリティ・レベルを低に設定します。そうすると、マクロを含むファイルを開いても、マクロを有効化/無効化するように求められません。 |
Excelを使用しており、カスタマ・エクスペリエンス向上プログラムが原因で変換がタイムアウトしています。 | 「ツール」→「オプション」→「全般」タブの「オンライン」カテゴリで「Microsoft Office Online のコンテンツとリンクを表示する」の選択を解除し、また「ツール」→「オプション」→「全般」タブの「カスタマ フィードバック」カテゴリで「カスタマ エクスペリエンス向上プログラム」の選択を解除します。 |
Microsoft PowerPointファイルが変換されません。
考えられる原因 | 解決策 |
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自動スペル・チェックと文章校正が原因で変換がタイムアウトしています。 | スペル・チェックと文章校正を自動的に行うPowerPointのオプションをオフにします。 |
PowerPointを使用しており、セキュリティ・レベルが高すぎることが原因で変換がタイムアウトしています。 | PowerPointのセキュリティ・レベルを低に設定します。そうすると、マクロを含むファイルを開いても、マクロを有効化/無効化するように求められません。 |
PowerPointを使用しており、カスタマ・エクスペリエンス向上プログラムが原因で変換がタイムアウトしています。 | 「ツール」→「オプション」→「全般」タブの「オンライン」カテゴリで「Microsoft Office Online のコンテンツとリンクを表示する」の選択を解除し、また「ツール」→「オプション」→「全般」タブの「カスタマ フィードバック」カテゴリで「カスタマ エクスペリエンス向上プログラム」の選択を解除します。 |
Microsoft Visioファイルが変換されません。
考えられる原因 | 解決策 |
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Visioを使用しており、カスタマ・エクスペリエンス向上プログラムが原因で変換がタイムアウトしています。 | 「ツール」→「オプション」→「全般」タブの「オンライン」カテゴリで「Microsoft Office Online のコンテンツとリンクを表示する」の選択を解除し、また「ツール」→「オプション」→「全般」タブの「カスタマ フィードバック」カテゴリで「カスタマ エクスペリエンス向上プログラム」の選択を解除します。 |
FrameMakerファイルが変換されません。
考えられる原因 | 解決策 |
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ファイルが構造化FrameMakerファイルです。 | 構造化FrameMakerファイルは変換が失敗する可能性が高くなります。構造化FrameMakerファイルを開くとダイアログ・ボックスが表示され、ダイアログ・ボックスを手動で閉じないかぎり変換はタイムアウトします。 |
WordPerfectファイルが変換されません。
考えられる原因 | 解決策 |
---|---|
ファイルが古いWordPerfectファイルです。 | バージョン6より前のバージョンで作成されたWordPerfectファイルは正しく処理されない可能性があります。これらのファイルをWordPerfectのより新しいバージョンに変換してからチェックインします。 |
Inbound Refineryで生成されたPDFファイルの表示に関する問題の症状は次のとおりです。
Microsoft Internet ExplorerでPDFを開こうとすると、空のPDFファイルが表示されます。
考えられる原因 | 解決策(参照先) |
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埋込み先編集をサポートしていない、Adobe Acrobat Readerの古いバージョンが使用されています。 | http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=http://support.microsoft.com:80/support/kb/articles/q177/3/21.asp&NoWebContent=1 |
低速な接続を使用しているか、サーバーの負荷が高いか、非常に大きいPDFファイルです。 | http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=http://support.microsoft.com:80/support/kb/articles/q177/3/21.asp&NoWebContent=1 |
ActiveXコントロールが破損しています。Adobe Acrobat Reader 4がInternet Explorerで埋込み先編集を使用するためには、Pdf.ocxとPdf.tlbファイルが<acrobat_install_dir>\Program Files\Adobe\Acrobat 4.0\Acrobat\ActiveX\ディレクトリに存在する必要があります。 | http://www.adobe.com/support/ |
WebブラウザでPDFファイルを開こうとすると、次のエラー・メッセージが表示されます。
「...File does not begin with '%PDF-'」
考えられる原因 | 解決策(参照先) |
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PDFファイルの拡張子が.pdfではなく.mmeです。 | http://www.adobe.com/support/ |
PDFファイルの拡張子が.pdfではなく.mmeです。 | http://www.planetpdf.com/mainpage.asp?WebPageID=304 |
Inbound Refineryで生成されたPDFファイルをWebブラウザで表示しようとしても、PDFファイルがブラウザ・ウィンドウ内で開きません。
考えられる原因 | 解決策 |
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Adobe Acrobat ReaderまたはAcrobatの設定 | Acrobat ReaderまたはAcrobatの「Preferences」で、「Web Browser Integration」/「Display PDF in Browser」が設定されていることを確認します。実際の設定は、使用しているAcrobat ReaderまたはAcrobatのバージョンによって異なります。 |
PDFを印刷しようとすると、ドキュメントは印刷されず、次のメッセージが表示されます。「Could not start print job」
考えられる原因 | 解決策 |
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Adobe Acrobat 6.0をインストールしています。Adobe Acrobat 6.0では、ファイル名とURLが256文字を超える場合、PDFを印刷できません。ワークフローやサブスクリプション電子メール通知内のURLは256文字を超えることが頻繁にあります。 | Adobe社はAdobe Acrobat 6.0.1でこの問題を修正しています。この問題を解決するには、Adobe Acrobat 6.0.1以上をダウンロードしてインストールしてください。 |
PDFファイルの表示時に、ページ・サムネイル(PDFファイル内のページのサムネイル)が正しく表示されません。画質が悪いか、グレーの長方形として表示されるか、またはまったく表示されない場合があります。
考えられる原因 | 解決策 |
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Adobe Acrobat Reader 5または6を使用しており、PDFファイルはWebサーバーからバイト・サービングされています。
Acrobat 5から、作成元のアプリケーションでPDFにページ・サムネイルを埋め込むか、表示アプリケーションでレンダリングされたページから動的にサムネイルを作成できるようになりました。 サムネイルがAcrobat Readerで動的に生成される場合、PDFはWebサーバーからバイト・サービングされ、ページ・サムネイルはPDFには埋め込まれません。Readerの一部のバージョンでは、ページ・サムネイルを正しくレンダリングできない場合があります。これは、特定のページの完全なイメージ・データはWebサーバー上にあり、クライアントがサムネイル・イメージのレンダリングに使用できないためです。 また、Acrobat Readerの一部のバージョンでは、Webサーバーからバイト・サービングされるPDFに対するページ・サムネイルが表示されないことがあります。 |
考えられる解決策は次のとおりです。
Acrobat Reader 7以上を使用します。この問題は、Acrobat Reader 7では修正されているようです。 PDFを作成するアプリケーション(使用しているPostScriptからPDFへの変換用のDistillerエンジンまたはその他のサード・パーティ・アプリケーション)で、ページ・サムネイルを埋め込むように構成します。 Webサーバー上でPDFファイルのバイト・サービングを無効にします。 |