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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイド
11g リリース1(11.1.1.6.0)
B72085-01
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26 外部アプリケーションの管理

外部アプリケーションとは、自身の認証プロセスを実装するアプリケーションです。つまり、WebCenter Portalアプリケーションのシングル・サインオン・プロセスに参加しないアプリケーションのことです。

システム管理者は、Fusion Middleware ControlまたはWLSTコマンドライン・ツールを使用して、WebCenter Portalアプリケーション・デプロイメント用の外部アプリケーションを登録および管理できます。また、アプリケーション管理者は、初期設定の管理ページまたは外部アプリケーション・タスク・フローを使用して、外部プリケーションを実行時に登録および管理できます。

デプロイ後にWebCenter Portalアプリケーションに対して行った外部アプリケーションの変更はすべて、MDSリポジトリにカスタマイズとして格納されます。


注意:

外部アプリケーションの構成は動的です。WebCenter Portalアプリケーションの構成変更は即時反映されます。アプリケーションおよび管理対象サーバーを再起動する必要はありません。


この章の内容は次のとおりです。

対象読者

この章の内容は、Fusion Middleware管理者(Oracle WebLogic Server管理コンソールを使用してAdminまたはOperatorロールを付与されたユーザー)を対象としています。第1.8項「管理操作、ロールおよびツールの理解」も参照してください。

26.1 外部アプリケーションに関する必要な知識

WebCenter Portalアプリケーション(FrameworkアプリケーションまたはSpacesアプリケーション)と、独自認証を使用するアプリケーションを連携するには、資格証明プロビジョニングができるようにそのアプリケーションを外部アプリケーション定義と関連付けます。そのためには、外部アプリケーション定義を使用して、それらの個別に認証されたアプリケーションからコンテンツにアクセスする手段を指定します。

外部アプリケーション・サービスは、エンド・ユーザー側からのシングル・サインオン操作を再現するために、ユーザー名とパスワードおよび外部アプリケーション用のその他の資格証明をすべて取得し、これらの情報を資格証明が必要なWebCenter Portalサービスやアプリケーションに渡します。WebCenter Portalサービスや他のアプリケーションは、エンド・ユーザーのかわりにこの情報を使用してログインします。このユーザー名とパスワードの組合せは、アプリケーションがデプロイされているWebLogicドメイン用に構成された資格証明ストアにセキュアに格納されます。

ユーザーがログイン資格証明を尋ねられ、入力すると、それらの資格証明はWebCenter Portalアプリケーション・ユーザーにマップされ、そのドメイン用に構成された資格証明ストアに格納されます。資格証明ストアは、その情報を認証時に外部アプリケーションに渡します。外部アプリケーションの資格証明が変更されないかぎり、以降のリクエストではマップされた情報が資格証明ストアから読み取られるので、ユーザーが資格証明を指定するのは1回のみです。


注意:

外部アプリケーションへのログイン時に、「ログイン情報を保存する」チェック・ボックスを選択しない場合、高可用性(HA)環境でフェイルオーバーが発生すると、そのユーザー・セッションのプロビジョニング済の資格証明は失われます。同一ユーザー・セッション内で外部アプリケーション・コンテンツにアクセスしようとすると、資格証明を再度指定するように要求されます。


Frameworkアプリケーションで使用する外部アプリケーションを指定するには、デプロイ前であればOracle JDeveloperのウィザード、デプロイ後であればFusion Middleware Control Console (図26-1)かWLSTコマンドを使用します。設計時にJDeveloperで指定した外部アプリケーションは、デプロイ後、自動的に表示されます。ただし、デプロイ後にFusion Middleware ControlまたはWLSTコマンドを使用して、設計時の共有資格証明およびパブリック資格証明を再プロビジョニングする必要があります。詳細は、第29章「アイデンティティ・ストアの構成」および第30章「ポリシーおよび資格証明ストアの構成」を参照してください。


注意:

Spacesでは、デフォルトで使用可能な外部アプリケーション・タスク・フローを使用して、外部アプリケーションを登録できます。またはタスク・フローを追加して、アプリケーションを登録および管理できます。Spacesで外部アプリケーション・タスク・フローを使用して外部アプリケーションを登録する方法の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal: Spacesユーザーズ・ガイドのスペース管理を使用した外部アプリケーションの登録に関する項および外部アプリケーション・タスク・フローの操作に関する項を参照してください。


