仮想プライベートネットワークと IPsec

ドキュメントの品質向上のためのご意見をください

Your rating has been updated

貴重なご意見を有り難うございました!

あなたの貴重なご意見はより良いドキュメント作成の手助けとなります内容の品質向上と追加コメントのためのアンケートに参加されますか？

構成したトンネルは、ポイントツーポイントインタフェースです。トンネルによって、IP パケットを別の IP パケット内にカプセル化できます。トンネルの構成には、トンネルソースとトンネル宛先が必要です。詳細については、『Oracle Solaris 11.1 ネットワークの構成と管理』の「IP トンネルを作成および構成する方法」を参照してください。

トンネルは、IP への物理インタフェースのようなものを作成します。この物理的リンクの完全性は、基本になるセキュリティープロトコルによって異なります。セキュリティーアソシエーション (SA) を確実に行えば、信頼性の高いトンネルになります。トンネルのデータパケットのソースはトンネル宛先で指定したピアでなければなりません。この信頼関係があるかぎり、インタフェース別 IP 送信を利用して仮想プライベートネットワーク (VPN)を作成できます。

VPN に IPsec 保護を追加できます。IPsec が接続の安全性を確保します。たとえば、分離したネットワークを持つ複数のオフィスを VPN テクノロジを使用して接続している組織は、IPsec を追加して 2 つのオフィス間のトラフィックをセキュリティー保護できます。

次の図は、ネットワークシステムに配備した IPsec で、2 つのオフィスが VPN を形成する方法を示しています。

図 6-7 仮想プライベートネットワーク

image:図は、オフィス 1 と 2 が net0 インタフェースを使用して、互いに通信を行なっていることを示しています。各オフィスは、内部の通信に net1 を使用します。

設定手順の詳細な例については、「トンネルモードの IPsec で VPN を保護する方法」を参照してください。

ナビゲーションリンクをスキップ
印刷ビューの終了
	Oracle Solaris 11.1 でのネットワークのセキュリティー保護 Oracle Solaris 11.1 Information Library (日本語)