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Oracle Fusion Middleware Oracle Portalユーザーズ・ガイド
11gリリース1 (11.1.1)
B61383-02
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14.2 ページへのアイテムの追加

Oracle Portalには、ページにコンテンツを追加するために使用できる、多数の生成済アイテム・アイテム・タイプが含まれます。また、独自のカスタム・アイテム・タイプを開発するための機能を提供します。ページにアイテムを追加するプロセスは、アイテムが生成済かカスタムかにかかわらず、大部分は同じです。異なる部分はアイテム・タイプに関連付けられる属性です。この項では、この相違点の一部を明確にするため、多様な異なるアイテム・タイプをページに追加する方法を説明します。次のサブセクションが含まれます:

14.2.1 ファイル・アイテムの追加

Portalページにファイルを追加する場合、選択する表示オプションにより、コンテンツがページの所定の場所に表示されるか、リンクとして表示されるかが決まります。リンクが表示されると、ユーザーはそれをクリックして、アイテムコンテンツを表示するか、ローカル・ファイル・システムにアイテムコンテンツをダウンロードします。

ファイルタイプ・アイテムを追加するには、次のようにします。


注意:

このプロセスに含まれるアイテム属性は、そのアイテムのデフォルトのアイテム属性です。追加するアイテム・タイプには、シンプル・バージョンまたはカスタム・バージョンがあり、それぞれバージョンで属性が異なる可能性があります。つまり、次の手順に含まれている属性で表示されないものや、手順に含まれていないもので表示されるものがあります。


  1. Oracle Portalにログインします。

  2. アイテムを追加するページに移動します。

    「ページ・グループ」ポートレットからページを検索する方法は、8.1項「Oracle Portalでのページの検索」を参照してください。

  3. ページ上部の「編集」リンクをクリックします。

    ページが編集モードで開きます。

  4. アイテムを追加するリージョンに移動し、「アイテムの追加」アイコン(図14-2)をクリックします。

    図14-2 「アイテムの追加」アイコン

    「アイテムの追加」アイコン

    注意:

    「アイテムの追加」アイコンがリージョンの横に表示されない場合は、そのリージョンがポートレット・リージョンである可能性があります。アイテムは、アイテム・リージョンにのみ追加できます。


    既存のアイテムにサブアイテムを追加するには、アイテムの横の「操作」アイコン(図14-3)をクリックし、「サブアイテムを追加」を選択します。

    図14-3 「操作」アイコン

    「操作」アイコン

    注意:

    アイテムにサブアイテムを追加するには、アイテムに対して少なくとも「編集」権限が必要です。


  5. 「アイテム・タイプの選択」ページで、「コンテンツ・アイテム・タイプ」リストからファイルベースのアイテム・タイプを選択します。

    たとえば、「ファイル」または「シンプル・ファイル」を選択します。このアイテム・タイプがリストに表示されない場合は、ページ・グループ管理者に連絡してください。ページ・グループ管理者は、そのページ・グループで使用可能なアイテムのタイプを指定します。


    注意:

    ページ・グループ管理者が1つのタイプのアイテムのみを許可するようにページ・グループを構成した場合、「アイテム・タイプの選択」ページはスキップされ、「アイテム属性」ページが表示されます。たとえば、ページ・グループがファイルタイプのアイテムのみを含むように構成されている場合、ユーザーが「アイテムの追加」アイコンをクリックすると、ファイルタイプ・アイテム用の「アイテム属性」ページが表示されます。


  6. 「次へ」をクリックします。

  7. 「アイテム属性」ページの「ファイル名」フィールドに、アイテムのパスおよびファイル名を入力するか、アイテムをブラウズして選択します。

    ファイル名は大文字と小文字を区別し、そのページで一意の名前を指定する必要があります。ファイル名が一意でない場合、1つの値が自動的に名前の最後に追加されます。126文字まで使用できます。オペレーティング・システムによる文字制限の他に、ファイル名には次の文字が使用できません。

    & # %


    注意:

    Oracle Portalにおけるオブジェクトの命名規則の概要は、付録D「Oracle Portalのオブジェクト命名規則」を参照してください。

    Oracle Portalのユーザー・インタフェースでは、値が必要なフィールドにアスタリスク(*)が表示されます。


  8. 「表示名」フィールドにアイテムの表示名を入力します。

    256文字まで使用できます。空白を含む任意の文字を使用できます。アイテムがリンクとして表示される場合、「表示名」はユーザーがアイテムを表示するためにクリックするリンク・テキストです。「表示名」に名前が指定されていない場合、フィールドのデフォルト値はファイル名になります。

  9. 「カテゴリ」ドロップダウン・リストから、最も正確にアイテムコンテンツを分類するカテゴリを選択します。

  10. 「説明」フィールドに、アイテムコンテンツの簡単な説明を入力します。

  11. 「公開日付」フィールドに、アイテムを他のユーザーに表示する日付を指定します。

    DD-MON-YYYY HH12:MI PMのフォーマットを使用します。ページを編集する際にはアイテムが表示されますが、他のユーザー(管理者を除く)には公開日まで表示されません。

  12. 「有効期限日」を指定します。

    指定した日にコンテンツは期限切れとしてマークされ(編集モード)、このページの他のユーザーのビューから削除されます。ページ・グループが期限切れのアイテムを表示するように構成されている場合は、Portal管理者が期限切れのアイテムをPortalからパージするまで、今までどおり編集モードで見ることができ、必要に応じて期限切れを無効にできます。

    次の中から選択します。

    • 有効期限なし: アイテムは期限切れになりません。

    • 有効期間は[ ]日間: アイテムは、指定した日数(公開日から計算)で期限切れになります。

    • 有効期限は[ ] (DD-MON-YYYY HH12:MI PM): アイテムは、指定した日時に期限切れになります。

  13. 「使用可能なパースペクティブ」リストでこのコンテンツの分類に使用するパースペクティブをクリックし、「表示するパースペクティブ」リストを指す「移動」アイコンをクリックします。

    Windowsでは、2つ以上のパースペクティブを選択する場合、[Ctrl]キーを押しながら選択します。UNIXでは、単に各パースペクティブをクリックします。

  14. アイテムのイメージまたはアイコンを選択します。

    次のいずれかの操作を行います。

    • 「ブラウズ」ボタンをクリックして、ファイル・システム上でイメージを検索して選択します。

    • 以前にアップロードされたイメージのURLまたは内部名を入力します。

    JPEG、GIFまたはPNG形式のイメージを追加します。

    アイテムに関連付けられたイメージ(イメージはアイテム自体またはアイテムの属性)は、アイテムのバージョニングの影響を受けます。アイテムのバージョニングを使用していて、常にイメージの現行バージョンを表示する場合は、内部ファイル名ではなく、イメージの永続URLを使用します。永続URLは、常にイメージの最新バージョンを取得します。詳細は、14.12.4項「イメージおよびアイテムのバージョニング」を参照してください。

    すべてのイメージまたはアイコンが必ず統一サイズで表示されるようにするには、リージョン・レベルでの設定を使用できます。詳細は、10.2.8項「アイテム・アイコンの統一サイズ(高さおよび幅)の設定」を参照してください。

  15. 「イメージの位置」ドロップダウン・リストからイメージの位置を選択します。

    イメージは、アイテムの表示名を基準に位置が調整されます。イメージの位置のオプションの説明は、表14-1「アイテム・イメージの位置のオプション」を参照してください。

  16. 「基本検索用キーワード」フィールドに、検索時にこのアイテム探しに役立つキーワードを入力します。

    単語は空白、カンマまたはその他の句読点で区切ります。

  17. 「管理者」フィールドに、アイテムの管理者の名前を入力します。

  18. 「アイテムのチェックアウトを有効にする」を選択して、ユーザーが用途ごとにアイテムをチェックアウトできるようにします。

    これにより、他のユーザーがチェックアウト中のアイテムを上書きできないようにします。ただし、ページ・グループ管理者およびページ設計者は、他のユーザーによってチェックアウトされたアイテムにチェックインできます。

