Oracle Tuxedo Application Runtime for Batchリリース・ノート

Oracle Tuxedo Application Runtime for Batch 12cリリース1 (12.1.1)
2012年8月

関連項目

製品について

Oracle Tuxedo Application Runtime for Batchを使用すると、従来のIBMメインフレーム・バッチ・アプリケーションを安全かつ迅速にOracle Tuxedoに移行できます。これによって、莫大なコスト削減と柔軟性の向上が実現します。

Oracle Tuxedo Application Runtime for Batchによって実現されるユーティリティとサービスの組合せは、Batchメインフレーム・アプリケーションをそのままで実行することを可能にし、ビジネス・ロジックとデータに対する長年の投資を維持活用します。また、アプリケーションの開発によく使用するメインフレーム・ユーティリティと関数を提供しています。

Oracle Tuxedo Application Runtime for Batch 12cリリース1 (12.1.1)には、次の主要な機能があります。

JCLから変換された同等のKornシェル・スクリプトを実行する強力な実行エンジン
Oracle TuxedoをベースにしてMainframe JES2をエミュレートするジョブ・エンキュー・サービス

このリリースについて

新機能

Oracle Tuxedo Application Runtime for Batch 12cリリース1 (12.1.1)は、Oracle Tuxedo 12cリリース1 (12.1.1)およびOracle Tuxedo Application Rehosting Workbench 12cリリース1 (12.1.1)、Oracle TSAM 12cリリース1 (12.1.1)、Oracle Tuxedo JCA Adapter 12cリリース1 (12.1.1)、Oracle SALT 12cリリース1 (12.1.1)、Oracle JoltおよびOracle Tuxedo Mainframe Adapters 12cリリース1 (12.1.1)をサポートします。

このリリースには、Batch Runtimeの次の新機能と強化が含まれます。

データベース表を使用するGDGファイル・カタログのサポートを強化
TSAM/OEM GUIにおけるGDGファイル・カタログの問合せと操作のサポート
ユーザー・イグジットを使用した構成可能ジョブ・メッセージ・ロギングのためのフレームワーク拡張
GDGコミット/ロールバック・スコープ設定の拡張
NFSを使用して共有されるファイルの排他ロックのサポートによるファイル処理管理の拡張
COBOL Compiler Runtimeなしで使用するためのBatch Runtime構成
非COBOLプログラムを実行するためのリターン・コード管理の強化

ソフトウェア・コンポーネント

Oracle Tuxedo Application Runtime for Batchは、Batch JCLのランタイム環境です。次のサブ・コンポーネントを含みます。

JCLから変換された同等のKornシェル・スクリプトを実行する実行エンジン
Mainframe JES2をエミュレートするジョブ・エンキューイング・サービス。

インストールに関する注意

Oracle Tuxedo Application Runtime for Batch 12cリリース1 (12.1.1)のインストールは、Oracle Tuxedoのインストールを必要としませんが、Oracle Tuxedoはジョブ・エンキュー・サービスのランタイムの前提条件です。

プラットフォーム・サポート

制限

Oracle Tuxedo Application Runtime for Batch 12cリリース1 (12.1.1)には、次の制限があります。

IDCAMS LISTCATはサポートされません。
IEBGENER GENERATE with MEMBERはサポートされません。
SORT操作でのシステム日付(たとえば、DATE1)の比較はサポートされません。
GDGでの世代ファイルの削除はサポートされません。
DISP=SHRによるPDSでの新メンバーの追加はサポートされません。

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