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リリース・ノート
Oracle TSAM Plus 12c リリース2 (12.1.3)リリース・ノート
Oracle TSAM Plus 12c リリース2 (12.1.3) 日付: 2015年6月
Oracle TSAM Plusについて
Oracle Tuxedo System and Applications Monitor Plus 12c リリース2 (12.1.3)は、Oracle Tuxedoのシステムおよびアプリケーションに、包括的なモニターおよびレポート機能を提供します。Oracle TSAM Plusには、Oracle TSAM Plusエージェント、Oracle TSAM PlusマネージャおよびEnterprise Manager for Oracle Tuxedoという3つのコンポーネントが含まれています。
Oracle TSAM Plus 12.1.3の新機能は次のとおりです。
Oracle Tuxedo、Oracle WebLogic ServerおよびOracle Database間でエンドツーエンドのビジネス・トランザクションをモニターするOracle Business Transaction Management (BTM)との統合。
スクリプト・ツールではJythonインタフェースを使用して、Tuxedoシステムおよびアプリケーションを管理しモニタリングするためのスクリプトを手早く記述できます。こうしたスクリプトを使用することにより、操作の自動化、実行時統計の収集、管理タスクの実行などが可能になります。
JMXインタフェースを含むOracle Tuxedoの新しい管理インタフェース、UBBCONFIG
およびBDMCONFIG
。
Oracle Enterprise Managerを使用するExalogic上のOracle Tuxedoアプリケーションの管理とモニタリングの統合
Exalogic上のOracle TuxedoドメインのExalogicダッシュボードからのモニター機能。
デプロイメントの最適化のための、Oracle Tuxedoアプリケーションに対するOracle Enterprise Managerのコンプライアンスおよびヘルス・チェック。
Exalogicラック内のOracle Tuxedoドメインのワンストップ構成管理。
Exalogicラック内のOracle Tuxedoドメインのローリング・パッチのワンストップ管理。
Enterprise Manager for Oracle Tuxedoのリソース・ブローカの機能強化
既存のOracle Tuxedoドメインの検出と調査、およびその後のドメインに対する動的リソース・ブローカ・ポリシーの定義。
既存のOracle Tuxedo Application Runtime for CICS and Batchドメインのサポート。
Oracle Tuxedo Application Runtimes 12.1.3の機能強化
Oracle ART IMSのトランザクション、プログラムおよびトレース・モニタリングなど、スタンドアロンOracle TSAM PlusにおけるOracle ART IMSモニタリング、DLIサポートなどのIMSコール・パスの機能拡張。
Enterprise Managerコンソールからスケジュール可能なOracle ARTバッチ・ジョブ。
ジョブ・インシデント・ポリシー、ジョブ・ログおよびsyslog管理など、バッチ・モニタリングの機能拡張。
Enterprise ManagerコンソールからのCICS構成ファイルのモニタリングおよび管理。
スタンドアロンOracle TSAM Plusコンソールのパフォーマンスの向上
何万ものOracle Tuxedoサーバー/サービス・インスタンスを使用するアプリケーションのOracle TSAM Plusマネージャ・コンソールのパフォーマンスの向上。
Oracle TSAM Plus Agentとマネージャ間のスループットおよび通信の向上(1つのLMSを複数のOracle TSAM Plusマネージャに接続可能)。
自動データ・パージの構成の迅速化および簡易化。
大量の履歴データからのコール・パス、コール・パターンおよびサービスの問合せ時のレスポンス時間の削減。
コール・パターン計算の効率化。
スタンドアロンOracle TSAM Plusコンソールのユーザビリティの向上
サービス、コール・パスおよびコール・パターン・モニタリングの問合せの保存および再利用機能。
ドメイン全体のステータスおよびデータ・ボリュームのモニタリングに関する情報を提供する、グローバル・ダッシュボードとドメイン・ホームページ。
コール・パスのモニタリングと分析の強化
ECIDによるコール・パスの問合せおよびコール・パスでのECIDの表示機能。
対話型コールのコール・パス・モニタリングの有効化。
Oracle TuxedoアプリケーションからOracle DatabaseへのOCI SQLコールをモニターし、リターン・コードやSQLコールにかかった時間など、有益な統計情報を収集する機能。
詳細は、Oracle TSAM Plusユーザー・ガイド を参照してください。
ローリング・パッチ008には、次の新機能および機能強化が含まれています。
WLS 12.1.3 + ADF 12.1.3のサポート
Oracle Database(パーティション機能あり/なし)のサポート
Oracle Database 11g Enterprise Editionリリース11.2.0.1.0 - 64ビット製品(パーティション機能なし)
