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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Server本番環境の保護
11g リリース1(10.3.6)
B61616-04
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1 概要とロードマップ

以下の節では、このガイド(本番環境の保護)の内容と構成について説明します。

ドキュメントのスコープと対象読者

このガイドでは、WebLogic Serverの本番環境を保護する方法について説明します。

以下の読者を対象としています。

このドキュメントの手引き

このドキュメントの構成は次のとおりです。

関連情報

以下のOracle WebLogic Serverドキュメントには、WebLogicセキュリティ・サービスに関する情報が記載されています。

セキュリティのサンプルとチュートリアル

セキュリティ開発者向けに、Java Authentication and Authorization Service用、および発信SSLと双方向SSL用のコード・サンプルが用意されています。これらのサンプルとチュートリアルはWebLogic Serverセキュリティの動作を例示し、主要なセキュリティ開発タスクを実行する実際的な手順を示します。

独自のセキュリティ構成を開発する前に、まずセキュリティ・サンプルの一部またはすべてを実行することをお薦めします。

Avitek Medical Recordsアプリケーション(MedRec)とチュートリアル

MedRecはWebLogic Serverに付属したエンドツーエンドのサンプルJava EEアプリケーションであり、一元的で独立した医療記録管理システムをシミュレートします。MedRecアプリケーションには、患者、医師、および管理者に対して、様々なクライアントを使用して患者のデータを管理するフレームワークが用意されています。

MedRecはWebLogic ServerとJava EEの機能を例示し、Oracle推奨のベスト・プラクティスを重要点として示します。MedRecはWebLogic Server配布キットに含まれており、Windowsマシンの「スタート」メニューからアクセスできます。Linuxなどのプラットフォームでは、WL_HOME\samples\domains\medrecディレクトリからMedRecを起動します。WL_HOMEは、WebLogic Platformの最上位のインストール・ディレクトリです。

MedRecには、Webアプリケーション、Webサービス、ワークフロー・アプリケーション、および将来のクライアント・アプリケーションからのリクエストを共同で処理する複数のエンタープライズJava Bean (EJB)で主に構成されるサービス層があります。このアプリケーションには、メッセージドリブンEJB、ステートレス・セッションEJB、ステートフル・セッションEJB、およびエンティティEJBが含まれます。

WebLogic Server配布キットのセキュリティ・サンプル

WebLogic Serverでは、必要に応じてAPIサンプル・コードをWL_HOME\samples\server\examples\src\examplesにインストールできます。ただし、WL_HOMEはWebLogic Serverの最上位インストール・ディレクトリです。WebLogic Serverのスタート・メニューからサンプル・サーバーを起動して、サンプルとその実行手順に関する情報を確認できます。

ダウンロード可能なその他のセキュリティ・サンプル

https://www.samplecode.oracle.com/sf/projects/codesamples/からダウンロード可能なその他のAPIサンプルです。これらのサンプルはZIPファイルとして配布されますので、既存のWebLogic Serverサンプル・ディレクトリ構造に解凍してください。

ダウンロードしたサンプルは、インストール済のWebLogic Serverサンプルと同じ方法でビルドして実行します。詳細は、個々のサンプルのダウンロード・ページ(https://www.samplecode.oracle.com/sf/projects/codesamples/)を参照してください。

このリリースでの新機能と変更点

このリリースで導入されたWebLogic Serverの新機能の一覧については、『Oracle WebLogic Serverの新機能』を参照してください。