3.1. インストールの概要

Oracle VMでは、Oracle Databaseをリポジトリとして使用します。Oracle VMの本番デプロイメントでは、Oracle Database Standard Edition (Oracle SE)またはEnterprise Edition (Oracle EE)が必要です。Oracle VMのテスト中で、サポート対象の製品が必要でない場合は、Oracle Database Express Edition (Oracle XE)を使用できます。Oracle XEは、サポート対象の製品ではなく、Oracleサポート・サービスではこの製品のパッチを提供していません。オラクル社の完全なサポートが必要な場合は、Oracle SEまたはEEをOracle VMのデータベース・リポジトリとして使用する必要があります。

Oracle VM Managerは、Oracle XEを使用したデモ・インストール、あるいはOracle SEまたはEEを使用した本番インストールでインストールできます。デモ・インストールでは、Oracle XEはローカル・ホストにインストールされ、リポジトリとして使用されるように構成されます。本番オプションでは、事前にインストールされたOracle Databaseの情報が収集され、リポジトリとして使用されます。いずれのインストール・タイプでも、Java、Oracle VM ManagerアプリケーションおよびOracle WebLogic Serverがローカル・ホストにインストールされます。

アンインストーラは、インストール・スクリプトに含まれています。アンインストーラには、Oracle XE、Java、Oracle VM ManagerアプリケーションおよびOracle WebLogic Serverを削除するオプションがあります。