Oracle® Fusion Middleware Oracle Application Development Frameworkモバイル開発者ガイド 11g リリース2 (11.1.2.4.0) B70750-02 |
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この章では、Oracle Java Cloud ServiceでホストされるデータへのADFモバイル・アプリケーションによるアクセス方法について説明します。
この章には次の項が含まれます:
ADFモバイル・アプリケーションでは、Oracle CloudでホストされるSOAPおよびRESTの両方のWebサービスにアクセスできます。ホストされたSOAP Webサービスへのアクセスを有効化するには、第9.2項「Webサービス・データ・コントロールの作成」の説明に従い、Webサービス・データ・コントロールを作成します。RESTful Webサービスへのアクセスを有効化するには、『Oracle Fusion Middleware Oracle Application Development Framework Fusion開発者ガイド』のADFデータ・コントロールを使用したURLサービスの公開に関する項の説明に従い、URLサービス・データ・コントロールを作成します。コンテンツ・タイプにより、第6.3.2項「ADFモバイルAMXページへのUIコンポーネントおよびデータ・コントロールの追加方法」の説明に従い、データ・コントロールをドラッグしてADFモバイルAMX UIコンポーネントにドロップするか、コンテンツがリモートWebサーバーまたはローカルに格納されたHTMLファイルのいずれかから配信されるアプリケーションの場合はプログラムによって、ADFモバイル・アプリケーションによるクラウド・データへのアクセスが可能になります。
「ADFモバイル・ログイン・サーバー接続」ダイアログを使用して、Oracle Cloudに対して認証するためのログイン・サーバー接続を作成します。
始める前に:
ログイン・サーバー接続に使用するOracle Cloud URLを取得します。
Oracle Cloudのエンドポイントを使用してログインURLを作成するには:
「アプリケーション」→「新規」→「接続」の順に選択します。
ADFモバイル・サーバー・ログイン接続を選択します。
次の項目を入力して、図15-1に示すADFモバイル・ログイン接続の接続ダイアログを完了します。
「名前」フィールド: 接続名
「ログインURL」フィールド: Oracle CloudのURL
詳細は、Oracle JDeveloperオンライン・ヘルプおよび第18.4.2項「ログイン・ページの指定方法」を参照してください。
データ・サービス・コントロールの作成ウィザードでは、ホストされたデータにアクセスするデータ・コントロールを作成できます。Oracle Java CloudにデプロイされたSOAP WebサービスのWSDL URLを使用してこのデータ・コントロールを作成します。このURLがわからない場合は、アプリケーションのコンテキスト・ルートにWebサービスのポート名および?wsdl
を追加して、WSDLドキュメントへのURLを作成する必要があります。
始める前に:
Oracle Java Cloud ServiceにデプロイされているSOAP Webサービス・アプリケーションへのアクセス権を持つ必要があります。このアプリケーションは、Oracle Java Cloud Service Controlホームページにある「アプリケーション」ペインを経由して利用可能にする必要があります。さらに、図15-2のHCMMobileServiceアプリケーションで示されるように、その「ステータス」および「状態」それぞれが「↑」および「アクティブ」である必要があります。
Webサービス・データ・コントロールの作成方法:
Oracle Cloud上でホストされたWebサービスのアプリケーション・コンテキスト・ルートを次のように取得します。
第9.2項「Webサービス・データ・コントロールの作成」の説明に従い、JDeveloperで、「アプリケーション・ナビゲータ」のビュー・コントローラ・プロジェクトを右クリックして「Webサービス・データ・コントロールの作成」ウィザードを開きます。
図15-4に示す「データソース」ページで、データ・コントロールの名前を入力します。
「URL」フィールドで、Oracle Cloud Java Serviceにデプロイされている(さらに現在実行されている)SOAPベースのWebサービスのURLを貼り付けます。
図15-4のHCMServicePort?wsdl
など、アプリケーション・コンテキスト・ルートにWebサービスのポート名と?wsdl
を追加することで、データ・コントロールによるWSDLへのアクセスを可能にします。
図15-5に示すとおり、「データ・コントロール操作」ページで、アプリケーション機能がデータの取得に使用できるWebサービス操作を選択します。「終了」をクリックします。
図15-5には、ADFモバイル・アプリケーションで使用できる、ADFモバイル・デザインタイムにより戻されるWebサービス操作が示されています。この例で、デザインタイムは、人事管理データをホストするWebサービスに問合せを行い、経費の承認を含む従業員データを取得するための操作を戻します。
Oracle Cloud上で保護されるSOAPベースのWebサービスに対してポリシーを構成する必要があります。第9.5項「セキュアなWebサービスへのアクセス」の説明に従い、データ・サービス・コントロール・ポリシーの編集ダイアログを使用して、oracle/wss_http_token_over_ssl_client_policy
を選択できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Application Development Framework Fusion開発者ガイド』のWebサービス・データ・コントロール・セキュリティの定義方法に関する項を参照してください。
注意: SOAPベースのWebサービスには、 |