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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイド
11g リリース1(11.1.1.6.0)
B72085-01
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18 ピープル・コネクション・サービスの管理

この章では、ピープル・コネクション・サービスに必要なバックエンド構成の要件について説明します。WebCenter Portalアプリケーションのバックエンド・サービスを確認および構成するには、常にFusion Middleware ControlまたはWLSTコマンドライン・ツールを使用してください。デプロイ後にWebCenter Portalアプリケーションに加えた変更は、MDSメタデータにカスタマイズとして格納されます。

この章の内容は次のとおりです。

対象読者

この章の内容は、Fusion Middleware管理者(Oracle WebLogic Server管理コンソールを使用してAdminまたはOperatorロールを付与されたユーザー)を対象としています。第1.8項「管理操作、ロールおよびツールの理解」も参照してください。

18.1 ピープル・コネクション・サービスに関する必要な知識

ピープル・コネクション・サービスは、ユーザーのコネクションのアクティビティを作成、連携および追跡するためのソーシャル・ネットワーキング・ツールです。このサービスの各機能により、ユーザーは自分の個人プロファイルの管理、他のユーザーのプロファイルへのアクセス、非定型のフィードバックの提供、メッセージの投稿、アクティビティの追跡ができるほか、他のユーザーとつながることができます。

ピープル・コネクション・サービスでは、次の一連の機能によってこれを実現しています。

ピープル・コネクション・サービスの機能は、前述の5つのカテゴリに分類されます。それぞれのカテゴリには一連のタスク・フローが含まれており、それらのタスク・フローを通じてピープル・コネクションの各機能がエンド・ユーザーに提供されます。

ピープル・コネクション・サービスの実行時の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal: Spacesユーザーズ・ガイドのコラボレーションおよびソーシャル・ネットワーキング環境の編成に関する第VIII部を参照してください。

ピープル・コネクションの構成の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal: Spacesユーザーズ・ガイドのWebCenter Spaces用のピープル・コネクションのデフォルトの構成に関する項を参照してください。

18.2 ピープル・コネクションの前提条件

ピープル・コネクション・サービスを使用するには、WEBCENTERスキーマがデータベースにインストールされている必要があります。

本番環境では、ピープル・コネクションにコネクション候補の母集団を提供する手段として、エンタープライズはバックエンド・アイデンティティ・ストアを利用できます。開発環境では、開発者がテスト・ユーザーをjazn-data.xmlファイルに追加できます。

たとえば、プロファイルでは、WebCenter Portalアプリケーションからそのユーザーに提供される大量の情報をバックエンド・アイデンティティ・ストアから取得します。また、プロファイルでは、この情報の一部を変更したり、アイデンティティ・ストアに格納されていない追加データを提供することも可能です。

本番バージョンのアプリケーションのバックエンド(LDAP)アイデンティティ・ストアへの接続の詳細は、第29章「アイデンティティ・ストアの構成」を参照してください。

18.3 アクティビティ・ストリームのプロキシ・サーバーの設定

外部のピープル・コネクションがWebCenter Portalアプリケーションでフィードできるようにするには、プロキシ・サーバーを設定する必要があります。

アクティビティ・ストリーム・タスク・フローで外部リンクを表示する場合は、プロキシ・サーバーも必要です。ピープル・コネクション・サービスとアクティビティ・ストリーム・サービスは、同じプロキシ・サーバー設定を共有します。

Fusion Middleware ControlまたはWLSTのいずれかを使用して、プロキシ・サーバーを構成できます。詳細は、第9.7項「プロキシ・サーバーの設定」を参照してください。

18.4 アクティビティ・ストリーム・スキーマのアーカイブ

アプリケーション管理者は、WLSTコマンドを使用してアクティビティ・ストリーム・スキーマ内のデータをアーカイブおよびリストアできます。次のコマンドを使用できます。

詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』のアクティビティ・ストリームに関する項を参照してください。

18.5 プロファイル・サービスのキャッシュ・オプションの構成

プロファイル・サービスのJOCキャッシュを構成するには、たとえば、WLSTコマンドのsetProfileCacheTimeToLiveを使用して、オブジェクトがキャッシュ内に存在できるアイドル時間を設定します。この時間が経過してもアクセスがないオブジェクトは削除されます。同様に、WLSTコマンドのsetProfileCacheNumberOfObjectsを使用して、キャッシュ内に存在できる最大のオブジェクト数を設定できます。最大数に達すると、古いオブジェクトまたは未使用のオブジェクトが削除されます。

コマンドの構文と例は、『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』のXWLSTXに関する項を参照してください。

WLSTコマンドの実行方法の詳細は、第1.13.3.1項「Oracle WebLogic Scripting Tool (WLST)コマンドの実行」を参照してください。