用語集
この用語集では、Oracle VM Server for SPARC のドキュメントで使用されている用語、略語、および頭字語を定義します。
A
- API
Application Programming Interface (アプリケーションプログラミングインタフェース)。
- ASN
Abstract Syntax Notation (抽象構文記法)。
- auditreduce
監査証跡ファイルの監査レコードをマージおよび選択するコマンド (auditreduce(1M) のマニュアルページを参照)。
- Auditing (監査)
システムに対する変更を追跡し、変更を加えたユーザーを識別すること。
- Authorization (承認)
Oracle Solaris OS 特権を使用してタスクやデータアクセスを実行する権限を持つユーザーを判断する方法。
B
- bge
Broadcom BCM57xx デバイスの Broadcom ギガビット Ethernet ドライバ。
- BSM
Basic Security Module (基本セキュリティーモジュール)。
- bsmconv
BSM を有効化するコマンド (bsmconv(1M) のマニュアルページを参照)。
- bsmunconv
BSM を無効化するコマンド (bsmunconv(1M) のマニュアルページを参照)。
C
- CMT
Chip MultiThreading (チップマルチスレッディング)。
- Compliance (適合性)
システムの構成が事前に定義されたセキュリティープロファイルに適合しているかどうかを確認すること。
- Configuration (構成)
サービスプロセッサ上に保存されている論理ドメイン構成の名前。
- Constraints (制約)
Logical Domains Manager にとって制約とは、特定ドメインへの割り当てが要求されたリソースを指します。使用可能なリソースに応じて、ドメインに追加するように要求したすべてのリソースを受け取るか、まったく受け取らないかのいずれかです。
- Control Domain (制御ドメイン)
Logical Domains Manager を使用してほかの論理ドメインとサービスを作成および管理する特権ドメイン。
- CWQ
Control Word Queue (暗号化装置)。
D
- DHCP
Dynamic Host Configuration Protocol (動的ホスト構成プロトコル)。
- DIO
Direct I/O (直接 I/O)。
- DMA
Direct Memory Access (ダイレクトメモリーアクセス)。CPU を使用せずにメモリーとデバイス (ネットワークカードなど) との間でデータを直接転送する機能です。
- DMP
Dynamic MultiPathing (動的マルチパス) (Veritas)。
- Domain (ドメイン)
Logical Domain (論理ドメイン)を参照してください。
- DPS
Data Plane Software (データプレーンソフトウェア)。
- DR
Dynamic Reconfiguration (動的再構成)。
- drd
Logical Domains Manager の Oracle Solaris 10 OS 動的再構成デーモン (drd(1M) のマニュアルページを参照)。
- DRM
Dynamic Resource Management (動的なリソース管理)。
- DS
Domain Services (ドメインサービス) モジュール (Oracle Solaris 10 OS)。
- DVD
Digital Versatile Disc (デジタル多用途ディスク)。
E
- EFI
Extensible Firmware Interface (拡張ファームウェアインタフェース)。
- ETM
Encoding Table Management (エンコーディングテーブル管理) モジュール (Oracle Solaris 10 OS)。
F
- FC_AL
Fiber Channel Arbitrated Loop (ファイバチャネル調停ループ)。
- FMA
Fault Management Architecture (障害管理アーキテクチャー)。
- fmd
Oracle Solaris 10 OS 障害管理デーモン (fmd(1M) のマニュアルページを参照)。
- format
ディスクのパーティション分割および保守ユーティリティー (format(1M) のマニュアルページを参照)。
- fmthard
ハードディスクのラベルを生成するコマンド (fmthard(1M) のマニュアルページを参照)。
G
- Gb
Gigabit (ギガビット)。
- Guest Domain (ゲストドメイン)
I/O ドメインおよびサービスドメインのサービスを使用し、制御ドメインによって管理されます。
- GLDv3
Generic LAN Driver version 3 (汎用 LAN ドライバ version 3)
H
- Hardening (強化)
セキュリティーを強化するために Oracle Solaris OS の構成を変更すること。
- Hypervisor (ハイパーバイザ)
オペレーティングシステムとハードウェア層の間に配置されるファームウェア層。
I
- I/O Domain (I/O ドメイン)
物理 I/O デバイスに対する直接の所有権と直接のアクセス権を持ち、仮想デバイスの形式でほかの論理ドメインとこれらのデバイスを共有するドメイン。
- IB
InfiniBand。
- IDE
Integrated Drive Electronics。
- IDR
Interim Diagnostics Release。
- ILOM
Integrated Lights Out Manager。オペレーティングシステムとは無関係にサーバーを管理できるようにする、ハードウェアとサポートソフトウェアから成る専用システム。
- I/O
内部ディスクおよび PCIe コントローラとそれに付属するアダプタやデバイスなどの入出力装置。
- ioctl
input/output control call (I/O 制御コール)。
- IPMP
Internet Protocol Network Multipathing (インターネットプロトコルネットワークマルチパス)。
K
- kaio
Kernel Asynchronous Input/Output (カーネル非同期 I/O)。