Oracle Database 11g Standard Editionリリース11.2.0.1.0 - 64ビット製品
Oracle Database 12c Enterprise Editionリリース12.1.0.1.0 - 64ビット製品(パーティション機能なし)
Oracle Database 12c Standard Editionリリース12.1.0.1.0 - 64ビット製品
Oracle TSAM Plusソフトウェア・コンポーネント
Oracle TSAM Plus 12.1.3ソフトウェアは、次のコンポーネントから構成されます。
Oracle TSAM Plusエージェント 12.1.3
Oracle TSAM Plusエージェントを使用すると、アプリケーションの様々なパフォーマンス・メトリックを収集できます。次のサブコンポーネントが含まれます:
Oracle TSAM Plusプラグイン・フレームワーク
Oracle TSAM Plusデフォルト・プラグイン
ローカル・モニター・サーバー(LMS)
accrpt、servopts(5)
の-a
オプションで生成されたアカウント作成情報およびチャージバック情報を分析するユーティリティ
Oracle Tuxedo JMXエージェント
Oracle Tuxedo Scripting Tool
Oracle Business Transaction Management (BTM) Tuxedo Observer
Oracle TSAM Plusマネージャ 12.1.3
Oracle TSAM Plusマネージャは、1つまたは複数のOracle Tuxedoドメインから収集されたパフォーマンス・メトリックを関連付けて集約し、リアルタイムに表示します。次のサブコンポーネントが含まれます:
Oracle TSAM Plusコンソール
Oracle TSAM Plusデータ・サーバー
Enterprise Manager for Oracle Tuxedo 12.1.0.3.0
Enterprise Manager for Oracle TuxedoはOracle Enterprise Managerのプラグインです。これにより、ユーザーはOracle WebLogic ServerやOracle Databaseのような他製品と共通のコンソールからOracle Tuxedo製品ファミリをモニターおよび管理できます。
注意:
Oracle TSAM Plusエージェント12.1.3は、Oracle Tuxedo 12.1.3インストーラで提供されます。Enterprise Manager for Oracle Tuxedo 12.1.0.3.0は、Oracle TSAM Plus Manager 12.1.3インストーラで提供されます。
機能マトリックス
次の機能マトリックス表に、各Oracle Tuxedoファミリ製品に対してサポートされるOracle TSAM Plusの機能を示します。
表2 機能マトリックス - モニタリング
TSAM Plusコンソール(Tuxedo 12.1.3)
Enterprise Manager for Oracle Tuxedo (EMコンソール)
ART CICSトランザクション(リアル・タイム)
ART CICSトランザクション(収集間隔ごとに集約)
EMイベント/インシデント・システムに基づきます。より高度で柔軟
表3 機能マトリックス - 管理
TSAM Plusコンソール(Tuxedo 12.1.3)
Enterprise Manager for Oracle Tuxedo (EMコンソール)
ART CICS (Tuxedo 11.1.1.1以上)
ARTバッチ(Tuxedo 11.1.1.1以上)
表4 機能マトリックス - その他
TSAM Plusコンソール(Tuxedo 12.1.3)
Enterprise Manager for Oracle Tuxedo (EMコンソール)
Oracle Tuxedoアプリケーション・パッケージ管理/リソース・ブローカ/動的リソース・ブローカ
ART CICS/ARTバッチのアプリケーション・パッケージ管理/リソース・ブローカ/動的リソース・ブローカ
Oracle Tuxedo、WebLogic ServerおよびOracle Databaseを1つのコンソールでモニター
インストールに関する注意
Oracle TSAM Plus 12c リリース2 (12.1.3)は、次のOracle Tuxedoリリースでサポートされています。
Oracle Tuxedo 12cリリース2 (12.1.3)
サポート対象プラットフォームの詳細は、Oracle TSAM Plusのサポート対象プラットフォーム、WebコンテナおよびDBMS を参照してください。
Enterprise Manager for Oracle TuxedoはOracle Enterprise Managerのプラグインです。Oracle Enterprise Managerにデプロイする必要があります。詳細は、Oracle TSAM Plusデプロイメント・ガイド のEnterprise Manager for Oracle Tuxedoのデプロイに関する項 を参照してください。
アップグレードに関する考慮事項
Enterprise Manager for Oracle Tuxedo 12.1.0.3.0はOracle Tuxedo 12.1.3をサポートします。Enterprise Manager for Oracle Tuxedo 12.1.0.3.0を使用する前に、Oracle Tuxedoを12.1.3にアップグレードする必要があります。
