JavaScript is required to for searching.
ナビゲーションリンクをスキップ
印刷ビューの終了
Oracle VM Server for SPARC 3.0 セキュリティーガイド     Oracle VM Server for SPARC (日本語)
search filter icon
search icon

ドキュメントの情報

はじめに

1.  Oracle VM Server for SPARC のセキュリティーの概要

Oracle VM Server for SPARC によって使用されるセキュリティー機能

Oracle VM Server for SPARC 製品の概要

Oracle VM Server for SPARC に適用される一般的なセキュリティー原則

2.  Oracle VM Server for SPARC の安全なインストールと構成

3.  Oracle VM Server for SPARC のセキュリティー機能

4.  開発者向けのセキュリティーの考慮事項

A.  安全な配備のためのチェックリスト

Oracle VM Server for SPARC 製品の概要

Oracle VM Server for SPARC は、Oracle SPARC T シリーズサーバーに高度な効率性とエンタープライズクラスの仮想化機能を提供します。Oracle VM Server for SPARC ソフトウェアを使用すると、最大で 128 台の仮想サーバーを単一のシステム上に作成できます。これは論理ドメインと呼ばれます。こうした構成により、SPARC T シリーズサーバーおよび Oracle Solaris OS が提供する大規模なスレッドを活用できるようになります。

論理ドメインは、個別に論理グループ化されたリソースを含む仮想マシンです。論理ドメインは、単一のコンピュータシステム内で独自のオペレーティングシステムおよび ID を持っています。各論理ドメインは、サーバーの電源の再投入を実行する必要なしに、作成、削除、再構成、およびリブートを単独で行うことができます。異なる論理ドメインでさまざまなアプリケーションソフトウェアを実行でき、パフォーマンスおよび安全性の目的から、これらを独立した状態にしておくことができます。

Oracle VM Server for SPARC ソフトウェアの使用については、『Oracle VM Server for SPARC 3.0 管理ガイド』および『Oracle VM Server for SPARC 3.0 リファレンスマニュアル』を参照してください。必要なハードウェアおよびソフトウェアについては、『Oracle VM Server for SPARC 3.0 リリースノート』を参照してください。

図 1-1 2 つの論理ドメインをサポートするハイパーバイザ

image:Logical Domains 機能を構成する層を示す図

Oracle VM Server for SPARC ソフトウェアは次のコンポーネントを使用してシステム仮想化を提供します。

多くの場合、Oracle VM Server for SPARC システムに存在するただ 1 つの制御ドメインが、I/O ドメインやサービスドメインによって実行されるサービスを提供します。冗長性とプラットフォーム保守性を向上させるには、Oracle VM Server for SPARC システム上で複数の I/O ドメインを構成することを検討してください。