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Oracle® WebCenter Content Site Studio Designerユーザーズ・ガイド
11g Release 1 (11.1.1)
B72416-01
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9 定義の操作

テンプレート(ページ・テンプレート、サブテンプレート、リージョン・テンプレート)を使用して、データの表示方法を制御します。定義(プレースホルダ定義、リージョン定義、要素定義)では、表示するデータを制御します。さらに、コントリビュータによるデータの対話処理方法も制御します。

この項の内容は次のとおりです。

9.1 定義について

定義を使用すると、その定義に関連付けられたアセットに何を含めることができるかが規定されます。プレースホルダ定義にはプレースホルダに表示できるリージョン・テンプレート、リージョン定義およびサブテンプレートを指定します。リージョン定義にはリージョン・テンプレートに表示できる要素を指定します。要素定義では、コントリビュータがコントリビュータ・データ・ファイル内のデータをどのように変更できるかを制御します。

この項の内容は次のとおりです。

9.1.1 プレースホルダ定義について

プレースホルダ定義は、表示のためにそのプレースホルダに関連付けられているコンテンツやその他のアセットと各プレースホルダを結び付けるものです。プレースホルダはページ上の単なるマーカーであるため、プレースホルダ定義は、コントリビュータがプレースホルダ内に表示されるコンテンツの編集やレポートの表示などのアクションを実行できるかどうかを判断するのに使用されます。

また、プレースホルダ定義には、プレースホルダの領域(コントリビューション領域とも呼ばれる)内で使用可能なリージョン定義も含まれます。これらのリージョン定義は1つ以上のリージョン・テンプレートと結び付けられます。また、これらのリージョン・テンプレートも、プレースホルダ定義内にリストすることで可用性が制御されます。

サブテンプレートは、複数のプレースホルダ(および関連する他のプレースホルダ定義)が含まれることがあるHTMLのセクションです。このサブテンプレートも、プレースホルダ定義に使用できるようにリストできます。サブテンプレートは、リージョン定義とリージョン・テンプレートのかわりにコントリビューション・リージョンで使用できます。

プレースホルダ定義は、プレースホルダ内で使用可能なリージョン定義を制御します。プレースホルダ定義内により多くのリージョン定義を含めることで、コントリビューション・リージョンに割り当てられたデータ・ファイルの制御手段としてリージョン定義を使用する場合のオプションが多くなります。

リージョン・テンプレート、サブテンプレート、ページ・テンプレートなどのテンプレートは、関連付けられたデータの表示方法を制御する場合に使用します。リージョン定義、プレースホルダ定義、要素定義などの定義は、表示されるデータおよびコントリビュータとそのデータのインタラクション方法を制御します。

詳細は、9.8項「プレースホルダ定義の操作」を参照してください。

9.1.2 リージョン定義について

一般的なリージョン定義には複数の要素が含まれます。また、これらの要素の様々な組合せは、複数の異なるリージョン・テンプレートで使用されます。各リージョン定義には、関連付けられたリージョン・テンプレート上に配置可能な要素のリストが含まれています。これにより、複数のリージョン・テンプレートが同じ要素のグループ(同じデータ・ファイルである必要はありません)にアクセスし、異なる方法で配置できます。

リージョン定義によりコントリビューション・モデルでの要素の使用が制限されるため、リージョン定義用の適切なネーミング規則に従うことが特に重要です。リージョン定義の数は、他のどのサイト・アセットよりも多くなる可能性があります。適切なネーミング規則を使用すると、複数のリージョン定義を開いてそれぞれの正確な用途を確認しなくても、作成した様々なリージョン・テンプレートに最適な定義を判別できます。

リージョン・テンプレートを作成するときにはリージョン定義と関連付ける必要があるため、リージョン定義を最初に作成してからリージョン・テンプレートを作成することをお薦めします。

詳細は、A.42項「「リージョン定義」ダイアログ」および9.9項「リージョン定義の操作」を参照してください。

9.1.3 要素定義について

要素は、コントリビュータでのデータの編集方法を定義するために使用されるオブジェクトです。使用できる要素は、WYSIWYG(What You See Is What You Get)、プレーン・テキスト、イメージのみ、静的リストおよび動的リストです。データ駆動型サイト作成の処理など、様々な状況で使用可能なカスタム要素を作成することもできます。

9.2 新規定義の作成

定義を作成するには、次の手順を実行します。

  1. 「サイト・アセット」ペインのメニューで、定義タイプを選択します。

  2. 「新規作成」アイコン(図9-1)をクリックし、「新規」を選択し、定義タイプを選択します。

    「情報の割当てフォーム」が開き、アイテムをコンテンツ・サーバーにチェックインできます。

    図9-1 「新規作成」アイコン

    「新規作成」アイコン
  3. 「情報の割当てフォーム」に適切な値を入力します。

    Site Studioアセットの名前指定のガイドラインは、4.2項「サイト・アセットの命名」を参照してください。

  4. 入力したら、「情報の割当て」をクリックします。

  5. 定義が作成されます。

9.3 定義の編集

各定義の編集では、異なるインタフェースを使用します。各インタフェースは、操作している定義のタイプに固有の変更を行う場合の簡易性を最大化します。

この項の内容は次のとおりです。

9.3.1 プレースホルダ定義の編集

プレースホルダ定義には、コントリビューション・リージョンで使用するコンテンツの制御に使用するリージョン定義、リージョン・テンプレートおよびサブテンプレートが含まれている必要があります。

