この章では、データベース接続の作成と操作の方法について説明します。
この章では、次の項目について説明します。
Oracleデータベースと、Oracle以外の様々なデータベースに接続して操作できます。
データベース接続は、アプリケーション・ナビゲータまたはデータベース・ナビゲータ(作業中のアプリケーションに対して使用できる)で、あるいはリソース・パレット(他のアプリケーションで再利用できる)で使用できます。
データベース接続を作成すると、次の操作が可能になります。
データベース・オブジェクトの参照
特定のデータベース・オブジェクトの検索
データのインポートとエクスポート
データベース・スキーマ間でのデータベース・オブジェクトのコピー
データベース・スキーマどうしの比較
1つ以上のデータベース・タイプの一部または全部のオブジェクトの、DLLファイルファイルへのエクスポート
事前定義済のレポートを使用、および新規レポートを作成し、データベースとそのオブジェクトに関する情報を提供
JDeveloperでデータベースを使用するのが初めての場合、Oracle Database Express Edition (Oracle Database XE)の使用をお薦めします。詳細は、第24.2項「Oracle Database 10gのスタート・ガイド」を参照してください。
「データベース接続の作成」ダイアログを使用して、外部データソースへの接続を定義し管理できます。
リソース・パレットで接続をカタログに追加すると、共同作業や複数のアプリケーションへの公開が可能です。
データベース・ナビゲータでは、データベースのオブジェクトを作成、編集および変更します。
アプリケーション・ナビゲータの「アプリケーション・リソース」では、現在のアプリケーションで接続を使用します。
接続を削除する際、この接続に依存しているプロジェクトがあることを知らせる警告は表示されません。このため、接続の削除には注意が必要です。
JDeveloper 11gでは、データベース接続の作成と管理に2つの方法があります。データベース接続をアプリケーションに対して定義する(アプリケーション・リソース接続)ことも、IDE全体に対して定義する(IDE接続)こともできます。どちらの定義にも同じダイアログを使用しますが、JDeveloperにおけるその有効範囲は異なります。
最初にデータベース接続を作成するときに接続の有効範囲を選択し、その後変更することはできません。詳細は、第3.7.2.2項「接続の有効範囲の定義」を参照してください。
データベース接続を作成すると、データベース・ナビゲータに接続のノードが作成され、接続の有効範囲に応じてアプリケーション・ナビゲータの「リソース・パレット」パネルか「アプリケーション・リソース」パネルにノードが追加されます。
アプリケーション・ナビゲータとデータベース・ナビゲータでデータベース接続ノードを展開すると、データベース・オブジェクトを表示して操作できます。リソース・パレットでデータベース接続を操作できるのは、アプリケーションに追加してからです。
アプリケーション・リソースとして作成されるデータベース接続
アプリケーション・リソースとして作成されるデータベース接続は、それが作成されたアプリケーションでのみ使用できます。
データベース・ナビゲータでは、アプリケーションと同じ名前のノードの下に接続のノードがあります。
アプリケーション・ナビゲータでは、「アプリケーション・リソース」パネルの「接続」の下に接続のノードがあります。connections.xml
に格納される接続情報は、「ディスクリプタ」ノードの下のADF META-INFの下にあります。これをダブルクリックするとXMLエディタでファイルが開き、ファイル名の上にマウス・カーソルを置くとファイルのパスがわかります。
接続ディスクリプタ定義情報のファイル・システム上の場所はapplication_folder/.adf/META-INF/connections.xml
で、application_folder
は選択したアプリケーションのパスです。
IDE接続として作成されるデータベース接続
これらは、グローバルに定義されるデータベース接続です。
IDE接続をアプリケーション・ナビゲータにコピーすると、次のようにしてアプリケーションで使用できます。
「リソース・パレット」から接続をドラッグし、「アプリケーション・ナビゲータ」の下の「アプリケーション・リソース」にある「接続」ノードにドロップします。
「リソース・パレット」で接続を右クリックし、「アプリケーションに追加」を選択します。
データベース・ナビゲータで、「IDE接続」ノードからアプリケーションのノードの下にある「アプリケーション接続」ノードに接続をドラッグします。
接続ディスクリプタ定義情報のファイル・システム上の場所はsys-dir/jdeveloper/system11.1.x.x.nn.nn.nn/o.jdeveloper.rescat2.model/connections/connections.xml
です。
JDeveloperのデプロイにはconnections.xmlファイルが含まれ、アプリケーションでは.adf\META-INF.
フォルダにこのファイルがあります。このファイルには、デプロイと実行時の接続の実行に必要な接続情報が格納されています。
接続を定義した後、ダイアログに戻ってその属性を編集できます。
注意: データベース接続の作成後は、接続タイプを変更できません。 |
データベース接続を作成する手順は、次のとおりです。
必要な場合は、「表示」→「データベース」→「データベース・ナビゲータ」を選択します。「IDE接続」またはアプリケーションを右クリックして「接続の作成」を選択し、「データベース接続の作成」ダイアログを開きます。
あるいは、メイン・メニューから「ファイル」→「新規」を選択し、「新規ギャラリ」を開きます。「カテゴリ」リストで、「一般」を開き、「接続」を選択します。「項目」リストで「データベース接続」をダブルクリックし、「データベース接続の作成」ダイアログを開きます。
詳細は、[F1]キーを押すか、「データベース接続の作成」ダイアログから「ヘルプ」をクリックします。
適切な接続情報を入力し、「接続のテスト」をクリックします。JDeveloperがデータベースに接続するまで時間がかかることがあります。
テストに成功すると、ステータス・テキスト領域に成功メッセージが表示されます。テストに成功しなければ、エラーが表示されます。この場合、必要に応じて以前に入力した情報を変更してエラーを修正するか、エラーの内容を確認して考えられる他のエラー要因を特定します。
Oracle Databaseに接続するとき推奨されるのはシン・ドライバを使用する方法ですが、OCI8 (Thick接続)を使用して接続することも可能です。
OCI8を使用して接続するには、次のようにします。
システム・プロパティoracle.jdbc.library
を使用して、jarの場所を定義します。次に例を示します。
jdev -J-Doracle.jdbc.library=/jdev_install/jdeveloper/ojdbc6.jar
データベース接続を編集するには、次のようにします。
「表示」→「データベース」→「データベース・ナビゲータ」を選択します。
「IDE接続」またはアプリケーションを展開し、データベース接続を選択します。
接続を右クリックして「プロパティ」を選択し、「データベース接続の編集」を開きます。詳細は、[F1]キーを押すか、「データベース接続の作成」ダイアログから「ヘルプ」をクリックします。
注意: どのスキーマが接続に表示されるかをフィルタすることもできます。 |
リソース・パレットでは、IDE接続として作成されたデータベース接続のインポートとエクスポートも行うことができます。詳細は、第3.7.6項「カタログおよび接続をインポートおよびエクスポートする方法」を参照してください。
接続をエクスポートすると、選択した接続ディスクリプタがXMLファイルにコピーされます。他のユーザーは、このファイルをインポートして簡単に接続を作成できます。
データベース接続をエクスポートするには、次のようにします。
「表示」→「データベース」→「データベース・ナビゲータ」を選択します。
「IDE接続」またはアプリケーションを右クリックして「接続のエクスポート」を選択します。
「接続ディスクリプタのエクスポート」ダイアログで、ファイル名を入力するか、「参照」をクリックして接続ファイルの場所および名前を指定します。詳細を参照するには、[F1]を押すか、「接続ディスクリプタのエクスポート」ダイアログ内で「ヘルプ」をクリックしてください。
ファイル名を指定した後、リストから適切な接続を選択します。
選択した接続の接続情報がファイルに保存され、他のユーザーがインポートして使用することが可能になります。
「OK」をクリックします。
IDE接続であるデータベース接続を含めて接続をエクスポートするには、リソース・パレットを使用する方法もあります。
以前にエクスポートした接続ディスクリプタをインポートできます。
データベース接続をインポートするには、次のようにします。
「表示」→「データベース」→「データベース・ナビゲータ」を選択します。
「IDE接続」またはアプリケーションを右クリックして「接続のインポート」を選択します。
「接続ディスクリプタのインポート」ダイアログで、エクスポートした接続ファイルのファイル名を入力するか、「参照」をクリックして、そのファイルを検索します。詳細は、[F1]を押すか、「ヘルプ」をクリックしてください。
ファイル名を指定した後、表示されているリストから1つ以上の接続を選択します。
「OK」をクリックします。
データベース接続を含めて接続をインポートするには、リソース・パレットを使用する方法もあります。
JDeveloperですでに定義されているデータベース接続に手動で接続する、または手動でデータベース接続を切断できます。
データベース接続を開くには、次のようにします。
「表示」→「データベース」→「データベース・ナビゲータ」を選択します。
「IDE接続」またはアプリケーションを展開し、データベース接続を選択します。
ノードを開きます。
あるいは、クローズしている接続を右クリックして「接続」を選択する方法もあります。
データベース接続を閉じるには、次のようにします。
「表示」→「データベース」→「データベース・ナビゲータ」を選択します。
「IDE接続」またはアプリケーションを展開し、データベース接続を選択します。
接続を右クリックし、「切断」を選択します。
接続を削除すると、その接続はデータベース・ナビゲータおよびJDeveloperから削除されます。
接続を削除するときに、JDeveloperは、その接続に依存するプロジェクトが存在する可能性があることを警告しません。そして、ワークスペースやプロジェクトだけでなく、すべてのJDeveloperから接続を削除します。接続を削除する場合は、細心の注意を払う必要があります。
データベース接続を削除するには、次のようにします。
「表示」→「データベース」→「データベース・ナビゲータ」を選択します。
「IDE接続」またはアプリケーションを展開し、削除するデータベース接続を選択します。
接続を右クリックし、「削除」を選択します。
確認ダイアログで、「はい」をクリックします。