- KB
Kilobyte (K バイト)。
- KU
Kernel Update (カーネル更新)。
L
- LAN
Local-Area Network (ローカルエリアネットワーク)。
- LDAP
Lightweight Directory Access Protocol。
- LDC
Logical Domain Channel (論理ドメインチャネル)。
- ldm
Logical Domains Manager ユーティリティー (ldm(1M) マニュアルページを参照)。
- ldmd
Logical Domains Manager デーモン。
- lofi
ループバックファイル。
- Logical Domain (論理ドメイン)
リソースの個別の論理的なグループで構成される仮想マシンであり、単一のコンピュータシステム内に独自のオペレーティングシステムと識別情報を保有します。ドメインとも呼ばれます。
- Logical Domains Manager
論理ドメインを作成および管理したり、リソースをドメインに割り当てたりするための CLI。
M
- MAC
Media Access Control address (メディアアクセス制御アドレス) の略で、Logical Domains Manager によって自動的に割り当てることも、手動で割り当てることも可能。
- MAU
Modular Arithmetic Unit (モジュラー演算ユニット)。
- MB
Megabyte (M バイト)。
- MD
サーバーデータベース内のマシン記述。
- mem、memory
メモリー単位 – バイト単位でのデフォルトのサイズ。G バイト (G)、K バイト (K)、または M バイト (M) を指定することもできます。ゲストドメインに割り当てることができる、サーバーの仮想化されたメモリーです。
- metadb
Solaris Volume Manager メタデバイス状態データベースの複製の作成と削除を行うコマンド (metadb(1M) のマニュアルページを参照)。
- metaset
ディスクセットを構成するコマンド (metaset(1M) のマニュアルページを参照)。
- mhd
多重ホストディスク制御操作を実行するコマンド (mhd(7i) のマニュアルページを参照)。
- MIB
Management Information Base (管理情報ベース)。
- Minimizing (最小化)
最低限必要な数のコア Oracle Solaris OS パッケージをインストールすること。
- MMF
MultiMode Fiber (マルチモードファイバ)。
- MMU
Memory Management Unit (メモリー管理ユニット)。
- mpgroup
仮想ディスクフェイルオーバーのマルチパスグループ名。
- mtu
Maximum Transmission Unit (最大転送単位)。
N
- ndpsldcc
Netra DPS Logical Domain Channel Client。「vdpcc」も参照してください。
- ndpsldcs
Netra DPS Logical Domain Channel Service。「vdpcs」も参照してください。
- NIS
Network Information Service (ネットワーク情報サービス)。
- NIU
Network Interface Unit (ネットワークインタフェースユニット)(オラクルの Sun SPARC Enterprise T5120 および T5220 サーバー)。
- NTS
Network Terminal Server (ネットワーク端末サーバー)。
- NVRAM
Non-Volatile Random-Access Memory (非揮発性ランダムアクセスメモリー)。
- nxge
NIU 10Gb Ethernet アダプタのドライバ。
O
- OID
オブジェクトの識別子であり、MIB の各オブジェクトを一意に特定するシーケンス番号。
- OVF
Open Virtualization Format。
P
- P2V
Oracle VM Server for SPARC 物理から仮想への変換ツール。
- PA
Physical Address (物理アドレス)。
- PCI
Peripheral Component Interconnect バス。
- PCIe
PCI Express バス。
- PCI-X
PCI 拡張バス。
- pcpu
物理 CPU。
- Physical Domain (物理ドメイン)
単一 Oracle VM Server for SPARC インスタンスによって管理されるリソースの範囲。サポートされている SPARC T シリーズプラットフォームのように、物理ドメインは完全な物理システムになることがあります。または、サポートされている SPARC M シリーズプラットフォームのように、システムの全体またはシステムのサブセットになることがあります。
- Physical Function (物理機能)
SR-IOV 仕様に定義されたとおりに SR-IOV 機能をサポートする PCI 機能。物理機能は SR-IOV 機能構造を含み、SR-IOV 機能を管理するために使用されます。物理機能は他の PCIe デバイスと同じように検出、管理、および操作が可能な多機能の PCIe 機能です。物理機能は、すべての構成リソースを含み、PCIe デバイスを構成または制御するために使用できます。
- physio
物理入出力。
- PICL
Platform Information and Control Library (プラットフォーム情報とコントロールライブラリ)。
- picld
PICL デーモン (picld(1M) のマニュアルページを参照)。
- PM
仮想 CPU およびメモリーの電源管理。
- praudit
監査証跡ファイルの内容を出力するコマンド (praudit(1M) のマニュアルページを参照)。
- PRI
Priority (優先度)。
R
- RA
Real Address (実アドレス)。
- RAID
Redundant Array of Inexpensive Disks。独立したディスクを組み合わせて 1 つの論理ユニットにすることができます。
- RPC
Remote Procedure Call (リモート手続き呼び出し)。
S
- SASL
Simple Authentication and Security Layer。