プレースホルダ定義を編集するには、次の手順を実行します。

  1. 「サイト・アセット」ペインのメニューで、「プレースホルダ定義」を選択します。

  2. 編集するプレースホルダ定義をリストから選択し、「編集」アイコン(図9-2)をクリックします。

    「プレースホルダ定義」ダイアログが開きます。詳細は、A.72項「「プレースホルダ定義」ダイアログ」および9.8項「プレースホルダ定義の操作」参照してください。

    図9-2 「編集」アイコン

    「編集」アイコン
  3. プレースホルダ定義の説明を入力します。プレースホルダ定義には適切なネーミング規則を使用する必要があります。名前からプレースホルダ定義の用途がわかれば、使用を検討するたびにそのプレースフォルダ定義を表示する必要がなくなります。

  4. プレースホルダ定義で許可するアクションを選択または選択解除します。これらのすべてのアクションは、コントリビュータによるコントリビューション・リージョンの操作に影響を与えます。

  5. リージョン定義とリージョン・テンプレートを追加するには、「許可されたリージョン定義」で「追加」をクリックします。

  6. サブテンプレートを追加するには、「許可されたサブテンプレート」で「追加」をクリックします。

  7. 選択したリージョン定義、リージョン・テンプレートまたはサブテンプレートを必要に応じて削除するには、該当するセクションで「削除」をクリックします。

プレースホルダ定義の編集時には、リージョン定義、リージョン・テンプレートおよびサブテンプレートを考慮する必要があります。

詳細は、A.72項「「プレースホルダ定義」ダイアログ」および9.8項「プレースホルダ定義の操作」参照してください。

9.3.2 リージョン定義の編集

リージョン定義が作成されたら、それを開いて必要な要素定義を含めることができます。

リージョン定義を編集するには、次の手順を実行します。

  1. 「サイト・アセット」ペインのメニューで、「リージョン定義」を選択します。

  2. 編集するリージョン定義をリストから選択し、「編集」アイコン(図9-3)をクリックします。

    「リージョン定義」ダイアログが開きます。詳細は、A.42項「「リージョン定義」ダイアログ」を参照してください。

    図9-3 「編集」アイコン

    「編集」アイコン
  3. リージョン定義の説明を入力します。

  4. リージョン定義に要素を追加するには、「追加」をクリックします。

    「要素」ダイアログが開きます。

    要素に指定した「名前」は、リージョン定義内とこのリージョン定義を参照する他のサイト・アセットで、要素の識別に使用されます。

    要素定義に指定した「ラベル」は、コントリビュータでの要素の名前になります(ツールバーに表示)。

    要素に入力した「情報」は、コントリビュータがマウスを「ラベル」に置いたときにツールチップとして開きます。

  5. 要素を削除するには、要素を選択して「削除」をクリックします。

  6. リージョン定義内での要素の順序を変更するには、要素を選択して、「上に移動」または「下に移動」をクリックします。

    このリージョン定義に基づくコントリビューション・リージョンに対してコントリビュータが起動されると、この順序に従って要素が表示されます。

このダイアログで、リージョン定義に含める要素をすべて追加する必要があります。リージョン・テンプレートとリージョン定義が関連付けられると、これらの要素定義をリージョン・テンプレートで使用および配置できます。

詳細は、9.9項「リージョン定義の操作」を参照してください。

9.3.3 要素定義の編集

要素定義を編集するには、次の手順を実行します。

  1. 「サイト・アセット」ペインのメニューで、「要素定義」を選択します。

  2. 編集する要素定義をリストから選択し、「編集」アイコン(図9-4)をクリックします。

    選択した要素定義を編集できるダイアログが開きます。要素タイプに応じて、次のいずれかの画面が開きます。

    図9-4 「編集」アイコン

    「資産の編集」アイコン
  3. 要素定義の「情報」を入力します。これは、要素定義をどのように設定したかを思い出せるようにするための、要素の簡単な説明です。ここに入力した情報によって、要素定義の具体的な設定内容を一目で思い出せるようにします。これは、類似した要素定義を複数作成して、それぞれの「アクション」の設定がわずかに異なる場合に特に便利です。

  4. 選択した要素定義に対してコントリビュータに許可するアクションを選択または選択解除します。

カスタム要素を作成する場合、プロセスは異なります。

それぞれの場合で、編集作業の中心は、コントリビュータがツールバーで使用できるオブジェクトを選択することです。定義する各要素には独自のツールバーがあり、そのツールバーに表示されるもの(たとえば、フォント・サイズ、フォント・スタイル、段落の書式設定などを変更できるツールバー・ボタンなど)は、要素定義の「アクション」リストでチェック・ボックスを選択または選択解除すると定義されます。

ユーザーが異なるインスタンスで異なるツールバーを表示できるように、各タイプに複数の定義を作成することをお薦めします。各要素定義で変更可能なアクションの詳細は、前述の個別の画面を参照してください。

