| ナビゲーションリンクをスキップ | |
| 印刷ビューの終了 | |
|
Oracle Solaris 11.1 システムのブートおよびシャットダウン Oracle Solaris 11.1 Information Library (日本語) |
| ナビゲーションリンクをスキップ | |
| 印刷ビューの終了 | |
|
|
Oracle Solaris 11.1 システムのブートおよびシャットダウン Oracle Solaris 11.1 Information Library (日本語) |
2. x86: GRand Unified Bootloader の管理 (タスク)
x86: GRUB 2 パーティションおよびデバイス命名スキーム
x86: GRUB 2 と GRUB Legacy のタスクの比較
x86: GRUB Legacy システムを GRUB 2 をサポートするリリースにアップグレードする
x86: GRUB Legacy システムを GRUB 2 をサポートするリリースにアップグレードする方法
x86: GRUB Legacy メニューエントリが GRUB 2 に移行される方法
x86: GRUB 2 と GRUB Legacy のブート環境を同じシステムで保守する
x86: bootadm コマンドを使用して GRUB 構成を管理する
x86: GRUB メニューの指定したブートエントリの属性を設定する方法
x86: GRUB メニューからブートエントリを削除する方法
x86: ブート時に GRUB メニューを編集してカーネル引数を追加する
x86: GRUB メニューを編集して、ブート時に -B prop=val カーネル引数を追加する
このセクションでは、次の情報について説明しています。
GRUB 2 ブートローダーが破損し、システムがブートできなくなった場合、メディアからブートし、ブートローダーを手動で再インストールする必要がある可能性があります。ブートローダーを再インストールするには、Oracle Solaris インストールメディアからブートして (たとえば、テキストインストーラ ISO イメージを使用して)、コマンドプロンプトに到達する必要があります。
GRUB 2 を再インストールする前に、ルートプールをインポートする必要があります。次に手順を示します。
『Oracle Solaris 11.1 の管理: セキュリティーサービス』の「割り当てられている管理権限を使用する方法」を参照してください。
# zpool import -f pool-name
# bootadm install-bootloader [-f] -P pool-name
システム上のブートローダーのバージョンをダウングレードしないよう、ブートローダーのインストールの際に、バージョンチェックを強制的にバイパスします。
注 - 確実にブートローダーをメディア上にあるバージョンで上書きするのでない限り、-f オプションを使用しないでください。
使用するプールのブート構成を指定します。
# zpool export pool-name
始める前に
バックアップに存在し、一連のブート環境にインストールされている最新バージョンの Oracle Solaris を実行していることを確認します。バックアップに存在し、一連のブート環境にインストールされている最新バージョンの Oracle Solaris を実行していることを確認することで、-f オプションを使用する必要なく、bootadm install-bootloader コマンドを使用して、ブートローダーを正常にインストールできます。
次に、ルートプールを復元します。『Oracle Solaris 11.1 の管理: ZFS ファイルシステム』の第 11 章「スナップショットのアーカイブとルートプールの回復」を参照してください。
# bootadm install-bootloader -P poolname
バックアップに存在し、一連のブート環境にインストールされている最新バージョンの Oracle Solaris を実行しない場合、bootadm install-bootloader コマンドの実行後、復元された rpool がブートに失敗することがあります。この場合、代替策として、次のコマンドを実行してみてください。
# beadm activate -p poolname BEname
BEname は最新バージョンの Oracle Solaris を含むブート環境です。このコマンドを実行すると、最新のブートローダーファイルがインストールされます。
この代替方法もブートローダーをインストールしますが、インストールは実行中のシステムからではなく、ブート環境からブートローダーファイルを使用することの副作用です。この回避策は、以前の Oracle Solaris バージョンから復元を実行する場合に使用してください。
BIOS ファームウェアを搭載するシステムでは、GRUB 2 をマスターブートレコードにインストールする必要があるか、望ましいことがあります。次の手順にその実行方法を説明します。インストール後、アクティブなパーティションとしてマークされている DOS パーティションに関係なく GRUB 2 はデフォルトのシステムブートローダーになります。BIOS ファームウェアを搭載するシステムで DOS パーティションが使用されており、Solaris パーティションがプライマリパーティションである場合、デフォルトの GRUB 2 インストールの場所がパーティションブートレコードです。パーティションが論理パーティションの場合、GRUB 2 は常に MBR にインストールされます。
『Oracle Solaris 11.1 の管理: セキュリティーサービス』の「割り当てられている管理権限を使用する方法」を参照してください。
# bootadm install-bootloader -M
最後の GRUB 2 ブート環境を破棄すると、システムによって GRUB Legacy ブートローダーが自動的に再インストールされないため、GRUB Legacy ブートローダーを再インストールする場合、まず GRUB Legacy ブートローダーファイル (/boot/grub/stage1 および /boot/grub/stage2 内) を含む最新のブート環境にブートする必要があります。
installgrub コマンドはこのリリースで非推奨になったため、GRUB Legacy ブートローダーをサポートするリリースを実行している場合にのみ使用してください。installgrub(1M) を参照してください。
次の手順は、システムを GRUB Legacy をサポートするリリースから、Oracle Solaris 11.1 にアップグレードした場合に適用します。
システムを古い GRUB Legacy ブートローダーに戻す場合は、次の手順を使用します。
 | 注意 - 次の手順は、Oracle Solaris リリースまたはOracle Solaris 11.1 への更新に使用した Support Repository Update (SRU) を含むブート環境から実行してください。さらに、zpool upgrade コマンドの以前のバージョン 33 を使用して、ZFS プールの機能をアップグレードしている場合は、GRUB Legacy にダウングレードできないか、この手順の手順 2 を実行できません。ルートプールを以前のバージョン 33 にアップグレードしたあとに GRUB Legacy に強制的にダウングレードすると、システムがブート不能になります。 |
『Oracle Solaris 11.1 の管理: セキュリティーサービス』の「割り当てられている管理権限を使用する方法」を参照してください。
Oracle Solaris 11.1 リリースを含むブート環境をアクティブ化すると、Legacy GRUB ブートローダーが GRUB 2 によって置き換えられるため、この手順を実行することで、GRUB 2 が誤ってアクティブ化され、インストールされることを防げます。
# bootadm install-bootloader -f
注 - これらの手順後にリブートする必要はありません。次の完全リブート時に、GRUB Legacy ブートローダーが実行します。
|