Oracle® Solaris Studio 12.4: コードアナライザチュートリアル

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更新: 2014 年 10 月
 
 

コードアナライザの概要

Oracle Solaris Studio コードアナライザは、Oracle Solaris 向けの C および C++ アプリケーションの開発者を支援するための統合ツールセットで、セキュア、堅牢、高品質なソフトウェアを作成できるように設計されています。Oracle Solaris Studio コンパイラ、discover (メモリーエラー検出ツール)、および uncover (コードカバレージツール) と連携します。

コードアナライザには 3 種類の分析があります。

  • コンパイルの一環としての静的コード検査

  • 動的メモリーアクセス検査

  • コードカバレージ分析

静的コード検査は、コード内の一般的なプログラミングエラーをコンパイル時に検出します。新しいコンパイラオプションは、Oracle Solaris Studio コンパイラの制御およびデータフロー分析フレームワークを活用して、アプリケーションのプログラミングおよびセキュリティー上の潜在的な欠陥を分析します。

コードアナライザは、discover で収集された動的メモリーデータを使用して、アプリケーションの実行時にメモリー関連のエラーを検出します。uncover で収集されたデータを使用して、コードカバレージを測定します。

個々の分析へのアクセスを提供するほかに、コードアナライザは静的コード検査と動的メモリーアクセス分析およびコードカバレージ分析を統合して、単独で機能するほかのエラー検出ツールでは検出できない多くの重要なエラーをアプリケーションで検出できます。