BI JDBCドライバとしてサード・パーティ製JDBCドライバを使用する、またはDB2、Informix、SQL ServerおよびSybaseにWebLogic JDBCを使用する予定がある場合は、接続を定義するときに使用できるように、JDeveloperにそのドライバを登録する必要があります。
新規のサード・パーティ製JDBCドライバを登録するには、次のようにします。
「ツール」→「設定」を選択します。
「プリファレンス」ダイアログで、「JDBCドライバ・オプション」を選択します。
JDeveloperに現在登録されているサード・パーティ製のJDBCドライバのリストが表示されます。リストに新しいエントリを追加するには、「新規」をクリックします。
新規エントリがリストと「ドライバ・クラス」フィールドに表示され、デフォルト・ドライバのクラス名が選択されます。
「ドライバ・クラス」フィールドで新規エントリを変更し、完全修飾クラス名を反映します。
「登録済のJDBCドライバ」リストで、正しいエントリが選択されたままであることを確認してください。
ドライバを関連付けるライブラリを選択します。既存のライブラリを参照するか、ライブラリへの完全修飾パスを入力できます。ライブラリのクラスパスが「クラスパス」に表示されます。
サード・パーティ製ドライバを使用するプロジェクトには、必ずこのライブラリを含めるようにしてください。
「OK」をクリックします。
このダイアログ(ダイアログに戻った場合)、および「データベース接続の作成」ダイアログの両方で、使用可能なサード・パーティ製のJDBCドライバのリストにドライバが表示されます。
また、「データベース接続の作成」ダイアログを使用中の場合、ダイアログから移動せずにサード・パーティ製のJDBCドライバを登録できます。「接続タイプ」として「汎用JDBC」を選択し、「新規」をクリックして「JDBCドライバの登録」ダイアログを開くと、ドライバのクラス名とライブラリが示されます。
Oracle以外のデータベースに接続するには、最初にJDBCドライバを含んだライブラリを作成する必要があります。
ユーザー・ライブラリの作成後に、データベース接続を作成できます。
ユーザー・ライブラリを作成するには、次のようにします。
「ツール」→「ライブラリの管理」を選択します。
「ライブラリの管理」ダイアログの「ライブラリ」タブをクリックし、「ユーザー」ノードを選択して「新規」をクリックします。
「ライブラリの作成」ダイアログで、ライブラリ名を入力し、「クラスパス」ノードを選択して「エントリの追加」をクリックします。「パス・エントリの選択」ダイアログで、接続先データベース用のドライバの場所を参照します。ドライバ・ファイルを選択し、「選択」をクリックします。
同様に、「ライブラリの作成」ダイアログでライブラリ名を入力し、「ソースパス」ノードを選択して「エントリの追加」をクリックします。「パス・エントリの選択」ダイアログで、接続先データベース用のドライバの場所を参照します。ドライバ・ファイルを選択し、「選択」をクリックします。
「ライブラリの作成」ダイアログで「OK」をクリックし、「ライブラリの管理」ダイアログで「OK」をクリックします。
ライブラリには、Oracle以外のデータベースへの接続を作成する際に選択できるJDBCドライバが含まれます。
OracleのJDBC/OCIドライバを使用して接続を作成する場合は、次のプラットフォーム固有の要件に注意してください。
システム固有のライブラリ(Windowsでは.dll
ファイル、UNIXでは.so/.sl
ファイル)が必要です。
OracleのType 2ドライバ(JDBC/OCI)では、JDBCドライバのバージョンがOracleホームのバージョンと一致している必要があります。たとえばOracle JDBC Driverバージョン11の場合、Oracleホームにバージョン11のocijdbc11.dll
と、Oracle Networkソフトウェアおよび必須のサポート・ファイルが含まれている必要があります。
ドライバは、JDBCドライバのダウンロード・ページ(http://www.oracle.com/technetwork/database/features/jdbc/index-091264.html
)からダウンロードできます。
使用しているJDBCドライバと異なるバージョンのローカル・データベースに接続する場合は、Oracleクライアント・ソフトウェアを別のOracleホームにインストールし、Oracle Net Listenerを介して接続する必要があります。
システムに必須の固有ライブラリのクライアント側ファイルが格納されるORACLE_HOME
ディレクトリは、PATH環境変数にリストされている必要があります。
Windowsの場合: PATH環境変数で、クライアント側DLLファイルが存在する%ORACLE_HOME%\bin
ディレクトリをリストします。マシンに複数のOracleホームがインストールされている場合は、Oracleホーム切替えユーティリティを使用して、正しいOracleホームを選択します。
UNIXの場合: クライアント側.so/.sl
ファイルが格納される\{ORACLE_HOME\}/lib
ディレクトリを、PATH環境変数に追加します。
OCIドライバ用のOracleホームと、JDeveloperがインストールされているOracleホームが異なる場合は、ORACLE_HOME
環境変数を設定する必要があります。
OCIドライバ用のOracleホームと、JDeveloperがインストールされているOracleホームが異なり、java.library.path
にリストされているもの以外のOCIドライバを持たない場合は、{$ORACLE_HOME}/jdeveloper/jdev/bin/jdev.conf
で次のような行を編集し、その中のパスをOracleホームへのフルパスに置き換えます。
Windowsの場合: AddNativeCodePath C:/ORACLE/ORAnn/BIN
UNIXの場合: AddNativeCodePath /u01/app/oracle/product/n.n.n/lib
AddNativeCodePath
は、JVMが共有ライブラリを検索する際に使用するディレクトリ名をjava.library.path
に追加します。
注意:
|
表示するデータソースの量と表示方法、データベース・オブジェクトの検索方法を制御できます。
オンライン・データベースおよびオフライン・データベース・オブジェクトを参照できます。
オンライン・データベースを参照するには、データベース・ナビゲータでアクセス可能なJDBC接続をオープンします。
JDBC接続では、PL/SQLオブジェクトおよびブロックと、そのオブジェクトを実装するJavaクラスへのアクセスが許可されます。どのデータベースも参照できますが、全種類のデータベース・オブジェクトにアクセスできるのはOracle Databaseのみです。
データベース接続は、データベース・ナビゲータの「IDE接続」の下、またはアプリケーションのノードの下に表示されます。データベース・スキーマを表示するには、接続を開きます。デフォルトで参照できるのは、その接続で識別されたユーザーのスキーマのみです。ユーザーに必要な権限があれば、他のスキーマも参照できます。スキーマを開くと、そのスキーマに組み込まれているオブジェクト・タイプのノードが表示されます。ノードを開くとその中のオブジェクトが個別に表示されます。最下位ノードまで開いた後に、オブジェクトをダブルクリック(または右クリックして「開く」を選択)すると、そのオブジェクトの内容が表示されます。また、オブジェクトのタイプによっては、オブジェクトの構造も構造ペインに表示されます。
次のようにデータベース・オブジェクトを表示できます。
リアルタイム接続(オンライン・データベース)を通してデータベース・オブジェクトを表示するには、データベース・ナビゲータを使用します。
オフライン・データベース・オブジェクトを表示するには、アプリケーション・ナビゲータを使用します。
プロジェクト(アプリケーション・ナビゲータから表示)内のデータベース・オブジェクトに対する変更は、稼働中のデータベースに対して調整されますが、調整が終わるまで、オフライン・データベースの変更がオンライン・データベースに影響を与えることはありません。
ナビゲータを開くには、次のようにします。
メイン・ツールバーから「表示」を選択します。
次のようにします。
アプリケーション・ナビゲータ: 「アプリケーション・ナビゲータ」を選択します。
データベース・ナビゲータ: 「データベース」→「データベース・ナビゲータ」を選択します。
オンライン・データベースに対するJDBC接続を介して、スキーマと、スキーマに含まれるオブジェクトを参照できます。
稼働中のデータベース接続を参照するには、次のようにします。
「表示」→「データベース」→「データベース・ナビゲータ」を選択します。
接続を展開して使用可能なスキーマを表示します。
スキーマを開いて、表示可能なすべてのオブジェクト・タイプを表示します。
必要に応じて、接続、スキーマ、データベース・オブジェクトのタイプ・レベルにフィルタを適用します。
注意: デフォルトでは、Oracleデータベースのごみ箱にあるオブジェクトが除外されるように、フィルタが表に設定されています。 |
アプリケーション・ナビゲータでオフライン・データベースおよびスキーマを参照し、オフラインの表やビューなどのオブジェクトを検索します。
オフライン・スキーマとそれに含まれるオブジェクトを表示するには、次のようにします。
アプリケーション・ナビゲータで、オフライン・スキーマが含まれているプロジェクトを展開します。
「オフライン・データベース・ソース」を展開し、参照するデータベースとスキーマを展開します。
スキーマ、データベース・オブジェクト・タイプおよびタイプ内のデータベース・オブジェクトをフィルタリングして、定義したサブセットを接続ノードの下に表示できます。これは、接続からアクセス可能なスキーマが数千も存在する環境で役立ちます。
注意: Oracle Databaseへの接続を作成すると、接続で指定したスキーマのオブジェクトが表示されます。他のスキーマの内容を表示するには、「他のユーザー」ノードを展開し、必要なスキーマのノードを展開します。 汎用のJDBCまたはJDBC-ODBC接続を使用して接続する場合、すべてのスキーマが表示されます。 |
フィルタは、接続内のスキーマ用、スキーマ内のオブジェクト・タイプ(表、ビューなど)の任意のセット用、またオブジェクト・タイプ・ノード内の任意のオブジェクト・セット(たとえば、DBで始まる表のみを表示)用に定義できます。
フィルタを使用するには、次のようにします。
「表示」→「データベース」→「データベース・ナビゲータ」を選択します。
「IDE接続」またはアプリケーションを展開し、データベース接続を選択します。
まだロードされていない場合には、接続を展開します。接続がロード(JDeveloperセッションの接続ごとに1回)されるまで、フィルタリングを行うことはできません。接続、接続内のスキーマ、またはスキーマ内のノードを選択します。
選択内容に現在フィルタが適用されている場合には、選択したオブジェクトのノードにフィルタ・アイコンが表示され、ノード名の隣に「(フィルタ対象)」と表示されます。図26-1「データベース・ナビゲータでフィルタされたオブジェクト」を参照してください。