- SAX
Simple API for XML パーサー。XML ドキュメントをトラバースします。SAX パーサーはイベントベースで、主にストリーミングデータに使用されます。
- System Controller (SC、システムコントローラ)
「サービスプロセッサ」も参照してください。
- Service Domain (サービスドメイン)
仮想スイッチ、仮想コンソールコネクタ、仮想ディスクサーバーなどのデバイスをほかの論理ドメインに提供する論理ドメイン。
- SMA
System Management Agent (システム管理エージェント)。
- SMF
Service Management Facility (サービス管理機能)。
- SMI
Structure of Management Information (管理情報構造)。MIB で使用する管理対象オブジェクトを定義し、グループ化します。
- SNMP
Simple Network Management Protocol (簡易ネットワーク管理プロトコル)。
- Service Processor (SP、サービスプロセッサ)
システムコントローラ (SC) とも呼ばれる SP は、物理マシンをモニターし実行します。
- SR-IOV
Single Root I/O Virtualization (単一ルート I/O 仮想化)。
- SSH
Secure Shell。
- ssh
Secure Shell コマンド (ssh(1) のマニュアルページを参照)。
- sshd
Secure Shell デーモン (sshd(1M) のマニュアルページを参照)。
- SunVTS
Sun Validation Test Suite。
- svcadm
サービスインスタンスの操作 (svcadm(1M) のマニュアルページを参照)。
T
- TLS
Transport Layer Security。
U
- UDP
User Diagram Protocol (ユーザーダイアグラムプロトコル)。
- Unicast (ユニキャスト)
1 つの送信者と 1 つの受信者の間でネットワークを介して行われる通信。
- uscsi
ユーザー SCSI コマンドインタフェース (uscsi(7I) のマニュアルページを参照)。
- UTP
Unshielded Twisted Pair (シールドなし・より対線)。
V
- var
変数。
- VBSC
Virtual Blade System Controller (仮想ブレードシステムコントローラ)。
- vcc、vconscon
ゲストドメインに割り当てる特定のポート範囲の仮想コンソール端末集配信装置サービス。
- vcons、vconsole
システムレベルのメッセージにアクセスするための仮想コンソール。接続は、特定のポートで制御ドメイン上の vconscon サービスに接続することによって実現します。
- vcpu
Virtual Central Processing Unit (仮想中央演算処理装置)。サーバーの各コアは、仮想 CPU として表現されます。
- vdc
Virtual Disk Client (仮想ディスククライアント)。
- vdisk
仮想ディスクは、さまざまな種類の物理デバイス、ボリューム、またはファイルに関連付けられた総称的なブロック型デバイスです。
- vdpcc
Netra DPS 環境における仮想データプレーンチャネルクライアント。
- vdpcs
Netra DPS 環境における仮想データプレーンチャネルサービス。
- vds、
vdiskserver
仮想ディスクサーバー。これを使用すると、論理ドメインに仮想ディスクをインポートできます。
- vdsdev、
vdiskserver
device
仮想ディスクサーバーデバイス。仮想ディスクサーバーによってエクスポートされます。このデバイスには、ディスク全体、ディスクのスライス、ファイル、またはディスクボリュームを指定できます。
- Virtual Function (仮想機能)
物理機能に関連付けられている PCI 機能。仮想機能は、物理機能や同じ物理機能に関連付けられているほかの仮想機能と 1 つまたは複数の物理リソースを共有する軽量の PCIe 機能です。仮想機能は、その独自の動作に対してのみ構成リソースの使用が許可されます。
- VNIC
仮想ネットワークインタフェースカードで、これは物理ネットワークデバイスから作成し、ゾーンに割り当て可能な物理ネットワークデバイスの仮想インスタンスです。
- vldc
Virtual Logical Domain Channel Service (仮想論理ドメインチャネルサービス)。
- vldcc
Virtual Logical Domain Channel Client (仮想論理ドメインチャネルクライアント)。
- vnet
仮想ネットワークデバイス。仮想 Ethernet デバイスを実装し、仮想ネットワークスイッチ (vswitch) を使用するシステム内のほかの vnet デバイスと通信します。
- vNTS
Virtual Network Terminal Service (仮想ネットワーク端末サービス)。
- vntsd
ドメインコンソールの Oracle Solaris 10 OS 仮想ネットワーク端末サーバーデーモン (vntsd(1M) のマニュアルページを参照)。
- volfs
ボリューム管理ファイルシステム (volfs(7FS) のマニュアルページを参照)。
- vsw、vswitch
仮想ネットワークデバイスを外部ネットワークに接続し、仮想ネットワークデバイス間でのパケットの切り替えも行う仮想ネットワークスイッチ。
- VTOC
Volume Table Of Contents (ボリューム構成テーブル)。
- VxDMP
Veritas Dynamic MultiPathing。
- VxVM
Veritas Volume Manager。
X
- XFP
eXtreme Fast Path。
- XML
eXtensible Markup Language。
- XMPP
eXtensible Messaging and Presence Protocol。
Z
- ZFS
Zettabyte File System (Oracle Solaris 10 OS)。
- zpool
ZFS ストレージプール (zpool(1M) のマニュアルページを参照)。
- ZVOL
ZFS ボリュームエミュレーションドライバ。