9.4 定義のコピー

すでに作成した定義を簡単にコピーできるため、プレースホルダ定義の設定内容の一部を変更するだけでアセットをすばやく作成できます。

定義をコピーするには、次の手順を実行します。

リストからの定義のコピー

  1. 「サイト・アセット」ペインのメニューで、定義タイプを選択します。

  2. コピーする定義をリストから選択します。

  3. 「新規作成」アイコン(図9-5)をクリックし、「コピー」「選択済」を選択します。

    「情報の割当てフォーム」が開き、アイテムをコンテンツ・サーバーにチェックインできます。

    図9-5 「新規作成」アイコン

    「新規作成」アイコン
  4. 「情報の割当てフォーム」に適切な値を入力します。

  5. 入力したら、「情報の割当て」をクリックします。

  6. 定義がコピーされます。

定義がコピーされたら、開いて編集できます。

サーバーからの定義のコピー

  1. 「サイト・アセット」ペインのメニューで、定義タイプを選択します。

  2. 「新規作成」アイコン(図9-5)をクリックし、「コピー」「サーバーから」を選択します。

    検索結果ページが開きます。

  3. コピーする変換定義に対応する「選択」ボタンをクリックします。

    「情報の割当てフォーム」が開き、アイテムをコンテンツ・サーバーにチェックインできます。

  4. 「情報の割当てフォーム」に適切な値を入力します。

  5. 入力したら、「情報の割当て」をクリックします。

  6. 定義がコピーされます。

ローカル・インスタンスからの定義のコピー

  1. 「サイト・アセット」ペインのメニューで、定義タイプを選択します。

  2. 「新規作成」アイコン(図9-5)をクリックし、「コピー」「ローカルから」を選択します。

    「ファイルを開く」ダイアログが開きます。

  3. ローカル・インスタンスで、コピーする定義に移動します。

  4. 定義を選択し、「開く」をクリックします。

    「情報の割当てフォーム」が開き、アイテムをコンテンツ・サーバーにチェックインできます。

  5. 「情報の割当てフォーム」に適切な値を入力します。

  6. 入力したら、「情報の割当て」をクリックします。

  7. 定義がコピーされます。

9.5 定義のコンテンツ情報の表示

定義のコンテンツ情報を表示するには、次の手順を実行します。

  1. 「サイト・アセット」ペインのメニューで、定義タイプを選択します。

  2. リストから定義を選択します。

  3. 「ドキュメント情報」アイコン(図9-6)をクリックします。

    コンテンツ情報ページが開きます。

    図9-6 「ドキュメント情報」アイコン

    「ドキュメント情報」アイコン

9.6 サイトへの定義の追加

サイトに定義を追加するには、次の手順を実行します。

  1. 「サイト・アセット」ペインのメニューで、定義タイプを選択します。

  2. 「サイトに追加」アイコン(図9-7)をクリックします。

    検索結果ページが開きます。

    図9-7 「サイトに追加」アイコン

    「サイトに追加」アイコン
  3. 追加する定義を選択し、「Site Studio」「印の付いたドキュメントを選択」をクリックします。

  4. 構成に応じて、既存のアセットをサイトに追加しようとしていることを示す警告が表示される場合があります。「OK」をクリックします。

    定義がWebサイトに関連付けられ、定義を開いて編集できるようになります。

9.7 サイトからの定義の削除

サイトから定義を削除するには、次の手順を実行します。

  1. 「サイト・アセット」ペインのメニューで、定義タイプを選択します。

  2. 削除する定義をリストから選択し、「サイトから削除」アイコン(図9-8)をクリックします。

    定義を削除すると、そのサブテンプレートはサイトからのみ削除され、コンテンツ・サーバーからは削除されません。

    図9-8 「サイトから削除」アイコン

    「サイトから削除」アイコン

9.8 プレースホルダ定義の操作

ページ・テンプレートにプレースホルダを挿入する場合、プレースホルダはコンテンツの表示場所を示す単なる名前付きのマーカーです。プレースホルダ定義では、プレースホルダでデータをどのように開くかが制御されます。さらにプレースホルダでは、コントリビュータがワークフローでアセットを承認または却下できるかどうか、コントリビュータがWebレポートを参照できるかどうか、コントリビュータがプレースホルダ内のアセットを編集できるかどうかなどが制御されます。

プレースホルダ名とプレースホルダ定義間の関係をマッピングと呼びます。新しいプレースホルダを作成するときに、デフォルトとして使用するプレースホルダ定義がこのマッピングを使用して決まります。

マッピングを設定する方法は4つあります。デフォルト・マッピングは、「Webサイト・プロパティ」の「デフォルトのプレースホルダ定義」で定義されます。他の3つのマッピングが定義されていない場合、ここで作成されたマッピングがプレースホルダ定義とプレースホルダ名の間で使用されます。

「プレースホルダ定義マッピング」ダイアログ(A.73項「「プレースホルダ定義マッピング」ダイアログ」を参照)で作成されるグローバル・マッピングでは、サイト全体にわたるプレースホルダ名のデフォルト・マッピングが確立されます。プレースホルダ名は複数セクションの複数テンプレートで使用できますが、同じマッピングが適用されます。

セクション・プロパティのマッピングは、セクション・プロパティの「プライマリ・ページ・プレースホルダ定義マッピング」と「セカンダリ・ページ・プレースホルダ定義マッピング」で定義します。このマッピングが行われたセクションでは、プレースホルダが使用される他のセクションとは異なるマッピングが使用されます。グローバル・マッピングとデフォルト・マッピングはセクション・プロパティのマッピングにより上書きされますが、タグ内のマッピングは上書きされません。

4つ目のマッピング作成方法では、プレースホルダ・タグ自身にマッピングが定義されます。この種類のマッピングでは、グローバル・マッピングを含む他のすべてのマッピングが上書きされます。プレースホルダ・タグにマッピングを定義する場合、プレースホルダ・タグの変更は「ソース」ビューで行います。この方法のマッピングを使用すると、ページ・テンプレートが使用されるたびに、テンプレートのプレースホルダでは、ページ・テンプレートが使用されるWebサイトの場所に関係なく、指定されたプレースホルダ定義が常に使用されます。