オブジェクトを選択したままデータベース・ナビゲータのツールバーで「フィルタの適用」ボタンをクリックするとダイアログが表示され、現在の選択内容があれば表示されます。このダイアログで、現在適用されているフィルタを変更できます。
JDeveloperはフィルタを備えているので、スキーマ、表、ビュー、またはその他のオブジェクトのセットを定義して表示できます。
オンライン・データベース・オブジェクトのフィルタを作成するには、次のようにします。
「表示」→「データベース」→「データベース・ナビゲータ」を選択します。
「IDE接続」またはアプリケーションを展開します。
接続、接続内のスキーマ、またはスキーマ内のノードを選択し、次のいずれかの処理を実行します。
選択する項目を右クリックし、「フィルタの適用」を選択します。
データベース・ナビゲータのツールバーで、「フィルタの適用」ボタンをクリックします。
選択したオブジェクトに該当するフィルタ・ダイアログが表示されます。接続とスキーマに関して、選択ボックスが表示されます。その他のオブジェクトに関して、選択したノード内でJDeveloperが一致させるオブジェクト名をテキスト(大文字と小文字を区別)で入力します。ワイルド・カード文字「%
」を使用できます。
「OK」をクリックします。これで、オブジェクトのリストがフィルタリングされ、選択した基準に一致する名前のみが表示されます。
稼働中にデータベース接続にある表を、データベース・オブジェクト・ビューアで開くことができます。
データベース・オブジェクト・ビューアの下部には多数のタブがあり、そのタブを使用して、表の構造や表に含まれているデータを調査および変更できます。
オブジェクト・ビューアで表の構造を表示し編集するには、次のようにします。
データベース・オブジェクト・ビューアで表を開くには、データベース・ナビゲータで表を選択してダブルクリックします。あるいは、表を右クリックして「開く」を選択する方法もあります。
確認したい情報が含まれているタブ、たとえば「列」を選択します。詳細を参照するには、[F1]を押すか、データベース・オブジェクト・ビューアで「ヘルプ」をクリックしてください。
表の構造を表示および編集するには、「表の編集」ダイアログを使用する方法もあります。
表のデータを編集できます。
開発中のアプリケーションの機能をテストするなどの目的で、データベース表のデータを変更できます。1つのセルの値を変更したり、行を追加および削除できます。変更後は、変更をデータベースにコミットするか、変更をロールバックしてデータベース表を元のままにしておくかを選択できます。
表のデータを編集するには、次のようにします。
データベース・ナビゲータをダブルクリックして、データベース・オブジェクト・ビューアで表を開きます。
「データ」タブをクリックし、表の内容を表示します。
変更するセルにカーソルを移動し、新しい値を入力します。
新しいレコードを追加するには、「行の挿入」ボタンをクリックします。
1つ以上のレコードを削除するには、それを選択して「選択した行の削除」ボタンをクリックします。
完了したら、次のいずれかを実行します。
データベースに変更をコミットするには、「変更をコミット」ボタンをクリックします。
変更をロールバックするには、「変更のロールバック」ボタンをクリックします。
JDeveloperに接続されているOracle Databaseで、データベース・オブジェクトを検索するには、「データベース・オブジェクトの検索」ウィンドウを使用します。
あらかじめデータベースに接続されている必要があります。
データベース・オブジェクトを検索するには、次のようにします。
メイン・メニューから「表示」→「データベース」→「DBオブジェクトの検索」を選択して、「データベース・オブジェクトの検索」ウィンドウを開きます。
詳細は、[F1]を押すか、ナビゲータ内で「ヘルプ」をクリックしてください。
「接続」リストから接続名を選択します。
「名前」フィールドに検索語を入力します。ワイルドカード%
を使用すると、一致する多数のオブジェクトが返されます。たとえばEM%
と入力すると、名前がEM
で始まるすべてのオブジェクトが返されます。
必要な場合は、「詳細」
をクリックして追加の検索条件を入力します。
「参照」をクリックします。「検索」ウィンドウに結果が返されます。任意のオブジェクト(または指定したオブジェクトの親オブジェクト)を表示または編集するには、結果表示でそのオブジェクトの名前をダブルクリックまたは右クリックします。
この項では、OracleおよびOracle以外のデータベースに接続する方法を説明します。
「データベース接続の作成」ダイアログを使用してデータベース接続を作成すると、新しい接続が作成され、その接続を表すノードが次の場所に表示されます。
データベース・ナビゲータ
アプリケーション・ナビゲータ
リソース・パレット
Oracle Databaseに接続して操作できます。サポートされる具体的なバージョンの詳細は、JDeveloperの認定情報(http://www.oracle.com/technetwork/developer-tools/jdev/documentation/index.html
)を参照してください。
JDeveloperで接続できるOracle Databaseは、次のとおりです。
Oracle Database 11gリリース2
Oracle Database 11gリリース1
Oracle Database 11gリリース2 XE
Oracle Database 10g XE
Oracle Database 10gリリース2
Oracle Database 10gリリース1
Oracle Database 9iリリース2
次のデータベースにも接続が可能です(ただし接続に「Oracle (JDBC)」は使用しません)。
MySQL 4.1または5.0
Oracle TimesTen In-Memory Database
Oracle Database Lite 10gリリース1とリリース3
Oracle Databaseへのデータベース接続を作成するには、次のようにします。
接続タイプとして「Oracle (JDBC)」を使用します。
データベース接続について、ユーザー名、ロールおよびパスワードの適切な値を入力します。
デフォルトでは「パスワードの保存」フィールドが選択されているため、2度目以降はパスワードの入力を求められません。
シン・ドライバを選択します。
データベースがローカル・マシン上にある場合は、デフォルトのlocalhostを使用します。それ以外の場合は、TCP/IPで解決可能なIPアドレスまたはホスト名(myserver
など)を入力します。
データベースのSIDまたはサービス名を入力します。
「接続のテスト」をクリックして接続をテストします。JDeveloperがデータベースに接続するまで時間がかかることがあります。
テストに成功すると、ステータス・テキスト領域に成功メッセージが表示されます。テストに成功しなければ、エラーが表示されます。この場合、必要に応じて以前に入力した情報を変更してエラーを修正するか、エラーの内容を確認して考えられる他のエラー要因を特定します。
JDeveloperでは、MySQL 4.1または5.0への接続と、MySQL 4.1または5.0のエミュレーションによるオフライン・データベースの操作が可能です。MySQLの詳細は、http://www.oracle.com/us/products/mysql/index.htm
を参照してください。
「表の作成」または「表の編集」ダイアログは汎用なので、MySQLを扱うときには使用できない機能もあります。次の操作を実行できます。
表の作成:
データ型、NOT NULL制約、デフォルト値、および列の内容を指定する列の追加
主キーと外部キー制約の追加
表の変更:
列の追加
列の削除
索引の追加
索引の削除
制約(主キー、一意キー、外部キー)の追加
制約(主キー、一意キー、外部キー)の削除
表名の変更
表の削除
MySQLへのデータベース接続を作成するには、次のようにします。
http://mysql.com/downloads
から、MySQL Connector/J 3.1
をダウンロードしてインストールします。
次のmysql-connector-java-3.1.8-bin.jar
が含まれるようにユーザー・ライブラリを設定します。
MySQLへのデータベース接続を作成します。次の値を使用します。
接続タイプ: MySQL
「ユーザー名」と「パスワード」: 接続に使用する適切な値を入力します。
ドライバ・クラス: com.mysql.jdbc.Driver
ライブラリ: ドライバのために作成したライブラリ。
JDBC URL: jdbc:mysql://machine-name/database-name
Oracle TimesTen In-Memory Databaseは、メモリーが最適化されたリレーショナル・データベースです。各種の業界で必要とされている高速な応答性と高いスループットをアプリケーションに提供します。アプリケーション層でデプロイされるTimesTenデータベースは、完全に物理メモリー内に常駐するため、リカバリ性能に必要なディスク・ストレージへの永続性を備えています。
JDeveloperでは、Oracle TimesTen In-Memory Database 6.0、7.0、11gへの接続と、TimesTenデータベースのエミュレーションによるオフライン・データベースの操作が可能です。Oracle TimesTen In-Memory Database 11gの詳細は、http://www.oracle.com/technetwork/database/timesten/overview/index.html
を参照してください。
「表の作成」または「表の編集」ダイアログは汎用なので、TimesTenデータベースを扱うときには使用できない機能もあります。次の操作を実行できます。
表の作成。
列の追加
主キーと外部キーの追加
表の変更。
列の追加
列の削除
主キーと外部キーの追加
主キーと外部キーの削除
Oracle TimesTen In-Memory Database v6.0の場合、現行の制限事項では、主キーなどの制約を表示するには、接続ユーザー名が接続先スキーマ名と同一であることを確認する必要があります。
Oracle TimesTen In-Memory Databaseへのデータベース接続を作成するには、次のようにします。
TimesTenデータベースへのデータベース接続を作成します。
次の値を使用します。
接続タイプ: 汎用JDBC
「ユーザー名」と「パスワード」: 空のまま
ドライバ・クラス: com.timesten.jdbc.TimesTenDriver
ライブラリ:
リリース6.0.1の場合: timesten-install\tt60\lib\classes14.jar
リリース7.0.5の場合: timesten-install\tt70_32\lib\ttjdbc5.jar
リリース11.2.1の場合: timesten-install\tt1121_32\lib\ttjdbc5.jar
JDBC URL:
リリース6.0.1の場合: jdbc:timesten:client:RunDataCS60
リリース7.0.5の場合: jdbc:timesten:client:RunDataCS_tt70_32