  19. 「表示オプション」ラジオ・ボタンから、アイテムの表示方法を選択します。

    次の中から選択します。

    • フル・ブラウザ・ウィンドウでアイテムを表示するリンク

      ユーザーがアイテム・リンクをクリックすると、アイテムのコンテンツが現在のコンテンツ・ブラウザ・ウィンドウに表示されます。

    • 新しいブラウザ・ウィンドウでアイテムを表示するリンク

      ユーザーがアイテム・リンクをクリックすると、アイテムのコンテンツが新しい2番目のブラウザ・ウィンドウに表示されます。

    3つ目のオプション「ページ領域にアイテムを直接表示」は、アイテムの編集時(追加時ではない)に一部のアイテムに使用できます。このオプションは、アイテムがテキスト、PL/SQL、URLまたはファイルのいずれかのタイプの場合、およびテキストかHTMLまたはテキストかプレーンのいずれかのタイプのファイルの場合にのみ表示されます。


    注意:

    アイテム属性値の指定時にリンク表示オプションのいずれかを選択した場合にのみ、アイテム用Portalテンプレートを使用できます。「リンク」表示オプションには、「フル・ブラウザ・ウィンドウでアイテムを表示するリンク」および「フル・ブラウザ・ウィンドウでアイテムを表示するリンク」があります。アイテム表示オプションの「ページ領域にアイテムを直接表示」を選択した場合、ページのプロパティやアイテム属性でそのアイテムに関連付けたアイテム用Portalテンプレートは無視されます。アイテム用Portalテンプレートの詳細は、第12章「標準ルック・アンド・フィールの指定」を参照してください。


  20. 「終了」をクリックして変更を保存し、ページに戻ります。

表14-1 アイテム・イメージの位置のオプション

位置 説明

左揃え

イメージをページの左側に揃えます。

左揃えのアイテム・イメージ


右揃え

イメージをページの右側に揃えます。

右揃えのアイテム・イメージ


一番上

イメージの上端を表示名の上端に揃えます。

一番上揃えのアイテム・イメージ


一番下

イメージの下端を表示名のベースラインに揃えます。「ベースライン」と同じです。

一番下揃えのアイテム・イメージ


全体の中央

イメージの中央を表示名全体の中央に揃えます。

全体の中央揃えのアイテム・イメージ


全体の一番下

イメージの下端を表示名全体の下端に揃えます。

全体の下端に揃えられたアイテム・イメージ

テキストの一番上

イメージの上端を表示名の上端(高さが最も高いテキスト)に揃えます。

テキストの一番上揃えのアイテム・イメージ


中央

イメージの中央を表示名のベースラインに揃えます。

中央揃えのアイテム・イメージ


ベースライン

イメージの下端を表示名のベースラインに揃えます。「一番下」と同じです。

ベースライン揃えのアイテム・イメージ


リンク・イメージ

イメージを表示名の上に揃えます。

リンク・イメージ揃えのアイテム・イメージ



Excelスプレッドシートの追加

Excelスプレッドシートを追加する前に、次のことをする必要があります。

  1. 「別名保存」ダイアログ・ボックスで.xlsファイルを「Webページ」として保存します。

  2. 「別名保存」ダイアログ・ボックスで、右上隅の「ツール」をクリックし、Webオプションを選択します。

  3. Webオプション・ダイアログ・ボックスで、「ブラウザ」タブをクリックします。

  4. 「オプション」で、VMLを使用してブラウザでグラフィックスを表示を選択します。

  5. 「OK」をクリックします。

  6. 「保存」をクリックします。

ExcelファイルをPortalに追加するには、「ファイル・アイテムの追加」を参照してください。

14.2.2 ページへのテキストの追加

Oracle Portalリッチ・テキスト・エディタを使用して、ページ上のテキストベースのアイテムに、32KBまでのプレーン・テキスト、または埋込みのHTMLを追加できます。テキストベースのアイテムは、次のものに使用します。

  • ブラウザベースのオーサリング: テキスト(HTMLを含む)は、テキスト・アイテム・タイプの追加により、Portalページに直接追加できます。コンテンツのフォーマットを設定するためのHTMLタグを入力します。または、組み込まれたWYSIWYGリッチ・テキスト・エディタを使用して、基礎となるHTMLを作成します。

  • インプレース表示: テキスト・アイテムのコンテンツは、Portalページに直接表示できます。これは、ヘッダー、告知、ニュース・サマリー、製品説明などをPortalページに追加する場合に役立ちます。


注意:

テキスト・アイテムのコンテンツにHTMLタグなどの特殊文字が含まれる場合は、アイテムのサイズが計算される前にその文字がエスケープされます。したがって、予期せずに32Kの制限に到達する場合があります。<<TODO: 可能であれば特殊文字のリストを含める>>


この項では、ページにテキストを追加する方法およびOracle Portalリッチ・テキスト・エディタの使用方法について説明します。この項の内容は次のとおりです。

14.2.2.1 テキスト・アイテムの追加

テキストを追加するには、次の手順を実行します。


注意:

この手順に含まれるアイテム属性は、そのアイテムのデフォルトのアイテム属性です。追加するアイテム・タイプには、シンプル・バージョンまたはカスタム・バージョンがあり、それぞれバージョンで属性が異なる可能性があります。つまり、次の手順に含まれている属性で表示されないものや、手順に含まれていないもので表示されるものがあります。


  1. Oracle Portalにログインします。

  2. アイテムを追加するページに移動します。

    「ページ・グループ」ポートレットからページを検索する方法は、8.1項「Oracle Portalでのページの検索」を参照してください。

  3. ページ上部の「編集」リンクをクリックします。

    ページが編集モードで開きます。

  4. アイテムを追加するリージョンに移動し、「アイテムの追加」アイコン(図14-4)をクリックします。

    図14-4 「アイテムの追加」アイコン

    「アイテムの追加」アイコン

    注意:

    「アイテムの追加」アイコンがリージョンの横に表示されない場合は、そのリージョンがポートレット・リージョンである可能性があります。アイテムは、アイテム・リージョンにのみ追加できます。


    既存のアイテムにサブアイテムを追加するには、アイテムの横の「操作」アイコン(図14-5)をクリックし、「サブアイテムを追加」を選択します。

    図14-5 「操作」アイコン

    「操作」アイコン

    注意:

    アイテムにサブアイテムを追加するには、アイテムに対して少なくとも「編集」権限が必要です。


  5. 「アイテム・タイプの選択」ページで、「コンテンツ・アイテム・タイプ」リストからテキストベースのアイテム・タイプを選択します。

    たとえば、「テキスト」または「シンプル・テキスト」を選択します。探しているアイテム・タイプがリスト内に表示されない場合は、ページ・グループ管理者に連絡してください。ページ・グループ管理者は、そのページ・グループで使用可能なアイテムのタイプを指定します。


    注意:

    ページ・グループ管理者が1つのタイプのアイテムのみを許可するようにページ・グループを構成した場合、「アイテム・タイプの選択」ページはスキップされ、「アイテム属性」ページが表示されます。たとえば、ページ・グループがファイルタイプのアイテムのみを含むように構成されている場合、ユーザーが「アイテムの追加」アイコンをクリックすると、ファイルタイプ・アイテム用の「アイテム属性」ページが表示されます。


  6. 「次へ」をクリックします。

  7. 「アイテム属性」ページの「テキスト」フィールドに、リッチ・テキスト・エディタを使用してテキストを入力します。


    注意:

    リッチ・テキスト・エディタの詳細は、14.2.2.2項「リッチ・テキスト・エディタ」を参照してください。

    Oracle Portalのユーザー・インタフェースでは、値が必要なフィールドにアスタリスク(*)が表示されます。


    • テキスト・サイズは32KB以内に制限されています。テキストに含まれるHTMLタグも、32KBの一部として含まれます。アイテムのサイズは、特殊文字(&、"、<、>など)がエスケープ処理(&amp;、&quot;、&lt;、&gt;など)された後で計算されることに注意してください(エスケープ処理によってアイテムのサイズが増加します)。テキストが32KBを超える場合は、別のテキスト・アイテムを作成するか、テキストをファイルに入れ、それをファイル・アイテムとして追加することを検討してください。

