既知の問題と解決済の問題

     前  次    新規ウィンドウで目次を開く    PDFとして表示 - 新規ウィンドウ  Adobe Readerを取得 - 新規ウィンドウ
コンテンツはここから始まります

既知の問題と解決済の問題

以下の節では、Oracle Tuxedoソフトウェアに関する既知の問題を説明し、推奨される回避策を示します。問題は変更リクエスト(CR)番号順に並んでいます。CR番号は、これらの問題を追跡しやすくするために割り振られる番号です。

未解決の問題の追跡について支援が必要な場合は、最寄のOracleカスタマ・サポート・サービスにお問い合せください。Oracleカスタマ・サポート・サービスへのお問い合せの際には、CR番号をお知らせください。

 


既知の制限事項

表1は、Oracle Tuxedoの既知の制限事項および推奨される回避策を示しています。

表1 既知の制限事項
  1.  
パフォーマンスが最高に達するのは、バッファ・サイズが100KBより小さい場合です。
 
説明
バッファ・サイズが100KBを超えると、Direct Cross Node Communication Leveraging RDMA機能によってパフォーマンスが低下します。
 
プラットフォーム
すべて
 
回避策
バッファ・サイズが100KBを超えたら、Direct Cross Node Communication Leveraging RDMA機能を無効化します。
  1.  
Jolt SSLは、Oracle JDK 1.6 u32およびJDK 7では機能しません。
 
説明
Tuxedo 12cR1のJolt SSLは、Oracle JDK 1.6 u32およびJDK 7で機能しません。
 
プラットフォーム
すべて
 
回避策
Oracle JDK 1.6 u37またはOracle JDK 1.6 u26を、
Jolt SSLと一緒に使用します。
  1.  
XmlHelper::save()には混合タイプのXMLドキュメントのコンテンツはありません
 
説明
タイプが次のように定義されているスキーマでは:
<xsd:complexType name="myType" mixed="true"> ...
ドキュメントは、SDO XmlHelperによってロードできず、元のコンテンツどおりには保存できません。例:
...
       Dear Mr.<name>John Smith</name>.
       Your order <orderid>1032</orderid>
       will be shipped on <shipdate>2001-07-13</shipdate>.
...
can only be saved as:
...
       <name>John Smith</name>
       <orderid>1032</orderid>
       <shipdate>2001-07-13</shipdate>
...
 
プラットフォーム
すべて
 
回避策
これらのタイプのドキュメントは、アプリケーション・コードで直接処理する必要があります。
  1.  
Webサービス・バインディングを使用して2つのTuxedoを接続している場合に、送信されたエラー・データが無視されます。
 
説明
Webサービス・バインディングの現在の実装では、SOAPフォルトが発生したときにフォルト文字列しか返されません。これらのサービスのように、フォルトの詳細にGWWS SALTゲートウェイで処理する追加情報やデータが含まれていても、ServiceInvocationExceptionにはこのデータを格納する場所や仕組みが用意されていません。
これは次の場合に起こる可能性があります:
  • Webサービスとして公開されている既存のTuxedoサービスをSCAコンポーネントまたはSCAクライアントから呼び出そうとしたとき。
  • 2つのTuxedoドメイン間でのみ。
 
プラットフォーム
すべて
 
回避策
2つのTuxedoドメインを、ATMIバインディングと/Domain機能を使用して接続します。
  1.  
JATMIバインディングがトランザクションをサポートしません。
 
説明
JATMIコンテナによるTSESSIONのトランザクションのサポートが十分でないため、トランザクションを伴う実行においてJATMIバインディングがクラッシュします。
 
プラットフォーム
すべて
 
回避策
アクセスされるサービスをAUTOTRANとして構成します。
  1.  
JATMIリファレンス・バインディングが2種類のserviceTypeの存在を確認しません。
 
説明
JATMIリファレンス・バインディングは、ターゲット属性を指定せずに2種類のserviceType、inputBufferType、outputBufferTypeおよびerrorBufferTypeを確認しません。
 
プラットフォーム
すべて
 
回避策
コンポジット・ファイル内で、ターゲットを指定せずにATMIバインディングの重複するXML要素を構成することは避けます。
  1.  
Oracle Tuxedoクライアントでのtpabort起動が失敗することがあります。
 
説明
この問題が発生するのは、Javaサーバーがトランザクションに関与しているときに限られます。場合によっては、Oracle Tuxedoクライアントでtpabortが起動される前に、トランザクションが自動的にコミットされることがあります。
 
プラットフォーム
Linux x86 32ビット
 
回避策
なし
  1.  
インストール中に「Command.run( ): process completed before monitors could start」が表示されます。
 