リリース11.2.1の場合: jdbc:timesten:client:cachealone1_CS
Oracle Database Liteを使用すると、Oracleデータベースのイメージをリモート・デバイスに配置できます。ユーザーはOracle Database Liteのデータを更新し、任意の間隔で主データベースにコミットできます。Oracle Database Lite 10gの詳細は、http://www.oracle.com/technetwork/database/database-lite/overview/index.html
を参照してください。
JDeveloperで接続とデータベース・エミュレーションがサポートされているのは、Oracle Database Lite 10gリリース1とリリース3です。詳細は、JDeveloperの認定情報(http://www.oracle.com/technetwork/developer-tools/jdev/documentation/index.html
)を参照してください。
このドライバの場合は、Oracle Database Lite 4.0 JAR以上をインストールする必要があります。このドライバを使用するプロジェクトでは、ライブラリにORACLE_HOME/lite/classes/olite.jar
が含まれている必要があります。
Oracle Database Liteへのデータベース接続を作成するには、次のようにします。
Oracle Database Lite用のJava JDBCドライバをダウンロードします。Oracle Database Lite 4.0 JAR以上をダウンロードしてインストールし、ライブラリを作成してoracle-database-lite/lite/classes/olite.jar
を追加します。
タイプ2のドライバを使用する場合は、ide.conf
ファイルを編集して1つの新しい値を指定する必要があります。
JDeveloperを終了します。
テキスト・エディタで、jdev-install/ide/bin
ディレクトリにあるide.conf
を開きます。
新規エントリを追加します。
AddJavaLibPath oracle-database-lite\olite40.jar
Oracle Database Liteへのデータベース接続を作成します。
次の値を使用します。
接続タイプ: Oracle Lite
「ユーザー名」と「パスワード」: 接続に使用する適切な値を入力します。
ドライバ: タイプ2
データソース名: 接続に使用する適切な値を入力します。
Oracle以外のデータベースに接続して操作できます。サポートされる具体的なバージョンの詳細は、JDeveloperの認定情報(http://www.oracle.com/technetwork/developer-tools/jdev/documentation/index.html
)を参照してください。
一般に、次の操作が可能です。
JDeveloperへのデータベース・オブジェクトのインポート。
オフライン・データベース・オブジェクトの作成。
オフライン・データベース・オブジェクトの編集。
データベース接続を作成するには、次のようにします。
JDBCドライバを含むライブラリを作成します。
データベース接続を作成します。
「データベース接続の作成」ダイアログで、データベース用の適切な値を入力します。詳細は、接続先のデータベースに関するヘルプ・トピックを参照してください。
最後に、正しいデータ型を使用するようにプロジェクトを構成する必要があります。
接続タイプ別に下に示される説明には「JDBC URL」が表示されますが、必要な場合には、「データベース接続の作成」ダイアログの各フィールドにサーバー、ポート、データベースの詳細を入力することもできます。
Apache Derbyは、完全にJavaで実装されたオープン・ソースのリレーショナル・データベースです。JDeveloperでは、Apache Derby 10.5への接続と、Apache Derby 10.5のエミュレーションによるオフライン・データベースの操作が可能です。Apache Derbyの詳細は、http://db.apache.org
を参照してください。
「表の作成」または「表の編集」ダイアログは汎用なので、Apache Derbyを扱うときには使用できない機能もあります。次の操作を実行できます。
表の作成:
列の追加
主キーと外部キー制約の追加
表の変更:
列の追加
列の削除
制約の追加
制約の削除
注意: 列のデフォルト値はサポートされません。 |
Apache Derbyに接続するには、Derbyに埋め込まれたJDBCドライバを使用することも、クライアントとして接続を作成することもできます。
埋込みドライバを使用してApache Derbyに接続するには、次のようにします。
Apache Derbyデータベースへのデータベース接続を作成します。
次の値を使用します。
接続タイプ: 汎用JDBC
「ユーザー名」と「パスワード」: 接続に使用する適切な値を入力します。
ドライバ・クラス: org.apache.derby.jdbc.EmbeddedDriver
ライブラリ: lib/derbyclient.jar
JDBC URL: jdbc:derby://machine-name:port/databases/database-name
クライアントとしてApache Derbyに接続するには、次のようにします。
Apache Derbyデータベースへのデータベース接続を作成します。
次の値を使用します。
接続タイプ: 汎用JDBC
「ユーザー名」と「パスワード」: 接続に使用する適切な値を入力します。
ドライバ・クラス: org.apache.derby.jdbc.ClientDriver
ライブラリ: lib/derbyclient.jar
JDBC URL: jdbc:derby://machine-name:port/databases/database-name
JDeveloperでは、IBM DB2 Universal Database 9.5または8.1への接続と、IBM DB2 Universal Database 9.5または8.1のエミュレーションによるオフライン・データベースの操作が可能です。IBM DB2 Universal Databaseの詳細は、http://www.ibm.com
を参照してください。
「表の作成」または「表の編集」ダイアログは汎用なので、IBM DB2を扱うときには使用できない機能もあり、IBM DB2データベースの操作は次のものに制限されます。
表の作成と、データ型、NOT NULL制約およびデフォルト値を指定する列の追加、主キーと外部キーの追加、索引の作成。
表の変更、列の追加と削除、索引の追加と削除、制約(主キー、一意キー、チェック・キー、外部キー)の追加と削除。
表名の変更。
表の削除。
注意: IBM DB2 Universal Database 9.5のDROP列とALTER COLUMN列の構文は、IBM DB2 Universal Database 9.5でサポートされます。 接続可能なのは、Fix Patch 3以上を適用したDB2 Universal Database 8.1、またはDB2 Universal Database 9.5のみです。DB2接続がある場合、データベース・ナビゲータに列と制約の情報は表示されません。かわりに、列と制約はデータベース・ナビゲータで表を選択したとき「構造」ウィンドウに表示されます。 |
IBM DB2への接続には、WebLogic JDBCドライバまたはIBMのネイティブ・ドライバを使用できます。
WebLogic JDBCドライバを使用してIBM DB2に接続するには、次のようにします。
IBM DB2データベースへのデータベース接続を作成します。
次の値を使用します。
接続タイプ: 汎用JDBC
「ユーザー名」と「パスワード」: 接続に使用する適切な値を入力します。
ドライバ・クラス: weblogic.jdbc.db2.DB2Driver
JDBC URL: jdbc:weblogic:db2://machine-name:port;DatabaseName=database-name
ネイティブ・ドライバを使用してIBM DB2に接続するには、次のようにします。
IBM DB2用のType 4 JDBCドライバをダウンロードします。
次のファイルが含まれるようにユーザー・ライブラリを設定します。
DB2 UDB 8.1
db2jcc.jar
db2jcc_javax.jar
db2jcc_license_cu.jar
DB2 UDB 9.5
db2jcc.jar
db2jcc4.jar
IBM DB2へのデータベース接続を作成します。
次の値を使用します。
接続タイプ: DB2 UDB
「ユーザー名」と「パスワード」: データベース接続に使用する適切な値を入力します。
ドライバ・クラス: com.ibm.db2.jcc.DB2Driver
ライブラリ: ドライバのために作成したライブラリ。
JDBC URL: jdbc:db2://machine-name:50000/database-name
JDeveloperでは、IBM Informix DS 10または11.5への接続と、IBM Informix DS 10または11.5のエミュレーションによるオフライン・データベースの操作が可能です。IBM Informix DSの詳細は、www.IBM.comを参照してください。
「表の作成」または「表の編集」ダイアログは汎用なので、IBM Informix DSを扱うときには使用できない機能もあります。次の操作を実行できます。
表の作成と、列の追加。
主キーと外部キー制約の追加。
表の変更、列の追加、列の削除。
IBM Informix DSへの接続には、WebLogic JDBCドライバまたはIBMのネイティブ・ドライバを使用できます。
WebLogic JDBCドライバを使用してIBM Informix DSに接続するには、次のようにします。
IBM Informix DSデータベースへのデータベース接続を作成します。
次の値を使用します。
接続タイプ: 汎用JDBC
「ユーザー名」と「パスワード」: 接続に使用する適切な値を入力します。
ドライバ・クラス: weblogic.jdbc.informix.InformixDriver
JDBC URL: jdbc:weblogic:informix://machine-name:port;informixServer=server-name;databaseName=database-name
ネイティブ・ドライバを使用してIBM Informix DSに接続するには、次のようにします。
www.IBM.comから、適切なInformix JDBCドライバをダウンロードしてインストールします。
IBM Informix DS 10の場合は、v2.21.JC5以上を選択します。
IBM Informix DS 11.5の場合は、v3.00.JC3以上を選択します。
install-directory\lib\ifxjdbc.jar
が含まれるようにユーザー・ライブラリを設定します。
IBM Informix DSへのデータベース接続を作成します。