プレースホルダによって特定されるコントリビューション・リージョンに含めるもの、およびサイト上のコントリビューション・リージョンの表示方法を定義するには、リージョン・テンプレートとリージョン定義(3.10項「リージョン・テンプレートとリージョン定義」を参照)を使用します。ページ・テンプレートには複数のプレースホルダを含めることができます。各プレースホルダは、ページ上のコントリビューション・リージョンを表します。プレースホルダに関連付けられるファイルはありません。つまり、コンテンツ・サーバーにプレースホルダ・ファイルはありません。

この項の内容は次のとおりです。

9.8.1 デフォルトのプレースホルダ定義の指定

デフォルトのプレースホルダ定義は、他のマッピングが適用されていない場合に使用されるプレースホルダ定義です。これは、包括的な定義とみなされます。

デフォルトのプレースホルダ定義を指定するには、次の手順を実行します。

  1. 「Webサイト・プロパティ」の「デフォルトのプレースホルダ定義」をクリックします。

  2. 表示される「追加情報」アイコンをクリックします。

    コンテンツ・サーバーの検索が開き、使用可能なプレースホルダ定義が示されます。

  3. デフォルトとして使用するプレースホルダ定義を選択します。

  4. 「Webサイト・プロパティ」にデフォルトのプレースホルダ定義が表示されます。

9.8.2 グローバル・プレースホルダ定義マッピングの作成

使用可能なグローバル・プレースホルダ・マッピングのリストは「プレースホルダ定義マッピング」ダイアログで定義します(A.73項「「プレースホルダ定義マッピング」ダイアログ」を参照)。このダイアログにアクセスするには、メニュー・バーの「ツール」を選択し、「プレースホルダ定義マッピングの定義」を選択します。プレースホルダ・マッピングを使用すれば、プレースホルダがプライマリとセカンダリのどちらのページで使用されるかによって、プレースホルダの定義を変えることができます。マッピングはWebサイトのプロジェクト・ファイルに格納されます。

グローバル・プレースホルダ定義マッピングは、「Webサイト・プロパティ」のデフォルトのプレースホルダ定義として作成されたマッピングを上書きします(9.8.1項「デフォルトのプレースホルダ定義の指定」を参照)。

グローバル・プレースホルダ・マッピングを作成するには、次の手順を実行します。

  1. メニュー・バーから「ツール」「プレースホルダ定義マッピングの定義」を選択します。

    プレースホルダ・マッピング・ダイアログ(A.73項「「プレースホルダ定義マッピング」ダイアログ」を参照)が開きます。

  2. 「追加」をクリックして、新規マッピングを作成します。

    「プレースホルダ定義マッピングの定義」ダイアログが開きます(A.74項「「プレースホルダ定義マッピングの定義」ダイアログ」を参照)。

  3. わかりやすく、どのようなマッピングかを把握できるプレースホルダ名を入力します。プライマリ・ページとセカンダリ・ページのプレースホルダによって使用されるプレースホルダ定義を、2つのメニューで入力します。プライマリ・ページまたはセカンダリ・ページ、あるいはその両方に対して入力できます。

  4. 「OK」をクリックします。

  5. 入力したプレースホルダの定義は、プレースホルダ・マッピング・ダイアログに表示され、プレースホルダを挿入するときに選択できます。

9.8.3 セクション・プロパティのプレースホルダ定義マッピングの作成

セクション・プロパティのプレースホルダ定義マッピングには、プレースホルダ名とプレースホルダ定義間のマッピングがリストされます。このマッピングが含まれるセクションでは、プレースホルダが使用される他のセクションとは異なるマッピングが使用されます。

グローバル・プレースホルダ定義マッピングとデフォルトのプレースホルダ定義は、セクション・プロパティのプレースホルダ定義マッピングによって上書きされます。

このセクション・プロパティを作成するには、ダイアログを使用する方法と、プレースホルダ名とプレースホルダ定義をセクション・プロパティに直接入力する方法の2つがあります。ダイアログでは、わかりやすいユーザー・インタフェースが使用されます。

ダイアログを使用してセクション・プロパティのプレースホルダ定義マッピングを作成するには、次の手順を実行します。

  1. 階層の適切なセクション内にあるページ・テンプレートを右クリックします。メニューの「プレースホルダ・セクション・プロパティ」を選択します。

    「プレースホルダ・セクション・プロパティ」ダイアログが開きます(A.70項「「プレースホルダ・セクション・プロパティ」ダイアログ」を参照)。

  2. 「追加」をクリックします。

    プレースホルダ・セクション・プロパティの編集ダイアログが開きます(A.71項「プレースホルダ・セクション・プロパティの編集ダイアログ」を参照)。

  3. 「名前」と「プレースホルダ定義ID」を入力します。リージョン・テンプレート、サブテンプレートまたはコントリビュータ・データ・ファイルをセクション・プロパティに含める場合、それらも追加します。

  4. 「OK」をクリックして、プレースホルダ・セクション・プロパティの編集ダイアログを閉じます。

    セクション・プロパティのプレースホルダ名マッピングが作成されます。

  5. 「OK」をクリックして、「プレースホルダ・セクション・プロパティ」ダイアログを閉じます。

セクション・プロパティのプレースホルダ定義マッピングをセクション・プロパティに直接作成するには、次の手順を実行します。

  1. マッピングの作成先のセクションのセクション・プロパティを表示します。

  2. 「プライマリ・ページ・プレースホルダ定義マッピング」でプレースホルダ名とプレースホルダ定義を次の形式で入力します。

    name=contentID
    

    nameはプレースホルダ名、contentIDはプレースホルダ定義のコンテンツIDです。複数のプレースホルダ名とプレースホルダ定義を入力するには、次のようにアンパサンド('&')を各ペアの間に挿入します。

    name1=contentID1&name2=contentID2&name3=contentID3
    
  3. セカンダリ・ページについては、「セカンダリ・ページ・プレースホルダ定義マッピング」に対してプレースホルダ名とプレースホルダ定義を入力します。名前と定義のペアは、「プライマリ・ページ・プレースホルダ定義マッピング」のように複数入力できます。