    • このアイテムに現在のユーザーの名前を表示するには、「テキスト」フィールドに次の変数を入力します。

      • #USER#(ユーザーの名前)

      • #USER.FULLNAME#(ユーザーのフルネーム)

    • リンクをPortal内の別のアイテムまたはページに含めるには、次の相対URLを使用します。相対URLを使用するということは、Portalを別のマシンに移動してもリンクが壊れないことを意味しています。

      Oracle PortalでのURLの構成の詳細は、付録C「Oracle PortalでのURLの構成」を参照してください。

  8. 「表示名」フィールドにアイテムの表示名を入力します。

    256文字まで使用できます。空白を含む任意の文字を使用できます。アイテムがリンクとして表示される場合、「表示名」はユーザーがアイテムを表示するためにクリックするリンク・テキストとして使用されます。


    注意:

    Oracle Portalにおけるオブジェクトの命名規則の概要は、付録D「Oracle Portalのオブジェクト命名規則」を参照してください。


  9. 「カテゴリ」ドロップダウン・リストから、最も正確にアイテムコンテンツを分類するカテゴリを選択します。

  10. 「説明」フィールドに、アイテムコンテンツの簡単な説明を入力します。

  11. 「公開日付」フィールドに、アイテムを他のユーザーに表示する日付を指定します。

    DD-MON-YYYY HH12:MI PMのフォーマットを使用します。ページを編集する際にはアイテムが表示されますが、他のユーザー(管理者を除く)には公開日まで表示されません。

  12. 「有効期限日」を指定します。

    指定した日にコンテンツは期限切れとしてマークされ(編集モード)、このページの他のユーザーのビューから削除されます。ページ・グループが期限切れのアイテムを表示するように構成されている場合は、Portal管理者が期限切れのアイテムをPortalからパージするまで、今までどおり編集モードで見ることができ、必要に応じて期限切れを無効にできます。

    次の中から選択します。

    • 有効期限なし: アイテムは期限切れになりません。

    • 有効期間は[ ]日間: アイテムは、指定した日数で期限切れになります。

    • 有効期限は[ ] (DD-MON-YYYY HH12:MI PM): アイテムは、指定した日時に期限切れになります。

  13. 「使用可能なパースペクティブ」リストでこのコンテンツの分類に使用するパースペクティブを選択し、「表示するパースペクティブ」リストを指す「移動」アイコンをクリックします。

    Windowsでは、2つ以上のパースペクティブを選択する場合、[Ctrl]キーを押しながら選択します。UNIXでは、単に各パースペクティブをクリックします。

  14. 「イメージ」フィールドで、アイテムのイメージまたはアイコンを指定します。

    次のいずれかの操作を行います。

    • 「ブラウズ」ボタンをクリックして、ファイル・システム上でイメージを検索して選択します。

    • 以前にアップロードされたイメージのURLまたは内部名を入力します。

    JPEG、GIFまたはPNG形式のイメージを追加します。

    アイテムに関連付けられたイメージ(イメージはアイテム自体またはアイテムの属性)は、アイテムのバージョニングの影響を受けます。アイテムのバージョニングを使用していて、常にイメージの現行バージョンを表示する場合は、内部ファイル名ではなく、イメージの永続URLを使用します。永続URLは、常にイメージの最新バージョンを取得します。詳細は、14.12.4項「イメージおよびアイテムのバージョニング」を参照してください。

  15. 「イメージの位置」ドロップダウン・リストからアイテム表示名を基準としたイメージの位置を選択します。

    イメージの位置のオプションの説明は、表14-1「アイテム・イメージの位置のオプション」を参照してください。

  16. 「基本検索用キーワード」フィールドに、検索時にこのアイテム探しに役立つキーワードを入力します。

    単語は空白、カンマまたはその他の句読点で区切ります。

  17. 「管理者」フィールドに、アイテムの管理者の名前を入力します。

  18. 「アイテムのチェックアウトを有効にする」を選択して、ユーザーが用途ごとにアイテムをチェックアウトできるようにします。

    これにより、他のユーザーがチェックアウト中のアイテムを上書きできないようにします。ただし、ページ・グループ管理者およびページ設計者は、他のユーザーによってチェックアウトされたアイテムにチェックインできます。

  19. 「表示オプション」ラジオ・ボタンから、アイテムの表示方法を選択します。

    次の中から選択します。

    • フル・ブラウザ・ウィンドウでアイテムを表示するリンク

      ユーザーがアイテム・リンクをクリックすると、アイテムのコンテンツが現在のコンテンツ・ブラウザ・ウィンドウに表示されます。

    • 新しいブラウザ・ウィンドウでアイテムを表示するリンク

      ユーザーがアイテム・リンクをクリックすると、アイテムのコンテンツが新しい2番目のブラウザ・ウィンドウに表示されます。

    3つ目のオプション「ページ領域にアイテムを直接表示」は、アイテムの編集時(追加時ではない)に一部のアイテムに使用できます。このオプションは、アイテムがテキスト、PL/SQL、URLまたはファイルのいずれかのタイプの場合、およびテキストかHTMLまたはテキストかプレーンのいずれかのタイプのファイルの場合にのみ表示されます。


    注意:

    アイテム属性値の指定で「リンク」表示オプションの1つを選択する場合のみ、アイテムに対してPortalテンプレートを使用できます。「リンク」表示オプションには、「フル・ブラウザ・ウィンドウでアイテムを表示するリンク」および「フル・ブラウザ・ウィンドウでアイテムを表示するリンク」があります。アイテム表示オプションの「ページ領域にアイテムを直接表示」を選択した場合、ページのプロパティやアイテム属性でそのアイテムに関連付けたアイテム用Portalテンプレートは無視されます。アイテム用Portalテンプレートの詳細は、第12章「標準ルック・アンド・フィールの指定」を参照してください。


  20. 「終了」をクリックして変更を保存し、ページに戻ります。

14.2.2.2 リッチ・テキスト・エディタ

テキスト・アイテムをページに追加する場合、WYSIWYGテキストまたはHTMLソース・コードを入力するためのリッチ・テキスト・エディタを使用できます。この項では、このエディタで使用できるすべてのコントロールのリストと説明などのエディタの概要を説明します。次のサブセクションが含まれます:


注意:

リッチ・テキスト・エディタをサポートしていないブラウザを使用している場合は、リッチ・テキスト・エディタを無効にすることを検討してください。無効にしないと、エディタがハングするか、矛盾した動作を示す場合があります。

リッチ・テキスト・エディタをサポートするブラウザは、次のとおりです。

  • Microsoft Internet Explorer 6.0

  • Netscape 7.2

  • Mozilla 1.7

  • Firefox 1.0

Oracle Portalリッチ・テキスト・エディタの無効化については、5.5.5項「リッチ・テキスト・エディタの無効化」を参照してください。


14.2.2.2.1 リッチ・テキスト・エディタについて

Oracle Portalのリリース9.0.4.1から、テキスト・アイテムのコンテンツの入力に使用するリッチ・テキスト・エディタ(WYSIWYGエディタ)は、大幅に改善されました。改善点は次のとおりです。

  • マルチブラウザのサポート

  • 拡張表編集のサポート

  • 「すべて選択」、「検索」および「置換」、表の「セル・プロパティ」のボタンなどの追加機能

  • HTML内の埋込みJavaScriptのサポート

    JavaScriptは、旧バージョンのエディタのように削除されずに保持されます。HTML内のJavaScriptは、WYSIWYGモードでエディタにレンダリングされる場合、エディタでは実行されません(ただし、JavaScriptは実行時には実行されます)。つまり、リッチ・テキスト・エディタに表示されるコンテンツは、ブラウザにレンダリングされるものと非常に異なる場合があります。

  • 相対URLのサポート

    絶対URLと相対URLの両方がサポートされるようになりました。その結果、テキスト・アイテムがあるページへの相対パスを使用して、イメージ・アイテムを参照できます。つまり、/images/logo.gifというURLでイメージを挿入すると、参照は相対リンクのままで、(旧バージョンでのように)絶対URLに変換されません。