次の値を使用します。
接続タイプ: 汎用JDBC
「ユーザー名」と「パスワード」: 接続に使用する適切な値を入力します。
ドライバ・クラス: com.informix.jdbc.IfxDriver
ライブラリ: ドライバのために作成したライブラリ。
JDBC URL: jdbc:informix-sqli://machine-name:port/database-name:INFORMIXSERVER=machine-name
JDeveloperでは、Microsoft SQL Server 2005または2008への接続と、Microsoft SQL Server 2005または2008のエミュレーションによるオフライン・データベースの操作が可能です。Microsoft SQL Serverの詳細は、http://www.microsoft.com
を参照してください。
「表の作成」または「表の編集」ダイアログは汎用なので、Microsoft SQL Serverを扱うときには使用できない機能もあります。次の操作を実行できます。
表の作成:
データ型、NOT NULL制約、デフォルト値、および列の内容を指定する列の追加
主キーと外部キー制約の追加
索引の作成
表の変更:
列の追加
列の削除
索引の追加
索引の削除
制約(主キー、一意キー、外部キー)の追加
制約(主キー、一意キー、外部キー)の削除
表の削除
Microsoft SQL Serverへの接続には、WebLogic JDBCドライバまたはMicrosoftのネイティブ・ドライバを使用できます。
WebLogic JDBCドライバを使用してMicrosoft SQL Serverに接続するには、次のようにします。
Microsoft SQL Serverデータベースへのデータベース接続を作成します。
次の値を使用します。
接続タイプ: 汎用JDBC
「ユーザー名」と「パスワード」: 接続に使用する適切な値を入力します。
ドライバ・クラス: weblogic.jdbc.sqlserver.SQLServerDriver
JDBC URL: jdbc:weblogic:sqlserver://machine-name\MSSQLSERVER:port;databaseName=database-name
Microsoft SQL Serverに接続するには、次のようにします。
www.microsoft.comから、適切なMicrosoft SQL Serverドライバをダウンロードしてインストールします。
Microsoft SQL Server 2005の場合は、Microsoft SQL Server 2005ドライバを選択します。
Microsoft SQL Server 2008の場合は、Microsoft SQL Server 2008ドライバを選択します。
install-directory\sqljdbc.jarが含まれるようにユーザー・ライブラリを設定します。
Microsoft SQL Serverへのデータベース接続を作成します。次の値を使用します。
接続タイプ: SQLServer
「ユーザー名」と「パスワード」: 接続に使用する適切な値を入力します。
ドライバ・クラス: com.microsoft.sqlserver.jdbc.SQLServerDriver
ライブラリ: ドライバのために作成したライブラリ。
JDBC URL: jdbc:sqlserver://machine-name:port;DatabaseName=database-name
。DatabaseName=database-name
の部分はオプション
注意事項
Microsoft SQL Serverへの接続にWindows認証の資格証明を使用する場合は、さらに次の操作が必要です。
接続プロパティintegratedSecurity=TRUE
と、ユーザー名およびパスワード値をJDBC URLに追加します。たとえば、次のようになります。
jdbc:sqlserver://machine-name:port;DatabaseName=database-name;username=USERNAME;password=PASSWORD;integratedSecurity=TRUE
sqljdbc_auth.dll
の場所をPATH変数に追加します。
32ビットJVMの場合: installation-directory\sqljdbc_version\language\auth\x86
64ビットJVMの場合: installation-directory\sqljdbc_version\language\auth\x64
詳細は、Microsoft MSDNのWebサイトにある「Connecting to SQL Server with the JDBC Driver」の「Building the Connection URL」を参照してください。
SQLiteは、プラットフォームに依存せずホスト・コンピュータに常駐するファイルで表されるリレーショナル・データベース管理システムです。スマートフォン・プラットフォームなどで利用されています。JDeveloperでは、SQLite 3.6データベース・ファイルへの接続と、SQLite 3.6のエミュレーションによるオフライン・データベースの操作が可能です。SQLiteの詳細は、http://www.sqlite.org
を参照してください。
「表の作成」または「表の編集」ダイアログは汎用なので、SQLiteを扱うときには使用できない機能もあります。次の操作を実行できます。
表の作成と、列の追加。
表の変更と、列の追加。
プロジェクトへのコピー。この場合、SQLiteデータベースへの接続から、SQLiteをエミュレートするオフライン・データベースへ表とその列および主キーをコピーします。
制約、索引、列のプロパティはオフライン・データベースでもモデル化できますが、DDLは表および列に対してしか生成されません。表に対する制約(主キーを含む)の生成や、他のオブジェクト・タイプ(索引、ビュー、トリガーなど)の生成はサポートされていません。つまり、オンラインのSQLiteデータベース上にある表については、「表の作成」および「表の編集」ダイアログには列パネルしか表示されません。
SQLiteへのデータベース接続を作成するには、次のようにします。
SQLite用のJava JDBCドライバをダウンロードし、そのためのライブラリを作成します。
SQLiteへのデータベース接続を作成します。
次の値を使用します。
接続タイプ: 汎用JDBC
「ユーザー名」と「パスワード」: 空のまま
ドライバ・クラス: org.sqlite.JDBC
ライブラリ: ドライバのために作成したライブラリ。
JDBC URL: jdbc:sqlite://path/database-name
。ここでpathはデータベース・ファイルのパス、database-nameは指定された場所にあるSQLiteデータベースの名前です。指定された場所にデータベースが存在しない場合は、接続の確立時に作成されます。
JDeveloperでは、Sybase Adaptive Server Enterprise 12.5または15への接続と、Sybase ASE 12.5または15のエミュレーションによるオフライン・データベースの操作が可能です。Sybase Adaptive Server Enterpriseの詳細は、www.sybase.comを参照してください。
「表の作成」または「表の編集」ダイアログは汎用なので、Sybase ASEを扱うときには使用できない機能もあります。次の操作を実行できます。
表の作成:
列の追加
主キーと外部キー制約の追加
列の追加
表の変更:
列の追加
列の削除
制約の追加
制約の削除
注意: 列のデフォルト値はサポートされません。 |
Sybase ASEへの接続には、WebLogic JDBCドライバまたはSybaseのネイティブ・ドライバを使用できます。
WebLogic JDBCドライバを使用してSybase ASEに接続するには、次のようにします。
Sybase ASEデータベースへのデータベース接続を作成します。
次の値を使用します。
接続タイプ: 汎用JDBC
「ユーザー名」と「パスワード」: 接続に使用する適切な値を入力します。
ドライバ・クラス: weblogic.jdbc.sybase.SybaseDriver
JDBC URL: jdbc:weblogic:sybase://machine-name:port;DatabaseName=databas-name
ネイティブ・ドライバを使用してSybase ASEに接続するには、次のようにします。
www.sybase.comから、適切なSybase JDBCドライバをダウンロードしてインストールします。
Sybase ASE 12.5の場合は、jConnectバージョン5.5以上を選択します。
Sybase ASE 15の場合は、jConnectバージョン6.0.5以上を選択します。
次のjarが含まれるようにユーザー・ライブラリを設定します。
install-directory\jConnect-5_5\classes\jconn2.jar install_directory\\jConnect-5_5\classes\jTDS2.jar
Sybase ASEへのデータベース接続を作成します。
次の値を使用します。
接続タイプ: 汎用JDBC
「ユーザー名」と「パスワード」: 接続に使用する適切な値を入力します。
ドライバ・クラス:
Sybase ASE 12.5の場合は、com.sybase.jdbc2.jdbc.SybDriver
を使用します。
Sybase ASE 15の場合は、com.sybase.jdbc3.jdbc.SybDriver
を使用します。
ライブラリ: ドライバのために作成したライブラリ。
JDBC URL: jdbc:sybase:Tds:machine:port/database-name
データベース接続を介して、データベースの表にデータをインポートできます。
注意: オフライン表はデータベース表の表現形にすぎないので、オフライン表に日付をインポートすることはできません。 |
次の対象からインポートできます。
csv。列IDのヘッダー行を含めて、カンマ区切りの値を含むファイル。
xls。Microsoft Excel形式のファイル(既存および新規の表へのインポートのみ)。
次の対象にデータをインポートできます。
データベースの既存の表。
インポート・プロセスの一部として作成される新規の表。
SQL*Loader制御ファイルの使用。
外部表。
データのインポート・ウィザードで「SQL*Loader」オプションを選択すると、データを含むインポート・ファイルと同じ場所にtable.ctlファイル(データを含むファイルとインポート先の表に関する情報が格納される)と、インポートを実行するためのtable.batおよびtable.shが作成されます。
外部表にデータをインポートできます。外部はフラット・ファイルですが、Oracle表と同じようにデータを問い合せることができます。
「外部表」オプションを選択すると、SQLが作成されてSQLワークシートに表示され、そこでSQLを調査してスクリプトの実行前に必要な変更を行うことができます。
データベース接続を介して、データベースの表にデータをインポートできます。