  4. 「プライマリ・ページ・プレースホルダ定義マッピング」と「セカンダリ・ページ・プレースホルダ定義マッピング」がセクション・プロパティに表示されます。

9.8.4 プレースホルダ・タグへのプレースホルダ定義の直接指定

プレースホルダ・タグにプレースホルダ定義が明示的に指定されるようにプレースホルダ・タグを記述することができます。この直接指定はページ・テンプレートが使用されるたびに使用されます。

プレースホルダ定義とプレースホルダ・タグをこの方法で関連付けると、他のすべてのプレースホルダ定義マッピングが上書きされます。

プレースホルダ・タグにプレースホルダ定義を直接指定するには、次の手順を実行します。

  1. プレースホルダを含むページ・テンプレートを開きます。

  2. 「ソース・ビュー」タブをクリックします。

  3. 次のように、プレースホルダ・タグにマッピングを入力します。

    <!--$wcmPlaceholder("Sales", "placeholderDefinitionDocName=placedef_salescontact")-->
    

    この例では、プレースホルダ名がSalesで、プレースホルダ定義のコンテンツIDがplacedef_salescontactになります。

  4. これでタグにマッピングが作成されます。

「プレースホルダの定義」ダイアログで(A.75項「「プレースホルダの定義」ダイアログ」を参照)、タグに書き込むプレースホルダ定義を割り当てることもできます。

  1. プレースホルダを含むページ・テンプレートを開きます。

  2. プレースホルダをダブルクリックします。

    「プレースホルダの定義」ダイアログが開きます。

    新規プレースホルダを挿入することもできます。

  3. メニューに表示された名前は、選択したプレースホルダの名前です(新規プレースホルダでない場合)。「オプションでテンプレートにプレースホルダ定義を指定」チェック・ボックスを選択します。

    ダイアログが展開されます。メニューからプレースホルダ・タグにマップするプレースホルダ定義を選択します。

  4. これでタグにマッピングが作成されます。

9.8.5 グローバル・プレースホルダ定義へのプレースホルダの関連付け

プレースホルダ・マッピングを作成している場合、プレースホルダ定義は、マッピングに従って作成したプレースホルダに関連付けられます。

プレースホルダで異なるプレースホルダ定義を使用することで、異なるサブテンプレートやリージョン・テンプレートを使用できるようになります。また、コントリビュータは、プレースホルダのいくつかのインスタンスを編集で使用したり、プレースホルダ定義に定義されたその他の側面で使用できるようになります。

プレースホルダをグローバル・プレースホルダ定義に関連付けるには、次の手順を実行します。

  1. プレースホルダをページ・テンプレートに挿入します(8.4項「プレースホルダの挿入」を参照)。

  2. プレースホルダを挿入すると、「プレースホルダの定義」ダイアログ(A.75項「「プレースホルダの定義」ダイアログ」を参照)が開きます。プレースホルダ名を選択します。

  3. 「OK」をクリックします。

  4. これでプレースホルダ定義がプレースホルダに関連付けられます。

9.8.6 プレースホルダ定義へのリージョン定義の追加

プレースホルダ定義には、プレースホルダに関連付けられた(使用可能な)リージョン定義、リージョン・テンプレート、サブテンプレートがリストされます。リージョン定義をプレースホルダ定義に追加したり、プレースホルダ定義から削除したりする作業は非常に簡単です。

リージョン定義がプレースホルダに関連付けられている場合、コントリビュータはそのリージョン定義に関連付けられた要素のみを使用できます。これは、リージョン・コンテンツまたはリージョン・テンプレートを切り替えるためのアクセス権をコントリビュータに与える場合に特に重要です。

リージョン定義をプレースホルダ定義に関連付けるには、次の手順を実行します。

  1. 「サイト・アセット」ペインでプレースホルダ定義を開きます。

    「プレースホルダ定義」ダイアログ(A.72項「「プレースホルダ定義」ダイアログ」を参照)が表示されます。

  2. 「許可されたリージョン定義」ペインで、「追加」をクリックします。

    「リージョン定義の選択」ダイアログが表示されます。

  3. リージョン定義を選択して、「OK」をクリックします。

  4. これでリージョン定義がプレースホルダ定義に関連付けられます。

リージョン定義を追加したら、リージョン・テンプレートを追加してその定義に関連付けることができます。

プレースホルダ定義からリージョン定義を削除するには、次の手順を実行します。

  1. 「サイト・アセット」ペインでプレースホルダ定義を開きます。

    「プレースホルダ定義」ダイアログ(A.72項「「プレースホルダ定義」ダイアログ」を参照)が表示されます。

  2. 「許可されたリージョン定義」ペインで、リージョン定義を選択します。

  3. 「削除」をクリックします。

  4. これでリージョン定義がプレースホルダ定義から削除されます。

9.8.7 プレースホルダ定義へのリージョン・テンプレートの関連付け

プレースホルダ定義には、プレースホルダに関連付けられた(使用可能な)リージョン定義、リージョン・テンプレート、サブテンプレートがリストされます。リージョン定義をプレースホルダ定義に追加したり、プレースホルダ定義から削除したりする作業は非常に簡単です。