図26-1 外部アプリケーションの編集

図26-1の説明が続きます
「図26-1 外部アプリケーションの編集」の説明

26.2 外部アプリケーションの登録

WebCenter Portalアプリケーションの外部アプリケーションは、Fusion Middleware ControlまたはWLSTコマンドを使用して登録できます。

外部アプリケーションを登録する前に、アプリケーションのログイン・ページにアクセスし、アプリケーションのログイン・フォームのHTMLソースを調べます。必要な登録詳細はすべて、<form tag>の中にあります。

たとえば、Yahoo! Mailのログイン・フォームの基礎となるコードは次のようになっています。

<form method=post action="https://login.yahoo.com/config/login?" autocomplete="off" name="login_form">
...
<td><input name="login" size="17"</td>
...
<td><input name="passwd" size="17"</td>
...

この例の場合、WebCenter PortalユーザーにYahoo! Mailアプリケーションへの直接リンクを提供するには、次のサンプルの登録情報が必要です。

登録情報 サンプル値 HTMLソース

ログインURL

https://login.yahoo.com/config/login?

action

「ユーザー名」/「ユーザーID」フィールド

login

name="login"

パスワード・フィールド名:

passwd

name="passwd"

認証方式

post

method



注意:

外部アプリケーションの構成は動的です。新規の外部アプリケーションおよび既存アプリケーションの更新は即時使用可能になります。WebCenter Portalアプリケーションを再起動する必要はありません。


外部アプリケーションを使用するサービスの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal開発者ガイド』のセキュアなサービス接続に関する項を参照してください。

この項では、次の手順を説明します。

26.2.1 Fusion Middleware Controlを使用した外部アプリケーションの登録

外部アプリケーションを登録する手順は、次のとおりです。

  1. Fusion Middleware Controlにログインし、WebCenter Portalアプリケーション(FrameworkアプリケーションまたはSpacesアプリケーション)のホームページにナビゲートします。

  2. 次のいずれかを実行します。

    • Spacesアプリケーションの場合: 「WebCenterポータル」メニューから、「設定」「サービス構成」を選択します。

    • Frameworkアプリケーションの場合: 「アプリケーション・デプロイメント」メニューから、「WebCenterポータル」「サービス構成」を選択します。

  3. 「WebCenter Portalサービス構成」ページのサービスのリストから、「外部アプリケーション」を選択します。

  4. 新規の外部アプリケーションを登録するには、「追加」をクリックします(図26-2)。

    図26-2 外部アプリケーション接続の構成

    外部アプリケーションの構成
  5. 外部アプリケーションの一意の名前と、この外部アプリケーションを操作するWebCenter Portalユーザーに表示される表示名を入力します。

    表26-1も参照してください。

    表26-1 外部アプリケーション接続: 名前

    フィールド 説明

    アプリケーション名

    アプリケーションの名前を入力します。名前は、WebCenter Portalアプリケーションのすべての接続タイプにおいて一意である必要があります。

    例: yahoo

    注意: 登録後に「アプリケーション名」を編集することはできません。

    表示名

    WebCenter Portalユーザーにわかりやすいアプリケーション名を入力します。ここで指定した表示名が、この外部アプリケーションを操作するWebCenter Portalエンド・ユーザーに表示されます。

    例: My Yahoo

    このフィールドを空白のままにした場合、「アプリケーション名」が使用されます。


  6. 外部アプリケーションのログインの詳細を入力します。

    詳細は、表26-2を参照してください。

    表26-2 外部アプリケーション接続: ログインの詳細

    フィールド 説明

    自動ログインの有効化

    これを選択した場合、ユーザーはこのアプリケーションに自動的にログインできます。このオプションを選択した場合、Login URLHTML User ID Field NameおよびHTML User Password Field Nameフィールドへの入力が必要になります。

    自動シングル・サインオンが設定されている場合は、ユーザーの資格証明が資格証明ストアから取得されるため、ユーザーはアプリケーションに直接リンクされて自動的に認証されます。このオプションを選択すると、エンド・ユーザーはシームレスなシングル・サインオンを行うことができます。