次のファイル形式のインポートをサポートしています。
csv。列IDのヘッダー行を含めて、カンマ区切りの値を含むファイル。
xls。Microsoft Excel形式のファイル。
既存のデータベース表にデータをインポートするには、次のようにします。
メイン・メニューから「表示」→「データベース」→「データベース・ナビゲータ」を選択して、データベース・ナビゲータを開きます。
必要な場合には、データベースへの接続を作成します。
データベース接続、スキーマ、表のノードを展開し、データをインポートする表を選択します。
右クリックして「データのインポート」を選択し、「開く」ダイアログでファイルの場所を入力するか参照します。
「OK」をクリックするとデータのインポート・ウィザードが起動します。
詳細は、[F1]を押すか、ウィザード内で「ヘルプ」をクリックしてください。
データのインポート・ウィザードの「列の定義」ページで、新しい表の名前を入力します。
インポート・プロセスの一部として作成するデータベース表にデータをインポートできます。
新規のデータベース表にデータをインポートするには、次のようにします。
メイン・メニューから「表示」→「データベース」→「データベース・ナビゲータ」を選択して、データベース・ナビゲータを開きます。
必要な場合には、データベースへの接続を作成します。
データベース接続、スキーマ、表のノードを展開し、データをインポートする表を選択します。
右クリックして「データのインポート」を選択し、「開く」ダイアログでファイルの場所を入力するか参照します。「OK」をクリックするとデータのインポート・ウィザードが起動します。
詳細は、[F1]を押すか、ウィザード内で「ヘルプ」をクリックしてください。
データのインポート・ウィザードの「列の定義」ページで、新しい表の名前を入力します。
SQL*Loader制御ファイルを作成し、それを使用してデータをインポートできます。
SQL*Loader制御ファイルにデータをインポートするには、次のようにします。
メイン・メニューから「表示」→「データベース」→「データベース・ナビゲータ」を選択して、データベース・ナビゲータを開きます。
必要な場合には、データベースへの接続を作成します。
データベース接続、スキーマ、表のノードを展開し、データをインポートする表を選択します。
右クリックして「データのインポート」を選択し、「開く」ダイアログでファイルの場所を入力するか参照します。
「OK」をクリックするとデータのインポート・ウィザードが起動します。
詳細は、[F1]を押すか、ウィザード内で「ヘルプ」をクリックしてください。
データのインポート・ウィザードの「データ・プレビュー」ページで、「SQL*Loader表」を選択します。
データのインポート・ウィザードの「オプション」ページで、生成されるファイルのオプションを選択します。
データのインポート・ウィザードを完了すると、table.ctl
という名前のSQL*Loader制御ファイルが、実行に使用するtable.batファイルおよびtable.shファイルとともに、データファイルと同じ場所に作成されます。データのインポート・ウィザードの「終了」ページで「ワークシートに送る」を選択した場合、表を定義するSQLがSQLワークシートに表示されます。
データベース接続を介して、データベースの表にデータをインポートできます。
外部表にデータをインポートするには、次のようにします。
必要な場合には、データベースへの接続を作成します。
データベース接続、スキーマ、表のノードを展開し、データをインポートする表を選択します。
データベース接続、スキーマ、表のノードを展開し、データをインポートする表を選択します。
右クリックして「データのインポート」を選択し、「開く」ダイアログでファイルの場所を入力するか参照します。
「OK」をクリックするとデータのインポート・ウィザードが起動します。
詳細は、[F1]を押すか、ウィザード内で「ヘルプ」をクリックしてください。
データのインポート・ウィザードの「データ・プレビュー」ページで、「外部表」を選択します。
データのインポート・ウィザードの「オプション」ページで、生成されるファイルのオプションを選択します。データのインポート・ウィザードを完了すると、SQLワークシートにSQLが表示され、SQLを調査および変更できます。問題がなくなったらワークシートを右クリックし、SQL*Plusで「実行」を選択します。
データベース接続を介して、データベースの表からデータをエクスポートできます。
データは、ファイルにもクリップボードにも保存できます。次の形式をサポートしています。
csv
。列IDのヘッダー行を含めて、カンマ区切りの値を含むファイルを作成する場合。
注意: 別のデリミタを選択できます。 |
fixed
。レコードが同じバイト長のときにファイルを作成する場合。
html
。データを持つ表を含むHTMLファイルを作成、挿入する場合と、SQL INSERT文を含むファイルを作成する場合。
loader
。SQL*Loader制御ファイルを作成する場合。
text
。テキスト・ファイルを作成する場合。
ttbulkcp
。TimesTenのttbulkcpコマンドライン・ユーティリティを使用してデータファイルを作成する場合。詳細は、Oracle TimesTen In-Memory Database 11g (http://www.oracle.com/technology/products/timesten/index.html
)を参照してください。
xls
。Microsoft Excel .xls
ファイルを作成する場合。このファイルには、データを含むエクスポート・ワークシートと、データのエクスポートに使用されるSQL文を含むSQLの2つのワークシートが含まれます。
xml
。XMLタグとデータを含むファイルを作成する場合。
「データのエクスポート」ダイアログでエクスポートするデータを制限するには、一部の列のみを選択してWHERE
句を入力します。
注意: 大きい表をMicrosoft Excelファイルにエクスポートする際に問題が発生した場合には、 AddVMOption -Xmx1024M 表の行数が65,536を超えると、JDeveloperは行を |
データベースのエクスポート・ウィザードを使用して、データベースからデータをエクスポートすることもできます。
データベース接続を介して、データベースの表からデータをエクスポートできます。
データベース表からデータをエクスポートするには、次のようにします。
メイン・メニューから「表示」→「データベース」→「データベース・ナビゲータ」を選択して、データベース・ナビゲータを開きます。
必要な場合には、データベースへの接続を作成します。
データベース接続、スキーマ、表のノードを展開し、データをエクスポートする元の表を選択します。
右クリックして「データのエクスポート」を選択し、「データのエクスポート」ダイアログを開きます。
詳細は、[F1]を押すか、ウィザード内で「ヘルプ」をクリックしてください。
データベース・オブジェクトを、ソース・スキーマから宛先スキーマにコピーできます。データベース・オブジェクトとデータをDDLファイルにエクスポートできます。
データベース・オブジェクトをソース・スキーマから宛先スキーマにコピーできます。同じ名前のオブジェクトが宛先スキーマに存在する場合の動作を決定する操作のタイプに応じた制限が適用されます。
ソース・データベースと宛先データベースの接続があらかじめ定義されている必要があります。
データベースをコピーするには、次のようにします。
メイン・メニューから「ツール」→「データベース」→「データベース・コピー」を選択して、新規コピー・ウィザードを開きます。
詳細は、[F1]を押すか、ウィザード内で「ヘルプ」をクリックしてください。
異なる2つのスキーマで、同じタイプおよび名前のオブジェクト(たとえば、CUSTOMERSという表)の差異を検出できます。また、オプションで、一方のスキーマ(宛先)のオブジェクトを更新して、もう一方のスキーマ(ソース)の差異を反映できます。
差分ウィザードを使用するには、Oracle DatabaseのOracle Change Managementオプションのライセンスが必要です。ライセンスを購入するには、オラクル社の営業担当者または正規オラクル代理店にお問合せいただくか、Oracle Storeにアクセスして(https://shop.oracle.com
)オンラインでご購入ください。
ソース・データベースと宛先データベースの接続があらかじめ定義されている必要があります。
データベース・スキーマを比較するには、次のようにします。
メイン・メニューから「ツール」→「データベース」→「データベース差分」を選択して、差分ウィザードを開きます。
詳細は、[F1]を押すか、ウィザード内で「ヘルプ」をクリックしてください。
1つ以上のタイプのデータベース・オブジェクトのうち一部またはすべてのオブジェクトを、SQLデータ定義言語(DDL)文が含まれたファイルにエクスポートし、それらのオブジェクトを作成できます。データベースのエクスポート・ウィザードでは、次の操作が可能です。生成されるDDLファイルの詳細の指定。エクスポートするデータベース・オブジェクトの選択。データのエクスポートの選択と、生成されるファイルに含めるデータを指定するフィルタの適用。
エクスポートするデータベースに対する接続が定義されている必要があります。
データベースをエクスポートするには、次のようにします。
メイン・メニューから「ツール」→「データベース」→「データベース・エクスポート」を選択して、データベースのエクスポート・ウィザードを開きます。
詳細は、[F1]を押すか、ウィザード内で「ヘルプ」をクリックしてください。
この項では、OracleデータベースとOracle以外のデータベースを使用する方法について説明します。異なるデータベースに対してJDeveloperで実行できる内容には、制限があります。詳細は、第26.4.2項「Oracle Databaseへの接続の作成方法」と第26.4.3項「Oracle以外のデータベースへの接続の作成方法」で、該当する情報を参照してください。
JDeveloperでは、データベースとデータベース・オブジェクトに関する多くのレポートを使用できます。また、独自のユーザー定義データベース・レポートを作成できます。
オフライン・データベース・オブジェクトについてのレポートも実行できます。
JDeveloperでは、データベースとデータベース・オブジェクトに関する多くのレポートを使用できます。また、独自のユーザー定義データベース・レポートを作成できます。
一部のレポートでは、レポートの生成前にバインド変数の入力を求められます。このバインド変数を使用すると、出力をさらに制限できます。すべてのバインド変数のデフォルト値はNULLで、これは、追加の制限を設定しないことを意味します。
データベース・レポート・ナビゲータを使用すると、データベースで最新情報を問い合せるレポートを実行できます。特定のレポートの表示に必要な時間はレポートごとに異なり、関連するオブジェクトの数と複雑さ、およびデータベースへのネットワーク接続の速度に影響を受ける場合があります。
データベースとデータベース・オブジェクトに関して事前定義済の多くのレポートがあります。
また、独自のユーザー定義レポートを作成できます。