  • 組み込まれたリッチ・テキスト・エディタの拡張または置き換えの可能性

    Oracle Portalリッチ・テキスト・エディタを、必要に応じてカスタマイズできます。エディタのツールバー上のボタンを置き換えるなどの簡単な変更から、元のエディタを独自のものに置き換えるなどのより複雑な変更まで対応します。

    このような変更には、元のリッチ・テキスト・エディタのユーザー・インタフェースおよび機能を構成するファイルの変更が必要です。そのような場合、この機能は上級のOracle Portal管理者向けです。また、Oracle Portalの将来のアップグレードが、これらのファイルに加えられた変更に影響を与える可能性があることを認識しておく必要があります。この機能のサポートは、Portal Content Areaディスカッション・フォーラムで提供されており、オラクル社カスタマ・サポート・センターでは提供されていないため、質問がある場合は、オラクル社カスタマ・サポート・センターではなく、フォーラムにお問い合せください。最後に、変更を行う前に元のエディタのファイルをバックアップし、変更済のファイルもバックアップすることを強くお薦めします。


注意:

リッチ・テキスト・エディタでは、次のタグが無視されます。

  • スクリプト・タグ

  • フォーム要素(input、select、textarea、formなど)。

  • frame/frameset

  • ドキュメントのタグ(html、head、body、meta、titleなど)。

  • 未知のタグ(<foo></foo>など)。


14.2.2.2.2 リッチ・テキスト・エディタのコントロール

Oracle Portalで使用可能なリッチ・テキスト・エディタには、Webページの作成および変更を行う2つの方法があります。

  • WYSIWYG(見たとおりのものが結果に反映される)編集モードは、ページの視覚表現を提供します。

  • HTML編集モードは、HTMLソース・コードを変更する方法を提供します。

表14-2で説明されている機能は、リッチ・テキスト・エディタのツールバーで使用可能なものです。Portalでマウスのポインタをツールバーのボタン上に置くと、その機能の名前の付いたツール・チップが表示されます。


アクセシビリティの注意:

キーボードを使用してエディタのテキスト・フィールドを移動するには、スクリーン・リーダーのフォーム・モードをオフにする必要があります。(JAWSでは数値キーパッドのプラス・キー(+)を使用して、フォーム・モードをオフにします。)フォーム・モードがオフになったら、[Tab]キーを押してページの次のHTML要素にフォーカスを変更します。


表14-2 リッチ・テキスト・エディタのコントロール

ボタン/キーストローク モード: WYSIWYG/HTML/両方 機能

「切取り」アイコン

[Ctrl] + [X]

両方

選択したコンテンツを切り取ります。切り取ったコンテンツは、その後別の切取りが実行されていなければ、もう一度貼り付けることができます。

「コピー」アイコン

[Ctrl] + [C]

両方

選択したコンテンツをコピーします。

「貼付け」アイコン

[Ctrl] + [V]

両方

コンテンツを貼り付けます。

「取消し」アイコン

[Ctrl] + [Z]

WYSIWYG

最後の操作を元に戻します。前の操作を元に戻すには、もう一度クリックします(または、押します)。

「再実行」アイコン

[Ctrl] + [Y]

WYSIWYG

最後の操作を再実行します。さらに再実行を実行するには、もう一度クリックします(または、押します)。

フォント選択ドロップダウン・リスト


WYSIWYG

選択したテキストまたは後続のテキストのフォントを選択します。使用しているファイル・システムで使用可能なフォントから選択します。

「フォント・サイズ」ドロップダウン・リスト


WYSIWYG

選択したテキストまたは後続のテキストのフォント・サイズを選択します。

  • 1 = 最小

  • 7 = 最大

「太字」アイコン

[Ctrl] + [B]

両方

選択したテキストまたは後続のテキストの文字を太字にします。

「斜体」アイコン

[Ctrl] + [I]

両方

選択したテキストまたは後続のテキストの文字を斜体にします。

「下線」アイコン

[Ctrl] + [U]

両方

選択したテキストまたは後続のテキストの文字に下線を引きます。

「テキストの前景色」アイコン


WYSIWYG

テキストの色を設定します。

「テキストの背景色」アイコン


WYSIWYG

テキストの背景色を設定します。これは「ハイライト」とも呼ばれます。選択した色がテキストの背景に表示されます。

「編集モードの変更」アイコン

「ツール」メニュー: 「編集モードの変更」

両方

グラフィカル編集モード(WYSIWYG)とHTML編集モードを切り替えます。WYSIWYGがデフォルトです。テキストをページに表示されるとおりに表示するには、WYSIWYG編集モードを使用します。HTMLソース・コードを変更するには、HTML編集モードを使用します。

「ハイパーリンクの挿入」アイコン


WYSIWYG

リンクを追加または変更します。どんな種類の標準Webリンクでも作成できます。たとえば、次のようになります。

  • 別のWebページにリンクします。フルURLを入力します(http://www.oracle.comなど)。

  • 「mailto:」を入力することで電子メール・アドレスにリンクします(mailto:info@oracle.comなど)。ユーザーがこのタイプのリンクをクリックすると、現在のブラウザのデフォルト電子メール・アプリケーションに、ここで入力したアドレス宛の新しいブランクの電子メール・メッセージ・ウィンドウが開きます。

    mailtoリンクを機能させるには、ユーザーのブラウザの設定を正しく構成する必要があります。Netscapeブラウザでは、「設定」の「Mail & Newsgroups」セクションに電子メールの設定があります。Internet Explorerブラウザでは、「インターネット オプション」の「プログラム」タブに電子メールの設定があります。

「罫線の挿入」アイコン


WYSIWYG

水平線を挿入します。

「イメージの挿入」アイコン


WYSIWYG

イメージを挿入します。Portalで使用可能なイメージを使用します。

この機能で使用するイメージURLを取得するには、次のようにします。

  1. イメージがアップロードされているPortalページに移動します。

  2. ページ編集モードに入ります。

  3. 必要に応じて、「プロパティ・シート」属性を含むイメージが含まれるリージョンを編集します。

  4. イメージのプロパティ・シートを表示します。

  5. イメージのプロパティ・シートにある「アイテムリンク」ラベルの横のURLをコピーします。

「表の挿入」アイコン


WYSIWYG

表を挿入します。次の表属性を指定します。

  • 行数

  • 列の数

  • 枠線のサイズ: 値はピクセル単位で入力します。境界線を使用しない場合は0 (ゼロ)を入力します。

  • セル内の余白: セルのコンテンツと境界線の間に空白を設けるための値をピクセル単位で入力します。

  • セルの間隔: 各セル間に間隔を設けるための値をピクセル単位で入力します。

  • セル幅: すべてのセルの幅を定義するピクセル単位の値を入力します。

「行の挿入」アイコン 「行の削除」アイコン


WYSIWYG

行を追加または削除します。追加された行は、常にカーソルのある行の上に入ります。

「列の挿入」アイコン 「列の削除」アイコン


WYSIWYG

列を追加または削除します。追加された列は、カーソルのある列の左側に入ります。

「セル・プロパティ」アイコン


WYSIWYG

次の表のセルのプロパティを編集します。

  • セル幅

  • セル高さ

  • テキストの文字位置

  • 垂直の文字位置

  • 背景色

左揃えアイコン

中央揃えアイコン

右揃えアイコン


WYSIWYG

現在のパラグラフを左、中央または右に揃えます。

「箇条書きの挿入」アイコン

「番号付き箇条書きの挿入」アイコン


WYSIWYG

箇条書きの黒点または番号の付いたリストを追加または削除します。リストを開始すると、[Enter]を押すたびに新しい黒点または番号付きの項目が追加されます。

[Enter]を2度押すと、リストが終了します。

「インデントを減らす」アイコン

「インデントを増やす」アイコン


WYSIWYG

現在のパラグラフのインデントを減らす、または増やします。

注意: WYSIWYGモードでインデントを増やすか減らす場合は、これらのキーを使用する必要があります。[Tab]キーを使用しても、パラグラフはインデントされません。