    注意: 次の場合には、自動ログインはサポートされません。

    • 基本認証を使用した外部アプリケーション。

    • SSO用に構成された外部アプリケーション。

    • (ADF Facesを使用して構築された)カスタマイズ済ログイン・フォームを含む外部アプリケーション。このログイン・フォームでは、認証用のJ2EEセキュリティ・コンテナ・ログイン・メソッドj_security_checkを実装できません。

    • UTF8エンコーディングをサポートしていない外部サイト。

    • ログイン成功時に、ランダムに生成される非表示フィールド値またはCookieを受け入れる外部アプリケーション。

    ログインURL

    外部アプリケーションのログインURLを入力します。

    URLを調べるには、アプリケーションのログイン・ページにナビゲートし、URLを書き留めます。

    例: http://login.yahoo.com/config/login

    注意: この外部アプリケーションの目的が他のサービスのかわりにユーザー資格証明を格納および提供することのみの場合、「ログインURL」は必要ありません。

    HTMLユーザーIDのフィールド名

    ログイン・フォームのユーザー名フィールドまたはユーザーIDフィールドを識別する名前を入力します。

    ヒント: この名前を調べるには、ログイン・ページのHTMLソースを参照してください。

    このプロパティに指定するのはユーザー資格証明ではありません。

    「認証方式」がGETまたはPOSTである場合は必須です。アプリケーションでBASIC認証を使用する場合(「認証方式」を参照)は、このフィールドを空白のままにしておきます。

    HTMLユーザー・パスワードのフィールド名

    ログイン・フォームのパスワード・フィールドを識別する名前を入力します。

    ヒント: この名前を調べるには、ログイン・ページのHTMLソースを参照してください。

    「認証方式」がGETまたはPOSTである場合は必須です。アプリケーションでBASIC認証を使用する場合(「認証方式」を参照)は、このフィールドを空白のままにしておきます。


  7. 外部アプリケーションで使用される認証方式を選択します。

    詳細は、表26-3を参照してください。

    表26-3 外部アプリケーション接続: 認証の詳細

    フィールド 説明

    認証方式

    外部アプリケーションで使用されるフォーム送信方式を選択します。次のいずれかを選択します。

    • GET: ページ・リクエストをサーバーに送信し、ログイン資格証明をログインURLの一部として送信します。この認証方式を使用すると、ユーザー名とパスワードがURL内に公開されるため、セキュリティ・リスクが発生する可能性があります。

    • POST: ログイン資格証明をフォームの本文内で送信します。これはデフォルト値です。

    • 基本: ログイン資格証明をリクエスト内の認証ヘッダーとしてサーバーに送信します。この認証方式を使用すると、資格証明が傍受されやすいうえ、このスキームではサーバーから返される情報が保護されないため、セキュリティ・リスクが発生する可能性があります。クライアントとサーバーのコンピュータの間の接続が安全であり、信頼できることが前提となります。

    「認証方式」は、ブラウザからメッセージが送信される方法を指定します。この値は、外部アプリケーションのログイン・フォームのHTMLソース(たとえば、<form method="POST" action="https://login.yahoo.com/config/login?" AutoComplete="off">)を表示すると調べることができます。


  8. 必要な場合、追加のログイン・フィールドおよび詳細を指定します。

    詳細は、表26-4「外部アプリケーション接続: 追加ログイン・フィールド」を参照してください。

    表26-4 外部アプリケーション接続: 追加ログイン・フィールド

    フィールド 説明

    追加ログイン・フィールド

    アプリケーションに追加のログイン基準が必要な場合は、「追加ログイン・フィールド」を開きます。

    たとえば、Lotus Notesアプリケーションでは、user nameとpasswordの他に2つのフィールド(HostとMailFilename)が必要です。

    「追加」をクリックして、ログイン・フォームの追加フィールドを指定します。それぞれの新しいフィールドで次を実行します。

    • 名前: ログインにユーザー入力が必要なHTMLログイン・フォームのフィールドを識別する名前を入力します。アプリケーションで基本認証が使用される場合、このフィールドは適用されません。

    • 値: フィールドのデフォルト値を入力するか、ユーザーが指定できるように空白のままにしておきます。アプリケーションで基本認証が使用される場合、このフィールドは適用されません。