たとえば、レポートの基礎となるSQLを調べると、独自のレポートを作成できます。
データベース・レポートはフォルダに編成され、レポートとフォルダはエクスポートが可能です。
レポートは、エクスポートすることによって共有できます。
レポートを共有するユーザーは、「プリファレンス」ダイアログを使用してJDeveloperのインスタンスにそのレポートを追加します。エクスポートされたレポートは、「ユーザー定義レポート」ノードの下のフォルダにインポートされます。
データベース・レポート・ナビゲータを使用すると、データベースで最新情報を問い合せるレポートを実行できます。特定のレポートの表示に必要な時間はレポートごとに異なり、関連するオブジェクトの数と複雑さ、およびデータベースへのネットワーク接続の速度に影響を受ける場合があります。
データベース・レポートを実行するには、次のようにします。
開かれていない場合には、データベース・レポート・ナビゲータを開きます。メイン・メニューで、「表示」→「データベース」→「データベース・レポート」を選択します。
実行するレポートを検索し、右クリックして「開く」を選択すると、レポート・ビューア・ウィンドウで以前の結果が上書きされます。または、「新規に開く」でレポート・ビューアの新しいインスタンスを開きます。
「バインド変数」ダイアログが表示された場合は、使用するバインド変数を入力します。詳細は、[F1]を押すか、「バインド変数」ダイアログで「ヘルプ」をクリックしてください。
レポートの結果は、レポート・ビューアに表示されます。
データベース・レポートの基礎となるSQLを、SQLワークシートで表示できます。
データベース・レポートのSQLを表示するには、次のようにします。
開かれていない場合には、データベース・レポート・ナビゲータを開きます。メイン・メニューで、「表示」→「データベース」→「データベース・レポート」を選択します。
レポートを実行します。
レポート・ビューアで、「SQLワークシートでレポートを実行」ボタンをクリックします。SQLワークシートが開き、レポートのSQLコードが表示されます。
データベース機能とオブジェクトについて、独自のレポートを定義できます。
ユーザー定義レポートを作成するには、次のようにします。
開かれていない場合には、データベース・レポート・ナビゲータを開きます。メイン・メニューで、「表示」→「データベース」→「データベース・レポート」を選択します。
「ユーザー定義レポート」ノード、またはこのノードの下に作成したフォルダを右クリックして、「レポートの追加」を選択します。
「レポートの作成」ダイアログで、レポートのSQLの名前を入力します。詳細は、[F1]を押すか、「レポートの作成」ダイアログで「ヘルプ」をクリックしてください。
ユーザー定義レポートは編集が可能です。
ユーザー定義レポートを編集するには、次のようにします。
開かれていない場合には、データベース・レポート・ナビゲータを開きます。メイン・メニューで、「表示」→「データベース」→「データベース・レポート」を選択します。
「ユーザー定義レポート」ノードを開き、編集するレポートを右クリックして「編集」を選択します。
「レポートの作成」ダイアログで、レポートのSQLの名前を入力します。詳細は、[F1]を押すか、「レポートの作成」ダイアログで「ヘルプ」をクリックしてください。
ユーザー定義レポートはフォルダ内にまとめておくことができます。
フォルダを作成するには:
開かれていない場合には、データベース・レポート・ナビゲータを開きます。メイン・メニューで、「表示」→「データベース」→「データベース・レポート」を選択します。
「ユーザー定義レポート」ノードを右クリックして、「フォルダの追加」を選択します。
「フォルダの作成」ダイアログで、フォルダの名前を入力します。作業中に詳細を参照するには、[F1]を押すか、ダイアログで「ヘルプ」をクリックします。
データベース・レポート、またはデータベース・レポートのフォルダをエクスポートできます。
レポートを共有している場合にそのレポートをエクスポートすると、レポートを共有するユーザーのJDeveloperインスタンスでレポートを使用できるようになります。
データベース・レポートまたはフォルダをエクスポートするには、次のようにします。
開かれていない場合には、データベース・レポート・ナビゲータを開きます。メイン・メニューで、「表示」→「データベース」→「データベース・レポート」を選択します。
共有するレポートまたはフォルダを右クリックして、「エクスポート」を選択します。
レポートの場所を「保存」ダイアログに入力します。レポートのデフォルト名はexplain.xml
です。
エクスポートしたデータベース・レポートやフォルダは、ユーザー定義のフォルダにインポートできます。
まず、レポートを保持するフォルダを作成する必要があります。
これは、データベース・レポートを共有する簡単な方法でもあります。
データベース・レポートまたはフォルダをインポートするには、次のようにします。
開かれていない場合には、データベース・レポート・ナビゲータを開きます。メイン・メニューで、「表示」→「データベース」→「データベース・レポート」を選択します。
「ユーザー定義レポート」ノードの下で、レポートを追加するフォルダを右クリックして「インポート」を選択します。
「開く」ダイアログで、「保存」ダイアログを使用してエクスポートされたレポートの場所を入力または参照します。レポートのデフォルト名はexplain.xml
です。
データベース・レポートの共有方法
データベース・レポートを共有できます。エクスポートしたレポートは、起動したJDeveloperに追加できます。
レポートを共有する前に:
レポートを実行する必要があります。
次にレポートをエクスポートする必要があります。
データベース・レポートの共有:
メイン・メニューから、「ツール」→「プリファレンス」を選択します。
「プリファレンス」ダイアログで、「データベース」→「ユーザー定義の拡張」を選択します。詳細は、[F1]を押すか、「プリファレンス」ダイアログ内で「ヘルプ」をクリックしてください。
「行の追加」をクリックして「タイプ」の下で「レポート」を選択し、「ロケーション」の下でエクスポートされたレポートの場所を入力または参照します。
JDeveloperを再起動します。
「表示」→「データベース」→「データベース・レポート」を選択して、データベース・レポート・ナビゲータを開きます。ナビゲータの「共有レポート」ノードの下に、共有レポートがリストされます。
この項では、データベース・レポート・ナビゲータの「データ・ディクショナリ・レポート」ノードで使用できる事前定義済レポートについて説明します。
レポートはカテゴリに分類され、そのカテゴリで1種類以上のレポートを使用できます。
データベースのバージョン情報に関するレポート
これらのレポートには、接続に関連付けられたデータベースに関するリリース情報が表示されます。このレポートには、「バージョン・バナー」(データベース設定)および「各国語サポート・パラメータ」(グローバリゼーション・サポート用のNLS_xxxパラメータ値)が表示されます。
すべてのオブジェクト・レポート
これらのレポートには、ユーザーが保持するオブジェクトのみではなく、特定のデータベース接続に関連付けられたユーザーがアクセスできるすべてのオブジェクトに関する情報が表示されます。
すべてのオブジェクト: 各オブジェクトに関して、所有者、名前、タイプ(表、ビュー、索引など)、状態(有効または無効)、作成日、およびデータ定義言語(DDL)操作が最後に実行された日付が表示されます。最後にDDLが実行された日付は、特定の日時以降にオブジェクト定義が変更されているかどうかを確認する際に役立つ場合があります。
コレクション・タイプ: 各コレクション・タイプに関する情報が表示されます。この情報には、型の所有者、要素型の名前と所有者、および型に依存する特定の情報が含まれます。
依存性: 参照が設定されている各オブジェクトに関して、そのオブジェクトへの参照(そのオブジェクトの使用状況)に関する情報が表示されます。
無効なオブジェクト: 無効な状態のすべてのオブジェクトが表示されます。
タイプ別オブジェクト数: 特定の所有者に関連付けられた各オブジェクト・タイプに関して、オブジェクト数が表示されます。このレポートは、非常に多くのオブジェクト、特に特定のタイプのオブジェクトを作成したユーザーの識別に役立つ場合があります。
パブリック・データベース・リンク: すべてのパブリック・データベース・リンクが表示されます。
パブリック・シノニム: すべてのパブリック・シノニムが表示されます。
Application Expressレポート
これらのレポートには、Oracle Application Express 3.0.1以上のアプリケーション、ページ、スキーマ、UIのデフォルト値およびワークスペースに関する情報が表示されます。Oracle Application Express 3.0.1以上のアプリケーションを所有するスキーマの接続を選択すると、Application Expressレポートには、アプリケーション、ページ、スキーマ、UIのデフォルト値およびワークスペースに関する情報が表示されます。詳細は、『Oracle Application Express管理ガイド』を参照してください。
ASHおよびAWRレポート
これらのレポートには、アクティブ・セッション履歴(ASH)および自動ワークロード・リポジトリ(AWR)機能が提供する情報が表示されます。
データベース管理者レポート
これらのレポートには、システム・リソースの使用状況に関する情報が表示されます。この情報は、記憶域、ユーザー・アカウントおよびセッションの効率的な管理に役立つ場合があります。(ほとんどのデータベース管理者レポートを参照するには、データベース接続のユーザーにDBAロールが必要です。)
すべての表: 表レポート(「品質保証」レポートを含む)としても分類されているレポートが含まれます。
カーソル: セッションごとのカーソル数(オープン・カーソル数およびカーソルの詳細を含む)など、カーソルに関する情報が表示されます。
データベース・パラメータ: すべてのデータベース・パラメータに関する情報、またはデフォルト値以外の値が設定されているデータベース・パラメータのみに関する情報が表示されます。
ロック: 各ロックに関連付けられているユーザーなど、ロックに関する情報が表示されます。
セッション: 様々な基準で選択および順序付けした、セッションに関する情報が表示されます。
記憶域: 表領域とデータファイルの使用状況および割当てに関する情報が表示されます。
上位SQL: 様々な基準で選択および順序付けした、SQL文に関する情報が表示されます。この情報は、予想より多く実行されているSQL文、または予想より多くの時間がかかっているSQL文の識別に役立つ場合があります。
ユーザー: 様々な基準で選択および順序付けした、データベース・ユーザーに関する情報が表示されます。たとえば、最も新しく作成されたユーザー、有効期限が切れたユーザー・アカウント、オブジェクト・タイプごとの使用ユーザー、各ユーザーが所有するオブジェクト数を特定できます。
データ・ディクショナリ・レポート
これらのレポートには、データベースでアクセスできるデータ・ディクショナリ・ビューに関する情報が表示されます。データ・ディクショナリ・ビューには、ALL_OBJECTS、USER_TABLESなどがあります。