「検索と置換」アイコン


WYSIWYG

エディタ・ウィンドウ内のテキストを検索および置換します。

「すべて選択」アイコン


WYSIWYG

すべてを選択します。エディタ・ウィンドウ内のコンテンツをすべて強調表示します。

[Ctrl] + [P]

両方

エディタ・ウィンドウ内のコンテンツを印刷します。

注意: このキーの組合せが有効に機能するには、カーソルがエディタ・ウィンドウ内に置かれている必要があります。


14.2.3 ページへのURLリンクの追加

ページ・グループの内部または外部の他のWebページ、WebサイトまたはドキュメントのURLへのリンクを追加できます。これを行うには、URLアイテムをページに追加します。

アイテムのパスベースのURLまたは永続URLを入力することで、Portal内にアイテムへのダイレクト・リンクを追加することもできます。2.1.3項「ページおよびアイテムのURLの理解」を参照してください。

URLにリンクを追加するには、次の手順を実行します。


注意:

このプロセスに含まれるアイテム属性は、そのアイテムのデフォルトのアイテム属性です。追加するアイテム・タイプには、シンプル・バージョンまたはカスタム・バージョンがあり、それぞれバージョンで属性が異なる可能性があります。つまり、次の手順に含まれている属性で表示されないものや、手順に含まれていないもので表示されるものがあります。


  1. Oracle Portalにログインします。

  2. アイテムを追加するページに移動します。

    「ページ・グループ」ポートレットからページを検索する方法は、8.1項「Oracle Portalでのページの検索」を参照してください。

  3. ページ上部の「編集」リンクをクリックします。

    ページが編集モードで開きます。

  4. アイテムを追加するリージョンに移動し、「アイテムの追加」アイコン(図14-6)をクリックします。

    図14-6 「アイテムの追加」アイコン

    「アイテムの追加」アイコン

    注意:

    「アイテムの追加」アイコンがリージョンの横に表示されない場合は、そのリージョンがポートレット・リージョンである可能性があります。アイテムは、アイテム・リージョンにのみ追加できます。


    既存のアイテムにサブアイテムを追加するには、アイテムの横の「操作」アイコン(図14-7)をクリックし、「サブアイテムを追加」を選択します。

    図14-7 「操作」アイコン

    「操作」アイコン

    注意:

    アイテムにサブアイテムを追加するには、アイテムに対して少なくとも「編集」権限が必要です。


  5. 「アイテム・タイプの選択」ページで、「コンテンツ・アイテム・タイプ」リストから「URL」を選択します。

    探しているアイテム・タイプがリスト内に表示されない場合は、ページ・グループ管理者に連絡してください。ページ・グループ管理者は、そのページ・グループで使用可能なアイテムのタイプを指定します。


    注意:

    ページ・グループ管理者が1つのタイプのアイテムのみを許可するようにページ・グループを構成した場合、「アイテム・タイプの選択」ページはスキップされ、「アイテム属性」ページが表示されます。たとえば、ページ・グループがファイルタイプのアイテムのみを含むように構成されている場合、ユーザーが「アイテムの追加」アイコンをクリックすると、ファイルタイプ・アイテム用の「アイテム属性」ページが表示されます。


  6. 「次へ」をクリックします。

  7. 「アイテム属性」ページで、「URL」フィールドにターゲットURLを入力します。


    注意:

    「表示オプション」が「ページ領域にアイテムを直接表示」に設定されているURLアイテムは、アイテム用のPortalテンプレート上にレンダリングされるとき、HTTP認証を必要とするURLを指すことができません。リンクとしてレンダリングされるアイテムには、このような制限はありません。

    Oracle Portalのユーザー・インタフェースでは、値が必要なフィールドにアスタリスク(*)が表示されます。


    • 電子メール・リンクを追加する場合は、対象ユーザーの電子メール・アドレスが含まれているHTMLコードを入力します。たとえば、「URL」フィールドでhttp://を削除してmailto:user@company.comと入力します。

      mailtoリンクを機能させるには、ユーザーのブラウザの設定を正しく構成する必要があります。Netscapeブラウザでは、「設定」の「Mail & Newsgroups」セクションに電子メールの設定があります。Internet Explorerブラウザでは、「インターネット オプション」の「プログラム」タブに電子メールの設定があります。

    • 後方互換性を保つために、URLアイテム・タイプではダイレクト・アクセスの相対URLがサポートされます。作成されたリンクをクリックしたユーザーは、現在のURL構文でアイテムにリンクしているスプラッシュ画面にリダイレクトされます(スプラッシュ画面が有効になっている場合は、付録C「Oracle PortalでのURLの構成」を参照してください)。先頭にhttp://またはhttps://を付けてURLアイテムを作成しないと、絶対URLではなく相対URLとして処理されることに注意してください。

      スプラッシュ画面とリダイレクションを避けるには、Portal内にあるオブジェクトにリンクするために、シンプル・アイテム・リンク・タイプの使用を検討してください。14.2.4項「ページへのシンプル・アイテム・リンクの追加」を参照してください。

      Oracle PortalでのURLの構成の詳細は、付録C「Oracle PortalでのURLの構成」を参照してください。


    注意:

    ファイアウォール外の場所を指すURLタイプ・アイテムは、Webキャッシュ・マネージャのプロキシ・サーバーの再構成が必要です。詳細は、Oracle Fusion Middleware管理者ガイド for Oracle Portalを参照してください。


  8. 「表示名」フィールドにアイテムの表示名を入力します。

    これは、URLアイテムのターゲットにアクセスするためにユーザーがクリックするリンク・テキストに使用されます。256文字まで使用できます。空白を含む任意の文字を使用できます。


    注意:

    Oracle Portalにおけるオブジェクトの命名規則の概要は、付録D「Oracle Portalのオブジェクト命名規則」を参照してください。


  9. 「カテゴリ」ドロップダウン・リストから、最も正確にアイテムコンテンツを分類するカテゴリを選択します。

  10. 「説明」フィールドに、アイテムコンテンツの簡単な説明を入力します。

  11. 「公開日付」フィールドに、アイテムを他のユーザーに表示する日付を指定します。

    DD-MON-YYYY HH12:MI PMのフォーマットを使用します。ページを編集する際にはアイテムが表示されますが、他のユーザー(管理者を除く)には公開日まで表示されません。

  12. 「有効期限日」を指定します。

    指定した日にコンテンツは期限切れとしてマークされ(編集モード)、このページの他のユーザーのビューから削除されます。ページ・グループが期限切れのアイテムを表示するように構成されている場合は、Portal管理者が期限切れのアイテムをPortalからパージするまで、今までどおり編集モードで見ることができ、必要に応じて期限切れを無効にできます。

    次の中から選択します。

    • 有効期限なし: アイテムは期限切れになりません。

    • 有効期間は[ ]日間: アイテムは、指定した日数で期限切れになります。

    • 有効期限は[ ] (DD-MON-YYYY HH12:MI PM): アイテムは、指定した日時に期限切れになります。

  13. 「使用可能なパースペクティブ」リストでこのコンテンツの分類に使用するパースペクティブをクリックし、「表示するパースペクティブ」リストを指す「移動」アイコンをクリックします。

    Windowsでは、2つ以上のパースペクティブを選択する場合、[Ctrl]キーを押しながら選択します。UNIXでは、単に各パースペクティブをクリックします。

  14. アイテムのイメージまたはアイコンを選択し、次のいずれかの操作を行います。

    • 「ブラウズ」ボタンをクリックして、ファイル・システム上でイメージを検索して選択します。

    • 以前にアップロードされたイメージのURLまたは内部名を入力します。

    JPEG、GIFまたはPNG形式のイメージを追加します。

    アイテムに関連付けられたイメージ(イメージはアイテム自体またはアイテムの属性)は、アイテムのバージョニングの影響を受けます。アイテムのバージョニングを使用していて、常にイメージの現行バージョンを表示する場合は、内部ファイル名ではなく、イメージの永続URLを使用します。永続URLは、常にイメージの最新バージョンを取得します。詳細は、14.12.4項「イメージおよびアイテムのバージョニング」を参照してください。