リージョン・テンプレートをプレースホルダに関連付けると、そのリージョン・テンプレートと使用するリージョン定義によって、データを表示する要素定義を定義でき、またそのリージョン・テンプレートと使用するリージョン定義をコントリビュータで使用できるようになります。リージョン・テンプレートは要素の特定のレイアウトを定義するために使用します。リージョン・テンプレートを追加する場合は、そのリージョン・テンプレートを、プレースホルダ定義にすでに含まれているリージョン定義に関連付ける必要があります。

リージョン・テンプレートをプレースホルダ定義に関連付けるには、次の手順を実行します。

  1. 「サイト・アセット」ペインでプレースホルダ定義を開きます。

    「プレースホルダ定義」ダイアログ(A.72項「「プレースホルダ定義」ダイアログ」を参照)が開きます。

  2. 「許可されたリージョン定義」ペインで、リージョン・テンプレートを使用するリージョン定義を選択します。

  3. 「許可されたリージョン・テンプレート」ペインで、「追加」をクリックします。

    「リージョン・テンプレートの選択」ダイアログが開きます。

  4. リージョン定義を選択して、「OK」をクリックします。

  5. これでリージョン定義がプレースホルダ定義に関連付けられます。

「リージョン・テンプレートの選択」ダイアログには、リージョン定義に関連付けられたリージョン・テンプレートのみが表示されます。リージョン・テンプレートとリージョン定義間の関連付けは、メタデータとしてリージョン・テンプレートに格納されます。

リージョン・テンプレートをデフォルトにするには、次の手順を実行します。

  1. 「サイト・アセット」ペインでプレースホルダ定義を開きます。

    「プレースホルダ定義」ダイアログ(A.72項「「プレースホルダ定義」ダイアログ」を参照)が開きます。

  2. 「許可されたリージョン定義」ペインで、リージョン定義を選択します。

    「許可されたリージョン・テンプレート」ペインに、関連付けられたリージョン・テンプレートが表示されます。

  3. 「許可されたリージョン・テンプレート」ペインで、リージョン定義を選択します。

  4. 「デフォルトの作成」をクリックします。

  5. これで、このプレースホルダ定義内では、このリージョン・テンプレートが、選択したリージョン定義のデフォルト・テンプレートとなります。

プレースホルダ定義からリージョン・テンプレートを削除するには、次の手順を実行します。

  1. 「サイト・アセット」ペインでプレースホルダ定義を開きます。

    「プレースホルダ定義」ダイアログ(A.72項「「プレースホルダ定義」ダイアログ」を参照)が表示されます。

  2. 「許可されたリージョン・テンプレート」ペインで、リージョン・テンプレートを選択します。

  3. 「削除」をクリックします。

  4. これでリージョン・テンプレートがプレースホルダ定義から削除されます。

9.8.8 プレースホルダ定義へのサブテンプレートの関連付け

プレースホルダ定義には、プレースホルダに関連付けられた(使用可能な)リージョン定義、リージョン・テンプレート、サブテンプレートがリストされます。サブテンプレートをプレースホルダ定義に追加したり、プレースホルダ定義から削除したりする作業は非常に簡単です。

プレースホルダに関連付けられたサブテンプレートを使用する場合、最終的なWebページには、サイト・アセットおよびサブテンプレート上のすべてのプレースホルダが表示されます。サブテンプレートは必ずしも使用する必要はありません。

サブテンプレートは、静的アセットとプレースホルダで構成されるHTMLの任意のセクションとすることができ、それぞれに独自の定義を含めることができます。これは、リージョン・コンテンツまたはリージョン・テンプレートを切り替えるためのアクセス権をコントリビュータに与える場合に特に重要です。

サブテンプレートをプレースホルダ定義に関連付けるには、次の手順を実行します。

  1. 「サイト・アセット」ペインでプレースホルダ定義を開きます。

    「プレースホルダ定義」ダイアログ(A.72項「「プレースホルダ定義」ダイアログ」を参照)が表示されます。

  2. 「許可されたサブテンプレート」ペインで、「追加」をクリックします。

    「サブテンプレートの選択」ダイアログが表示されます。

  3. サブテンプレートを選択して、「OK」をクリックします。

  4. これでサブテンプレートがプレースホルダに関連付けられます。

サブテンプレートをプレースホルダ定義から削除するには、次の手順を実行します。

  1. 「サイト・アセット」ペインでプレースホルダ定義を開きます。

    「プレースホルダ定義」ダイアログ(A.72項「「プレースホルダ定義」ダイアログ」を参照)が表示されます。

  2. 「許可されたサブテンプレート」ペインで、サブテンプレートを選択します。

  3. 「削除」をクリックします。

  4. これでサブテンプレートがプレースホルダ定義から削除されます。

9.9 リージョン定義の操作

各リージョン定義には、関連付けられた要素定義のリストが含まれます。この定義リストは、リージョン・テンプレートとリージョン定義が関連付けられた後にリージョン・テンプレートのレイアウト内で使用できる、すべての要素のリストです。

リージョン・テンプレートでは、リージョン定義内で使用可能なすべての要素を使用する必要はありません。通常、リージョン・テンプレートには一部の要素が表示されます。ただし、コントリビュータを起動すると、関連付けられたリージョン・テンプレートに表示されるかどうかに関係なく、すべての要素がエディタに表示されます。