    • ユーザーに表示: これを選択した場合、外部アプリケーションのログイン画面にこのフィールドが表示されます。このフィールドを表示しない(チェック・ボックスを選択しない)場合は、デフォルトの「値」を指定する必要があります。

    ログイン・フィールドを削除するには、「削除」をクリックします。


  9. 必要な場合、共有ユーザー資格証明およびパブリック・ユーザー資格証明を指定します。

    詳細は、表26-5を参照してください。

    表26-5 外部アプリケーション接続: 共有ユーザー資格証明とパブリック・ユーザー資格証明

    フィールド 説明

    共有資格証明の有効化

    この外部アプリケーションで共有ユーザー資格証明を有効にするかどうかを指定します。有効にする場合は資格証明を指定します。「共有資格証明の有効化」を選択してから、共有ユーザーの「ユーザー名」および「パスワード」資格証明を入力します。

    共有資格証明を指定した場合、WebCenter Portalアプリケーションを介してこの外部アプリケーションにアクセスするユーザーはいずれも、ここで定義したユーザー名とパスワードを使用して認証されます。WebCenter Portalユーザーにログイン・フォームは表示されません。

    WebCenter Portalユーザーが自分自身の資格証明を定義する必要はないため、共有資格証明を持つ外部アプリケーションは外部アプリケーションのパスワード変更タスク・フロー(「マイ・アカウント」など)では表示されません。

    詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal: Spacesユーザーズ・ガイド外部アプリケーション用のログイン情報の指定に関する項を参照してください。

    パブリック資格証明の有効化

    認証されていないユーザー(パブリック・ユーザー)がこの外部アプリケーションにアクセスできるかどうかを指定します。「パブリック資格証明の有効化」を選択してから、パブリック・ユーザーの「ユーザー名」および「パスワード」資格証明を入力します。

    パブリック資格証明を指定した場合、WebCenter Portalアプリケーションのパブリック・ページを介してこの外部アプリケーションにアクセスするパブリック・ユーザーは、ここで定義したユーザー名とパスワードを使用してログインします。パブリック資格証明を指定しない場合、パブリック・ユーザーには、この外部アプリケーションにパブリック・ユーザーがアクセスできないことを示す認可エラーが表示されます。


  10. 「OK」をクリックして、アプリケーションを登録します。

26.2.2 WLSTを使用した外部アプリケーションの登録

WLSTコマンドのcreateExtAppConnectionを使用して、外部アプリケーション接続を作成します。コマンドの構文と例は、『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』createExtAppConnectionに関する項を参照してください。

WLSTコマンドのaddExtAppCredentialを使用して、外部アプリケーション接続の共有資格証明またはパブリック資格証明を追加します。詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』addExtAppCredentialに関する項を参照してください。

WLSTコマンドのaddExtAppFieldを使用して、既存の外部アプリケーション接続に追加のログイン基準を定義します。詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』addExtAppFieldに関する項を参照してください。

WLSTコマンドの実行方法の詳細は、第1.13.3.1項「Oracle WebLogic Scripting Tool (WLST)コマンドの実行」を参照してください。

26.2.3 Spacesアプリケーションでの外部アプリケーションの登録

Spacesアプリケーションでの外部アプリケーションの登録の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal: Spacesユーザーズ・ガイドのスペース管理を使用した外部アプリケーションの登録に関する項を参照してください。

26.2.4 Frameworkアプリケーションでの外部アプリケーションの登録

外部アプリケーションを使用するサービスの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal開発者ガイド』の外部アプリケーションの管理に関する項を参照してください。