  15. 「イメージの位置」ドロップダウン・リストからアイテム表示名を基準としたイメージの位置を選択します。

    イメージの位置のオプションの説明は、表14-1「アイテム・イメージの位置のオプション」を参照してください。

  16. 「基本検索用キーワード」フィールドに、検索時にこのアイテム探しに役立つキーワードを入力します。

    単語は空白、カンマまたはその他の句読点で区切ります。

  17. 「管理者」フィールドに、アイテムの管理者の名前を入力します。

  18. 「アイテムのチェックアウトを有効にする」を選択して、ユーザーが用途ごとにアイテムをチェックアウトできるようにします。

    これにより、他のユーザーがチェックアウト中のアイテムを上書きできないようにします。ただし、ページ・グループ管理者およびページ設計者は、他のユーザーによってチェックアウトされたアイテムにチェックインできます。

  19. 「表示オプション」ラジオ・ボタンから、アイテムの表示方法を選択します。

    次の中から選択します。

    • ページ領域にアイテムを直接表示

      URLのターゲットのコンテンツは、現在のブラウザ・ウィンドウに表示されます。

    • フル・ブラウザ・ウィンドウでアイテムを表示するリンク

      ユーザーがアイテム・リンクをクリックすると、アイテムのコンテンツが現在のコンテンツ・ブラウザ・ウィンドウに表示されます。

    • 新しいブラウザ・ウィンドウでアイテムを表示するリンク

      ユーザーがアイテム・リンクをクリックすると、アイテムのコンテンツが新しい2番目のブラウザ・ウィンドウに表示されます。


    注意:

    アイテム属性値の指定時にリンク表示オプションのいずれかを選択した場合にのみ、アイテム用Portalテンプレートを使用できます。「リンク」表示オプションには、「フル・ブラウザ・ウィンドウでアイテムを表示するリンク」および「フル・ブラウザ・ウィンドウでアイテムを表示するリンク」があります。アイテム表示オプションの「ページ領域にアイテムを直接表示」を選択した場合、ページのプロパティやアイテム属性でそのアイテムに関連付けたアイテム用Portalテンプレートは無視されます。アイテム用Portalテンプレートの詳細は、第12章「標準ルック・アンド・フィールの指定」を参照してください。


  20. 「終了」をクリックして変更を保存し、ページに戻ります。

14.2.4 ページへのシンプル・アイテム・リンクの追加

シンプル・アイテム・リンク・アイテム・タイプは、同じページ・グループ内にリンクとして含まれる既存のPortalコンテンツ(ファイル、テキスト、URL、イメージなど)に迅速で簡単にリンクする方法です。この機能を使用すると、アイテムの個別に維持されるコピーをアップロードする必要がありません。ユーザーがアイテム・リンクをクリックすると、アイテムが現在のブラウザ・ウィンドウに単独でレンダリングされます。

シンプル・アイテム・リンクを追加するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Portalにログインします。

  2. アイテムを追加するページに移動します。

    「ページ・グループ」ポートレットからページを検索する方法は、8.1項「Oracle Portalでのページの検索」を参照してください。

  3. ページ上部の「編集」リンクをクリックします。

    ページが編集モードで開きます。

  4. アイテムを追加するリージョンに移動し、「アイテムの追加」アイコン(図14-8)をクリックします。

    図14-8 「アイテムの追加」アイコン

    「アイテムの追加」アイコン
  5. アイテムを追加するリージョンに移動し、「アイテムの追加」アイコン(図14-12)をクリックします。

    図14-9 「アイテムの追加」アイコン

    「アイテムの追加」アイコン

    注意:

    「アイテムの追加」アイコンがリージョンの横に表示されない場合は、そのリージョンがポートレット・リージョンである可能性があります。アイテムは、アイテム・リージョンにのみ追加できます。


    既存のアイテムにサブアイテムを追加するには、アイテムの横の「操作」アイコン(図14-13)をクリックし、「サブアイテムを追加」を選択します。

    図14-10 「操作」アイコン

    「操作」アイコン

    注意:

    アイテムにサブアイテムを追加するには、アイテムに対して少なくとも「編集」権限が必要です。


  6. 「アイテム・タイプの選択」ページで、「コンテンツ・アイテム・タイプ」リストから「シンプル・アイテム・リンク」を選択します。

    探しているアイテム・タイプがリスト内に表示されない場合は、ページ・グループ管理者に連絡してください。ページ・グループ管理者は、そのページ・グループで使用可能なアイテムのタイプを指定します。


    注意:

    ページ・グループ管理者が1つのタイプのアイテムのみを許可するようにページ・グループを構成した場合、「アイテム・タイプの選択」ページはスキップされ、「アイテム属性」ページが表示されます。たとえば、ページ・グループがファイルタイプのアイテムのみを含むように構成されている場合、ユーザーが「アイテムの追加」アイコンをクリックすると、ファイルタイプ・アイテム用の「アイテム属性」ページが表示されます。

    Oracle Portalのユーザー・インタフェースでは、値が必要なフィールドにアスタリスク(*)が表示されます。


  7. 「アイテム属性」の下で、「アイテムリンク」フィールドの横の「アイテム選択」アイコン(図14-11)をクリックします。

    図14-11 「アイテム選択」アイコン

    「アイテム選択」アイコン

    「アイテムの選択」ページが表示されます。

  8. アイテムを選択し、次のいずれかの操作を行います。

    • 「検索」で、表示名、管理者またはステータスによりアイテムを検索します。「実行」をクリックして検索を実行します。検索結果でアイテム・リンクをクリックして、アイテムを選択します。「リセット」をクリックして、元の選択ページに戻ります。

    • 「アイテムの選択」で、アイテム・リンクをクリックして、アイテムを選択するか、ページ・リンクをクリックして、サブページ上のアイテム・リンクに移動します。

  9. オプションで、「表示名」フィールドにリンク・テキストの表示名を入力します。

    このフィールドを空白のままにすると、参照アイテムの表示名が使用されます。参照アイテムに表示名がない場合は、何も使用されず、ユーザーがクリックする明確なリンクがありません。

  10. 「OK」をクリックして変更を保存し、ページに戻ります。

14.2.5 動的データの追加(PL/SQLアイテム)

次の手順に従って、PL/SQLプロシージャを実行するPL/SQLコードを追加し、結果をページに表示します。

PL/SQLアイテムをページに追加するには、次の手順を実行します。


注意:

このプロセスに含まれるアイテム属性は、そのアイテムのデフォルトのアイテム属性です。追加するアイテム・タイプには、シンプル・バージョンまたはカスタム・バージョンがあり、それぞれバージョンで属性が異なる可能性があります。つまり、次の手順に含まれている属性で表示されないものや、手順に含まれていないもので表示されるものがあります。


  1. Oracle Portalにログインします。

  2. アイテムを追加するページに移動します。

    「ページ・グループ」ポートレットからページを検索する方法は、8.1項「Oracle Portalでのページの検索」を参照してください。

  3. ページ上部の「編集」リンクをクリックします。

    ページが編集モードで開きます。

  4. アイテムを追加するリージョンに移動し、「アイテムの追加」アイコン(図14-12)をクリックします。

    図14-12 「アイテムの追加」アイコン

    「アイテムの追加」アイコン

    注意:

    「アイテムの追加」アイコンがリージョンの横に表示されない場合は、そのリージョンがポートレット・リージョンである可能性があります。アイテムは、アイテム・リージョンにのみ追加できます。


    既存のアイテムにサブアイテムを追加するには、アイテムの横の「操作」アイコン(図14-13)をクリックし、「サブアイテムを追加」を選択します。

    図14-13 「操作」アイコン

    「操作」アイコン

    注意:

    アイテムにサブアイテムを追加するには、アイテムに対して少なくとも「編集」権限が必要です。


  5. 「アイテム・タイプの選択」ページで、「コンテンツ・アイテム・タイプ」リストから「PL/SQL」を選択します。

    探しているアイテム・タイプがリスト内に表示されない場合は、ページ・グループ管理者に連絡してください。ページ・グループ管理者は、そのページ・グループで使用可能なアイテムのタイプを指定します。