リージョン・テンプレートとリージョン定義間の関連付けは、リージョン・テンプレートのxRegionDefinitionメタデータに格納されます。

リージョン定義への要素定義の関連付け

リージョン定義には、リージョン・テンプレートで使用可能な要素定義がリストされます。要素定義をリージョン定義に追加したり、リージョン定義から削除したりする作業は非常に簡単です。

要素定義をリージョン定義に関連付けるには、次の手順を実行します。

  1. 「サイト・アセット」ペインでリージョン定義を開きます。

    「リージョン定義」ダイアログ(A.42項「「リージョン定義」ダイアログ」を参照)が表示されます。

  2. 「追加」をクリックします。

    「要素」ダイアログ(A.43項「「要素」ダイアログ」を参照)が表示されます。

  3. 要素の情報を入力し(適切なネーミング規則を使用して、使用時に要素定義を簡単に把握できるようにする)、メニューから要素定義を選択して、「OK」をクリックします。

  4. これで要素定義がリージョン定義に関連付けられます。

要素定義は、リージョン定義に埋め込むこともできます。要素定義を埋め込む場合、名前付きの要素定義の単一インスタンスをリージョン定義内に作成します。これは、参照によって要素定義を含める方法で実行されるグローバル変更による影響を受けません。

要素定義をリージョン定義に埋め込むには、「要素」ダイアログで(A.43項「「要素」ダイアログ」を参照)、要素定義をリージョン定義に埋込みチェック・ボックスを選択し、通常どおりに要素定義の追加作業を行います。

要素定義をリージョン定義から削除するには、次の手順を実行します。

  1. 「サイト・アセット」ペインでリージョン定義を開きます。

    「リージョン定義」ダイアログ(A.42項「「リージョン定義」ダイアログ」を参照)が表示されます。

  2. 要素定義を選択します。「削除」をクリックします。

  3. これで要素定義がリージョン定義から削除されます。

リージョン定義は、Webサイトで使用するコンテンツのタイプを定義します。リージョン定義は基本的に個々の要素のグループであり、特定のサイトのコンテンツ・タイプに対して再利用可能な様々な情報チャンクを定義します。

リージョン定義では、サイトの構成部分(要素)の観点でサイトのコンテンツ・タイプが定義されます。また、コントリビュータに関連付けられたコントリビューション・リージョンでコントリビュータが使用できる、コンテンツの作成オプションと切替えオプションも指定されます。たとえば、コントリビューション・リージョンのコンテンツの切替えをコントリビュータに許可するようコントリビューション・リージョンを設定する場合、サーバー上の既存のコントリビュータ・データ・ファイルのみ(ネイティブ・ドキュメントや新しいコントリビュータ・データ・ファイルではない)の使用をコントリビュータに許可できます(コントリビュータがコントリビューション・リージョン内のコンテンツを実際に切り替えることができるかどうかは、プレースホルダ定義で制御します)。最後に、リージョン定義では、コントリビューション・リージョン内のコンテンツがコンテンツ・サーバーにチェックインされるときのコンテンツのデフォルト・メタデータも設定されます。

9.10 要素定義の操作

各要素定義を使用して、ツールバーおよび含める必要のあるすべてのカスタマイズ・スクリプトと検証スクリプトを指定します。これらのスクリプトは、各要素定義を作成するときに含めます。

要素は要素定義によって制御されます。要素とは、基本的にその要素に関連付けられる要素定義のインスタンス化です。要素定義には、Webページ上の要素に対してコントリビュータが実行できる編集操作(特に、コントリビュータ・エディタで実行できる編集機能)が指定されます。要素定義は個別に管理されるサイト・アセットです。つまり、要素定義はWebサイト内またはWebサイト間(すべてのサイトが同じコンテンツ・サーバーで管理される場合)で再利用できます。同じタイプの要素に異なる要素定義を関連付けて、要素の使用環境のコンテキストに応じてコントリビュータに異なる編集環境を提供できます。同様に、複数の要素で同じ要素定義を共有することもできます。これにより、各要素に対する同じ編集操作をコントリビュータに提供できます。

9.11 デザイナでの定義の表示

デザイナには定義を表示する2つの方法(「ソース」ビューと「フォーム」ビュー)があります。それぞれ、デザイナでそのテンプレートを操作するときに各定義を異なる方法で参照します。

デザイナ・ワークスペースの各定義ウィンドウの下部に、2つのタブがあります。タブを選択して、その定義の「ソース」ビューまたは「フォーム」ビューを選択します。

この項の内容は次のとおりです。

9.11.1 「フォーム」ビュー

「フォーム」ビューは、定義を操作するためのグラフィカル・ユーザー・インタフェースです。「フォーム」ビューを使用して、各定義の様々なオプションをダイアログ内で簡単に変更できます。「フォーム」ビューの変更に使用可能なすべてのオプションは、「ソース」ビューでも使用できます。

「フォーム」ビューでは、ダイアログが表示され、そこで定義(要素定義、リージョン定義、プレースホルダ定義、変換定義など)のプロパティを設定できます。図9-9の例では、「フォーム」ビューにリージョン定義が表示されています。ほとんどのフォーム・ビューには「ヘルプ」ボタンがあり、クリックすると現在のフォームに関するコンテキスト依存ヘルプ情報が表示されます。

図9-9 「フォーム」ビュー(リージョン定義)