26.3 外部アプリケーション接続の詳細の変更

この項では、外部アプリケーション接続の詳細を変更する方法を説明します。この項の内容は次のとおりです。

26.3.1 Fusion Middleware Controlを使用した外部アプリケーション接続の変更

外部アプリケーション接続の詳細を更新する手順は、次のとおりです。

  1. Fusion Middleware Controlにログインし、Frameworkアプリケーション(またはSpacesアプリケーション)のホームページにナビゲートします。

  2. 次のいずれかを実行します。

    • Spacesアプリケーションの場合: 「WebCenterポータル」メニューから、「設定」「サービス構成」を選択します。

    • Frameworkアプリケーションの場合: 「アプリケーション・デプロイメント」メニューから、「WebCenterポータル」「サービス構成」を選択します。

  3. 「WebCenter Portalサービス構成」ページのサービスのリストから、「外部アプリケーション」を選択します。

  4. 変更する外部アプリケーションの名前を選択し、「編集」をクリックします。

  5. 必要に応じて接続の詳細を編集します。パラメータ情報の詳細は、表26-2を参照してください。

    外部アプリケーションの名前は編集できないので注意してください。

  6. 「OK」をクリックして、変更を保存します。

26.3.2 WLSTを使用した外部アプリケーション接続の変更

WLSTコマンドのsetExtAppConnectionを使用して、既存の外部アプリケーション接続の詳細を編集します。コマンドの構文と例は、『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』setExtAppConnectionに関する項を参照してください。


注意:

追加のログイン・フィールドに関連する詳細を編集するには、setExtAppFieldを使用します。既存の共有資格証明またはパブリック資格証明を編集するには、setExtAppCredentialを使用します。

追加のログイン・フィールドを削除するには、removeExtAppFieldを使用します。共有資格証明またはパブリック資格証明を削除するには、removeExtAppCredentialを使用します。


WLSTコマンドの実行方法の詳細は、第1.13.3.1項「Oracle WebLogic Scripting Tool (WLST)コマンドの実行」を参照してください。

Spacesでの外部アプリケーションの変更の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal: Spacesユーザーズ・ガイドの外部アプリケーション接続の詳細の編集に関する項を参照してください。

26.4 外部アプリケーション接続のテスト

ログインURLを使用して外部アプリケーションを作成する場合は、そのログインURLにアクセス可能であることを確認します。ダイレクトURLの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal開発者ガイド』の自動シングル・サインオンに関する項を参照してください。

26.5 外部アプリケーション接続の削除

外部アプリケーション接続を削除すると、WebCenter Portalアプリケーション・ユーザーはそのアプリケーションにアクセスできなくなり、外部アプリケーションに依存するサービスが正常に機能しなくなる可能性があるため、削除する際は注意してください。

Spacesでは、外部アプリケーションを削除しても、外部アプリケーションへのリンクはアプリケーション・ナビゲータ・タスク・フローから自動的に削除されません。無駄なアクセス試行が行われないように、管理者が使用不可能なアプリケーションへのリンクを削除することをお薦めします。

この項の内容は次のとおりです。

26.5.1 Fusion Middleware Controlを使用した外部アプリケーション接続の削除

外部アプリケーション接続を削除する手順は、次のとおりです。

  1. Fusion Middleware Controlにログインし、Frameworkアプリケーション(またはSpacesアプリケーション)のホームページにナビゲートします。

  2. 次のいずれかを実行します。

    • Spacesアプリケーションの場合: 「WebCenterポータル」メニューから、「設定」「サービス構成」を選択します。

    • Frameworkアプリケーションの場合: 「アプリケーション・デプロイメント」メニューから、「WebCenterポータル」「サービス構成」を選択します。

  3. 「WebCenter Portalサービス構成」ページのサービスのリストから、「外部アプリケーション」を選択します。

  4. 削除する外部アプリケーションの名前を選択し、「削除」をクリックします。

26.5.2 WLSTを使用した外部アプリケーション接続の削除

WLSTコマンドのdeleteConnectionを使用して、外部アプリケーション接続を削除します。コマンドの構文と例は、『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』deleteConnectionに関する項を参照してください。


注意:

追加のログイン・フィールドを削除するには、removeExtAppFieldを使用します。共有資格証明またはパブリック資格証明を削除するには、removeExtAppCredentialを使用します。


WLSTコマンドの実行方法の詳細は、第1.13.3.1項「Oracle WebLogic Scripting Tool (WLST)コマンドの実行」を参照してください。

26.5.3 WebCenter Portal: Spacesでの外部アプリケーション接続の削除

Spacesでの外部アプリケーションの削除の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal: Spacesユーザーズ・ガイドの外部アプリケーションの削除に関する項を参照してください。

26.5.4 WebCenter Portal: Frameworkアプリケーションでの外部アプリケーション接続の削除

Frameworkアプリケーションでの外部アプリケーションの削除の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal開発者ガイド』のOracle JDeveloperでの外部アプリケーション登録の詳細の削除に関する項を参照してください。