    注意:

    ページ・グループ管理者が1つのタイプのアイテムのみを許可するようにページ・グループを構成した場合、「アイテム・タイプの選択」ページはスキップされ、「アイテム属性」ページが表示されます。たとえば、ページ・グループがファイルタイプのアイテムのみを含むように構成されている場合、ユーザーが「アイテムの追加」アイコンをクリックすると、ファイルタイプ・アイテム用の「アイテム属性」ページが表示されます。


  6. 「次へ」をクリックします。

  7. 「アイテム属性」ページで、「PL/SQLコード」フィールドに、このアイテムをクリックしたときに実行されるPL/SQLコードを入力します。

    アイテムに対して入力するPL/SQLコードがかなり長い場合は、コードをプロシージャに入れ、アイテムを使用してそのプロシージャをコールすることを検討してください。


    注意:

    ここで入力するPL/SQLコードは、アイテムの作成または編集の終了時に検証されません。検証は、コードを実行しようとしたときに行われます。コードが有効な場合は、アイテムのレンダリング時に実行されます。コードが無効な場合は、エラー・メッセージが表示されます。アイテムを作成したら、必ずコードをテストしてください。

    Oracle Portalのユーザー・インタフェースでは、値が必要なフィールドにアスタリスク(*)が表示されます。


  8. 「表示名」フィールドに、アイテムのリンク・テキストを入力します。

    これは、ユーザーがPL/SQLコードを実行するためにクリックするテキストです。

  9. このアイテムを説明するカテゴリを選択します。

  10. このアイテムの「説明」を入力します。

  11. 「公開日付」のデフォルト値を、他のユーザーにアイテムを公開する日時に変更します。

    フォーマットは、DD-MON-YYYY HH12:MI PMです。

    アイテムをアップロードすると、ここで入力する公開日付にかかわらず、すぐにそれを表示できます。他のユーザーには、指定した日時までこのアイテムは表示されません。

  12. 「有効期限」ラジオ・ボタンから有効期限のオプションを選択します。

    指定した日にコンテンツは期限切れとしてマークされ(編集モード)、このページの他のユーザーのビューから削除されます。ページ・グループが期限切れのアイテムを表示するように構成されている場合は、Portal管理者が期限切れのアイテムをPortalからパージするまで、今までどおり編集モードで見ることができ、必要に応じて期限切れを無効にできます。

    次の中から選択します。

    • 有効期限なし: アイテムは期限切れになりません。

    • 有効期間は[ ]日間: アイテムは、指定した日数(公開日から計算)で期限切れになります。

    • 有効期限は[ ] (DD-MON-YYYY HH12:MI PM): アイテムは、指定した日時に期限切れになります。

    フォーマットは、DD-MON-YYYY HH12:MI PMです。

  13. 「パースペクティブ」フィールドで、「移動」アイコンをクリックしてパースペクティブを「使用可能なパースペクティブ」から「表示するパースペクティブ」のリストに移動します。

    「表示するパースペクティブ」の右側の「移動」アイコンを使用して、パースペクティブの表示順序を設定します。

    1つのアイテムに対して複数のパースペクティブを選択できます。たとえば、売上報告は、営業のパースペクティブおよびマーケティング・マネージャのパースペクティブの両方に登録できます。Windowsでは、[Ctrl]キーを押しながらそれぞれのパースペクティブをクリックして、複数のパースペクティブを選択します。UNIXでは、単に各パースペクティブをクリックします。

  14. 「イメージ」フィールドに、このアイテムに関連付けるイメージまたはアイコンの場所を入力します。

    「ブラウズ」ボタンをクリックして、ファイル・システムからイメージを検索して選択します。または、2番目のフィールドを使用してイメージのURLを入力するか、すでにPortalへアップロードされたイメージを再使用します。アップロードされたイメージを再使用するには、このフィールドにパスを指定しないで、1645.GIFなどの内部名(ファイル名ではない)を入力します。

    Oracle Portalによってイメージに割り当てられた内部名を取得するには、そのイメージがすでに使用されているポータル内の場所に移動し、右クリックして表示されたメニューから「プロパティ」を選択します。


    注意:

    アイテム・バージョニングを使用し、常に現行のバージョンのイメージを表示する場合は、14.12.4項「イメージおよびアイテムのバージョニング」を参照してください。


  15. 「イメージの位置」リストから、アイテムのイメージまたはアイコンの位置のオプションを選択します。

    イメージの位置のオプションの説明は、表14-1「アイテム・イメージの位置のオプション」を参照してください。

  16. 「基本検索用キーワード」フィールドに、そのアイテムに対する1つ以上の検索文字列を入力します。

    キーワードは空白、カンマまたはその他の句読点で区切ります。

  17. 「管理者」フィールドに、アイテムの管理者の名前を入力します。

  18. 「アイテムのチェックアウトを有効にする」を選択し、ユーザーがこのアイテムをPortalに対してチェックインおよびチェックアウトできるようにします。

    アイテムをチェックアウトすると、編集中に他のユーザーが上書きできなくなります。

  19. 「表示オプション」フィールドで、アイテムの表示方法を選択します。

    次の中から選択します。

    • ページ領域にアイテムを直接表示: このアイテムを含むポートレット・リージョンに実行結果を表示します。

    • フル・ブラウザ・ウィンドウでアイテムを表示するリンク: 表示されたページを実行結果で置き換えます。

    • 新しいブラウザ・ウィンドウでアイテムを表示するリンク: 2番目のブラウザ・ウィンドウに実行結果を表示します。


    注意:

    アイテム属性値の指定時にリンク表示オプションのいずれかを選択した場合にのみ、アイテム用Portalテンプレートを使用できます。「リンク」表示オプションには、「フル・ブラウザ・ウィンドウでアイテムを表示するリンク」および「フル・ブラウザ・ウィンドウでアイテムを表示するリンク」があります。アイテム表示オプションの「ページ領域にアイテムを直接表示」を選択した場合、ページのプロパティやアイテム属性でそのアイテムに関連付けたアイテム用Portalテンプレートは無視されます。アイテム用Portalテンプレートの詳細は、第12章「標準ルック・アンド・フィールの指定」を参照してください。


  20. 「PL/SQL実行オプション」フィールドで、このPL/SQLアイテムの実行場所であるデータベース・スキーマ(パブリック・スキーマまたは選択する別のスキーマ)を選択します。

    パブリック・スキーマ以外のスキーマを選択するには、「スキーマ」フィールドの横の「データベース・スキーマをブラウズ」アイコンをクリックします。デフォルトでは、PL/SQLアイテムはパブリック・ユーザーとして実行されます。アイテムを実行するユーザーを明示的に選択することもできます。

  21. 「終了」をクリックして変更を保存し、ページに戻ります。

14.2.6 アイテムURLの構成の指定

ページにアイテムを追加する場合には、アイテムの属性の値を入力します。アイテムが含まれているリージョンで属性の設定を編集することで、これらの値の表示を選択できます(詳細は、10.2.9項「リージョンに表示される属性の変更」を参照)。含まれる多くのアイテム属性うち、表示できるのは、アイテムの永続URLを使用したアイテム・リンクと、アイテムのパスベースURLを使用したアイテム・リンクです。

永続URLは、グローバルに一意の識別子(GUID)を使用して構成されます。アイテムのGUIDは変わることがないので、URLは、そのアイテム名が変わってもそのまま有効です。

これに対して、アイテムのパスベースのURLを使用して、アイテム・リンクを構成することもできます。パスベースのURLは、Portalを経由して特定のアイテムに到達するまでのパスを指定することで構成します。URLにはページおよびアイテムの名前を使用するため、パス内のページまたはアイテムの名前が変更されると、URLは無効になります。

パスベースのURLは、Portalを通して観察可能なパスをたどるため、より直観的です。永続URLは、アイテム名が変更されてもそのアイテムにリンク可能であるため、多少堅牢であり、確実にブックマークを付けることができます。