図9-9の説明が続きます
「図9-9「フォーム」ビュー(リージョン定義)」の説明

9.11.2 「ソース」ビュー

「ソース」ビューには、定義のコードが表示されます。

図9-10 「ソース」ビュー

Webページのテンプレートの「ソース」ビュー

「ソース」ビューの情報は、次のように色分けされたテキストとして表示されます。

  • 黒は、XMLコード、HTMLタグ属性およびWebページに表示されるテキストに使用されます。

  • 紫は、HTMLタグに使用されます。

  • 青は、HTMLタグ属性値に使用されます。

  • 緑は、Idocスクリプト、HTMLコメントおよびSite Studioにより挿入されたコードに使用されます。

書体、インデント・レベル、行の折返しなどの設定の多くは、変更できます。詳細は、6.9項「「ソース」ビューのコードの書式設定」を参照してください。

「ソース」ビューでは、サイト・テンプレートを完全に制御できます。これは、複数のカスタム・アセットを実装している場合に特に当てはまります。実際の手順では、「設計」ビューを使用してページの作成を開始し、その後「ソース」ビューに切り替えてページの外観と動作をカスタマイズします。

9.12 定義バンドル

定義バンドルは、サイト・アセット(通常は定義および関連テンプレート)のバンドルです。ただし、バンドルの構成方法によって定義とテンプレートの組合せは様々です。

この項の内容は次のとおりです。

9.12.1 定義バンドルについて

定義バンドルは、定義(該当する場合は関連テンプレート)をZIP形式で圧縮したコレクションです。定義バンドルは、関連する定義グループを取り出して、それらを別のWebサイトまたはまったく異なるコンテンツ・サーバーにコピーするための単純な方法です。

定義バンドルには、選択された定義と、階層内の選択された定義の下にある関連定義が含まれます。選択したリージョン定義をバンドルした場合、それにはすべての関連リージョン・テンプレートと要素定義が含まれます。プレースホルダ定義を選択した場合は、プレースホルダ定義に関連付けられたすべてのサブテンプレート、リージョン定義、リージョン・テンプレートおよび要素定義がバンドルされます。

9.12.2 バンドルのダウンロード

バンドルのダウンロードを選択した場合、そのバンドルは自動的にZIP形式で圧縮され、ZIPファイルがダウンロードされます。定義バンドルのダウンロード方法は2つあります。

選択した定義に基づく定義バンドルを「サイト・アセット」ペインから直接ダウンロードするか、Oracle Content Serverを使用して定義を選択し、定義に基づくバンドルをダウンロードできます。

「サイト・アセット」ペインからのダウンロード

定義バンドルを「サイト・アセット」ペインからダウンロードするには、次の手順を実行します。

  1. 「サイト・アセット」ペインで、定義(プレースホルダ定義、リージョン定義または要素定義)を選択します。

  2. 定義を右クリックし、「定義のバンドルのダウンロード」を選択します。

    「保存」ダイアログが表示されます。

  3. バンドルに名前を付け、ローカル・インスタンスに保存します。

メニュー・バーからのダウンロード

定義バンドルをメニュー・バーからダウンロードするには、次の手順を実行します。

  1. メニュー・バーから「ファイル」「定義」「ダウンロード」を選択します。

  2. 「プレースホルダ定義のバンドル」「リージョン定義のバンドル」または「要素定義のバンドル」を選択します。

    Oracle Content Serverの検索結果が、選択した定義タイプに基づいて表示されます。

  3. 作成してバンドルをダウンロードする定義を選択します。

    「保存」ダイアログが表示されます。

  4. バンドルに名前を付け、ローカル・インスタンスに保存します。

9.12.3 バンドルのアップロード

デザイナでバンドルをアップロードする場合、そのバンドルが自動的に圧縮解除され、アップロード時にデザイナで開いていたWebサイトに関連付けられます。

圧縮されてダウンロードされる場合、バンドルにはそのバンドル元のWebサイトがxWebsitesメタデータ・フィールドに関連付けられています(メタデータの詳細は、『Oracle WebCenter Content Site Studioテクニカル・リファレンス・ガイド』を参照)。デザイナに開かれているサイトには、xWebsitesフィールドにそのメタデータ値が追加されています。バンドルを再びアップロードした場合、新しいWebサイト値がxWebsitesメタデータ・フィールドに追加されます。前の値は削除されません。そのため、この方法でアップロードしたサイト・アセットには、値に両方のWebサイトがあります。

Oracle Content Serverを通じてアップロードした場合、バンドルは即時に圧縮解除されません。デザイナを通じてアップロードした場合、圧縮解除した後でバンドルを関連付ける必要のあるWebサイトの参照ポイントがあります。Oracle Content Serverを通じてアップロードした場合、xWebsitesフィールドを更新するための参照はありません。バンドルの圧縮解除時に、コンテンツを関連付けるWebサイトの選択を求められます。Oracle Content Serverでのバンドルの圧縮解除は、バンドルのアップロードとは別の手順です。

「アーカイブの管理」ページ(『Oracle WebCenter Content Site Studio管理者およびマネージャーズ・ガイド』を参照)に移動した場合、それを圧縮解除し、適切な1つまたは複数のWebサイトに関連付ける必要があります。

デザイナからのアップロード

定義バンドルをデザイナからOracle Content Serverにアップロードするには、次の手順を実行します。

  1. メニュー・バーから「ファイル」「定義」「定義のバンドルのアップロード...」を選択します。

  2. 「開く」ダイアログで、ファイル・システム上の定義バンドルを参照し、「開く」をクリックします。

  3. 定義バンドルがOracle Content Serverに自動的にアップロードされます。

    アップロードすると、自動的に圧縮解除され、バンドルのアップロード時にデザイナで開いていたWebサイトがxWebsitesメタデータ・フィールド・データに入力されます。