説明
Oracle Tuxedoのインストール中に、「Command.run( ): process completed before monitors could start」というエラー・メッセージが表示されることがあります。
 
プラットフォーム
OEL5 x86 64ビット
 
回避策
このメッセージは無視しても問題ありません。

 


製品の制約

表2は、Oracle Tuxedo製品の制約について説明し、推奨される回避策を示しています。

表2 製品の制約 
  1.  
Tuxedoを12.1.1にアップグレードしたら、TMSサーバーを再ビルドする必要があります。
 
説明
Tuxedoを12.1.1にアップグレードしたら、TMSサーバー・バイナリを再コンパイルしリンクを張り直す必要があります。
 
プラットフォーム
すべて
 
回避策
なし

 


解決済の問題

Oracle Tuxedo 12c リリース1 (12.1.1)でソフトウェアまたはドキュメントの修正が行われた場合は、この項で随時報告されます。

表3は、リリース12c リリース1 (12.1.1)で修正されたソフトウェアとドキュメントの問題を示しています。問題はバグ番号順にリストされています。

表3 Oracle Tuxedo 12c リリース1 (12.1.1)で修正された問題
  1. 10087453
GWTDOMAIN接続がイベント・ブローカに報告されない
  1. 11075862
tmqueueまたはtmqforwardの改善リクエストが終了後に再度開始される
  1. 11769303
corbaクライアントのタイムアウトに関する通常発生しない例外がコミット時に発生する
  1. 12706766
クライアントの存在をチェックした後にTPNOTIYによって新しいフラグがすぐに返される
  1. 12895294
gwtdomainではfaddrまたはfrangeが必要
  1. 13109309
as5マルチコア構成のappサーバー用のtmadmin pqキュー・カウントが大きすぎる
  1. 13350779
サーバーに対してmin=0と動的変更すると障害が発生する
  1. 13354862
拡張リクエスト: セキュリティからユーザー名(プリンシパル名)を取得する新しいapi
  1. 13358022
QMADMINによって孤立したプロセスが残される
  1. 13385815
tuxedo製品が提供するsimpappssl corbaサンプルをコンパイルできない
  1. 13449208
gwtdomainのメッセージがハングしたままである可能性がある
  1. 13458820
拡張リクエスト: shift-jisメッセージ・カタログがaixで文字化けする
  1. 13476066
iiopリクエストがレスポンスを無限に待機する
  1. 13478819
_dom_freendのgwtdomainコア・ダンプ
  1. 13535072
イベント通知スレッドが繰返し処理を行う
  1. 13594998
gwtdomainで、複数秒間にわたってリクエストが1つも処理されないことがある
  1. 13630313
tm_mqiに複数のインスタンスが存在する場合にメッセージがリークする
  1. 13649274
libfml_cat:3: エラー: フィールド化バッファに空き領域がない
  1. 13724874
tmbootカタログ・エラー、nls:4: メッセージ・カタログlibtux_cat,.lang=cを開けない
  1. 13741289
tpmulticontextsとtpu_threadを/wsクライアントとともに使用するとコンテキストがリークする
  1. 13895423
mq txクライアントのみをインストールしたtuxedo mqアダプタのビルド
  1. 13930115
[ER] tuxedo mqアダプタの障害リカバリ・メカニズム
  1. 13930116
[ER] tm mqアダプタ・サーバーでのマルチスレッド処理の有効化
  1. 13965614
gwwsがcrlfを処理できない
  1. 13965770
[er] registry.xmlのxml要素release内でのパッチレベル属性の追加
  1. 13994890
負荷が高い場合、TM_KILL_WITH_BBLOCKが機能しない
  1. 14041741
MULTIPLE RDOMS ON ON_DEMANDモードにより、その他の通常サービスが使用できなくなる
  1. 14116565
リモート・ドメインからのレスポンスがない場合、gwtdomainがdmkeepaliveメッセージを毎秒送ってしまう
  1. 14135406
CONVERSATIONAL SERVER SPAWN/DECAY FUNCTIONが正常に機能しない
  1. 14144929
gwwsがアウトバウンド・コールを行うとtpesystemが発生することがある
  1. 14214734
タイプが間違っているため、あるいはサブタイプが一致しないため、アウトバンド属性でエラーが発生する
  1. 14231888
/DOMAINが70000バイトを超えるfml32バッファをサポートしない
  1. 14308647
rpインストーラがエラー・メッセージを出力する
  1. 14323552
tpdequeue()のロールバック時にQ_CAT:1353が発生する
  1. 14339774
wslバックログがWindowsで構成できてしまう
  1. 14348578
Windowsでの長時間の実行時にLIBTUX_CAT:681が発生する
  1. 14354417
libtux_cat:1401の報告時にサービス名が表示されない


  先頭に戻る       前  次