対象の属性は、次のとおりです。

  • リンク - 表示名: パスベースのURL

  • リンク - 表示名(永続): 永続URL

  • リンク - イメージ: パスベースのURL

  • リンク - イメージ(永続): 永続URL

  • リンク - イメージおよび表示名: パスベースのURL

  • リンク - イメージおよび表示名(永続): 永続URL

  • リンク - イメージまたは表示名: パスベースのURL

  • リンク - イメージまたは表示名(永続): 永続URL

アイテム・リンクに使用するURLのタイプを指定するには、10.2.9項「リージョンに表示される属性の変更」の手順に従ってください。Oracle PortalでのURLについて理解を深めるには、付録C「Oracle PortalでのURLの構成」を参照してください。これらの属性のそれぞれに対してレンダリングされるものについての説明は、A.2項「基本属性」を参照してください。

14.2.7 アイテムの追加および編集の秘訣

この項では、コンテンツのリージョンへの追加またはコンテンツの編集のプロセスを簡略化する、2つの秘訣について説明します。この項の内容は次のとおりです。

14.2.7.1 コンテンツ追加のショートカットの作成

ページが編集モードの場合、アイテムを追加するにはリージョンの「アイテムの追加」アイコンをクリックします。アイテムの追加ウィザードが表示され、ウィザードに必要事項を入力して「OK」をクリックすると、まだ編集モードの元のページに戻ります。新規のアイテムが正しいリージョンに入り、ページに必要なすべての無効化が実行されます。

ページを表示モードのままにしてこの作業を完了するには、どのようにすればよいのでしょうか。それには、アイテムの追加ウィザードのURLの変更バージョンを使用するURLアイテム・タイプを追加します。

なぜそのようにする必要があるのでしょうか。オブジェクトのカタログを提供するサイトを持っているとします。オブジェクト・リストは動的で、ページへのコンテンツの追加が頻繁に行われることになります。ページに「オブジェクトの追加」リンクを配置すると、ページの編集モードを有効にしたり、解除したりする作業が簡単かつ迅速にできます。

コンテンツを簡単に追加するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Portalにログインします。

  2. 「構築」タブをクリックして、前面に表示します。

  3. 「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストから、アイテムを追加するページを所有するページ・グループを選択します。

  4. 「レイアウトと外観」セクションの「ページ」で、アイテムを追加するページの名前をクリックします。

    ページが編集モードで開きます。

  5. アイテムが通常追加されるリージョンに移動し、「アイテムの追加」アイコン(図14-14)をクリックします。

    図14-14 「アイテムの追加」アイコン

    「アイテムの追加」アイコン

    アイテムの追加ウィザードが開きます。

  6. ブラウザのアドレス・バーにURLをコピーし、「取消」をクリックして、アイテムの追加ウィザードを終了します。

  7. 「オブジェクトの追加」リンクを追加するリージョンに移動します。

  8. 「アイテムの追加」アイコンをクリックします。

  9. 「コンテンツ・アイテム・タイプ」ドロップダウン・リストから「URL」を選択します。

  10. 「次へ」をクリックします。

  11. 「URL」フィールドを消去し、手順6でコピーしたアイテムの追加ウィザードのURLを貼り付けます。

    特に、URLはコンテンツを追加するリージョンを指定します。URLのもう1つの重要な部分はlooplinkで、これはアイテムの追加ウィザードの「終了」ボタンまたは「取消」ボタンがクリックされたときに戻るPortalを示します。

    ページのURLにmodeパラメータ値が渡されるかどうかにより、Portalではページを表示モードまたは編集モードのどちらで表示するかを認識します。ページの編集モードに入る権限を持っている場合、PortalページのURLに?_mode=16を追加して、ページを編集モードにできます。(これは、他のパラメータ値が渡されないことを前提としています。他の値が渡される場合、疑問符(?)は不要ですが、URLに含まれるパラメータの文字列にパラメータ/値ペアを追加するには、アンパサンド(&)を追加する(つまり、&_mode=16とする)必要があります。)

    URLを見ると、ループリンクによりページが編集モードで呼び戻されることがわかります。%3F_mode%3D16を削除することにより、編集モードのページに戻らないようにします。かわりに、表示モードのページに戻ります。

  12. ループリンクの文から_mode=16を削除します(例では、%3F_mode%3D16)。

  13. リンクの「表示名」を入力します。

  14. 必要に応じてその他のアイテム属性を修正します。

  15. 「OK」をクリックします。

新しいURLアイテムをクリックすると、編集モードで「アイテムの追加」アイコンをクリックした場合とまったく同じように、アイテムの追加ウィザードが起動します。ループリンクURLから_mode=16パラメータが削除されたため、ユーザーがウィザードの「終了」ボタンまたは「取消」ボタンをクリックすると、表示モードのページに戻ります。

この操作を実行できるユーザーを制限する必要がある場合は、URLアイテム上でアイテム・レベルのセキュリティを有効にし、アクセス・ルールを設定できます。アイテム・レベルのセキュリティの詳細は、17.9項「アイテムの保護」を参照してください。

14.2.7.2 コンテンツ編集のショートカットの作成

前項で述べた方法と類似の方法を使用して、URLアイテム・タイプと「アイテムの編集」ウィザードにより、特定のアイテムを編集するためのもう1つのショートカットを作成できます。

特定のアイテムを編集するためのショートカットを作成するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Portalにログインします。

  2. 「構築」タブをクリックして、前面に表示します。

  3. 「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストから、特定のアイテムを編集するページを所有するページ・グループを選択します。

  4. 「レイアウトと外観」セクションの「ページ」で、特定のアイテムを編集するページの名前をクリックします。

    ページが編集モードで開きます。

  5. 編集ショートカットを作成する対象のアイテムを含むリージョンに移動し、「アイテムの編集」アイコンをクリックします(図14-15)。

    図14-15 「アイテムの編集」アイコン

    「アイテムの編集」アイコン

    「アイテムの編集」ウィザードが開きます。

  6. ブラウザのアドレス・バーにURLをコピーし、「取消」をクリックして、「アイテムの編集」ウィザードを終了します。

  7. 「オブジェクトの編集」リンクを追加するリージョンに移動します。

  8. 「アイテムの追加」アイコンをクリックします。

  9. 「コンテンツ・アイテム・タイプ」ドロップダウン・リストから「URL」を選択します。

  10. 「次へ」をクリックします。

  11. 「URL」フィールドを消去し、手順6でコピーした「アイテムの編集」ウィザードのURLを貼り付けます。

    特に、URLは編集するアイテムを指定します。URLのもう1つの重要な部分はlooplinkで、これは「アイテムの編集」ウィザードの「終了」ボタンまたは「取消」ボタンがクリックされたときに戻るPortalを示します。

    ページのURLにmodeパラメータ値が渡されるかどうかにより、Portalではページを表示モードまたは編集モードのどちらで表示するかを認識します。ページの編集モードに入る権限を持っている場合、PortalページのURLに?_mode=16を追加して、ページを編集モードにできます。(これは、他のパラメータ値が渡されないことを前提としています。他の値が渡される場合、疑問符(?)は不要ですが、URLに含まれるパラメータの文字列にパラメータ/値ペアを追加するには、アンパサンド(&)を追加する(つまり、&_mode=16とする)必要があります。)

    URLを見ると、ループリンクによりページが編集モードで呼び戻されることがわかります。%3F_mode%3D16を削除することにより、編集モードのページに戻らないようにします。かわりに、表示モードのページに戻ります。

  12. ループリンクの文から_mode=16を削除します(例では、%3F_mode%3D16)。

  13. リンクの「表示名」を入力します。

  14. 必要に応じてその他のアイテム属性を修正します。

  15. 「OK」をクリックします。

新しいURLアイテムをクリックすると、編集モードで「アイテムの編集」アイコンをクリックした場合とまったく同じように、「アイテムの編集」ウィザードが起動します。ループリンクURLから_mode=16パラメータが削除されたため、ユーザーがウィザードの「終了」ボタンまたは「取消」ボタンをクリックすると、表示モードのページに戻ります。