ディクショナリ・ビュー列: 各Oracleデータ・ディクショナリ・ビューに関して、ビューの列に関する情報が表示されます。
ディクショナリ・ビュー: 各Oracleデータ・ディクショナリ・ビューと(ほとんどの場合は)その内容または目的に関するコメントが表示されます。
ジョブ・レポート
これらのレポートには、データベースで実行されているジョブに関する情報が表示されます。
すべてのジョブ: データベースで実行されているすべてのジョブに関する情報が表示されます。この情報には、前回の実行、現在の実行およびスケジュールされている次回の実行の開始時間が含まれます。
DBAジョブ: DBAユーザーがデータベース接続に関連付けられている各ジョブに関する情報が表示されます。この情報には、前回の実行、現在の実行およびスケジュールされている次回の実行の開始時間が含まれます。
ジョブ: データベース接続に関連付けられたユーザーが、ログ・ユーザー、権限ユーザーまたはスキーマ・ユーザーである各ジョブに関する情報が表示されます。この情報には、前回の実行、現在の実行およびスケジュールされている次回の実行の開始時間が含まれます。
PLSQLレポート
これらのレポートには、PL/SQLオブジェクトに関する情報が表示され、それらのオブジェクトのソースを検索できます。
プログラム・ユニット引数: プログラム・ユニットの各引数(パラメータ)に関して、プログラム・ユニット名、引数の位置(1、2、3など)、引数名、および引数が入力のみ(In)か、出力のみ(Out)か、または入力と出力の両方(In/Out)かが表示されます。
ソース・コードの検索: 各PL/SQLオブジェクトに関して、各行のソース・コードが表示されます。指定した変数が使用されている箇所を、ソースで検索できます。
ユニット行数: 各PL/SQLオブジェクトに関して、ソース・コードの行数が表示されます。この情報は、複雑なオブジェクトを識別する際に役立つ場合があります(たとえば、簡略化したり、複数のオブジェクトに分割することが必要なコードを識別する場合)。
セキュリティ・レポート
これらのレポートには、権限を付与されたユーザーに関する情報と、場合によっては、権限を付与したユーザーに関する情報が表示されます。この情報は、データベース管理者が、発生する可能性があるセキュリティの問題と脆弱性を理解し、適切な処置を決定する際に役立つ場合があります(たとえば、特定の権限が不要なユーザーからその権限を取り消す場合)。
監査中: 監査方針に関する情報が表示されます。
暗号化: 暗号化された列に関する情報が表示されます。
権限付与および権限: 次のレポートが含まれます。
列権限: 特定の表の特定の列に対して付与された各権限に関して、権限を付与したユーザー、権限が付与されたユーザー、表、権限、および権限が付与されたユーザーがその権限を他のユーザーに付与できるかどうかが表示されます。
オブジェクト権限付与: 特定の表に対して付与された各権限に関して、権限を付与したユーザー、権限が付与されたユーザー、表、権限、および権限が付与されたユーザーがその権限を他のユーザーに付与できるかどうかが表示されます。
ロール権限: 付与された各ロールに関して、ロールが付与されたユーザー、ロール、ロールがADMINオプションとともに付与されたかどうか、およびロールがユーザーのデフォルト・ロールとして指定されているかどうかが表示されます。
システム権限: データベース接続に関連付けられたユーザーに付与された各権限に関して、権限、および権限がADMINオプションとともに付与されたかどうかが表示されます。
ポリシー: ポリシーに関する情報が表示されます。
パブリック権限付与: PUBLICロールに付与された権限に関する情報が表示されます。
ストリーム・レポート
これらのレポートには、ストリーム・ルールに関する情報が表示されます。
すべてのストリーム・ルール: すべてのストリーム・ルールに関する情報が表示されます。この情報には、ストリームのタイプと名前、ルール・セットの所有者と名前、ルールの所有者と名前、ルール・セットのタイプ、ストリーム・ルールのタイプ、およびサブセット化操作が含まれます。
ストリーム・ルール: データベース接続に関連付けられたユーザーが、ルールの所有者またはルール・セットの所有者である各ストリーム・ルールに関する情報が表示されます。この情報には、ストリームのタイプと名前、ルール・セットの所有者と名前、ルールの所有者と名前、ルール・セットのタイプ、ストリーム・ルールのタイプ、およびサブセット化操作が含まれます。
表レポート
これらのレポートには、指定した接続に関連付けられたユーザーが所有する表に関する情報が表示されます。この情報は、問題領域を識別することを目的としているわけではありませんが、使用しているリソースと要件によっては、監視または対処する必要がある問題の特定に役立つ場合があります。
表に関するレポートでは、所有者は、データベース接続に関連付けられたユーザーです。
列: 各表に関して、各列、各列のデータ型、および各列にNULL値を指定できるかどうかが表示されます。次のものが含まれます。
データ型発生: 各表の所有者に関して、各データ型とその使用回数が表示されます。
コメント(表および列): 各表および各表の各列に関連付けられた説明コメントが存在する場合、表示されます。また、コメントがない表のレポートも表示されます。データベース開発者が表の作成時または変更時にCOMMENT文を使用している場合、このレポートには、表および列の使用目的に関する有益な情報が表示されます。
制約: 制約に関連する次のレポートが含まれます。
すべての制約: 各表に関して、関連付けられた各制約のタイプ(一意制約、チェック制約、主キー制約、外部キー制約)や状態(有効または無効)が表示されます。
CHECK制約: 各チェック制約に関して、所有者、表名、制約名、制約の状態(有効または無効)、制約の指定などの情報が表示されます。
有効な制約、無効な制約: 状態が有効または無効な各制約に関して、表名、制約名、制約のタイプ(一意制約、チェック制約、主キー制約、外部キー制約)および状態が表示されます。無効な制約を適用するには、表を編集して、制約の状態を「有効」に設定する必要があります(表の作成/編集(拡張オプション付き)ダイアログ・ボックスの該当するタブを参照)。
外部キー制約: 各外部キー制約に関して、所有者、表名、制約名、制約が適用される列、制約が参照している表、参照されている表の制約などの情報が表示されます。
主キー制約: 主キー制約に関して、所有者、表名、制約名、制約の状態(有効または無効)、列名などの情報が表示されます。
一意制約: 各一意制約に関して、所有者、表名、制約名、制約の状態(有効または無効)、列名などの情報が表示されます。
索引: すべての索引、状態ごとの索引、タイプごとの索引および未使用の索引が含まれます。
組織: 専用レポートで、パーティション表、クラスタ表および索引構成表に関する情報が表示されます。
品質保証: (「「品質保証」レポート」を参照してください。)
統計: 各表に関して、前回の解析日時、行の総数、行の長さの平均、表のタイプなどの統計情報が表示されます。また、専用レポートでは、行数および行の長さの平均の大きい順に、結果が表示されます。
記憶域: 表領域ごとの表の数と、各表領域内の表に関する情報が表示されます。
トリガー: すべてのトリガー、無効なトリガーおよび有効なトリガーに関する情報が表示されます。
ユーザー・シノニム: すべてのユーザー・シノニムに関する情報、またはバインド変数の入力ダイアログ・ボックスに指定した文字列が含まれるユーザー・シノニムに関する情報が表示されます(このダイアログ・ボックスで文字列を入力するには、「Null」の選択を解除します)。
ユーザー表: すべての表に関する情報、またはバインド変数の入力ダイアログ・ボックスに指定した文字列が含まれる表に関する情報が表示されます(このダイアログ・ボックスで文字列を入力するには、「Null」の選択を解除します)。
「品質保証」レポート: 技術的にはエラーでなくても通常はデータベース設計に問題があるような状態を識別する表レポートです。このような問題によって、論理エラーが発生したり、エラーを回避するために追加アプリケーション・コーディングが必要になったり、実行時に問合せのパフォーマンスが低下するなど、様々な問題が発生する可能性があります。
主キーなしの表: 主キーが定義されていない表のリストが表示されます。主キーは、表の各行を一意に識別する列(または列セット)です。表に主キーを定義することは必須ではありませんが、各表に主キーを作成または指定することをお薦めします。主キー列は索引付けされ、問合せのパフォーマンスが向上します。また、主キー列は、一意かつNULL以外である必要があるため、入力データが自動的に検証されます。また、主キーを外部キーとともに使用して、参照整合性を確保できます。
索引なしの表: 索引がない表のリストが表示されます。表の列に索引が定義されていると、通常、その列を使用する問合せは、列に索引がない場合と比べて非常に高速で効率的になります(特に、表に多くの行が存在し、列に多くの異なるデータ値が存在する場合)。
索引付けされていない外部キー付きの表: 索引が関連付けられていない外部キーが表示されます。外部キーは、主キーを参照する列(または列セット)です。外部キーのそれぞれの値は、関連付けられた主キーの値と一致する必要があります。多くの場合、外部キー列は問合せで結合され、通常、索引によって、その列を使用する問合せのパフォーマンスが大幅に向上します。索引付けされていない外部キーが問合せで使用されている場合、その外部キーに索引を作成すると、実行時のパフォーマンスを向上できることがあります。
XMLレポート
これらのレポートには、XMLオブジェクトに関する情報が表示されます。
XMLスキーマ: XMLオブジェクトを所有する各ユーザーに関して、スキーマ定義が含まれるXSDファイルのスキーマURLなど、各オブジェクトに関する情報が表示されます。
この項では、データベースの接続で問題が発生した場合に役立つ情報を示します。
データベースにJavaをデプロイするときにORA-29552: 検証の警告: java.lang.UnsupportedClassVersionError
が表示された場合には、そのプロジェクトに使用されているJDKのバージョンを、データベースで使用しているものと互換性のあるバージョンに変更する必要があります。
JDeveloperで使用されるバージョンは、Java JDKバージョン1.6です。
表26-1 各データベースのバージョンで使用されるJDKのバージョン
RDBMSのバージョン | JDKのバージョン |
---|---|
9.2 |
1.3.1 |
10.2 |
1.4.2_04 |
11.1 |
1.5.0_10 |
11.2 |
1.5.0_10 |
プロジェクトのJava SEをプロジェクトごとに変更する方法の詳細は、「個々のプロジェクトのプロパティの設定方法」でターゲットJava SEの設定に関する項を参照してください。
旧リリースのJava SEは、http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/previous-jsp-138793.html
からダウンロードできます。