相互運用性
スタンドアロンのTSAM Plusマネージャの場合:
Oracle TSAM Plus 12c リリース2 (12.1.3)マネージャは、Oracle TSAM Agent 12.1.1.1, 11.1.1.2および11.1.1.1.0と完全な相互運用性があります。
Oracle TSAM Plus 12c リリース2 (12.1.3)マネージャは、Oracle TSAM 1.1/10gR3エージェントをモニターできます。
Oracle TSAM Plus 12c リリース2 (12.1.3)マネージャは、パフォーマンスおよびOracle TSAM 1.1/10gR3エージェントによって収集されたアラートをレポートできます。
Oracle TSAM Plus 12c リリース2 (12.1.3)マネージャは、Oracle TSAM 1.1/10gR3エージェントによって収集されるOracle Tuxedoノードのステータス(ドメイン、マシン、グループ、サーバーおよびサービス)はモニターできません。
Oracle TSAM Plus 12c リリース2 (12.1.3)コンソールを使用して定義されたポリシーおよびアラートの定義は、Oracle TSAM 1.1/10gR3エージェントのノードでは機能しません。Oracle TSAM Plus 12c リリース2 (12.1.3)エージェントは、MPおよびドメイン・モードでOracle TSAM 1.1/10gR3エージェントと動作します。
Oracle TSAM Plus 12.1.3コンソールでOracle TSAM 1.1/10gR3エージェントのポリシーは定義できません。TMMONITOR
環境変数またはtmadmin chmo
コマンドを使用して、Oracle TSAM 1.1/10gR3エージェントに準拠したポリシーを定義してください。
Enterprise Manager for Oracle Tuxedoの場合:
TSAM Plus 12.1.3 JMXエージェントのみで使用できます。
Enterprise Manager for Oracle Tuxedoでサポートされるバージョン
Enterprise Manager for Oracle Tuxedo 12.1.0.3.0では、次の製品バージョンのモニタリングをサポートします。
Oracle Tuxedo 12c リリース2 (12.1.3)
Oracle SALT 12c リリース2 (12.1.3)
Oracle TMA 12c リリース2 (12.1.3)
Oracle Tuxedo Application Runtime 12c リリース2 (12.1.3)
既知の問題
次の項では、Oracle TSAM Plus 12c リリース2 (12.1.3)の既知の問題について説明します。問題の説明と、必要な場合は回避策または解決策を提示しています。
各問題点の一覧はBug ID順に示しています。Bug ID番号は、個々の問題をトラッキングしやすくするためのものです。
問題点: TSAMコンソールのページを閲覧中に、エラー・メッセージ「
データ・ストリーミング中に不明なエラーが発生しました。システム管理者に連絡して、サーバー側のログを調べてください。
」を受け取り、サーバー側のログで例外「
java.lang.NoClassDefFoundError: sun/awt/X11GraphicsEnvironment
」または「
java.lang.InternalError: Can't connect to X11 window server using 'hostname:1.0' as the value of the $DISPLAY variable.
」が見つかる場合があります。
回避策: この問題は、無効な
$DISPLAY
環境変数値の設定により発生する場合があります。以下のいずれかを実行します。
Tomcatの場合は-Djava.awt.headless=true to JAVA_OPTS
またはWeblogicの場合はJAVA_OPTIONS
を追加、または
xclock
を実行して$DISPLAY
が有効かどうか確認します。xclock
が正常に実行され、$DISPLAY
環境変数の値の設定が適切である以外の場合は、有効な$DISPLAY
環境変数の値を設定します。
問題点: Tuxedoシステムのターゲットまたは追加の環境変数を必要とするユーザー・サーバーを、Enterprise Managerターゲット・ホームページから起動すると失敗します。
回避策: UBBCONFIG
ファイルにあるサーバーの
ENVFILE
ファイルの環境変数を追加で定義します。
問題点: OMSおよびOracle Databaseを実行しているマシンのタイム・ゾーンが異なる場合は、ART JESメトリックをモニターできません。
回避策: 同じタイム・ゾーンを使用し、OMSおよびデータベースを実行しているマシンのクロックを同期させます。
問題点: TSAM Plus 12.1.3インストーラに組み込まれているTomcatバージョンには、次のセキュリティ脆弱性があります。
CVE-2013-4286 CVE-2013-4322 CVE-2013-4590 CVE-2014-0033 CVE-2014-0075 CVE-2014-0095 CVE-2014-0096 CVE-2014-0099
回避策: TSAM Plus 12.1.3をインストールした後、Tomcatの組込みバージョンを7.0.42から7.0.54以降にアップグレードします。詳細は、
Apache Tomcatの公式Webサイト を参照してください。
関連項目