一般的な情報

このセクションでは、Oracle Solaris 10 1/13 リリースでの動作の変更点など、一般的な情報について説明します。

Java に関する推奨事項

Oracle Solaris 10 1/13 には Java 6 Update 37 が付属しており、互換性のため、Java 4 および Java 5 リリースも含まれています。最新の機能、セキュリティー、およびパフォーマンス拡張機能については、最新の Java 7 リリースをダウンロードしてください。機能拡張については、Java 7 update のリリースノートに詳しく説明されています。最新の Oracle Solaris システムで実行する Java 7 の重要な拡張機能の 1 つの例として、Java 7 Update 4 では、新しい OracleUcrypto Provider が導入されており、これは、SPARC T4 プラットフォームで、CPU 負荷を最小にしながら、パフォーマンスを最大にする基盤のネイティブ (オンチップ) T4 暗号化機能に直接アクセスします。

Oracle Premier Support は、Java SE プラットフォームで利用できます。サポートを予定していないお客様および Java 7 に移行しないお客様は、古い Java SE リリースのサポートに関する追加情報について、Java SE サポートロードマップを参照されることをお勧めします。

Oracle Configuration Manager

Oracle Solaris 10 1/13 リリース以降、自動登録機能は、Oracle Configuration Manager (OCM) を使用して、システムの構成情報を収集し、それを Oracle リポジトリにアップロードします。OCM の使用方法については、『Oracle Solaris の管理: 基本管理』の第 17 章「Oracle Configuration Manager の操作」を参照してください。

BIOS およびファームウェアのアップグレード

Oracle Solaris 10 1/13 リリースは、次の最新の組み合わせを実行するサポート対象のすべての Oracle システムでテストされています。

• BIOS および Oracle ILOM

• SPARC ファームウェア、OBP、およびハイパーバイザ

Oracle Solaris 10 1/13 リリースを使用して最良の結果を得るためには、使用している BIOS/ファームウェアを最新リリース (http://www.oracle.com/technetwork/systems/patches/firmware/release-history-jsp-138416.html の表に記載されている) にアップグレードしてください。

メモリー要件

Oracle Solaris 10 1/13 リリースの最小および推奨メモリー要件を次に示します。

• UFS ルートファイルシステムの場合:

  • 最小: 1.5 GB

  • 推奨: 1.5G バイト以上

• ZFS ルートプールの場合:

  • 最小: 1.5 GB

  • 推奨: 1.5G バイト以上 (ZFS 全体のパフォーマンスを向上させるため)

  ---

  注 - 16G バイト以上のディスク容量が必要です。

  ---

Oracle Solaris 10 1/13 へのアップグレード

Oracle Solaris 10 1/13 へのアップグレードには、標準のアップグレードプロセスまたは Live Upgrade を使用できます。Live Upgrade の詳細は、My Oracle Support を参照してください。

Oracle Solaris 10 1/13 リリースを Solaris 8 OS より前のリリースからアップグレードするには、最初に次のリストのいずれかのリリースにアップグレードする必要があります。そのあとで、Oracle Solaris 10 1/13 リリースにアップグレードしてください。

SPARC: SPARC ベースのシステムでは、次のメジャーリリースから Oracle Solaris 10 1/13 にアップグレードできます。

• Solaris 8 OS

• Solaris 9 OS

• Oracle Solaris 10 OS

x86: x86 ベースのシステムでは、次のメジャーリリースから Oracle Solaris 10 1/13 にアップグレードできます。

• Solaris 9 OS

• Oracle Solaris 10 OS

Oracle Solaris OS 以外の製品のサポート

Oracle Solaris 10 1/13 リリースは、Oracle Solaris 互換性保証に沿って以前のリリースとの互換性についてテスト済みです。これは、Oracle Solaris の公開されている ABI に準拠するアプリケーション (他社製のアプリケーションを含む) が Oracle Solaris 10 1/13 リリースで修正なしに動作することを意味します。

Oracle Solaris ソフトウェアに含まれないほかの製品を Oracle Solaris OS とともにシステムで実行する場合があります。このような製品には、Oracle よって提供されるものと、他社によって提供されるものがあります。このシステムを Oracle Solaris 10 リリースにアップグレードする場合は、このようなほかの製品が Oracle Solaris 10 OS でもサポートされることを確認してください。これらの各製品のステータスに応じて、次のどちらかの方法を選択できます。

• 製品の既存のバージョンが Oracle Solaris 10 ソフトウェアでサポートされていることを確認します。

• Oracle Solaris 10 リリースでサポートされている製品の新しいバージョンをインストールします。Oracle Solaris ソフトウェアにアップグレードする前に、製品の以前のバージョンを削除する必要がある場合もあります。詳細は、製品のドキュメントを参照してください。

• Oracle Solaris 10 ソフトウェアにアップグレードする前に、製品を削除します。